鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

Suchmos F.C.L.S.

※この記事はSuchmosの2Tracks CD「F.C.L.S.」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

先月末Mr.Childrenのワンマンへ足を運んだのだが、そこで桜井さんがハンドマイクで歌い始めたときのことである。

普段ワンマンを観ていて他のアーティストに思いを馳せることはあまりないが、このときばかりは自分に驚いた。

 

YONCEを思い出した。

 

両者に敬意を表したいので先に言っておくが、動きや音楽が似ているわけではないし、似せてほしいわけでもない。

マイクしか持っていないという状況で、音楽を全身で表現する。簡単なようだができるボーカリストは少ない。

自分自身のYONCEに対する期待と、彼のポテンシャルの高さを噛み締める。

 

 

そんな中、新譜リリースとなった。

「F.C.L.S.」。先日ソニーミュージックエンタテインメント内に発足したばかりのレーベル「FIRST CHOICE LAST STANCE」に所属して1枚目。

 

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相変わらずシンプルさがお洒落。

 

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タワレコのポップ(渋谷店)とステッカー。

 

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TSUTAYA渋谷店。

 

 

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CDは銀盤が好き。SuchmosのCDは本当にシンプルでずっと眺めたくなる。

 

 

余談だが、このリリースに合わせて原宿・渋谷がSuchmosだらけ。

 

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公式ツイートがあった原宿。

 

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山手線渋谷駅ホーム。思わずにやける。

 

この他にもあらゆるCDショップのロゴに隠れていたり、原宿駅の広告ジャックしたりと派手なプロモーション。気合入ってるなあ。

代官山の蔦屋書店でもCD持参でTシャツかバッグにロゴをステンシルしてくれるとかなんとか。時間があればぜひ訪れたい。無地の白Tシャツとか持っていけばいいかな。UNIQLOいこ。

 

 

あまり掘り下げるつもりもないですが、早速CDの感想を少しだけ。大切なことはすべて音楽が教えてくれますからね。

 

 

1.WIPER

あれ!歌詞がYONCEらしくない!と思ったら見事にヒット。HSUさんでした。語感重視。

前回のツアー「THE KIDS」でセットリストに組まれており、VIVA LA ROCKでは大宮アルディージャ戦、新加入選手を紹介します」といって披露されたホープ

イントロからかっこいい。緊張感を纏ったロックにYONCEの艶やかなる歌声が絡み合ってディープな1曲に仕上がっている。

一聴目、YONCEの声色がいつもと違うなって思ったけどそれだけじゃない。本当に上手くなってる。ツアーを通して6人の演奏力が上がっていることは素人耳でもよくわかったが、今回も震えた。このボーカル、どこまでわたしたちを驚かせてくれるのか。

 《じゃれ合いな都会がなんだ》

根底にあるものは変わらない。

 

 

2.OVERSTAND

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こちらの作詞はYONCE。メッセージ性強い。歌詞もそうだけど、YONCEの語りかけるような、訴えかけるような歌い方も印象的。

穏やかなR&Bでありながら彼らの作り続けるブラックミュージック的なグルーヴは顕在。

泥臭いけど心にぐっと来るものがある。Suchmosには懐かしさを求める人や新規性を見出す人、関連やルーツを掘り出す人など様々だが、この曲はオールド感の醸し出し方が強いので強いて言うなら「懐かしい」なのかもしれない。

Suchmos、こっちにも振れるんだ。テイストという意味でも、演奏面でも。

 

 

 

そしてわたしは3曲目ににやけが止まりません。気になる方はぜひCDを買ってね。

 

ツアーも発表された。CDにはシリアルが封入されている。

彼らの地元がないのは正直驚いたが、キャパの問題かな。ファイナルが豊洲PITなのがとても嬉しい。チケット取れるといいな。

 

 

 

TOUR FIRST CHOICE LAST STANCE

■10月7日(土) 札幌 Zepp Sapporo

■10月13日(金) 広島BLUE LIVE 広島

■10月15日(日) 福岡DRUM LOGOS

■10月16日(月) 福岡DRUM LOGOS

■10月21日(土) 仙台GIGS

■10月28日(土) 名古屋 Zepp Nagoya

■11月4日(土) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月5日(日) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月10日(金) 東京 Zepp Tokyo

■11月11日(土) 東京 Zepp Tokyo

■11月19日(日) 東京 豊洲PIT

 

 

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フジフレンドパーク2017 Zepp DiverCity TOKYO(6/30)

※この記事はフジファブリックの対バンツアー「フジフレンドパーク2017」のツアーネタバレを含みます。行かれる方は念のため回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

内容に入る前に書いておきたいことがありますが、飛ばしていただいても構いません。
文章を書くことに関しては素人ですが、このブログにも一応著作権があるので盗用・丸パクリはお控えください。文章を引っ張りたい場合は引用でお願い致します。

書く形式を真似ていただくのは非常に光栄ですが、明らかなコピペはお互い恥ずかしいのでオリジナルでがんばりましょう。

わたしもブログを書く際は細心の注意を払っておりますが、お気づきの点ございましたらお知らせください。

 

 

 

 

2017年上半期最終日の6/30。昨日の東京ドームから場所を移し、Zepp DiverCity TOKYOへ向かう。

 

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フジファブリックの2マンツアー「フジフレンドパーク2017」。今年で4年目の開催。

アー写更新されてない!!って思ったけど、シングルリリースかツアー開始まではゆるす

 

先日のPerfumeは個人的に意外や意外という感じはあったものの、UNISON SQUARE GARDENは絶対来るだろうなと思っていたので嬉しい。SMAの先輩後輩での対バン。

 

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 Zepp DCは本当にいい箱。音もいいし電波も入るしどこからでもステージが見やすい。およそ2500名のキャパシティでこんなにわくわくするライブハウスもなかなかない。

開演前SEにX JAPANの"紅"がかかっていて妙な違和感すら覚えたが、温度差が心地よくてなんとも不思議な感覚だった。

 

 

 

まずはUNISON SQUARE GARDENのアクトから。

 

19:03、暗転。青色の光と共にいつものSE。

鈴木→田淵→斎藤の順で登場。田淵の白Tシャツが新鮮。袖が長めでかわいい。ギターボーカルはステージ中央で右手を高く上げて一礼。誇らしげな表情が印象的。

 

 

01.サイレンインザスパ

対バンでもキレのある幕開け。

でもなんだか「目で殺す」みたいな恐怖感よりも激しさによる楽しさの方が勝ってたな、今日は。フジファブリックのファンの方が「やばい」「すごい」って口々に言ってて思わずドヤ顔。

テンプレート的なヘイ未遂。知らなかった人と知ってて引っかかってしまった人と引っかからなくてドヤ顔してる人と無関心な人が混在してて一瞬のプチカオス。嫌いじゃない。

この曲のギター大好きだし、間奏のギター弾きながらつま先上がる宏介さんも良かった。

 


02.ワールドワイド・スーパーガール

この流れは胸が高鳴る。

Bメロ3人のまあ楽しそうなことよ。いい顔してる。宏介さんと田淵さんのリズムの取り方が違うから2人を交互に見るのが好き。

サビ田淵、いつも通り耳上でぴょこぴょこ左手動かしてたけど、いつもよりかっこつけてた感。もっと全力で可愛くやってくれよ!だるそうにぴょこぴょこするのもよかったけど!

貴雄ちゃんが奇声がデフォになりすぎてる。初めて聴いた人絶対びっくりする。

 


03.オリオンをなぞる

イントロからもう嬉しい。

Aメロのクラップ少なかったな。クラップが悪だとは全く思わないんですけど、波及していくクラップが好きじゃないんですよね。意志のなさが露呈している気がして。周りに合わせなくたって、叩こうが地蔵になろうが好きなようにやればいいじゃない。

貴雄ちゃんが自分の叩くリズムを口ずさむのが本当に好き。すごく幸せそうな表情するんだよね。

《立てないわけがないよ》の感情の入れ方最高すぎた。

いつもラストの《ココデオワルハズガナイノニ》、田淵さんはマイク前あたりでやや俯きながら口パクしたりしなかったりなんだけど、今日は下手側に出てきてた。ちょうど目が合ってしまってわたしも口パクしてたから勘違いしちゃう。あんまり目が合ったとか言うのどうかなと思った時期もあったけど、勘違いして幸せな気持ちになれるならそれでいいじゃない。

音楽を通じてのみ空間を共有できるこの感じ。最高。

 

 

斎藤「こんばんは、UNISON SQUARE GARDENです!フジフレンドパーク、よろしくお願いします!」

 

 

04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

絶対やると思っていました。何曲か予想していたけどこの曲は確実に来ると思ってた。

昨年のゴーゴーの日以来?(RSR以来でした!Aさんコメントありがとうございます!)

田淵さんの横跳び好き。

《きっと誰かは忘れちゃってるかもしれないな》のフレーズ終わりの仕上げ方が色気をまとっていて最高。

アラレちゃん田淵も顕在。

《フロンティアーの真実》 の所のドラムのリズム取りが好きすぎて、ライブで改めて聴くと感動する。

 


05.蒙昧termination

CITS好きにもたまらん展開が用意されているところが素敵。これで後半ポップに振り切るのが計算されているように感じる。ユニゾンのファンはすぐ深読みするからね(田淵談)。セトリのレシピはいつまでも知らないままでいたい。

2番冒頭のマイクチェック最近凝ってる。

今日の田淵に言っといてあんまり殺気なかったな。自分で書いた歌詞に自分の名字が載ってても意に介さずベースべんべんしてるベーシスト好きだなあ。

《ご勝手に》の後の気怠げな表情最高じゃないですか。最高なんですよ。

 

 

06.天国と地獄

この枠は"場違い〜"が来ると思っていたから外した。

柴さんがYouTube説を提唱していて本当にその通りだなあと思っていたけれど、シングルカットすらされていないこの曲でボルテージを上げられるのは改めてすごいなあと思った。

もうこの話何回もしていて聞き飽きたとは思いますがon the drumsのたった一音、めちゃめちゃエロくないですか。すごく好きですあの余韻。

きついスタンディングのときに来るとつらいけど、今日は快適に見れたのでひたすらに楽しかった。

 

 

斎藤「改めまして、どうもUNISON SQUARE GARDENです。僕ら結構長くバンドやってて、もう13年くらいやってるんですけど、こうやってがっつり対バンさせていただくのは初めてなんですよ。もともと事務所の先輩と後輩なんだけど、僕らステージ上のフジファブリックさんしか知らないからこの対バンを機にどうにかして仲良くなりたいなって思ってたんだけど、ステージ上の皆さんしか知らないからビビり上がってて。そんなときにフジファブリックさんのネットラジオに呼ばれたの。この対バンの前にね。これは仲良くなるチャンスだと思って。でもなかなか突破口がなくて。考え付いた策が下ネタ笑。ここ(田淵と貴雄)は小学校の同級生なんだけど、田淵の家に置いてあったちょっとエッチな本を貴雄が持って帰っちゃった話とか。で結構盛り上がって打ち解けたと思ったの。でもうちの事務所優秀で。見事にOAには載ってませんでした。綺麗に全カット笑

でもそのおかげで、フジファブリックの皆さんと仲良くなれました。なんたって魂の交換を済ませたからね!笑

今日は最後までよろしくお願いします!」

 

 

07.Silent Libre Mirage

ツアー(ftH6)以外では初披露。速さといい明るさといい本当にライブ映えする。

歌い始め直前の「タタタタン タタタ」のリズムが大好き。

2番Aメロ後半がライブだと更にカオスで(特に貴雄ちゃん)本当に楽しい。やりたい放題なのにテクニカルなのがこのスリーピースバンドの強いところ。

近いうちに歌詞カード欲しいな。

 


08.アイラブニージュー(アウトロセッション)

去年のBIGMAMAとの対バン2日目以来...!およそ1年ぶりで泣ける。このタイミングでやってくれるとはなあ。

イントロの3人のドヤ顔よ。悔しいけど嬉しすぎるからゆるす

田淵さんが横向きでマイク拾うの可愛い。1サビ入り遅れてたけど。アンドレカンドレもファンタとコーラも可愛い。

アウトロセッションかっこよすぎた。ここからの"桜のあと〜"とか素晴らしすぎるわ。

 


09.桜のあと(all quartets lead to the?)

