鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

UNISON SQUARE GARDEN - TOUR 2021-2022「Patrick Vegee」@高崎芸術劇場

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年が明けて約3週間、「2022」という響きにも慣れて来た頃でしょうか。

 

個人的ライブ初めはやはりUNISON SQUARE GARDEN、ということで群馬県高崎市「高崎芸術劇場」に行ってまいりました。

 

 

昨年のPatrick Vegeeレポはこちらから↓

 

 

さてこちらの高崎芸術劇場、筆者となかなか縁がなく、毎回ちょうどタイミング悪く予定が入って足を運ぶことが出来ておりませんでした。そしてなんと今回も資格試験とブッキング...!

 

 

しかしどうしても行きたい筆者、資格試験の受験地コードを「高崎」にし、どちらも諦めずに済むことを思い付いてしまいました。

 

 

UNISON SQUARE GARDENチームより早い高崎入り。

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遠征を暫くしていなかったので「えきねっと」の画面見ただけで感極まってしまいました。

 

 

さて試験の話はこのあたりで。本日の会場・高崎芸術劇場ですが、高崎駅東口から真っ直ぐ歩道橋がのびていて、文字通りの「直結」でした。いつも西口に用があったので、こんなに綺麗に整備されていたのは知りませんでした。

 

歩道橋降りて下から見ると立川駅前さながらの雰囲気。

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10分ほど歩くと見えてくる芸術劇場。

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外観がすごく綺麗なのですが、写真に収まりきらないサイズ感。

 

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Charさんのポスター発見!

 

 

そういえばちょっと余談なんですが、群馬県の人々はSuicaか現金払いの人が多いんですかね...?筆者はICのメインカードがPASMOなので、JRが強い土地(東日本)は決済手段としてもSuicaが強めなんだな〜と何となく思いました。最近都内から出る機会があまりなく、こういう特徴とか発見するのわくわくしてしまって...すみません。

 

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念願の「はらっぱ」で腹ごしらえして、いざライブへ!

 

 

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今回FC先行で1F20列前後のお席だったのですが、めちゃくちゃ見やすい...!本日も座席は全て使用。

 

定刻でフォールーラーの長谷川さんからアナウンス。こういう世の中になってから若林さん以外の方のアナウンス聴くの初めてだったことに気付いて驚きました。そもそも以前はアナウンスなんてなかったですね。

 

 

前回の参加から時間が経っていたのでセトリも曖昧な記憶で臨めたのがむしろ良かったかもしれません。

"Simple Simple Anecdote"のアカペラからこの会場の響きの良さを思い知りました。もちろん斎藤さん自身のお声の強さもあるんですが、すごく綺麗に響き渡る会場だなと。

 

斎藤さんの「ようこそ!」から"Hatch I need"。イントロのベースたまらんですね。年内よりBPMやや早めになっていたような...?

Bメロの治安の悪さは健在。《漸う白くなりける次第に》のところ、書くならば絶対「YO!YO!」でした。


"マーメイドスキャンダラス"への入りのタイミングだけはアルバムを踏襲しているなと感じました。順番を強く意識した「Patrick Vegee」の中でもここは特にポイントですからね...

いつもよりサビのベースが濃く感じました。あと毎回思うけれど2Bのドラムの刻みが天才。


"Invisible Sensation"、斎藤さんの感情の入れ方が凄かったです。この曲に限らずだけれど、そもそも難易度が高く情報量の多いユニゾンの楽曲に感情をのせて歌いこなすって、本当に斎藤宏介さんにしか出来ない域に来ているのでは...?

