鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@川口リリア

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もう724から1ヶ月以上経ったのですね。皆さま健やかにお過ごしでしょうか。

 

筆者は先日堂島孝平さんのニューアルバム「FIT」を手に入れたのですが、収録されている"NO MORE 涙"という楽曲を斎藤宏介さんになんとかカバーしてもらえないかと画策しているうちに8月も最終日となりました。

UNICITY Vol.2を開催していただくのが良策な気がしてきました…

 

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行く前にドリフェスの看板を撮影。

 

 

ツアー序盤を観て、各地をまわって育ったライブをまた観るのがとても好きなので、どんな変化が生まれているだろうかととても楽しみにしてきました。

 

 

さて、筆の赴くままに、感想。

 

※以下ツアーネタバレ含みます。スクロールの際はお気を付けください。

 

 

 

 

 

初・川口リリア。というか川口に降り立つのが初めてだと思う。都心からのアクセス良く、会場自体も駅直結で行きやすい。駅前は大宮と府中混ぜた感じ(特に東口)。

 

 

ほとんど定刻開演だったはず。今日は2階最前、若干上手側。

 

幕の向こうに御三方登場。引きで見た方がシルエットがよりわかる。

 

 

1ヶ月経ってまたセトリを忘れてしまった筆者でも、1曲目が"harmonized finale"であることは鮮明に覚えている。斎藤さんのアクトは個人的にギター6:歌4くらいで見ている体感があるけど、今ツアーのこの曲は歌に対する感情の入れ方が凄くて毎回圧倒される。幕があって声に集中しやすいというのもあるかも。

 


「ようこそ!」で"箱庭ロック・ショー"のイントロが鳴って幕が上がる瞬間に高揚感が一気に込み上げてくる。ここが私の、アナザースカイ。

ライブだとBPM上がる印象あるけど、序盤に置いてるからなのかそこまで急いでない印象があって、余裕も感じられた。

 


"世界はファンシー"。Aメロの歌い方がいつも同じじゃないので、出たとこ勝負なのか計算されたものなのか興味がある。というかこの情報量でディテールまでこだわれるの怖すぎでは?田淵さんの言う「できちゃう部類」なの、わかるけどわからない。

 


そしてここで"シャンデリア・ワルツ"が投下されるのをすっかり忘れていた。Aメロは貴雄ちゃんの左手のリズムを一番強く感じていることに気付いたのは割と最近かもしれない。

 


「どうぞ最後までよろしくお願いします!」"CAPACITY超える"。曲前のちょっとしたセッション、曲を壊さない上手い繋ぎ方と長さでいつも感心する。

赤と青の照明だなとは思っていたものの、2Fで見てようやく赤・青・白の菱形の集合体で万華鏡みたいな照明の存在を知った。色んな角度で見ると新たな気付きが多い。

 


"Silent Libre Mirage"でも同じ構造の万華鏡みたいな照明があって、赤が緑に変わってた。前曲のねっとり感から急に爽やか全振りなの、高低差ありすぎて心地よい。

 


"Own Civilization(nano-mile met)"。Bメロがメロディラインから外れてちょっとラップっぽくなるのが好きだし、その直後のフレーズでコーラス入れる田淵さんの倦怠感ある歌い方が良い。

《または罠に落ちた君の仕業》でWA WAって同じ音が続くけど、はっきりというか区切って歌ってるところにこだわりを感じる。

 


《We're OK.》で"ラディアルナイトチェイサー"始まるの、あまりにも耳触りが良すぎる。イントロのベースの渋さとギターのメロの良さが際立つ。

サビ前とか落ちサビとか、ドラムが全体的に超絶技巧すぎる。なんで凄さモリモリなのに涼しい顔してるんですか…

 


拍手が鳴りきらないうちに"fake town baby"始まるのも最高。4ヶ所からスモークが炊かれるんだけど、左前のスモークが噴射する角度と田淵さんの右足の角度が綺麗に平行に見えて、偶然にしても美!となった。

この曲の間奏だったと思うんだけど、黄緑の線が定規弾いた時みたいな揺れ方してて、喧喧囂囂の表し方の癖強いなと思った。

 


"5分後のスターダスト"。バラード枠なのかもしれないけどドラム結構ガンガンなの良い。7月は季節的な観点で聴いてなかったけど、今日はしっかり秋の訪れを感じた。《5分後のシーン》のシの歌い方(発声の仕方?)が斎藤さんと田淵さん微妙に違うな、って最近気になってるところ。

 


"弥生町ロンリープラネット"。《あんまり近づきすぎたら どうしたって惹かれ合ってしまう》の声質がなんか丸くていい歌詞だな〜と改めて思った。春が来るけど春は来ないことを理解してきた客。1本目はどうしても反応できなかったな。

 

 

斎藤さんと貴雄ちゃんのセッション。実質オンドラムスタカオスズキ。照明がピンク→紫→青→緑→赤→光の色(オレンジっぽい)で、最初田淵さんは下手側で立って見てたけど、紫に変わるちょっと前くらいにドラム台に腰掛けてた。