多幸感攻撃。ほとんどのセットリストに入っていると言っても過言ではないのに、来るとやっぱり嬉しい。

《君は自由なんだから》の田淵さんの表情が優しすぎて震えた。

Dr.Izzyファイナル公演からもう半年以上経つのにいまだに引きずってるからエモーショナル。

ここまでの圧倒的なポップネスとさわやかさを兼ね備えた後釜曲の誕生に期待。

 


10.シュガーソングとビターステップ

シュガー終わりってめちゃめちゃいいですよね。"Silent〜"からの超ド級無敵ポップラインがひたすらに幸せ。

ftH6のセットリストから外れたことでこの曲が更に好きになった。天邪鬼とかではなく、"シュガー"の存在の大きさを再認識したという感覚。

あともう耳にたこができるくらいお伝えしておりますがAメロのベースが本当に好き。UNISON SQUARE GARDENの楽曲の中ではダントツ。宏介さんの《超天変地異》のフリを目にする余裕もなくベースラインを追ってしまう。

 

 

 

そういえば今日バラードなかったな。

終わりたくなかった。ずっとあの幸せな空間にいたかった。

9/17まで彼らのライブが見られないなんてだいぶ耐えられない。最近ではもっとも長いブランクかも。

制作期間かなという淡い期待を寄せながら、ニューシングル"One roll, One romance"のリリースを楽しみに待ちたい。

 

 

 

 

約20分間の転換を経てフジファブリックのアクトへ。

個人的には今年2回目。前回観たのは中野サンプラザのツアーファイナル公演。

リアルタイムで聴き始めたのが5年ほど前なので志村さんのいた時代を知りません。いわば新参ですが感想をさくっと。

 

 

SEと共に3人とサポートドラマーのBOBOさんが登場。かとをさんのアンプの所に石川さんコラボの石川慎一置いてあって笑ってしまった。田淵さんにあれあげてよかとをさん。

 

 

01.夜明けのBEAT

志村さんの置き土産。サビの総くんキー、初めてライブで聴いたときは少し違和感もあったのだがいつの間にか慣れていたし結構お気に入りでもある。

1曲目にこれはテンション上がる。今もこの曲を歌い続けていることに感動もつのる。

 ジャジャッ ジャジャッ「イェーーーー!!」がすごく好き。

 


02.TAIFU

ライブで初めて聴きました。まさか聴けるとは思わなくてつい両手で口元を覆う。

この志村節炸裂の超ド変態曲(褒めてる)を今のフジファブリックが綺麗に踏襲したアクトだった。妙な中毒性はそのままで、総くんの色がくっきり出ていてすごく良い。

しかしこの曲も本当に変態的に天才的だな。かっこいい。ダイちゃんのキーボードのはね方は可愛い。

 


03.SUPER!!

一度聴くと耳からしばらく離れなくて本当に好き。個人的にはフジファブリックの中でも常時TOP5に入るくらい好き。

ギター金澤ダイスケのところで総くんと一緒にヘッドの上げ下げするの何回見ても可愛い。あんな可愛いおじさんいていいんかい。

一皮むけたフジファブリック流ウルトラポップに心踊る。

 


04.Sugar!!

これは嬉しい。

まだちゃんとフジファブリックのことを知らない頃、野球のハイライトで流れてきたこの曲にわくわくしたのは確かに覚えている。

ダイちゃんのキーボードのラインが印象的で高まる。

全力で走らなきゃ。

 


05.ブルー

アオハライド

フジファブリックのノスタルジーをきちんと受け継ぎながらもちゃんと地に足が着いている感じがあって泣けてくる。

Bメロが切なくて優しい...歌っている総くんの表情からも切なさがこみ上げる。

 


06.銀河

山内「今からここを地球で一番盛り上がってる場所に...いや違うな、"銀河"で一番盛り上がってる場所にしましょう!」

 

曲振りが総くんらしくて良かった。

初めて聴いたときの衝撃が今もなお消えない。こんなに少ない言葉と擬音だけでこんなにかっこいい音楽が作れるのかと。今聴いても鳥肌が立つ。

 本当に変態的なかっこよさなんだよね。フロアもめちゃめちゃ盛り上がってた。

 


07.徒然モノクローム

山内「次の曲は田淵くんがね、話の中で好きだって言ってくれてた曲で。リクエストじゃないんだけど、それを聞き逃さなかったのでやってみようと思います」

田淵さんは前に違う曲を挙げていた気がする(Monster?)ので意外だったけど嬉しい。

総くん、前は「ギター上手いなこの人」って思ってたけど、最近は見る度本当に歌が上手くなってる。素晴らしいギターボーカルだ。

《徒然しちゃう》のワクワク感が相変わらずすごい。

かとをさんのベースに必死に耳を傾けていたら当たり前だけど田淵さんのベースと全く音が違っていて、一口にベース・ベーシストと言っても様々だなあと。わたしはまだまだベースを語るに至らないな。

 


08.カンヌの休日

前回観たとき山田孝之が来てくれた回だったので総くんが1人で歌うバージョン初めて観た。贅沢。

初めて聴いた時テイストが好きすぎてiTunesで即購入した。

ダイちゃん本当に楽しそうにキーボード叩くなあ。

 


09.Surfer King

一歩ずれたらダサいだけになりそうなのに、変態的なセンスでここまでの名曲にさせている。ワードチョイスがシュール。

フフーフフーで許されるだけの力がある。本当に志村さん天才だなと思った曲のひとつ。

3人ともめちゃめちゃ楽しそうだったな。

 


10.虹

"虹"に限らないけれどダイちゃんがキーボードで拾うラインが好きすぎるんだよなあ。自分がピアノを長く続けているからというのもあるかもしれないが、痺れる。

 

 

颯爽と去っていく様も清々しい。

 


en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)

山内「ここでセッションをやってみたいと思います。えー、ユニゾンから、斎藤くんです!」
斎藤「お邪魔します!」
山内「いやいやどうもどうも。Tシャツ、お揃いですねえ」
斎藤「ほんとですね。いや、お似合いですよ
山内「いやいやお似合いですよ。あのねえ僕と斎藤くんが揃うとね、縁起がいいんですよ」
誰もわからない
山内「ギターの色がほら!赤と白で!紅白!」

2人でギター掲げる。かわいい

山内「いやあユニゾンよかったよ」
斎藤「ありがとうございます」
山内「なんでそんなよそよそしいの〜!なんか上から言ってるみたいじゃん〜!もっと『でしょ』とか言ってよ笑」
斎藤「...まあね」

頭の回転速い宏介さん最高

斎藤「いや君たちもなかなかよかったよ?」
山内「ありがとう笑」
斎藤「いや嘘ですよ笑...なんか漫談みたいですね笑」
山内「ギター漫談?」

金澤「ストラト漫談だね笑」

昨年のVIVA LA ROCKでの企画「VIVA LA ANTHEMS」で斎藤宏介がこの曲をカバーしたのは記憶に新しいが、ついにこの時が来た。

1番を歌う宏介さんはキーを少し高めにしていたが、間奏が終わったときにはあっという間に原キーに戻っており、総くんが2番を歌い出していた。転調がナチュラルすぎて驚く。あの部分だけもう一度聴きたい。

リリース時を知らないだけにあまり多くを語るのもはばかられるのだが、それを除いてもこの曲には心を鷲掴みにされる感覚がある。何年経っても色褪せない。

宏介さんの歌声でまた聴くことができて嬉しかった。彼も本当にすごいギターボーカルだ。

 


12.LIFE

イントロの本当に最初のあたりで総くんが一瞬ドヤ顔したのが良かった。この対バンの成功を確信したかのような満足げな笑み。

サビではわたしもすごくニコニコしながら手を振った。本当に楽しかった。

コーラスしながらフロア見渡していい顔するかとをさんとダイちゃんも最高。

間奏のギター聴くとやっぱり総くんギター上手いなって(原点回帰)。

穏やかなエンドロール。

 

 

タイミングが思い出せないMCの概要だけさっくりと。

 

♪フジフレンドパークの話

・バーサスじゃなくて仲良くやりましょう
・4年目だけど事務所の後輩とやるのは初

 

♪事務所の偉い人の話

・お互い中堅
・上が詰まってる(ユニコーン真心ブラザーズスカパラ)
・下も詰まってる(OKAMOTO'S、チャランポランタン)
・事務所の偉い人がたくさん見に来てるから盛り上がらないと今後活動しづらくなる

 

UNISON SQUARE GARDENとの話
・曲の毒っ気がすごくて親近感
ネットラジオの同じ話をして総くんの天然が炸裂「フジフレンドパーク、個人的に波乱の幕開けです」

 

♪ダイちゃんと貴雄ちゃんの話
・イベントで一緒になって2週間くらい毎日一緒にごはん行ってた
・ダイちゃん的には貴雄はバンドメンバーかつ推しメン
・総くんの「フレンドじゃん」というちょっとよくわからないツッコミ

 

♪かとをさんと田淵の話
・田淵に影響されていつもよりたくさん動いてたかとをさん
・総くんの視界に入ってくるかとをさん
・みんな気付いてないと思いきや意外に気付かれてたかとをさん

 

 

 

 

最高に楽しかった。満足感が尋常じゃない。

こんな素敵な対バンを観れて本当に良かった。フジファブリックもまた近いうちに観たい。最高の空間をありがとうございました。

 

 

ライブ最高、バンド万歳。

 

 

 

 

セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

01.サイレンインザスパ
02.ワールドワイド・スーパーガール
03.オリオンをなぞる
04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
05.蒙昧termination
06.天国と地獄
07.Silent Libre Mirage
08.アイラブニージュー(アウトロセッション)
09.桜のあと(all quartets lead to the?)
10.シュガーソングとビターステップ

 

フジファブリック

01.夜明けのBEAT
02.TAIFU
03.SUPER!!
04.Sugar!!
05.ブルー
06.銀河
07.徒然モノクローム
08.カンヌの休日
09.Surfer King
10.虹

en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)
12.LIFE

 

 

 

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Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 東京公演(6/29)

※この記事はMr.Childrenのツアー「Thanksgiving 25」のネタバレを含みます。これからライブに行かれる方は先入観なしで見てほしいので回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

国民的バンドが25歳になった。

25年ってすごいな。四半世紀。わたしよりも年上。

 

 

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25。お祝いに足を運んだ。

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このツアービジュアル、歴代の中でもかなり好き。溢れ出るMr.Children

個人的な話ですが、なんとMr.Childrenのライブを観るのが(イベント・対バン・フェスを含めて)今回が25回目でした。あとから数えてびっくり。

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東京ドーム公演1日目。F&M(Mr.ChildrenのFC)を抜けてからの方がチケットを確保出来ているという不思議。他にも理由はあるだろうけど。

 

 

11:00スタートの物販に15分遅れで並び始めたものの、進みが早く売り切れなしで1時間後にはゲット。ミスチルの物販はいつも円滑でありがたい。

 

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警備員さん同士が過去のミスチルライブについて語り合っていて、ああやっぱり国民的なアーティストだなあ、と。

 

辺り一面ツアーグッズを持った人で溢れかえっていて、軽くお祭り状態。

客の世代も幅広い。ここまで人間を見せつけられるファン層もなかなかない。

 

 

18:00開演。ドームだから押すかと思ったけどほぼ定刻でスタート。この規模を仕切るのって本当に大変だよなあ。スタッフの皆様本当におつかれさまです。

 

 

 

 

セットリストの話

01.CENTER OF UNIVERSE
02.箒星
03.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
04.youthful days
MC
05.GIFT
06.君が好き
MC
07.ヒカリノアトリエ
MC
08.CROSS ROAD
09.innocent world
10.Tomorrow never knows
MC
11.車の中でかくれてキスをしよう
VTR
12.思春期の夏~君との恋が今も牧場に~(Vo.ジェン)
13.抱きしめたい
14.Any
15.Making Songs
16.名もなき詩
17.1999年、夏、沖縄
18.こんな風にひどく蒸し暑い日
19.ランニングハイ
20.掌
21.ニシエヒガシエ
MC
22.himawari
23.足音 ~Be Strong
24.Printing
25.Dance Dance Dance
26.everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~
27.fanfare
28.エソラ

en.
29.overture
30.蘇生
MC
31.終わりなき旅

 

桜井さん曰く「焦らしたり抑えたりしていない、出し惜しみは一切ない」セットリストとのこと。言わずもがな。

 

26曲目の"跳べ"が変更になっていたのと、アンコールの"Marshmallow day"がカット。東京ドームの使用条件(時間等)によるものだと思う。

 

ミスチルの楽曲を31個も並べればどんな組み方だって「やばいセトリ」にはなりえるのだが、改めて見ると本当にえげつないセットリストだなあと思う。

緩急の付け方が本当に上手い。ミスチルのライブの好きなポイントの一つでもある。"思春期の夏"→"抱きしめたい"の自然な移ろいには戸惑ったが、それも一瞬で消えた。

あらゆる時代の楽曲がみごとに織り成す3時間半。初めて行く人もずっと応援している人も楽しさを見出せる。圧巻。

 