 

斎藤「改めましてUNISON SQUARE GARDENですこんばんは〜」

(ロング拍手)

斎藤「作文20枚くらいの想いが皆さん一人一人から刺さってくるみたい笑。いや〜ありがたいことですね。

2022年になって、このPatrick Vegeeというアルバムは2020年にリリースしたのでちょっと時間経っちゃったんですけど、その間皆さんがじっくり聴き込んでくれたものを今日はぶっ壊していきたいと思います!」

 

アルバムについて話すMCの直後に"フライデイノベルス"持ってくるセトリ、何回体験しても笑ってしまう。意図的なんでしょうか。何回体験してもシリーズで言うと、サビの田淵さんの首コテコテは永遠にキュート。《たたた大変だってふためいた》の斎藤さんの歌い方、「た」と「だ」のアクセントが強くて良きです。

 

"カラクリカルカレ"、やっぱり本編だとイントロで一番興奮する曲かもしれません。この曲は貴雄ちゃんのドラムさばきばかり見てしまいます。頭振り乱しながらも正確に刻んでいく様が芸術的で...めちゃくちゃかっこいい〜〜〜!


"Nihil Pip Viper"。「新っ曲!」の掛け声すらツアー終盤になると心地よい違和感になりますね。お二人の《make me hazy この際》のコーラス聴いているとずっと声出し無しでいいと思ってしまいます。

このツアーもライブ音源が出るだろうと思うので本当に楽しみです。これからもたまにはタイアップなしシングル出してほしいな...なかなか難しいかもしれませんが。


"Dizzy Trickster"。MODE MOOD MODEツアーの時のことを思い出してたんですが、この曲セッションが付いてたんですよね。今回は音源通りイントロから入るのでより心にずしっと来るというか、あの時を思い出せ!って蹴り入れられてるみたいでだいぶ感傷的になってしまいました。

 

"摂食ビジランテ"。毎回書いてるけどサビ前のメロディーの上げ方、続けてくれてありがとうでしかないです。あの歪みが今ツアーベストアレンジだと思います(個人的に)。

2番の斎藤さん×貴雄ちゃんのところもなかなか痺れました。

 

"夜が揺れている"は前の曲の照明が赤ベースだったところから一気に青っぽくなるのが好きです。貴雄ちゃんの気迫毎回凄すぎる。自分がもしドラムをやっていてユニゾンをカバーするとなっても絶対この曲は選ばないですね。あれは無理です。本当に現代のサムライドラマーですわ...


"夏影テールライト"、podcastでafoc佐々木さんが仰っていたようにスリーピースではコーラスすら楽器になることを示した楽曲だと思うのですが、それに斎藤さんの抑揚も乗って本当にバンドとしての強さをより強く感じています。リリース当初は儚さが好きだったけれど、最近は自分の中でこのロックバンドの実力を認識する楽曲になってきました。


"オーケストラを観にいこう"、これも何度も言いますけど本当にズルですよね。落ちサビで田淵さんが下手寄りうろうろしてたんですが、そのときのシルエットが本当に素敵で。直後のジャーンは相変わらず斎藤さんとシンクロ。


"Phantom Joke"のビッグシルエット、曲の雰囲気とも合っていて「圧倒的」の象徴って感じで毎回鳥肌立ちます。物語がゴミになrダーダッダダが一生好きです。あと今ツアーのアウトロ、三銃士感あって最高。

 

ドラムソロ、貴雄ちゃんが最初調整してるっぽく見せて(本当に調整してた?)、ピンスポ当たったら徐々にソロに入ってく感じが良かったです。ここ数年のドラムソロって斎藤さんの振りがあって始まっていたので、やっぱりぬるっと入っていくスタイルは未だに新鮮かも。ドラマーにかける言葉じゃないかもしれないけれど、立ってる貴雄ちゃんの色気がえぐい。

 

セッションからのランダムキメ打ち、今回1が多くてハイスキルの照明さんすらついていけてない部分がありました。あれ合わせるのめちゃくちゃ緊張するだろうなあ。

 

貴雄ちゃんのカウントから"世界はファンシー"。なんであの言葉量に感情乗せられるんですか??Aメロの手の動きがうるさいのも一興。


"スロウカーヴは打てない (that made me crazy)"。イントロの乗り方斎藤さん(裏)と田淵さん(表)真逆だったなあ。この曲以外でもたまにあの現象起こるけどシンプルにギタリストとベーシストの違いなんですかね。イントロに限って言えば筆者は斎藤さんの拍の取り方と被ることが多い気がします。

間奏のギターアレンジ、毎回楽しそう。


セトリ忘れてて「最近フェス行けてないし"天国と地獄"聴きたいな〜」なんて呑気に考えてたら入ってた!!!大変失礼しました。田淵さんついに間奏足上げしてなくてめちゃくちゃ寂しかったので早めの復活希望します...