貴雄ちゃんはマイクスタンド叩いたりスティック置いて手で叩いたりフリーダム。なんか某ツアーのボンゴと、それを捧げる2人の姿が思い出されましたね…

セッションから"ワールドワイド・スーパーガール"。田淵さんやっぱりサビは手だけアクション控えめ。他のムーブのテンションは変わらないので、可愛さも十分に主張してほしい。

 

 

"ナノサイズスカイウォーク"。上から見ると明らかに観客の動きが他の曲と違っていて、田淵さんが「みんなが知らない曲やるの気持ちいい」みたいなこと仰ってたけどこれのことか!と。やっぱり配信で表題曲だけ聴く時代なのかな。抗っていこうね。

間奏のギターソロ直前、《ナノサイズスカイスカ》くらいまで歌って急いで前に出てきてた。あのアレンジ良かった。

 


"サンポサキマイライフ"。アーティストの中には全曲タイトルコールしてから弾き出す人もいるけど、この定点的な使い方がグッとくるんですよね。間奏の貴雄ちゃんは手数多いのに満面の笑みで叩いてて、ドラム観音爆誕してた。

 


"オリオンをなぞる"の貴雄ちゃんに後光が差してるような演出、ちょっと横にずれるとドラム台の後ろでミラーボールが光を放っているのが見えて(それも綺麗なんだけど)あれは真ん中で見て最大効力を発揮するものなんだなと改めて感じた。どこから見てもあの感動が出るともっと凄い。

2Aだったと思うけど田淵さんがくるくる回りながら上手側に来てた。

 


"kaleido proud fiesta"でバックにUNISON SQUARE GARDENの文字が出てくるってわかってるのに感動しちゃうね。間違いなく世界で一番好きな18文字の単語だよね。

ツアーのおかげでリリース時の疎外感みたいなものはもう無くて、かと言って仲間に入れたみたいな感覚ではなく、自分の身体に直接沁みたような体感がある。

そういえばこの曲と最後の曲だったかな…自信ないのですが床が草間彌生になっててちょっとびっくりした。

 


拍手の中から聞こえて来る"to the CIDER ROAD"のイントロがズルなんだよなあ。一生3人で音鳴らしていて欲しいというクソデカ感情に包まれてしまう。最後のオーイェーはフライングが心配でソワソワする(いつぞやの)。

 

 

本編ラスト、"10% roll, 10% romance"。裏拍派なんだけど全部裏じゃなくてやっぱりドラムに委ねてる感が強い。筆者のリズムは貴雄ちゃんが司っていると言っても過言ではない。

何回も言ってるけど本編のすっきりした終わり方が美しい。

 

 

 

アンコールではまず田淵さん、斎藤さんが登場。少し遅れて貴雄ちゃんが登場して"Cheap Cheap Endroll"。このゴリラ曲にトライしようと思った山中さわおさん、やっぱり思考が飛び抜けている。

フェスやイベントでよくあったアンコールCCE弾き逃げみたいなのめっちゃ好きだったなあ。

 


"シュガーソングとビターステップ"。ライブで通算するとかなりの数聴いてると思うけど、混沌の中にある幸の概念がまさにUNISON SQUARE GARDENそのもので、バンドにインク付けて判を押したみたいな曲だなと再確認できた。みんなが無条件に踊れるのいいなあと思う。

Aメロのベースが好きな話たくさんしてきたけど、上手側で動きすぎなくらい動いてもベースラインブレないの凄いなと感動した。

 


"場違いハミングバード"で一日を締めくくろうとするの、何度考えても正気の沙汰じゃない。仕事してきて夜ライブ見て、体力もだいぶ消費したなと思っても音が鳴ったらやっぱり踊っちゃうんですよ。

リリアの音響が良くて、舌打ちの輪郭がくっきり聴こえた。

 

 

 

724で一度ファイナルを迎えた感覚があったので、第2章のような気持ちでライブを見ることができました。気付かなかっただけなのかマイナーチェンジなのかわからないけど、自分の体感に変化があるのが複数回行く楽しさだなと感じています。そしてそれを出来るのはやっぱりずっとライブしてくれてるからなんですよね…欲を言えば月3回くらい行きたいし、どうしようもない日常を救ってほしい(勝手に救われてるだけですけども)。

 

 

まだもう少し先ですがアンコールのようなツアーも発表されてわくわくしています。今年も残り少なくなってきましたが、なるべく多く彼らのライブを見たいなと欲を出しつつある9月です。

 

 

 

8/31 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2022「kaleido proud fiesta」@川口リリア セットリスト

1.harmonized finale
2.箱庭ロック・ショー
3.世界はファンシー
4.シャンデリア・ワルツ
5.CAPACITY超える
6.Silent Libre Mirage
7.Own Civilization(nano-mile met)
8.ラディアルナイトチェイサー
9.fake town baby
10.5分後のスターダスト
11.弥生町ロンリープラネット
12.ワールドワイド・スーパーガール
13.ナノサイズスカイウォーク
14.サンポサキマイライフ
15.オリオンをなぞる
16.kaleido proud fiesta
17.to the CIDER ROAD
18.10% roll, 10% romance

en1.Cheap Cheap Endroll
en2.シュガーソングとビターステップ
en3.場違いハミングバード

 

 

 

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