 

 

ぴったりの歌の話

桜井さんがMC度々口にした「この曲は外せない」「これは歌おうと決めていた」というような言葉。

ほとんどのMCで曲への想いを語っていた。"GIFT"は「欠かせない」と語り、"ヒカリノアトリエ"は8人のバンド名と朝ドラの話をし、"CROSS ROAD"は「初のドラマ主題歌」の嬉しさも相俟って「バンドの分岐点」と示唆し、"車の中でかくれてキスをしよう"は「デビュー前からずっと歌っている曲」と少しはにかみながら弾き語りを始め、ラストの"終わりなき旅"は「最後の最後はこの曲、と決めていた」と決意を話してくれた。

バンドの歴史を遡るにはあまりにぴったりすぎた。今回のセットリストに入った曲はもちろん、演奏されなかった曲にも各々のヒストリーが込められているが、それらの想いも載せてピックアウトしてくれたんだなあと強く伝わってくるアクトだった。

 

 

進化論の話

今回"進化論"はやってないです。紛らわしくてすみません。

桜井さんのMCにもあったように最近までホールツアーをしていたMr.Children。いつもよりも小さな空間で、はるかに少ないキャパシティで、シンプルな舞台で、最小限の演出で、ひとりひとりのお客さんと向き合って音を共有する。このツアーを経て彼らが得た感覚や音の繊細さが、ドームの規模になってもしっかり残っていたのが印象的だった。あんなベテランにこのようなことを今更言うのも失礼だが、4人が着実に進化しているのがわかるアクトだった。桜井さんの歌、まだ進化し続けていて本当に恐ろしい。ライブへ足を運ぶたび、その進化に心が震える。

 

 

過去と未来と交信する話

桜井さんの歌い方や、お辞儀や、「どうもありがとう」一つやMCから、わたしたちはいつまでMr.Childrenの音楽を聴いていられるのだろうと考えてしまった。

 

彼らは日本の音楽シーンの最前線にいることを常に自覚しているし、桜井さんがよく口にする「このバンドは売れると思っていた」「早く売れたかった」という言葉の数々からも自信が窺える。

そんなバンドだからこそ、昔から現在までずっと応援している人や早い時期に愛想をつかしてしまった人、最近興味を持って聴き始めた人など様々いることもわかっている。

 

 

桜井「10周年のときはインタビューとかで『10周年をむかえてどうですか?』って聞かれても『それは事務所とかレコード会社が盛り上げてるだけですから』みたいなこと言ってて、本当にそう思っていて、今僕たちの音楽を聴いてくれている人もいつかは離れていくんだって思ってた。でも25年経っても、これだけの人が聴いてくれている」

 

 

25年を経て、今この瞬間東京ドームに来てくれた人々への「どうもありがとう」。

 

ファンを囲う囲わないの規模ではなくなってきたビッグバンドだからこそ、ミスチルの音楽と向き合ってくれたすべての人々を大切にしたいという想いがひしひしと伝わってきた。

 

 

これからどうなっていくんだろう。名古屋で桜井さんが歌えなくなってしまった件を経て、尚一層このことを考える。

 

音楽はずっと残っていくけれど、それらを共有できる空間は永遠じゃない。心に刻まれた。一瞬一瞬を大切にしていこう。

 

 

時代とか社会とかの話

世間一般のミスチルイメージって"シーソーゲーム〜"、"しるし"、"くるみ"などで、ラブソングという認識なのかしら。昔から知ってる人はそうでもないのかな。いずれにせよもうファンフィルターかかってるからわからないけれど。

一素人の考えるMr.Childrenの魅力は時代とか社会とか家族といった具体的なものから感情のような抽象的なものまでひっくるめて扱うことで「人間」という存在そのものを浮かび上がらせる点にあると思っている。だから結構強烈なものもある。社会批判とか、自己嫌悪とか、性とか。

その肉々しいほどのリアルさが突き刺さってくる感覚がたまらない。

そこまでディープに問い詰めながらも「夢想家」というワードが出てきたときにはこれまた楽観的なようですごく現実的だなあと思った。

 

Mr.Childrenの楽曲を聴くと必ず考える。

「わたしとは?」

 

 

himawariの話

新曲披露。

映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌であるこの曲。

桜井さんはこう語った。

「激しいけど穏やかで、まっすぐだけどねじ曲がってて、美しいけど醜くもあって」

人間としてもこうありたいと思えるような対比。

月並みな感想だが楽曲をきちんと映画の主題歌として完璧に作り出すのが本当に上手いなあと思った。

フルを楽しみに待ちたい。

 

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水道橋駅方面へと歩いていたら向日葵が。曲と重なって思わず泣きそうになった。

 

 

泣いたり笑ったり不安定な想いの話

個人的なことだが、ここ数年Mr.Childrenのライブを観ると必ず泣く。

これは思い入れがある曲をやってくれたからだとか、過去のことを思い出してしまうからだと思っていたがどうやらそれだけではないらしい。

 

わたしは彼らの音楽に家族を重ねている。

もっというと「家族の中の自分」だ。

 

父が病気をした。今も完治はしていないがなんとか会社へも行けるようになった。

救急車で運ばれたと連絡があったとき、人がいつかは死ぬということ、生命は永遠じゃないということ、頭ではわかっていたつもりなのに急に現実として降ってきた。幸い命は救っていただいたものの、抱いた恐怖は依然癒えない。

 

その頃からすごく「家族の中の自分」を考えるようになった。家族仲はとても良い方だけれど、それを体現できる時間が限られていることも知った。

 

ミスチルの楽曲たちはそのどん底から救ってくれた。だからこそそのときの恐怖も蘇るし、これからの希望も見せてくれる。

人間たる自分を自分の中に取り戻してくれる。

 

 

Oh Rock me baby tonightの話


本編ラストの"エソラ"。POPSAURUS2012のトップバッターに君臨して会場のボルテージを120%に仕立てあげたのは記憶に新しい。個人的に「SUPERMARKET FANTASY」が好きというのもあるが、この曲の多幸感は本当にすごい。文字通り一瞬で人々を笑顔にする。
MV2サビの桜井さんのクネクネが好き。

「楽しんで、満足して帰ってほしい」という意気込みを後押しする締め方。本当に最高。

 

 

Thanksgivingの話

 

君とだから探せたよ

僕の方こそありがとう

 

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米津玄師 ピースサイン

※この記事は米津玄師さんの7枚目のシングル「ピースサイン」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

趣味には必ずきっかけがある。

わたしが音楽やスポーツ、映画を好きになったのは完全に父の影響だ。触れる機会がなかったら一生興味すら持たなかったかもしれない。

 

必ずしも趣味を持つ必要は無いし、なにかにどっぷりはまらなければいけないわけでもないけれど、様々なものに触れ合う機会は大切にしたいと思う。そこから自分の人生が大きく変わるかもしれないから。

 

しかし趣味を持つ人に対して「なんでそんなにはまるのかわからない」と攻撃する人は結構多い。

そんなのわかるわけないだろう、人によって違うのだから。自分は自分の好きなことをしていればいいし、誰かの「好き」を否定している暇なんてないはずだ。たまにそんな暇人もいるけれど。

 

 

前置きが長くなった。

6/21、米津玄師7枚目のシングル「ピースサイン」がリリースとなる。

本日フラゲしてきた。

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ピース盤。先着特典でステッカーもついてきた。

 

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ピースリング。かわいい

 

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タワーレコード渋谷店。1階のエントランス中央に展開されていて嬉しい。

 

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3階の展開がこちら。

タワレコのポップは本当に毎回愛がこもっていて素敵です。

 

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CDのデザインが好き。銀盤は本当に最高。

 

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アニメのOPクレジットが収録されたDVDはこちら。同じデザインで青地。

 

 

"ピースサイン"はテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のOPに起用された。その表題曲も含めてざっくりと感想を。

 

 

01.ピースサイン

 

歌詞カードに驚いた。歌詞カードというよりもピースサイン。ひたすらにピースサイン

疾走感のあるイントロから始まるアッパーチューン。

Aメロでの タン タン タン タン タタン タン タタン タンのクラップはライブでもやるのかしら。ライブ映えしそうな曲がまた一つ増えたという印象。

 

「子供の頃の自分と対話しながら作った」と語る米津さん。マンガ・アニメが好きだった頃の米津少年に語りかけながら、時に貶されながら書いたというこの曲には「子供」の普遍的な感情へ訴えかける要素が詰め込まれている。時代が変わろうとも、響く部分はきっと共通しているのだろう。

 

米津さんは冒頭の《いつか僕らの上をスレスレに 通り過ぎていったあの飛行機を 不思議なくらいに憶えてる 意味もないのになぜか》という部分が一番最初に思いついたという。実体験と「ヒロアカ」との共通点を探しているときのことだったそう。

インタビューでは「果たしてこの曲は『ヒーローアカデミア』に相応しいものにできているか」と考える時間が長かった」と語っているが、相応しいどころか普遍性もあり、より幅の広い楽曲になったのでは。彼の中でもきっと手応えのある作品になったことであろう。アニメのOPとしても最高の役割を果たしている。

 

さらば掲げろピースサイン 転がっていくストーリーを

 

 

02.Neighbourhood

キャスで"カントリー・ロード"を歌っているときの米津さんを彷彿とさせるような1曲。

"ピースサイン"はマンガ・アニメが好きだった自分との対話を通して作られたが、"Neighbourhood"はより生活に根差した自分と話しながら作ったとのこと。みんなが思わず目を背けたくなるようなつらかった過去の出来事やくすぶっていた感情を抽出し、現在の米津さんと対比させながら形にしていった曲。

 

自分のことしか歌えないと語る米津さん。藤原基央(BUMP OF CHICKEN)もそんなことを言っていたが、彼らにしか歌えないことを歌うからこそリスナーはその中に共感を生み出せるのだろうと思う。こちら目線になったつもりで語りかけられたって突っぱねたくなる人も多いだろう。自分のことを歌うだけで、そこに共鳴する声や心はたくさんある。本人の真っ直ぐな姿の素敵さゆえでもあるけれど。

 

 

03.ゆめくいしょうじょ

 

2010年にハチ名義で発表したボーカロイド楽曲"沙上の夢喰い少女"のセルフカバーである。

"パンダヒーロー"や"ドーナツホール"など、ボカロ曲のセルフカバーはライブで何度もやっているが、こういった形での音源リリースは初めて。

 

聴いて驚いた。ゆったりとしたアレンジ。ボカロ曲に詳しくないから偉そうなことは言えないが、ボカロ曲の原型がほとんどない。

以前はハチ曲と米津曲を分けたいと考えていた米津さん。ボカロに歌わせる曲に自分で歌う必要性をまったく感じていなかったと語っていた。それからいろいろな曲に対して試行錯誤を重ねていくうちに、少しずつ自分の声を許せるようになってきたという。

 

今回のシングルとは別に、「マジカルミライ2017」のテーマソング"砂の惑星"をハチ名義で発表した。このときの気持ちを彼はナタリーのインタビューで次のように語っている。

 

米津「初音ミクを使って楽曲を作ったのは7年ぶりだったんですが、そのときに印象深い出来事がありました。自分自身と初音ミクの声にちょっと距離ができてたんですよね。それはたぶん、自分の声に慣れ過ぎたからだと思うんですよね。さっき『自分の声が好きではなかった』と言いましたが、『自分で歌う』って決めてからは自分の声との格闘だったんです。活動を続けていく中で少しずつ自分の声が許せるようになってきたんですが、そうすると不思議なことに、ボカロの声があまりよいと思えなくなって。それはつまり、自分とボカロの間に距離ができたからだと思うんです。今回"砂の惑星"という曲を作るにあたっては、その距離感に対応する必要があったし、そのためにかなり長い時間を要したんですよ。すごく悩みましたけど、ちょうどいい落としどころを見つけられたと思ってます」

 

ハチ⇔米津玄師のシフトはすごく勇気のいることだったと思うが、彼はこの2つの曲でその壁を乗り越えたことが証明されたのではないか。

米津さんは「自分とボカロの間に距離ができたから」と表現したが(彼の中ではそれが正解なのかもしれないが)、米津玄師という1人のアーティストとして、歌い手としての成長の証でもあると思う。彼自身も間違いなく、自分の歌に手応えを掴み始めているのだろう。それに関してはリスナーの方が魅力に気付くのが早かったな。

「ハチ」と「米津玄師」という2つの人物を飼い慣らす、そのコントロールができるようになっている。自然な流れのようで、努力の末の突破。

 