"シュガーソングとビターステップ"。Aメロの歌い方いつもよりラッパー感あって好きでした。

間奏でなぜかアコースティックライブのあれを思い出してしまって、脳内で「チュクチュクチュク」「ンマ〜〜〜」「ア〜〜〜⤴︎」って鳴ってて辛かった。あれ必ず生で見たいのでよろしくお願いします。


本編ラストの"101回目のプロローグ"。斎藤さんアカペラ、最初と最後のフレーズ以外マイク通さなくなったのいつからですか?!?!?びっくりしちゃったし芸術劇場の響きが良すぎるし、何より斎藤さんの綺麗な歌声がダイレクトに耳に入ってきてさすがに涙目でしたね。最近マスク越しにしか人の声を聴いていないので、余計に直の歌声が響いてきたのもあったかもしれません。

ツアーで曲が育つというのはこういうことなんだろうな、という完成度。複数公演行きたいのはやはりこれがあるからというのも理由の一つです。

 

 

一度はけてアンコールへ。

斎藤「今回のツアー、全20公演だっけ?」

(田淵さんゆっくり首傾げる)

斎藤「笑。久々に長いツアーを回らせてもらってて。で今回一応セミファイナルということで...セミってね、こう裏返ってるときに突然ミィィィィィン!ってなるじゃないですか。あれセミファイナルって最初に名前つけた人天才だと思う。...どうしても言いたかった笑。

最近またコロナの感染者も増えててライブに行きにくくなってるけど、こうやって我々がライブ続けられるのはやっぱりルール守ってやってるからだと思います。皆さんがちゃんとマスクして、声出さないようにして...そういうことの積み重ねでこれからもライブが続いていくと思うので。4月にめちゃくちゃかっこいい新曲も出るし、新曲他にも沢山作ってるので、楽しみにしていてください。今日はありがとうございました。

じゃアンコール、セミみたいにおっきな声で歌いまぁす!」

 

セミのような大きな声で"crazy birthday"。なんか今日の斎藤さんはラッパーみが強かったな。2Aのドラムの打ち込みがめちゃくちゃ攻めてて良かったです。


これだけは来るのわかってるのに喜びを止められない"オトノバ中間試験"。間奏のアレンジでちょっと不安になってる自分がいて笑ってしまいました。あの部分、貴雄ちゃんにはドカドカ叩いていてほしい。

サビ前のパターンの違いをこれからも愛していくぞ〜!筆者はラスサビ前が1番お気に入りです。


"春が来てぼくら"。全ズルを詰め込んたラスト。本当にいい曲ですよね...特に書くことはないです。各々の心の中で大切に受け止める何かがあったはず。

 

 

いろんな意見があることをよく理解しているからこそ、誰かを否定するのではなく自分たちのやっていること(ライブをすること)を肯定しながら進んでいくロックバンド。今年も彼らの足取りを陰ながら応援していきたいと思います。

 

 

また雲行きが怪しくなってきた世の中で、御三方やスタッフの皆さんが健康でツアー完走してくれることを心から願っています。明後日はいよいよファイナル。

 

 

1/23 UNISON SQUARE GARDEN - TOUR 2021-2022「Patrick Vegee」@高崎芸術劇場

1.Simple Simple Anecdote
2.Hatch I need
3.マーメイドスキャンダラス
4.Invisible Sensation

5.フライデイノベルス
6.カラクリカルカレ
7.Nihil Pip Viper
8.Dizzy Trickster

9.摂食ビジランテ
10.夜が揺れている
11.夏影テールライト
12.オーケストラを観にいこう
13.Phantom Joke

14.ドラムソロ~セッション
15.世界はファンシー
16.スロウカーヴは打てない (that made me crazy)
17.天国と地獄
18.シュガーソングとビターステップ
19.101回目のプロローグ

en1.crazy birthday
en2.オトノバ中間試験
en3.春が来てぼくら

 

 

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