鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019 Day3に行ってきた

f:id:xxkanakoxx:20190811112214j:image

8/10(土)、茨城県・国営ひたち海浜公園で行われたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に参加してまいりました。

 

なんとロッキン20周年。おめでとうございます!今年は8/3,4,10,11,12の5日間開催。2週末にまたぐスタイルはもう5,6年くらい続いてますよね...なかなかタフですね。運営さんお疲れ様です。

 

今回は準備から帰宅まで「2019年わたしのロッキン」を書いていきたいと思います。長くなりますが飛ばし飛ばし読んでいただければ幸いです。

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812152416j:image

7月上旬。

f:id:xxkanakoxx:20190812141829j:image

どーん。

 

ここ何回かチケットが箱に入って届くようになったけど、個人的にはこの箱なくても全然構わない。中にはチケットの他にガイドブック、日焼け止め、マスキングテープ。

ガイドブックは良いけど他のものはなあ...これで値段が釣り上がってるなら全部排除して安くしてくれた方が本当にありがたい。ちなみに今年は1日券で¥14,000。まあいろんな面で快適なフェスだからその料金と思えばもちろん払いますけども...(安くしすぎないことで層を保ってるというのはあるかもしれない)

 

チケットは入場時交換でリストバンドへ。

f:id:xxkanakoxx:20190812155302j:image

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812152444j:image

どうしてもクロークを使いたくなかったので今回は超身軽スタイル。

f:id:xxkanakoxx:20190812110921j:image

エストポーチを斜めがけ。中にはICカード、お財布、汗ふきシートと日焼け止め()、塩タブレット()、リップティントを入れました。お財布の中身はシャトルバス代770円と500円玉&100円玉数枚、特急券無くしても帰れるだけのお札。カードはほとんど家に置いていって軽量化。

手首に色々付けると汗かきそうだったからラババンと時計はバッグにつけました。

aurora arkのリストバンド。タオル留め。

aurora arkのTシャツ。今日は多数派に染まりたかった。BUMPがフェスに出る度にそのTシャツ着用率の高さに言及する人が多すぎてそろそろ飽きたよ

ニゾン武道館タオル。お祝い感出してみた。フェスのタオルは大きいに越したことはないです(汗ふき・日除け)。逆にライブハウスだとマフラータオルが重宝しますね。今回は間を取りました。

プログラム15thのバケットハット。メッシュ加工ありがたや。ユニゾンファンアピ。

Zeppのペットボトルホルダー。麦茶をここに1本付けて、もう1本はの中へ。

汗ふきシート&日焼け止め。汗を拭いては日焼け止めを塗るの繰り返し。おかげで全然焼けませんでした。日焼け止めはANESSAが最強。

f:id:xxkanakoxx:20190812160618j:image

最近敏感肌用が登場しました。元々ANESSAはそんなに痒くならなかったけど、敏感肌用でもSPFPAも全く変わらないので今年はこっちを使用。

タブレット。コンビニで売ってるやつ。麦茶×塩タブが最強。

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812161252j:image

夏フェスで初めて長袖のエアリズム(上)を着用しました。

エアリズムUVカットUネックT(8分袖)

サラッとしてて着心地軽いのにUVカットまでしてくれる優秀な1枚。汗もそんなに気にならなかったから吸収して気化してくれてたのかな...暑さだけでなく日差し・紫外線に弱い方は野外フェス用にオススメです。

 

ちなみに下もエアリズム履きました。

エアリズムソフトレギンス

これだったかな...上はハーフパンツでもショーパンでもなんでも合うと思います。快適。

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812152509j:image

チケット取ったらすぐ交通手段を確保。ロッキンの鉄則。車で行く方は駐車場券さえあれば良いのでしょうが、我々公共交通機関組はスピード勝負ですから。

わたしは毎年特急ひたち・ときわで勝田駅まで向かいますが、指定席は早い者勝ちですので絶対に取った方が良いです。人気のある時間から埋まっていきます。

帰りの時間はもう予想ガチャなのですが、それでも確保しておいた方がいいです。もちろん間に合うのがベストなのですが、乗り遅れてしまっても次の特急に乗れます(その場合は座席未指定券扱いになりますので立って帰ることになります)。