 

 

 

米津玄師のシングルはカップリングも含めて収録曲すべてが異なる顔をしていて毎回驚く。今回も然りだ。引き出しの多さにたじろぐ。

 

 

 

このCDに最速先行のシリアルが封入されているが、11月からツアー「Fogbound」がスタートする。全指定席(一部公演注釈付指定席・後方立見席有)でのホール公演であることが本当に嬉しい。一番指定で見たいアーティストだった。豊洲PITももちろん大好きだけど。

20公演、どこかの公演を目撃できますように。

 

何よりも驚いたのがチケットボード経由の電子チケット制になったことだ。やっぱり転売多かったんだなあ。身分確認があるから定価でのお譲りもできなくなるのが難点だが、リセールシステムもあった気がする。もうちょっと充実させて欲しい気持ちもわかるけれどこれからに期待。

 

昨年Mr.Childrenのツアーでチケットボードを利用したが、なにしろ電子チケットの利用が初めてだったもので当初は「チケットを手元に残したいのになあ」などと文句を言っていた。しかし入場後にデザインチケットテイストの小さいリーフレットのようなものが用意されていてなるほどこういうアイデアもあるのかと思った記憶。

米津さんの絵が本当に好きだから、何かあるといいな。

 

 

音源を出す度に、ライブをする度に、彼の音楽にわくわくが止まらない。

才能が人間離れしている、人間らしさ溢れる26歳。これからも目が離せない。

 

 

 

米津玄師 2017 TOUR / Fogbound
2017年11月1日(水)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月2日(木)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月4日(土)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月5日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月8日(水)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月9日(木)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月18日(土)徳島県 鳴門市文化会館
2017年11月19日(日)愛媛県 松山市民会館
2017年11月23日(木・祝)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月24日(金)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月26日(日)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
2017年11月29日(水)新潟県 新潟県民会館
2017年12月1日(金)北海道 ニトリ文化ホール
2017年12月7日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
2017年12月9日(土)福島県 郡山市民文化センター 大ホール
2017年12月14日(木)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2017年12月16日(土)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月17日(日)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月23日(土・祝)岡山県 岡山市民会館
2017年12月24日(日)広島県 上野学園ホール

 

 

 

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Band T-shirts Museum

バンドグッズといえばタオル、ラバーバンド、リストバンド、ストラップ、缶バッジ、トートバッグなど様々ある。全部集めたい人もいれば全く興味の無い人もいる。

 

わたしは本当にバンドというものが好きで現在も様々なライブに足を運んでいるが、かつてはいくら好きなアーティストのグッズでもTシャツだけはその日だけの着用と決めていた。

 

言ってしまえばダサいと思っていた。

いや確実にダサかった。普段使いができない。それなら他の服を買った方がマシだなどとのたまっていた。

 

意識が一気に変わったのはUNISON SQUARE GARDENに出会ってからである。

Tシャツが可愛い。単純に欲しいと思った。

今もUNISON SQUARE GARDENのライブは所謂「フル装備」で行くし、彼らのグッズTシャツは普段着にもしている。

 

ここまで変えてくれたお洒落集団がLUCK'A Inc.である。数あるバンドのグッズデザイン企画・制作を行っている会社だ。UNISON SQUARE GARDENのグッズも、ドラムの鈴木貴雄さんと共に彼らが作ってくださっている。

 

LUCK'Aさんが10周年を迎えるにあたって、今まで彼らが生み出してきた素晴らしいTシャツたちを展示してくれる「Band T-shirt Museum」を開催するというので早速見てきた。

 

 

 

 

1件目に訪れたのは、原宿の少し奥まったところにあるLUCKAND -Gallery Cafe&Bar-というお店

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LUCK'Aさんがギャラリーとしても活用しているというカフェ&バーである。

展示を見に行く際はワンドリンク制であったが、フードも美味しそうだったのでまた訪れたい。

 

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店内。凛として時雨THE NOVEMBERSクリープハイプ、Kidori Kidori 、Mrs. GREEN APPLEUNISON SQUARE GARDENなどのTシャツがずらり。

 

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UNICITY Vol.1.5のパカ雄Tシャツも。田淵さんに引っ張られて栓抜き買ったけどギターとアルパカも可愛かったな。

 

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テイクフリーの冊子「BT MAGAZINE」も。詳しくは中を見てほしいが、バンドTシャツをもっとお洒落に着こなさなきゃなあと思った。着る側のセンスも問われる。

 

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アイスルイボスティー美味しかった。あと店員さんが可愛い。素敵な時間をありがとうございました。

 
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2件目はお馴染み恵比寿LIQUID ROOM

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UNICITY Vol.1のことは一生忘れませんね。いろんな意味で

 

この日BAND-MAIDの追加公演であったようで2階では物販の準備が進められていたが、そこを抜けて奥のギャラリースペース「KATA」へ。

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壁にはTシャツがずらり。スピッツRADWIMPS、Mrs.GREEN APPLEa flood of circleUNISON SQUARE GARDENなどに加え、LIVE HOLICをはじめとしたイベントTシャツも。

 

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サイン入り。

 

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ストレイテナー×androp。行きたかったやつ。

 

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割と最近のTシャツなのに懐かしさもある。

 

 

中央のスペースにはレコードのようにプレスされた歴代のTシャツがアーティストごとにどっさり置いてあった。撮影は出来なかったのであなたの目で見てきてほしい。とても懐かしいデザインがたくさん。

LIVE HOLICなど対バンのTシャツもあり、どんなライブだったか想像するだけでわくわく感が止まらない。

 

 

会場にあらゆるアーティストの曲も流れていて嬉しい。"mix juiceのいうとおり"を聴きながら見ることができたので余は満足。

 

 
このライブ、当時付き合ってた人と行ったなあ
これ行ってこのバンドにハマったんだよなあ
あの日のセトリ最強だった
あの曲はじめてあのライブで聴けたなあ
あのTシャツめっちゃ悩んでやめたのに!かわいい!

いろんなTシャツを見て想起される出来事がきっと人それぞれあることでしょう。

 

 

選ばれた30枚のTシャツから投票で1位を決める「BEST T-shirts Awards」なるものも開催されていたので、訪れた方々は清き一票を。

投票理由考えるの楽しかった。

余談だが、隣で投票用紙書いてた女子高生がわたしのことを書いてるツイートを後に発見してしまった。SNSってこわいね。

 

 

LUCK'Aさん、改めて素晴らしい展示をありがとうございました。これからも素敵なグッズ期待しております。

本当に素敵な会社。LUCK'Aさんでライブレポ書きたい人生だった。

 

 

1件目のお店で行われるという「LUCK'Aゆかりのアーティスト」によるスペシャルライブ...誰なのか気になる。

 

 

 

Band T-shirt Museum

第一会場:恵比寿LIQUID ROOM KATA

東京都渋谷区東3-16-6-2F

・バンドTシャツ1,000点展示
・会場限定<BEST T-shirts Awards>開催

2017.06.13(火)〜06.18(日)
OPEN 12:00 / CLOSE 21:00
※06.13(火)18:30 CLOSE
※06.18(日)19:00 CLOSE

入場無料

 

第二会場:LUCKAND -Gallery Cafe&Bar-

東京都渋谷区神宮前2-24-4-1F

・バンドTシャツ30点を展示

2017.06.13(火)〜06.24(土)
OPEN 11:30 / CLOSE 22:30(L.O. 22:00)
※月曜定休

入場無料・ワンオーダー制

 

オフィシャルサイト:http://luckast.com/btm/artist/

Instagram:http://instagram.com/band_t_shirts_museum

Twitter:BAND T-shirts Museum (@BT_Museum) on Twitter

 

 

LUCK'A inc.

オフィシャルサイト:株式会社 楽日 | LUCK'A Inc.

代表Instagram:http://instagram.com/halhisa_kato86

Twitter:株式会社 楽日 / LUCK'A Inc.(@luck_and)さん | Twitter

 

 

 

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ストリップ歌小屋 東京公演

※この記事はクリープハイプの自主企画「ストリップ歌小屋」のネタバレを含みます。既に行かれた方、あたたかい気持ちで読んでいただける方はぜひ。

 

 

 

 

6/8、Zepp Tokyo

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クリープハイプの自主企画、「ストリップ歌小屋」の初日公演が行われた。ゲストはUNISON SQUARE GARDEN

前日にも彼らは全く同じ場所で対バンをしているが、UNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY 6」の最終公演なので正確に言えば2daysではない。2daysだけど2daysではない。

レポを期待して読んでくださっている皆さまには申し訳ないのだが、いやもちろん簡易的には書くけれども、主に感じたことを書き連ねて行こうと思います。お付き合い願えれば。

惑わされると思ったのでTwitterを開かないうちに全部書きました。完全に主観です。

 

 

UNISON SQUARE GARDENセトリ全替えの話

文字の通りである。前日のセットリストと1曲もかぶっていなかった。定番曲さえも。

意地が見えるね。今日の方が緊張感あった。昨日はひたすら楽しい、かっこいいという感じ。いつもそうだけど。

 

 

UNISON SQUARE GARDENのアクトの話

見たこと思ったこと羅列。

*箱庭ロック・ショー

最高です。

おそらく君が真ん中な世界とかがジャッジャッジャッ←好き

最近宏介さんかまないね。

 

*シャンデリア・ワルツ

イントロの「UNISON SQUARE GARDENです!」がなかった。いいけど。

世界が始まる音がする田淵さんの表情かっこよすぎ。


*マジョリティ・リポート

×GRAPEVINEでもやったけど嬉しい。

イントロ田淵。

Aメロどうしても宏介さんのノリ方見ちゃう。

《ユニゾンスq...あー読めない》のとこ、なんか訛ってるみたいな言い方するの可愛い。はっきり発音するからそう聴こえるのかな。

マイノリティの出番もぜひ。


*流れ星を撃ち落せ

唇ツーマンぶり。

宏介さん巻き舌最高。

《ヒカル星 ミライ話 まにまに繰り広げ恭しい》の田淵さんの乗り方好きすぎる。


*場違いハミングバード

昨日入ってないセトリだったから絶妙だなあと思った。

安定のぶち上げ感。

どうしても裏で取りたい。

 

*オトノバ中間試験

ライブで見たのちょうど40回目。相変わらずの多幸感に痺れる。

制限タイム、DVD/Blu-rayのおかげでみんなできるようになってて少し悲しい(わがまま)。

好きすぎる。


*何かが変わりそう

イントロで天を仰ぐ田淵さん。

Dr.Izzyツアー思い出す。

コーラス綺麗だったなあ。


シュガーソングとビターステップ

おかえり!

イントロ入りの貴雄ちゃん、めっちゃいい顔してた。

Aメロ田淵が相変わらずちょこまかしてたけどちょっと奇妙さ軽減。

こんな日常を平和と見間違う斎藤宏介。


ガリレオのショーケース

カオス。

宏介さん、ギターソロで悦に入る。
田淵さん座る、ごろりん、V字開脚。ドラムセットの後ろを全力疾走。途中でマイク直しに来たスタッフさんがはけてから隣のスタッフさんと指さして爆笑してた。
貴雄ちゃん、目隠しプレイ。頭おかしいくらいえげつないドラム叩く(褒めてる)。手で叩いたりスティック急に出してきたり。

終わりに貴雄ちゃんと宏介さんが何か話す。宏介さん珍しく爆笑。

 

アナザーワールド

次に書きます。単純に上手かった。

 

 

 

アナザーワールドの話

書かないわけにはいかないね。

斎藤「クリープハイプとは昨日もここでやらせてもらってて2日連続なんですけど、昨日は僕らの自主企画、今日はクリープのイベントに呼んでもらうって形で。でね、クリープとの出会いってどこでも話した事なかったなって思って。東京に吉祥寺っていう街があるんですけどそこのイベントで出会って。そのイベントは僕ら以外にもたくさんのバンドが出てたんですけど、その時にクリープハイプを見てかっこいいなって思って。当時僕らぜんぜんお客さんいなくて、ライブ終わったあとスタッフもいなかったから物販とかも自分たちで手売りしてて。でそこの近くに尾崎さんもいて、声をかけにいったの。そしたら尾崎さん僕らのこと知ってくださってて。ユニゾンの人でしょ、って。で尾崎さんに『かっこ良かったです。CD売ってください』って言ってCDを買おうとしたら尾崎さんが『じゃあ交換しましょうよ』って。その時にいただいたのが『ねがいり』で。僕らは『新世界ノート』っていうCDを渡して。今はもういろんな事情で廃盤になっちゃったんだけどね。その時から11年、尾崎さんは今のメンバーと出会ってさらにかっこよくなって僕らは僕らでこんな3人なんでそれなりにやってて。お互いちょっとずつ動向を探り合いながらここまできて。お互い見ていただければわかると思うけど仲良しこよしが好きじゃないから、今日このタイミングでできてよかったです。クリープとは11年一緒に歩んできた途中だと思っていて、これからもずっと一緒に進んでいきたいバンドです。今日はありがとうございました。僕らはあと一曲で次はクリープです。次の曲はUNISON SQUARE GARDENクリープハイプに捧げます」

