鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

令和4年に聴きたいSMAP

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先日仕事中「SMAP×SMAP」最終回のことをふと思い出していた。"世界に一つだけの花"でアップになった中居くんの手、幕が降りた後の5人の表情は、今でも鮮明に覚えている。以前書いたことがあるか覚えていないのだが、筆者はジャニーズで言うとV6・坂本くんと嵐・大野くんのファンで(最近はSnow Man・宮舘くんとなにわ男子・大橋くんにハマり中)、SMAP自体必死に追いかけていた訳ではなかったのだが、あの日の夜はベッドに入って涙が止まらなかった。どうにもならなかった虚しさ、大きな星を一つ失ったような気持ちで。

 

彼らはアイドルという枠を超えた存在で、名曲も数多くある。今回は最近筆者がよく聴いているSMAPの楽曲を5つピックアップした。先述の通り語れるほどのファンではないのだが、だからこそ響く曲を書き記しておきたい。

 

 

 

 

Dear WOMAN

資生堂TSUBAKI」のCMには当時誰もが目を奪われていたのではないだろうか。日本を代表する女性たちがそれぞれの美しさを放っていて、心躍る広告の一つだった。久々に見てみたら竹内結子さんが物凄く綺麗で目が潤む。

 

画一的な美ではなく「自分が自分らしく生きること」に価値を見出していて、つい人と比べてしまう考えから解放してくれる。2Aで中居くんが歌っている《どこかよそから借りてきた サイズの違うちぐはぐな ウツクシサをまとうだけなら寂しい》というフレーズが象徴的。自己肯定感高まる一曲。

 

曲を通して「君」一人に語りかけているというのも好きなポイント。WOMANも単数形なのでね。

 

《WELCOME ようこそ日本へ》って東京オリンピックの開会式で歌って欲しかったな、という気持ちはほんの少しだけある。こういう大きな国際イベントで彼らのことを思い出せるというのもまた幸せなこと。

 

それにしても慎吾ちゃんは本当にサビ前職人だなあと思う。"ダイナマイト"は何度聴いてもあまりの色気に衝撃を受ける。

 

 

シャレオツ

当初は若干トンチキソングみを感じなくもなかったのだが、曲調がとにかく好き。「シャレオツ」とか「オサレ」とかワード自体に時代を感じるけど、キムタクが歌ってるだけで令和でもめちゃくちゃかっこよく聴こえてくる不思議。

 

この曲は「独身貴族」という草彅くん(我が家の人間は筆者含め彼のことをチョナンカンと呼ぶ)主演ドラマの主題歌だったのだが、雰囲気吾郎ちゃんにめちゃくちゃ合ってるなあと当時から思っていた。

 

仕事中《だって嘘はついてないでしょ 全然問題ないって本当に問題ない》って脳内で歌うとストレスが減るというライフハック、おすすめ。

 

少し話が逸れるが、"シャレオツ"との両A面シングルでクリープハイプ尾崎世界観さんが作詞作曲を手掛けた"ハロー"もめちゃくちゃいい曲なので是非聴いてほしい。

 

 

SHAKE

FNSと言えば"SHAKE"というくらいお祭りのイメージが強い。テレビが充実していたのはSMAPみたいなアーティストがいたからというのも一つあると思う。

 

イントロのわざとらしいくらいのステップを見て思い出したことがある。うたばんに嵐が出た時に"A・RA・SHI"のサビをスタジオで踊ったのだが、中居くんがその時「スカしてんじゃねーよ!」みたいな感じで、スキップとかもっと大袈裟にやれと指示していた。

当時はバラエティーだと思って観ていたけど、ああやってがむしゃらにやるのって案外慣れてきた頃こそ大切なのかもしれない。

 

SMAPのダンスって全然揃ってないし揃える気もなさそうだったけど、スターが5人揃ったらそんなことどうでもいいんだと何度も思わされた。

 

 

This is love

筆者の大好きなバンドLOVE PSYCHEDELICOが作詞作曲を務めた楽曲。マイケル・ジャクソンの"Black Or White"にインスパイアされている。中居くんはMJを尊敬しているイメージが強いのでそのあたりも関係しているのかなと。テレビで何度かNAOKIさんと共演したのも嬉しかったな。

 

BPM落としたらKUMIちゃんが歌っているのが容易に想像できるくらいとてもデリコ的な楽曲なのに、SMAPが歌うとSMAPの曲になるの凄いな。

慎吾ちゃんと草彅くんのラップも良。縦読みが話題になったのも記憶に新しい。

 

 

Joy!!

触れようか悩んだけどやはり好きな曲なので。

赤い公園というバンドのギター・津野米咲さんが提供した楽曲。

FNSうたの夏まつりで赤いドレスを着てギターを弾く米咲ちゃん。そこにキムタクが寄ってきて歌っていて、まるで「彼女がこの曲を作ってくれたんだよ」と紹介してくれているようだった。実際カメラに長く抜かれたので話題になっていた。

 

米咲ちゃんの才能は同業者にも幅広く認められているけれど、その凄さが国民的に認められた瞬間だった。

作った本人はもうこの世にいないし歌ってくれたグループも解散してしまったけど、長く色んな人の心に残る本当に素敵な曲だ。

 

そしてCDの形態によっては"掌の世界"という曲が収録されている。凛として時雨のTKさんが楽曲提供を担当した。昨年リリースされた彼のベストアルバム「egomaniac feedback」にて筆者の大好きなバンド・UNISON SQUARE GARDENのギターボーカル斎藤宏介さんをゲストに迎えセルフカバーしている。こちらも機会があれば是非。

 

 

 

《番外編1》Wonderful Life

解散してから自覚したことだがSMAPの中だと吾郎ちゃんが好きで、彼のソロ名義の一つ・&Gでリリースしたこの曲のCDもちゃっかり持っている。

ピアノとストリングスに重なる吾郎ちゃんの歌声が優しくて、喧騒の中でも前向きになれる曲。CDにインストバージョンも入っていたのでそれ含め聴くのが好きだった。当時小学生だったので2Bの歌詞は少し難しかったけれど、音ハメが気持ちよくてよく歌っていた。今聴いても凄くいいなと思うので、この時代にこそたくさん聴かれてほしい。

 

《番外編2》星のファンファーレ

やっと公式貼れた

 

何でもっと再生回数伸びないのかといつも思っている。新しい地図SEKAI NO OWARINakajinさんが提供した楽曲。《待ってたって奇跡はドアを叩かない こっちから迎えに行かなくちゃ》っていい歌詞だしほんとそうだなと思う。Bメロの歌詞も好き。慎吾ちゃんのサビ前職人がここでも輝きを放っている。

今もSMAPが続いているような感覚は、3人だけでなくそれぞれの活動を通じて感じる。

 

 

 

終わりに

たった5曲でも凄さがわかる。

嵐のファンとして見ると、嵐は様々な金字塔を打ち立てていて本当に凄いのだけど、やはり圧倒的スター性というとSMAPだなと思う。うたばんで大野くんを前に引っ張り出してくれたのも中居くんだった。

 

安易に再結成してほしいとは言えないが、中居くんの言う「1%から99%」に期待感も持ちつつ、今は楽曲の素晴らしさや彼らの偉大さを噛み締めていきたい。

 

 

 

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