特急は各席にコンセントついてますので必要な方は充電ケーブル持参で。

 

 

勝田駅に着いたらシャトルバスへ。毎年あまり朝早く行かないのでそこまで並ばないのですが、運営さんの手際の良さが本当にすごいなと。茨城交通さんもありがとうございます。

 

片道400円、往復770円。ここは現金のみ。

帰りもシャトルバス並んでる間に買えるんだけど(このシステム素晴らしいよね、安心して列に並べる)、順当に往復券購入。

f:id:xxkanakoxx:20190812152530j:image

往復だとこれが2枚貰えます

 

今回は行きも帰りも座れてラッキーでした。

 

下車すると目の前には夢の国の入口が!

f:id:xxkanakoxx:20190812180112j:image

到着。

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812152612j:image

f:id:xxkanakoxx:20190812180541j:image

ビビンバとレモンサワー


f:id:xxkanakoxx:20190812180532j:image

焼肉冷麺。辛いものばっかりだ


f:id:xxkanakoxx:20190812180545j:image

定番のハム焼き。あとビール。

 

 


f:id:xxkanakoxx:20190812152608j:image

電子マネー使えるの本当に楽だし、チャージした分を超えることがないので利用額の管理も出来ますね。シャトルバスとかグッズ売り場は仕方ないのかなと思いつつ、全面電子マネー使用可だと更に嬉しいなという気持ちもあります。

先程あげたフードの中ではハム焼きだけ現金のみでした。

 

 


f:id:xxkanakoxx:20190812152625j:image

ゴミ箱を探さなくてもすぐ目に付くところに置いてあるの、ディズニーランドみたいですね。しかもどのゴミ箱も溢れてるなんてことは無く、さすがの気配り。

アクト待機中もスタッフさんが「足元のゴミ回収します」と周回してくれていました。確かに前方で長時間待機している人たちの中には空になったペットボトルを(故意でもそうでなくても)つい落としてしまうという人もいるでしょうから、そういう人にもありがたい試みですね。参加者で手分けして清掃しているようで気持ちが良かったです。

回収に来てくれたお兄さんも「ありがとうございます」と笑顔で対応してくれてとても嬉しい気持ちになりました。ゴミ貰ってくれてこちらこそありがとうございますなのに。

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812152847j:image

以前㈱ロッキング・オンの採用説明会に興味本位で参加した際に、「フェスにおいてメインではないお手洗いや屋台の待機列で時間を割いてはならない」ということをおっしゃっていて感動した記憶があります。これを実現出来ているフェスは本当に少ないと思います。

今回トイレで1度も並ぶことがありませんでした。個数の多さはあらゆる野外イベントが見習うべき。

雨が降らなかったこともありますが、夕方入っても綺麗。女性用和式トイレには小さい鏡もついてる。手洗い場にも鏡がある。洋式トイレもあった!すごい。

あらゆるストレスを積極的に排除しようという気概が伝わってきました。

 

 


f:id:xxkanakoxx:20190812152628j:image

やっと本題。

今回はUNISON SQUARE GARDENBUMP OF CHICKENをメインのお目当てとしていたので、ほとんどの時間をGRASS AREAで過ごしました。以下見たアーティストとそのセットリスト。ユニゾンとBUMPだけ感想後述。

 

キュウソネコカミ

GRASS STAGE 11:45〜

セットリスト
01.ビビった
02.メンヘラちゃん
03.ファントムヴァイブレーション
04.KENKO不KENKO
05.ギリ昭和
06.冷めない夢
07.推しのいる生活
08.DQNなりたい、40代で死にたい
09.ハッピーポンコツ
10.The band
11.Welcome to 西宮

 