からのアナザーワールドですよ。イントロから泣くわ。

宏介さんが「新世界ノート」とちゃんと名前を出したからあの中からやるのかなと思ったけどまさかのでした。田淵さんがMC中からずっと懐かしむように微笑んでて、MCのときにあんな表情するの珍しいなって思ったの。で上を向く。既にめちゃめちゃ涙目でした。曲中も下向いてる時は涙堪えて、両目を拭く仕草も。曲終了後はフロアをあまり見ず、早々に立ち去りました。

フラッドの佐々木さんが事あるごとに田淵さんに助けられていたように、田淵さんやユニゾン自体も尾崎さん、そしてクリープに助けられていたんだなあ。それは直接べったり仲良くするということではなくて(尾崎さんと田淵さんは飲み友達だけれど)、常に意識し合う存在ということ。2日とも何度も何度も「なかよしこよしじゃない」「今というタイミングだった」と両者が繰り返していたのがその証でもある。前に田淵さんがオーラルのやまたくに「対バンを受けるけれどなかよしこよしでは絶対にやらない。お互いロックバンドとしてやろう」と伝えたのを思い出した方も多いはず。いずれもすごくいい関係。

昔の彼らの苦労や苦悩をわたしは知らないし、知らなくていいことだと思っているけれど、今日の"アナザーワールド"では彼らの道のりが目に見えるようですごくぐっと来てしまった。この感情に名前はつけられないけれど、演奏の凄みを見せつけられた。

両者ともに頑固おじさん。そのままでいてほしいな。信念を持って歩み続けてきたからこそ今日のような日に辿り着けたんだと思うと目頭が熱くなりますね。

 

 

クリープハイプのアクトの話

長くなりそうなので印象に残ったところだけ。

 

最初

尾崎「僕の好きな野球のチームは負け続けてるけど、今日は負けたくないんで勝ちに行きます。な?カオナシ?」

カオナシ「勝ちに行くから、ついてこいよ。」

悲鳴にも似た歓声。あれはずるいわ。

 

ひねくれ

尾崎「セトリってやつ?どうせいつもとおんなじでしょとか色々煩いから、今日はいつも全くやらない曲をやってどれくらいお客さんの反応があるか見ようかと思います」

尾崎「昨日もここでライブをやったんだけど、終わった後やめときゃいいのにエゴサーチをしたんですよ。そしたらユニゾンのファンの方が『友達にクリープ全く知らないけどどうしたらいい?って聞いたら、"今度会ったらセックスしよう"だけ知ってればいいよって言われたけどその通りだった』って書いてあって。悔しいから今日は一曲目にしました」

ひねくれ具合が好きすぎる。

 

ファン愛

尾崎「昨日も言ったけど僕対バンって嫌いで。でも流行りに乗って対バンツアー3本やる事になったから大好きなバンドを呼びました。昨日はユニゾンのお客さんの前でやって本当にいいお客さんだったの。でもやっぱり僕らのお客さんが愛しいんですよ。メンヘラばっかだけど。だからね、取られたくないんですよ」

クリープのファンは愛されてるなあ。ちょっとだけいいなとも思ったけど、あれだけの本数のライブをやってくれてあれだけの音楽体験をさせてくれるからユニゾンのファンも十分愛されてるよね。方法が違うだけで。

 

セックスしよう

尾崎「今日は観覧車に乗ってるカップルに届くくらいデカい声でお願いします」

もちろんです。

 

愛の標識

銘菓のところ「UNISON SQUARE GARDEN」って歌ってませんでした?空耳だったらごめんね

 

ABCDC→蜂蜜と風呂場→週刊誌→グレーマンのせいにするの流れ最高。本気出しすぎててビビった。

社会の窓と同じ構成→社会の窓も。同じ構成の方が約2年ぶりと聞いてビビった。

イノチミジカシコイセヨオトメ→手と手の流れ、2011年のストリップも同じ終わり方だったらしい。終演後に言ってる人がいた。

 

新曲いいよね。イトも相変わらず好き。曲が良すぎるんだ本当に

 

手と手

尾崎さんの「離したくないので、離したくないので!」でわかったけど、無性に終わってほしくない気持ちになった。それでも明日はやってくる。

 

 

改めて最高の対バンをありがとうございます。

 

セットリスト 

UNISON SQUARE GARDEN

01.箱庭ロック・ショー
02.シャンデリア・ワルツ
03.マジョリティ・リポート
04.流れ星を撃ち落せ
05.場違いハミングバード
06.オトノバ中間試験
07.何かが変わりそう
08.シュガーソングとビターステップ
09.ガリレオのショーケース
10.アナザーワールド 

 

クリープハイプ

01.HE IS MINE
02.愛の標識
03.寝癖
04.ABCDC
05.蜂蜜と風呂場
06.週刊誌
07.グレーマンのせいにする
08.NO SWALLOWS, NO LIFE.
09.鬼
10.百八円の恋
11.社会の窓と同じ構成
12.社会の窓
13.イト
14.イノチミジカシコイセヨオトメ
en.
15.手と手

 

 

 

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fun time HOLIDAY 6 東京&12/12

昨年のクリスマスに開催が発表された「fun time HOLIDAY6」もついに終わってしまいましたね。

ただ「Dr.Izzy」ツアー後半のMCで宏介さんが度々言ってた「今作ってる新曲を軸にしたツアー」をこんなに早くやってくれるとは。"Silent Libre Mirage"を軸にしたftH6

皆さんお気に入りのアーティストには巡り会えましたか。元々好きなアーティストの対バンがあったならその喜びもひとしおのはず。

そしてなんと新たなシングルリリースとその引っさげツアーの告知も。詳しくは公式サイトへ。ずっとライブをし続けてくれることが本当に嬉しい。

ラスト幕張は驚いた。幕張メッセでライブ観るのは一生の中でも(個人的には)BUMPとCDJしかないと思っていたから。それについても小生田淵さんがよく語ってくれた。ライブをやるなら行くしあまり心配していないので謝らないでほしいけれど。

 

 

今回は終わったばかりのftH6、全12公演を振り返ろうと思います。東京公演のみ簡易レポ書いてます。わたしは4公演しか行っていないので、持っている限りの狭い知識と皆さまのレポを頼りに。

 

 

 

 

札幌(4/21) ×the pillows

初日ですね。Zepp Sapporoにて。言わずもがな田淵回。ftH4にも出てくれてるし、すごくUNISON SQUARE GARDENのことを可愛がっている先輩。

1/26にはthe pillowsの対バンツアーの最終公演にお呼ばれしましたが、3ヶ月も経たないうちに再び夢の共演。ピロウズのアクトに関しては(特にセトリに関して)Zepp DiverCity Tokyo公演の再演という印象。

サンシャインthe pillowsやってくれたのは本当に懐が深いなあ。
 「斎藤くん大好き」な田淵さんの話と安定の過剰リクエストネタありがとうございます。
「ライブやってるといつも来てくれてるやつは覚えちゃう」けれど「未だにファンとの関わり方の正解はわからない」と語るさわおさん。フロアとステージの関係性はUNISON SQUARE GARDENも大事にしている部分。

個人的には"パーフェクト・アイディア"が最高でしたね。先日ピロウズのワンマンにも足を運んだのですが、ハンドマイクのときのエロさは札幌の方がすごかった(何の話)。

instant EGOIST→23:25でにやにやしてしまった。ついにやりおったなという気持ち。

 

the pillows

01.‪プロポーズ‬
02.‪Ritalin 202‬
03.‪ノンフィクション‬
04.‪HAPPY BIVOUAC‬
05.‪WALKIN’ON THE SPIRAL‬
06.‪Funny Bunny‬
07.‪日々のうた‬
08.‪TRIP DANCER
09.‪パーフェクト・アイディア‬
10.‪About A Rock ‘n’ Roll Band
11.‪この世の果てまで‬
12.‪ハイブリッド レインボウ

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.23:25
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団 (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.Runner's High Reprise
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6") 

 

 

新潟(5/3) ×androp

新潟LOTSのお相手は宏介さん念願のandrop

新潟→ビバラ2日目→スガフェス→パスピエファイナルのGW、最高でした。

"MirrorDance"の終わりの方で雪崩が発生して、内澤さんが「一歩下がろっか」って言ってくれたのめっちゃ藤原基央(伝われ)。

ピコ太郎やらないくせにフリースタイルラップをふる拓ちゃんと内澤さん。倍の面白さで返す斎藤宏介。

andropは特に"One"をやってくれたのが嬉しかったです。珍しいわけじゃないけれど、「箱庭」ですし。彼らの音楽は静と動が混ざりあっていて、温度感も冷たいけど温かくて、それでいてぼやけていない、凛とした表情があってすごく好きです。

ハプニング賞は"mix juiceのいうとおり"の田淵さんですね。全くもって田淵さんのせいではないのだが途中でベースが鳴らなくなった。お手上げポーズをしたと思えば両手でスタンドマイクを握りしめ大熱唱。レアなもの観れました。次の日のビバラでは梅さんがめちゃめちゃ入念にベースチェックしてたけどね。

ドリンク代がマストじゃなかったのが驚き。

 

androp

01.Voice
02.Boohoo
03.MirrorDance
04.Ryusei
05.BGM
06.新曲
07.Prism
08.Sunny day
09.One
10.Yeah! Yeah! Yeah!

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

福岡(5/10) ×9mm Parabellum Bullet

福岡DRUM LOGOS。行こうと宿まで取っていたものの就活で断念。あれ祈られてたら一生許さないところでした。

以前恵比寿リキッドルームのアニバーサリーイベントで対バンした際に卓郎さんが言っていた、「滝さんのギターヘッドが卓郎さんの頭にダイレクトヒット、なんとかやりきってステージを降りたら貴雄ちゃんがタオルを差し出してくれた」というなんとも素敵な逸話を使い回し(失礼)してて笑った。よっぽど印象的だったんだろうなあ。あれがちょうどThe Worldツアーのときで、今回のセトリには...ああ最高です。

この公演で初めて"天国と地獄"という選択肢があることを知る。

本当に最高な一夜であっただろう。ロックバンドは楽しいんだから。

長く続けるべきバンドがかっこいいのなら
9mm Parabellum Bulletはかっこいいバンドです。

(BABEL Special siteより)

 

9mm Parabellum Bullet
01.Answer And Answer
02.反逆のマーチ
03.The Revolutionary
04.ガラスの街のアリス
05.生命のワルツ
06.Everyone is fighting on this stage of lonely
07.The World
08.Black Market Blues
09.ハートに火をつけて
10.Cold Edge
11.Discommunication

 

UNISON SQUARE GARDEN

01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.23:25
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


大阪(5/12) ×THE BACK HORN

なんばHatchバクホン先輩と。対バンは2015年のKYO-MEI以来かしら。

開演前に田淵さんが岡峰さんのベース持ってる画像が岡峰さんのインスタに上がってるのを見て嬉しさのあまり泣きそうになりました。2人ともタイプは違えど大好きなベーシストです。ベースだけで言ったら他のどのベーシストよりも岡峰さんの弾く音が好きなんだけどね。

3人とも好きで学生時代からコピーしていたこともあって、その話に花が咲いたよう。松原くんの話とか。

"空、星、海の夜"ってライブで聴いたことないかも。いいなあ。彼らのライブは本当にかっこいいという言葉がよく似合う。

なんばHatchしばらく行ってないから行きたいな。ツアー...?

 

THE BACK HORN
01.涙がこぼれたら
02.声
03.罠
04.悪人
05.空、星、海の夜
06.あなたが待ってる
07.コバルトブルー
08.シンフォニア
09.刃

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団 (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


静岡(5/13) ×a flood of circle

浜松窓枠〜!佐々木〜!

フラッドは本当に好きなので行けなかったことが悔しくて仕方ないです。サーカス2017やってUNISON SQUARE GARDEN呼んでくれ。

音源ください、以上です。

佐々木亮介のFCPGMとか絶対モノクロで説明できちゃうよ。なのに完全無欠のロックンロールなんだよ。やばくない?行けなかったけど。後日ラジオで"気まぐれ雑踏"のカバーもしてて、とりあえずセトリおじさん早く口笛練習してという気持ち。

ライブハウスのテキーラ飲み干すのに田淵さんが付き合ってくれた話とか、1つ上だけどTBCって呼ぶと毎回「誰がメンズエステじゃい」って返してくれる話とか、もう最高ですね本当にありがとう。

ちなみにわたしの自慢聞いてください。イギリスに居たうちの1年だけ通ってた小学校が佐々木さんと宏介さんと同じです。多分。

失踪・腱鞘炎・他バンド専念など、メンバーの壮絶な入れ替えをずっと見てきたからエモい。a flood of circleとして走り続けてくれて本当にありがとう。

どうせ"シーガル"だって俺たちとあんたたちの明日に捧げたんでしょう。最高に決まってるじゃんそんなの。

ぜひまた近いうちに対バンを。窓枠も行きたいな。

 

a flood of circle
01. Dancing Zombies
02. Dirty Pretty Carnival Night
03. シーガル
04. フルカラープログラム(Cover)
05. Black Eye Blues
06. Flyers Waltz
07. プシケ
08. Honey Moon Song
09. New Tribe
10. ベストライド

 

UNISON SQUARE GARDEN
01. メッセンジャーフロム全世界
02. 桜のあと
03. Sirent Libre Mirage
04. プロトラクト・カウントダウン
05. instant EGOIST
06. 23:25
07. 光のどけき春の日に
08. デイライ協奏楽団(セッションあり)
09. フルカラープログラム
10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11. 場違いハミングバード
12. mix juiceのいうとおり

en.

13.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")


石川(5/17) ×SHISHAMO

金沢EIGHT HALLとかいう最高な箱で年下スリーピースガールズバンド・SHISHAMOと対バン。行きたかった。

1曲目からカバーはあかんやん。しかも"ワールドワイド・スーパーガール"という絶妙なチョイス。後日ラジオで音源が流れましたが本当に最高でした。コーラスはちゃんと音源なぞってて、本家もなぞってくれよと思う次第。

貴雄ちゃんの奇声までカバーしてたら120点。

なのにけらけらと「男性でこの音域凄いよねえ」とか先輩を褒め称える恐るべき女子たち。恐るべき宮崎朝子。湘南のヤンキー。

"明日も"めっちゃ好きなんだけどまだライブで聴いたことないな。今年出た「SHISHAMO4」というアルバムがあまりにも良過ぎるのでまだの方はぜひ。ただのガールズバンドと思っちゃいけない。この公演に行かれた方々は彼女らが「HOLIDAY」に呼ばれたのも深く頷けるだろう。

 

 

SHISHAMO
01.ワールドワイド・スーパーガール(Cover)
02.好き好き!
03.すれちがいのデート
04.量産型彼氏
05.僕に彼女ができたんだ
06.きっとあの漫画のせい
07.バンドマン
08.君と夏フェス
09.タオル
10.明日も

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.ワールドワイド・スーパーガール
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


愛知(5/18) ×東京スカパラダイスオーケストラ

Zepp NagoyaZeppの中でも結構好きです。そこにやってくるスカパラ兄さん。UNISON SQUARE GARDENも高学歴だけど(貴雄ちゃんすきだよ)、兄さんたちもかなりの高学歴集団。谷中さんは斎藤田淵の先輩(貴雄ちゃんすきだよ)、しかも除籍というクレイジーさ。かっこいい。

シュガーのレスポンスに戸惑う事件は笑いました。あと谷中さんが肩くんでもらうか悩んだというのも頷ける。それでも楽しかったという声が多かったのだからそれが答えなのでしょう!最高の対バンだったようでなにより。

急にフライデイノベルス入れてきたのは驚き。ファイナルでようやく巡り会えて良かった。

 

東京スカパラダイスオーケストラ
01.Paradise Has No Border
02.DOWN BEAT STOMP
03.火の玉ジャイヴ
04.Routine Melodies Reprise
05.(there's no) King Of The Ants
06.君と僕
07.スキャラバン
08.SKA ME CRAZY
09.道なき道、反骨の。
10.ペドラーズ
11.All Good Ska Is One 

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "No.6")

 


福島(5/21) ×SCOOBIE DO

郡山HIPSHOT JAPAN、初めて訪れたのですがめちゃめちゃ見やすい箱ですね。窓枠といい勝負だけど今ツアー最小キャパだったのでは(500前後)。みんな好きなようだけど田淵起点なので田淵回。

満を持してのSCOOBIE DOとの対バン。わたしも大学生になってからは初かも。偶然にも最後に観たのがフラッドとの対バンだったと思う。

コヤマさんのMCがすごく心に響いた。これからも音楽を好きでいます。

彼らのアクトが相変わらず恐ろしいほどに楽しすぎる。個人的には"アウェイ"をライブで聴きたかったので、予想以上の楽しさに心も体も踊らされてしまいました。

ステージでは好きなことを自由にやるから、フロアも自由に楽しんでくれというスタンスはかなり影響を受けているなと思う。

 

SCOOBIE DO
01.新しい夜明け
02.真夜中のダンスホール
03.What's Goin'On
04.イキガイ
05.Last Night
06.ensemble
07.アウェイ
08.Back On
09.夕焼けのメロディー

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6”)

 


宮城(5/26) ×syrup16g

仙台PITで行われたのはftH6イチの問題回。

何回でも言うけどまさかsyrupが対バンを引き受けるとは思っていなかった。UNISON SQUARE GARDENの実力云々ではなく、syrupはもうずっと対バンの類に出ないものだと思っていた。

今年は何か違う。その突破口となった一夜。

がっちゃんはただ一言「UNISON SQUARE GARDEN、いいバンドだと思います。今日は呼んでくれて本当にありがとうございます」とだけ。どうせぼそぼそ言ったんだろうな。

宏介さんは今も昔もこれからも本当にがっちゃんに憧れてギターボーカルを続けているんだなあ。歌詞や演奏がひどかったと聞いたけど、追い続けてきた人たちと対バンするってなったらそりゃ震えるよねえ。彼なりの答えを見つけて、UNISON SQUARE GARDENのギターボーカルとして立っている。斎藤宏介の声で届ける"シュプレヒコール〜"。

後日ナカハタさんのTwitterで打ち上げがあったことを知る。

UNISON SQUARE GARDENと対バンしてくれて本当にありがとう。

 

syrup16g
01.I'll be there
02.翌日
03.生活
04.Share the light
05.生きているよりマシさ
06.Deathparade
07.天才
08.coup d'Etat
09.空をなくす
10.リアル

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6”)

 

 


香川(6/1) ×パスピエ

高松festhalleでは新体制1発目のパスピエと。

もうわたしが述べるまでもないけど、やおさんが抜けて初のライブである。

"トキノワ"で終わって"トキノワ"で始まる。わたしがこの場にいたら間違いなく泣き崩れていたことであろう。先月DDADのファイナルを訪れたが、「今日お知らせは特にないんですけどね」とけらけら笑ったナリハネさんが脳内に焼き付いて離れない。

バンドとして大変な時期ですが、アクトをやりきってくれて感謝しかない。本当にありがとう大好きです。

 

パスピエ
01.トキノワ
02.とおりゃんせ
03.チャイナタウン
04.スーパーカー
05.花
06.名前のない鳥
07.永すぎた春
08.メーデー
09.MATATABISTEP
10.最終電車

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

広島(6/3) ×BLUE ENCOUNT

BLUE LIVE 広島のお相手はBLUE ENCOUNT

チュートリアルの徳ダネ福キタルでも熱弁していたけど、田邊さんは宏介さんのこと好きすぎ。

しかしMCでは泣かなかったようで、むしろ唯一宏介さんが誕生日お祝いしてくれた話とか...やっぱり宏介さん大好きね。宏介さんの対バン相手のMCを10倍に広げる頭の回転の良さはさすが。

ダイバー問題が出てたね。わたしはダイブをすごく理性的なものだと思っています。理由は単純で、感情表出方法として既存の「ダイブ」を選んでいるから。本当に感情が爆発したなら誰も名前をつけられないようなアクション取ってみて。

話は逸れたけれどこのバンドではダイブが発生する、しないというのは事前にわかっているわけです。名のつかないもっと荒れるような行為ではなく、形態のわかっているダイブ。嫌なら行かなければいい話。行くならダイバーを送る覚悟で。

1番思い入れというか関連性、呼んだ理由についてメンバーからの言及が少なかったのですが異色の対バンもアリだしノープロブレム。

 

BLUE ENCOUNT
01.Survivor
02.DAY×DAY
03.LAST HERO
04.ルーキー ルーキー
05.LIVER
06.NEVER ENDING STORY
07.ロストジンクス
08.もっと光を

 

 UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

東京(6/7) ×クリープハイプ

さてファイナルはZepp Tokyo

チケットが本当にレア度高かった。複雑だけどチケキャンで出品されたチケットはすべて売り切れていたし、Twitterには取引専用アカウントが多数作られどうしても行きたい人に高値で売りつけるなんてこともされていたようだ。急に行けることになったよ、ちょっと多く払ったけどね、みたいな。「東京公演」で「ファイナル」かつ「何か発表されることが期待される」という要素揃い踏み。

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19:00ほぼ定刻、場内SEが大きくなってきたと思えばぷつりと切れて暗転。

 

まずはクリープハイプの4人が登場。

尾崎「どうもクリープハイプです。初めからこんな事言うのもあれなんですけど、対バンというものが苦手でして。対バンして誰かと何かを変えようとも思わないし、成し遂げようとも思わないし。あんまり仲良しこよしとかしたくないし。馴れ合いでイベントとかやりたくないし。だからユニゾンに呼ばれるのにこんなに時間がかかってしまいました。そして対バン相手のお客さんの前で演奏するのも苦手です。でも僕はユニゾンが大好きです。だから今日は、そのユニゾンが信じたお客さんを信じてみようと思います。ユニゾンと一緒に何か成し遂げようとは思わないけど、長くやってきたからこそこうして一緒にやれるんだと思うと本当に嬉しいです。よろしくお願いします」

言うこと好きだなあとは思ったけど、ユニゾンってお客さんのこと信じてるっけ。ピック投げたら転売されるからやだとか真顔でいうギターボーカルがいるのに?笑

でもこの距離感、関係性は好き。音楽だけで繋がるこの感じ。

 

"左耳"スタートとはグッと来た。以前尾崎さんが「クリープハイプはこの曲で始まったと思ってます」って言ってた気がする。そんな曲をゲストで1曲目にやってくれるとは。ドラム最高。

そしてお馴染み"エロ"。カオナシさんがどこ向いて弾いてるかわからなくてすごく色気があった。たまに下手側に出てきてくれるのも良きかな。

"おやすみ泣き声、さよなら歌姫"は幸慈さんのギターが耳から離れない。最後のとこだけ《無き声》になってるの、知ってると聴き方変わるなあ。
"5%"でカオナシさんが椅子ずりずりしてたの思い出した。可愛かった。一番搾りスーパードライ

 

そして"ラブホテル"では曲中にMCを挟む。

尾崎「僕田淵さんとよく飲むんですけど、飲んでたときに『絶対に言わないで』と言われたことがあって。で僕絶対に言わないでって言われた事『絶対言わないでね』って言って結局言っちゃうんですよね。...いや今日は言いませんよ?だって怖いじゃないですか。なんか絶対許してくれなさそうだし。アー写とかこんなんじゃん。」

尾崎さん、腕組んでしかめっ面して田淵の真似。表情が結構似ててフロアからは納得の声。前髪をわさわさしてより田淵に寄せるとまたしかめっ面。


尾崎「その代わりと言ってはなんですが、最高のサビをお届けします(ラスサビへ)

 

わかってはいたけど"イト"が名曲すぎて陥落。ラジオで田淵さんが言ってたけど、映画の主題歌にぴったりすぎる。顔色一つ変えずコーラスするカオナシさんかっこよすぎ。オール美メロで痺れる1曲。

"鬼"、中毒性ありますよね。MVの椎木さんのイメージが強い。《俺だよ あれ、コレ誰?》のところ、間違えなくてすごいなって(余計なお世話)。


尾崎「斎藤くんとはあまり喋った事ないからなんか緊張しちゃって。今日本番前に会った時に『そのTシャツいいですね』って言われて。『そんなにいいかな?』って思って胸元見たら『BEER』って。こういう事を嫌味なく言えるのは天性のものなんですよね。おんなじハイトーンボイスなのにね。あれくらいが良かったなあ。いきすぎちゃったんだよなあ。今日初めてクリープハイプを見た人もたくさんいると思います。なんだこいつって思った人もいると思います。でもツイートしないでください。10年前に会ったときからこの声で歌ってます。自分にはこの声しかないし、この声でしか伝えることができないです」
 