KANA-BOON

GRASS STAGE 13:00〜

セットリスト
01.ないものねだり
02.なんでもねだり
03.ネリネ
04.彷徨う日々とファンファーレ
05.盛者必衰の理、お断り
06.シルエット
07.フルドライブ
08.バトンロード
09.まっさら

 

クリープハイプ

GRASS STAGE 14:15〜

セットリスト
01.HE IS MINE
02.鬼
03.おばけでいいからはやくきて
04.火まつり
05.週刊誌
06.ラブホテル
07.イト
08.栞
09.
イノチミジカシコイセヨオトメ
10.憂、燦々

 

UNISON SQUARE GARDEN

GRASS STAGE 15:30〜

セットリスト
01.Cheap Cheap Endroll
02.プログラムcontinued (15th style)
03.オリオンをなぞる
04.君の瞳に恋してない
05.instant EGOIST
06.オトノバ中間試験
07.10% roll, 10% romance
08.BUSTER DICE MISERY
09.天国と地獄
10.シュガーソングとビターステップ

 

あいみょん

GRASS STAGE 16:45〜

セットリスト
01.愛を伝えたいだとか
02.君はロックを聴かない
03.ふたりの世界
04.今夜このまま
05.恋をしたから
06.生きていたんだよな
07.真夏の夜の匂いがする
08.貴方解剖純愛歌 〜死ね〜
09.マリーゴールド

 

BUMP OF CHICKEN

GRASS STAGE 18:05〜

セットリスト
01(SE).aurora arc
02.Aurora
03.虹を待つ人
04.天体観測
05.月虹
06.車輪の唄
07.記念撮影
08.話がしたいよ
09.リボン
10.望遠のマーチ
11.ray
12.新世界
13.流れ星の正体
en1.カルマ
en2.ガラスのブルース

 

 


f:id:xxkanakoxx:20190812152605j:image

GRASS STAGE初登場のUNISON SQUARE GARDEN。昨年はLAKE STAGEでの出演であり、「本人たちがGRASS出演を断っているのではないか」「主催者側が裏を埋められるのは彼らしかいないと考えているのでは?」「"LAKEの番人"を引き継いでしまうのでは」等、様々な憶測が飛び交っていた。

答えは2019年にあった。

UNISON SQUARE GARDENは結成15周年を迎え、先月27日には大阪・舞洲にて大きな野外ワンマンライブを行った。昨年ロッキンへの出演を打診された際にその計画は既にあったはずだ。感動は順序を間違えるとすべて消えてなくなる。

舞洲のライブとGRASS STAGEでのアクトは少しタイプが違うけれど、大きな野外会場でライブをするという点では共通している。

舞洲を成功させてからGRASS STAGEへ。

主催者側がそう提案したのか本人たちからの申し出かわからないけれど、これで昨年のLAKEに説明がついた。ファンとしても悲願のGRASS STAGE進出です。

 

アクトはといえば関東版プログラム15thみたいなお祝いムードと多幸感がありましたね。宏介さんと貴雄さんは舞洲の衣装まんまでした。

"Cheap Cheap Endroll"で《君がもっと嫌いになっていく》と放った直後に"プログラムcontinued(15th style)"で《今日ぐらいは祝ってくれないかな》ってもうずるい。おめでとう。

"BUSTER DICE MISERY"の前のセッションは去年のロッキンのアレを思い出しました。オタク向けの伏線回収かしら。

GRASS STAGEで"オトノバ中間試験"や"君の瞳に恋してない"を聴ける日が来るとは。感無量でした。そして"シュガーソングとビターステップ"で大団円。

 

GRASS STAGEでも3人の演奏だけで6万人を湧かせた。これってめちゃくちゃ凄くないですか。テレビ局の皆さんにはわからないかもしれないけれど、我々はあの日あの場所で確かにロックバンドの凄さを目撃しました。GRASSであんなに喋らずに勝負できるアーティストがどれだけいることか。