"社会の窓"でも歌われてるけど、まあ声が高いといろいろ言われるんでしょうね。愛着のわく声だけど。人の好みもそれぞれなんだから。好きになれないものを見つけたらわざわざ嫌わなくていいって藤原基央も言ってますし。
"身も蓋もない水槽"聴きたかった!!嬉しい!!ばーか!!ばーーーか!!世界観ギャルに怒られそうだけど目の剥き方田淵に似てたよ。

 

尾崎「ユニゾンのお客さんにはちょっと頼みづらいんですけど...お願いしてもいいですか?一緒にあっちの方のオリオンなぞってもらってもいいですか?」

ほらみんなそうやってすぐオリオンをいじる。"HE IS MINE"きました。でもセックス後の尾崎さんの一言ですべてを許した。

尾崎「たいへんよくできました」

これはなんだか自分の中の女の部分をくすぐられますね。最高です。

 

彼らのアクトは"傷つける"で締めた。最後の方で上はオレンジ、下は青の照明が4人を照らしていて、段々暗くなってラストは中央2つの光だけが尾崎さんを照らしていた。綺麗でした。

颯爽と去っていく4人。素敵なステージをありがとう。

4人ともめっちゃ集中してたなという印象。空気が張り詰めてた。尾崎さん声調子悪い?って思ったけどそうでもなかったのかな。

 

 

約20分の転換を経て、UNISON SQUARE GARDEN。fun time HOLIDAY6のラストアクト。

青色の光と共に鈴木→田淵→斎藤が登場。宏介さんはステージ中央で大きく右手を上げて一礼。

 

SEがぷつりと切れて"フライデイノベルス"へ。やっと聴けて嬉しい。前回のツアーのときより宏介さんも田淵さんも狙った高音が出てて綺麗。

3人とも1曲目から楽しそう。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENです!今日は最後の最後まで楽しませてもらいます、よろしくお願いします!」

 

そのまま新曲"Silent Libre Mirage"へ。改めてこの曲がftH6の軸になったことが嬉しい。"癪に障るけど"のあとのギターが音源と違って(CDは同期なのかな)好きでした。

安定の"桜のあと〜"。先に言ってしまうと、新曲"10% roll,  10% romance"は後釜曲になりうるほどのポップネスが期待できそうなので楽しみにしたい。

 

斎藤「えー本日、fun time HOLIDAY 6最終日、クリープとの対バンということで、より良いライブをするために昨日、大好きなお酒を封印したんです。で今日会場に着いてクリープに挨拶しようと思って扉を開けたら尾崎さんがいて、『今日はよろしくお願いします』って言ってTシャツ見たら胸元に"BEER"って。やられたぜ」

相手のMCから広げる得意技ですね。さすがです。

斎藤「なんか色々喋ろうかと思ったんだけど、クリープハイプのライブ見てたら僕らもライブで返した方がいいんじゃないかと思って。このまま最後までいきます!」

 

からの"プロトラクト・カウントダウン"ですわ。初披露ftH3じゃなかったっけ。×藍坊主ではやらずに×バクホンでやったような。チクタクと共に点滅する照明がいい感じ。

"instant EGOIST"ですよ。昨年対バンの代名詞となりつつあるなあと思っていたら今回固定でとても嬉しい。田淵さんのダンスにも磨きがかかっていて、 思わずにやける。最後3回繰り返すのも良かったね。ここからの"23:25"の流れ、明らかに意図的だったのに固定じゃなかったね。"オリオン〜"だから許すけど。《光る声は》の宏介さんの儚さも力強さも兼ね備えた歌い方最高。

バラード枠は"光のどけき春の日に"。コーラスのクオリティが音源並で感動しました。斎藤+田淵もそうだけど、田淵+鈴木の調和度が回を追うごとに増していてゾクゾクした。

 
斎藤「たくさん曲やったからちょっと喋りますか。あのー、僕らとクリープハイプとの出会いを話した方がいいかなと思って。クリープとの馴れ初め、知らない人がほとんどでしょ?クリープとは11年前に出会いまして。その頃からかっこいいバンドがいるなって思ってて。言わば僕らは古参ですよ。ここにいる人たちはみんな新参ですよ。にわかよにわか」

こういうネタ挟む宏介さん好きすぎる。声を出して爆笑する田淵さんもかわいい。

斎藤「えっと今から10年前ですね。伝説の自主企画ライブがありまして。『鈴木貴雄presents 箱庭フェスティバルvol.1!』っていうんですけど、これやったのが確か1/7とかで。お正月ムード抜けきらない中、なんと、動員数81人を記録しました!で何が伝説かっていうと、なんと!貴雄自らロビーで餅をついて配る!お正月ムード引きずってるからね。しかもきな粉かけ放題!これが伝説の自主企画、箱庭フェスティバルvol.1です!」

貴雄ちゃん苦笑いしてる可愛い。

 

斎藤「で、この伝説の自主企画ライブのゲストがクリープハイプだったんだよね。でもこの日クリープは次の日大阪かなんかで移動だから打ち上げできなくて。で打ち上げの間貴雄はテンション低くて。きな粉が意外と高くて3万円の赤字だったんだって。お客さん81人しか入らなかったし。でも深夜にいきなりスイッチが入ったらしくて次の日の昼の11:30まで飲んで、最終的に下北沢のマックのトイレから出てこなくなって俺が救急車を呼ぶっていう」

 めっちゃ笑った。宏介さんの話の持っていき方上手すぎて見習いたい。

 

そして"デイライ協奏楽団"。Bメロの田淵さんの動きが可愛い。アウトロセッションもかっこよかった。
そして"フルカラープログラム"。何度この曲に救われてきたことか。宏介さんの歌い方がより涙腺に来る。
"徹頭徹尾夜な夜なドライブ"→"天国と地獄"でフロアは一気にダンスホールへ。田淵さんめっちゃ動いてたけどそれすら楽しそうだった。


ラストは"mix juiceのいうとおり"。イントロで宏介さんが一言。

斎藤「fun time HOLIDAY6、次でラストの曲です。本当にありがとうございました!」

1番Aメロで「ぱっぱっぱーぱっ」てベースライン口ずさみながら肩で乗ってたら田淵に真似された衝撃。にやけちゃって耐えられなくて下向いてまた顔上げたらよりニヤニヤしながら真似されて楽しさが止まらない。本当に32歳ですか。

"mix juice〜"で締めるftH6、最高でした。

 

アンコールに登場してくれた3人。

斎藤「クリープハイプとの対バンはずっとしたいと思ってて、間に向こうの対バンに呼ばれたりもしたけど、今このときっていうタイミングの対バン相手を呼びたくて。対バンって、尾崎さんも言ってたけど、仲良しこよしじゃないからさ。馴れ合いでならいつだってできるけど、そうじゃないから。お互いが真っ当にお互いのライブをやっただけで素晴らしい対バンになる日を待っていて。でずっと今じゃない、今じゃないって言い続けて...fun time HOLIDAY、もう6回目なんですけど、こんなに経っちゃいました。

あんなバンドは他にはいない。僕らも、こんなバンドは僕らしかいないと思われる様にやっていきたいと思います。多分、また一緒にやれる日は近い未来ではないと思いますが…あ、明日あるのは知ってるから明日じゃないよ。また相まみえるその日まで」

 

本当はアンコール1曲目に新曲をやってくれるのかなと考えたりもしたけど、最後まで貫いてくれて良かった。次のツアーがシングル引っさげなら今日披露しないのも納得よね。

"シュプレヒコール~"を入れてくれて本当に感謝。4回しか行ってないけれど、毎回違う表情を魅せてくれたのが印象的。

そして、"アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")"。2番Aメロのドラムアレンジがすごく良かった。

終わりなのにはじまる。次のツアーへの意志を感じる。

 

斎藤「ありがとうございましたっ...あ、どうぞ、続けてて」

貴雄がフロアに手を振るタイミングと宏介さんの喋り出しのタイミングがかぶる。

 

斎藤「fun time HOLIDAY 6、今日ですべての公演が終了です。でも続けていればまたいつか皆さんと交わることが出来ると思うので...またライブで会いましょう。実はこの後シングルの発表があって。ツアーもね、10月からスタート...」

大歓声。今思い出しても涙目。

斎藤「えっ、なになに、そんな喜んでくれんの?そーんなに喜ばなくたって俺らずっとライブしかしてないよ?笑

じゃあマジで10月からのライブ頑張るから。またお近くの会場で会いましょう!今日はありがとうございました!」

言い方本当に素敵でした。このバンドのこと、これからもずっと信じてついていっていいんだなって再認識しました。今夜も最高のライブをありがとう。

 

ストリップ歌小屋(6/8 Zepp Tokyo)は別記事上げてます。

 

クリープハイプ

01.左耳
02.エロ
03.おやすみ泣き声、さよなら歌姫
04.5%
05.ラブホテル
06.イト
07.鬼
08.社会の窓
09.身も蓋もない水槽
10.HE IS MINE
11.傷つける

 

 UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

 

全12公演やり遂げてくれたUNISON SQUARE GARDENと12組のゲストに心からの拍手を。

 

ロックバンドは楽しいんだから。

 

 

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ご協力感謝申し上げます。

GRAPEVINE presents "GRUESOME TWOSOME" Zepp Osaka Bayside公演

個人的に半年ぶりの大阪。

前回は昨年末、関西ロックの大忘年会「RADIO CRAZY」で訪れた。お金がなかったので青春18きっぷで往復20時間の鈍行旅。いろんな出会いがあってすごく思い出に残る旅だったが、長すぎて二度とやりたくない。サンキュー新幹線。

 

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Zepp Osaka Baysideは2017年2月17日に出来たばかりのライブハウス。キャパは2801名。国内最大級とかなんとか。

ユニバーサルスタジオジャパンのお隣、桜島駅が最寄り。僻地僻地と言われながらも、そんなに遠くないなという印象。駅からも近い。箱の近隣にコンビニや商業施設があればなおよし。

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箱の中だが、キャパの割にそこまでステージは大きくない。Zepp DiverCity Tokyoより横幅狭い印象。照明の数がすごい(後述)。柵と柵の間が狭いから、サークルとかバンバン作っちゃうタイプのバンドのファンには少々優しくないのかも。ロッカーは外のはほぼ使われていたのに中のはほとんど使われていなかった。外の数もっと増やした方が良かったのでは。

ロッカーにトイレがあるのはいいよね。2個だけど。また、利用してはいないが中のトイレも数多いみたい。

 

 

加えてZeppで貰えるペットボトルホルダーの柄が可愛い。

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こちら。今まで使っていたのが前に名古屋でもらった灰色だったから、カラフルさにときめく。

 

 

そして今回太っ腹なことにUNICITYとBALLGAGの最速先行時期が同じだったようで50番台という(わたしにしては)早い番号を引き当ててしまい、最前田淵マイク前へ。そわそわする。ステージまで1mもなくて本当にやばい。ライブハウスには数え切れないほど訪れているのに人生初の最前。

 

 

 

先攻はゲスト、UNISON SQUARE GARDEN

日曜公演なのでお早めの17:00開演。

 

ほぼ定刻で暗転。青色の光。

SEと共に鈴木→田淵→斎藤の順に登場。宏介さんは中央で両手を横に広げ、一礼。

 

服装は以下の通り。

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https://instagram.com/p/BUokanCBpiN/ より

斎藤:中央が黒いシャツ、黒スキニー、黒に近いこげ茶靴(紐なし)

田淵:黒もくもくTシャツ、グレーのボロボロストレッチスキニー、オレンジ紐靴

鈴木:白地に水色とオレンジのパステル色の柄、おじさんTシャツ、クリーム色七分丈パンツ、蛍光青×黄のスニーカー

 

 

01.エアリアルエイリアン

SEがぷつっと切れてにやける。ビバラよりも曲がかかるタイミング良くて最高。

イントロのギター弾いてる宏介さん、悦に入っててかっこよかった。出てきた田淵さんがあまりにも近すぎて、宏介さんと貴雄ちゃんばっかり見ちゃう。この距離は照れる。今考えるとアホみたいだけど最初直視できなかった。

ツアーよりやっぱり上手くなってる。キメがぱきっとしているというか、単純に合ってきた。ツアーやりながらこのクオリティ出せるのすごいよなあ。外の活動やら焼肉やら行きながらいつ練習してるのあなたたち。

 


02.ライドオンタイム

斎藤「Ladies and gentlemen, UNISON SQUARE GARDENです!」

お?と思ったらドコドコドコドコドコドコドコドコ!