MCの少なさだけがかっこよさに繋がる訳では無いけれど、あれができるのは演奏の実力があるからなんですよね。本当にかっこいいロックバンド。誇らしいです。

 

今年出演するフェスの選び方も最高。台風で一時中断したナンバーショットと中止になったワイバンのリベンジ、そして20周年のロッキン。祝い年にふさわしいチョイス。

 

余計なものを剥ぎ取って、身一つで勝負する箱庭ロックバンドの更なる飛躍に期待しています。

 

 


f:id:xxkanakoxx:20190812152615j:image

もはや大トリ以外の場所に入れられたら違和感しか感じない、国民的へなちょこ4人組。

 

aurora ark@ひたちなか?って思うくらいアルバム「aurora arc」づくしでしたね。まだツアー行ってないけどあの最初の映像ツアーのやつじゃないの?笑

そういえば2016年もBFLYをガンガン持ち込んでた記憶がありますね。オフィシャルにツアーネタバレを食らった気がするオブチキン。もちろん許すオブチキン。

 

藤原さんこれ着てた

ご本人としては「40歳ってまじ面白えな」という感覚なんですかね。好きです。

 

"Aurora"の歌い出しでもう号泣してた。バンドの方針やあり方に疑問を持とうとも彼らの楽曲だけは一生愛せる自信があります。

"月虹"と"話がしたいよ"のライブ映え度がすごくて最高。

 

藤原さんあざとすぎていろんな記憶飛んだ。

"記念撮影"の《一本のコーラを挟んで座った》の「挟んで」のところ、裏ピースみたいにしてから指を閉じてまして、その指の動きがあまりに綺麗すぎてスローモーションかと思いました。

"新世界"はもう罪。《宇宙ごと抱きしめるよ》で両肩抱きしめる基央。花道でこっち寄ってくる基央。GRASSにバキューンする基央。無理。妖精か。

 

あれだけの大きなバンドになって取り巻く環境が肥大していっても、根底にある部分は何も変わっていないんだなと再確認したアクトでした。

BUMP OF CHICKENのファンを辞めてしまった人や、BUMP OF CHICKENを何となくしか知らない人にも感動を与えていたのが印象的でした。彼らが強く美しいロックバンドである証拠です。

 

BUMPさん対バンツアーやってくれないかな。

 

 

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812191602j:image

快適さと運営の手際の良さはどこにも負けない素晴らしいフェスだと思います。今後もこの面では突っ走っていってほしいです。

 

近年アイドルがロッキンのステージに台頭してきて、このフェスは単なるロックフェスではなく多様性のあるフェスにどんどん進化してきています。エンターテインメントの要素が大きくなり、より幅広い層を取り込んでいるのは斬新で面白い改革であると考えています。

しかし一方で、「実力がありながらも知名度の低いベテランロックバンド」の立ち位置が軽視されているようにも感じました。ロッキング・オンは誌面においてもイベントにおいてもハイライト映像の抽出においても知名度を重視しているところがあると言わざるを得ません。主催者側がSTAGE間の優劣みたいなものを認めた今、その意図もよりはっきり見えてくるように思います。

「大きいところでやれるアーティストが勝ち」みたいな空気。もちろんGRASSを目指すのは商業として大切なことだし、ファンとしてもあの広さを人が埋めつくした中で好きなアーティストのアクトを見るのは夢でもあると思います。

ただ、アーティストに求められるのは集客力だけじゃない。コアなファンから長年愛されているロックバンドだとか、自主レーベルを立ち上げて鬼のようなライブ本数をこなすアーティストにもっと目を向けるべきだと個人的には思いました。

 

ロッキンはRO JACKのように若手に対してたくさん門戸を開いているのだから、日本のロックを牽引してきた熟練バンドにも敬愛の念を込めた編成にしてほしいなと感じています。

 

20年以降もどんどん変革を起こして欲しいフェスです。来年はオリンピックもあって3日間開催とのこと。楽しみにしています!

 

 

f:id:xxkanakoxx:20190812192333j:image

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。