ぶち上がらないわけがない。

 スピーカーの目の前だからコーラスがすごくくっきり聴こえる。それ抜きにしても音がいい箱だなあ。田淵さんは音の移動が大きいラスサビのコーラスでも音を外すことなく的確に捉えていて、かつめっちゃ動くから本当にすごい。

 


03.オリオンをなぞる

序盤田淵さんが眉間にシワを寄せて首を傾げるいつもの展開。

貴雄ちゃん"オリオン〜"めちゃ好きよね。「ズンタンズンタン」とか「シャンシャンタカタカ」とかすーごい嬉しそうな表情で口ずさみながら叩いてた。

田淵さんの間奏の回し蹴り、いつもよりキレがあった。

《それだけで十分かなあ》の「かなあ」の言い方がめっちゃ良かったんだけどどんな感じだったかなあ。

 

 

曲後、貴雄ちゃんが上手にいるスタッフを呼び「これ出てないですよね?」と一言。マイクかな。

そのスタッフに宏介さんも指示を出す。

 

斎藤「こんばんは、UNISON SQUARE GARDENです!今日は最後までよろしくお願いします!」

 

 

04.マジョリティ・リポート

お蔵入りしてなかったー!!!

入りタイミングの田淵さんの「ワンツー」が聴けて嬉しい。

バインとの対バンだからこそ選ばれたんだろうな、という選曲。

青い珊瑚礁》の照明は全部が青になるんじゃなくて、上部は蛍光灯みたいな色、ステージ上は青、のように使い分けられていて、ゴテゴテしてなくて綺麗だった。

ツアーのときも思っていたんだけど、Aメロの宏介さんのノリ方が小刻みにグルーヴ形成しててすごい。田淵さんと貴雄ちゃんもそうだけど、2人は割と自分の弾いてる/叩いてるラインをなぞってるんだよね。宏介さんの腰と膝の使い方がすごい。

サビのコーラスもすごく綺麗に聴こえて嬉しい。

 


05.CAPACITY超える

ジャジーラインかつユニゾンスクエアガーデンが読めないライン。2015年の徳福@豊洲PIT以来なのでは。いろんな意味でセトリおじさんに敬意。

タン タン タンタンタンでびびっと来てしまったけど、まさか聴けるとは。レア曲やるときの田淵さんのイントロ de ドヤ顔。好き。

宏介さんの歌い方が色っぽくて耳が嬉しい。rフェチにはたまらないのでは。

ハッとしてグッと堪える所のギターとドラムアレンジ良き。そこのキメの田淵さんが可愛かった。

おかわnり ちょうーだいぃあっ(最高)

最後のおかわりのところで田淵さんが白目むいてた。

この曲聴けただけでも大阪まで行ってよかったと心の底から思った。

 


06.桜のあと(all quartets lead to the?)

いやーーーほんと好きね。みんな好きだけどね。むしろやらなかったライブの方がレアなのでは。”CAPACITY超える”の衝撃が強すぎて気が動転。

田淵さんが天を仰ぐところ、いつもは下手に向かってやってるけど今日は観客に背を向けてやってた。

相変わらずの多幸感。いまだにイジー引きずってるからどうしてもラスト感がある。

 

 
07.クローバー

予想してたけどやっぱりぐっとくる。聴くといろんなときの思い出が蘇る。

《新しいワンピースで》のピの音で田淵さんが毎回「ん?」って顔してる気がして笑う。今日はあんまり外してなかったけど、完全にはまらないことが多い。

最後の《好きだよ って言ったフローリア》を田淵さんが口パクしてたーめっちゃかっこいいし珍しい。

xxkanakoxx.hatenablog.com

 このライブをどうしても思い出しちゃう。オクターブ上ステイのハモりまたやってくれ。

 

 

 

斎藤「あのー今年ありがたい事に先輩バンドとツーマンライブをさせていただく機会が多くて。たまたまなんですけど。でその度にMCで『めちゃくちゃ好きなんです!』とか『昔コピーしてました!』とか言ってて…そんな自分にもううんざりしてて。太鼓持ちが過ぎるなと。僕の特別なんて薄いんですよ。ペラペラですよ。"実は僕…マジで学生時代からGRAPEVINE大好きでコピーもめちゃめちゃしてましたー!"...いや、ほんとにね?コピーも1,2曲とかじゃなくて20曲くらい歌詞そらで歌えるくらい。それが十何年前のことで、いつかGRAPEVINEとやれる日を夢見てたんだけど...9年前かな、GRAPEVINEじゃなくて、田中さんおひとりと僕らとあと他にもう1バンドいたのかな?そういうイベントがあって。でそんときに勢いで田中さんに挨拶したの。『ずっと好きでコピーもめちゃめちゃしてました!』って。そしたら田中さん『お、おう...』みたいに若干引き気味で。」

田淵大爆笑。可愛い。


斎藤「僕らと同世代でNICO Touches the Wallsっていうバンドがいるんですけど、NICO Touches the WallsはGRAPEVINEのイベントにバンバン呼ばれてて何回も対バンしてるのに、僕らは一向に呼ばれないの。あーこれユニゾンが呼ばれないのは田中さんに僕がグイグイ行き過ぎて嫌われちゃったからだなって思ってました。もうNICO Touches the Wallsのこと嫌いになりそう。」

上手側でライブを見てた田中さんが困ったように笑いながらのけぞってた。NICO Touches the Wallsって何度もフルネーム呼ぶ当たりみっちゃんへのメラメラ心を感じる。


斎藤「でもありがたいことに今日ようやく呼んでいただいて。これからもね、どんどん呼んでもらって一緒にやりたいですね。

よし。あと3曲!」

 

 

08.ガリレオのショーケース

めっちゃドヤ顔で歌い出す宏介さん。ベース振り回す田淵さん。サビ前に立ち上がる貴雄ちゃん。相変わらずクレイジーで好き。《アクセルを》の前のベースのところで貴雄ちゃんが両スティックで田淵さんのこと指してたのがかっこよかった。

田淵さんは宏介さんを一瞥すると、左脚を軸に片脚けんけんで上手へ。その勢いのまま下手に戻って来たと思いきや舞台袖へ。見えてないところでもちゃんとけんけんしてて、こっち見てにやにやしてた。戻ってきたときにも宏介さんの方をチラ見。ほんと好きね。

左脚を軸にしていたからか、スピーカーに左脚かけてもみもみ。目の前でありがとう。その後も何度ももんでたからつったのかな。

腰で溜めてバキューンもしてた。さわおさんがよくやるやつ。

 

あのですね、個人的な感想いいですか、マイクスタンドを囲うように3つスピーカーが置いてあってわたしはその一番左のスピーカーの前にいたわけですよ。中央のスピーカーは結構ステージぎりぎりに置いてあって、両サイドのも人が立てるかどうかくらいのスペースしかなかったのですが、田淵さん来ました。

 

近すぎてわけわからなかったし、この位置でステージのふちに来ることはないなと思っていたのでつらい…ひたすらに目に焼き付けました、ああかっこよかった

単純マンなのでガリレオさらに好きになりました。以上です。

 


09.天国と地獄

セッションからのイントロ。

田淵さんがいつも通り上手に殴り込みに行ったんだけど、Violaさんは構わずカメラをむけていたし梅さんはすれすれまで来たにも関わらず微動だにせず腕組んで笑ってたのでさすがプロは違うなと。

on the drumsの"A" clever shot ver. がめっちゃ好きなんです(伝われ)。あの余韻、最高にエロい。

 


10.シュガーソングとビターステップ

梅さんが貴雄ちゃんにヘッドホンを装着したので"mix juiceのいうとおり"か"シュガー〜"だなとは思ったけれど、宏介さんが「あと3曲」と言った瞬間からなんとなくシュガー終わりな予想はしてた。

やっぱり好きだわ。最高。最高。最高だってシュガーソング。幸せってビターステップ。

ひとつだけ言いたいのは、「ママレード"アンド"シュガーソング」だよ。絶対。誰「に」って読み始めた人。ちゃんと田淵さんの口と音見てきましたが間違いなく「エン」でした。間違いなく。

 

 

斎藤「ありがとうございました!次はGRAPEVINE

今日も最高にかっこよかったですありがとう。

 

 

 

お次は主催者・GRAPEVINE。ツアー最終日だから堂々と書けますね。

トライセラが好きなので同期として注目しており曲は知っていますが、イベントを除けばワンマンと対バン一度ずつしか見たことがありません。初心者です。本当に簡単に曲の感想を。こういうときバインの考察できる人めっちゃおしゃんだなって思うのよ。知識不足ですみません。

 

 

転換を終えGRAPEVINEの登場。田中さん間違いなく既にお酒入ってた。

 

01.ふれていたい

田中「帰ってきたで大阪~!」

1曲目からぐっとくる~!ツアーのセトリを見ないできたので余計に感慨深かった。

田中さん、昔より歌い方クリアになったなあ。相変わらず色気の権化だけれど。

聴き間違いかもしれないけど、レノンがパーでぼくも「パー」出してませんでした?笑

 

 

02.Golden Dawn

アニキのコーラスくっきりで嬉しい。

田中さんがすーごいにやにやしながらフロア見回して歌ってる様がなんとも色気がダダ漏れで困った。

全体的に歌い方でウケ狙ってきてて自分でも笑いそうになってるのに「フッフッフッフフ~」はエロくてちょっと意味わからない。

 

 

03.FLY

最初の3曲でだいぶ破壊力ある。

歌詞がめっちゃ田中さん。こういう曲いい。

 FLYを生で聴くのが初めてだったので嬉しい。

 

 

04.EAST OF THE SUN

きらっきらしてた。眩しすぎる。以上。

 


05.Wants

これ確か10年前くらいの曲ですよね(違ったらすいません)。

《昼間の賑やかさの後遺症》が好きすぎる。どうやって生きたらこんな歌詞思いつくの。

 


06.豚の皿

途中アニキが田中さんのアンプに集中しながら弾いてたなあ。

共謀罪が気になりだす」と「USGが気になりだす」は聴こえた。

歌いながら腕捲りする田中さんの色気よ。

 


07.here

 豚の皿→hereって最強すぎませんか。息をのむってこういうこと言うんだね。

バインファンの方も「今ツアー最高のhere」というほどの歌い上げ。最高。

 


08.Arma

www.youtube.com

新曲!!

くたびれた男感がなんともバインらしい。

この曲がここに入ったの、セトリ通して見ると納得。

 


09.覚醒

うわーーー覚醒や...デビュー曲じゃないですか。イントロ好きすぎる。

こんな新参者のわたしでも激エモだったので、ずっと応援されてる方は相当いろんなものがこみ上げるのでは。

 


10.JIVE

赤×緑×青の豪快な照明。

覚醒→JIVEの流れ良すぎる。良すぎてこわい。バインはセトリ組むの本当に上手いなあ。

 


11.疾走

サビのギターがほんと好きで耳に嬉しいセットリスト。

亀井さんが今日はすごくこの曲にはまってて、心地良い疾走だった。

 


12.吹曝しのシェビィ

アホ耳なのでイントロ聴くといつもピロウズを感じる。どこが?と聞かれるとなんとなくとしか答えられないけれど。

最後まで最上級のエンターテインメント。

田中さん終始色気全開で驚く。

 

 

MCのタイミング忘れたので覚えてる分だけ。

*コールアンドレスポンス

「大阪ありがとー!UNISON SQUARE GARDENありがとー!USG!」『USG!』「U?」『U!』「S?」『S!』「G?」『G!』
「USGー!今日コール&レスポンス的なのもうないから!ここだけやから全部出し切ってな!」

 

 *告知

「明日は大阪居残りでラジオとか出ます。あなたのお耳にお邪魔します」
「ワンマンツアーやります。関西は神戸SLOPE。大阪はゴニョゴニョ」

ゴニョゴニョ連呼したいだけのお茶目なおじさん可愛い。


「あとネコフェスも出ます。これも神戸SLOPE?」

「まだ言っちゃいけないけど9/2に○○に出ます」

「20周年ということで、多岐にわたるジャンルの方とツーマンライブをさせていただいてありがとうございます。
今日はUNISON SQUARE GARDENという事で...宏介くん、ずいぶん卑屈な事言ってましたけれども笑。えーとあれは去年ですか、イベント(SK's Session)に呼んでもらって。そこでお互いの曲をカバーしたりなんかして。だからもうがっぷりですよ。魂を交換した仲なんですよ。でもなんか今日捻くれ小僧みたいになってましたね笑。泥酔してて覚えてなくて申し訳ない」

 

 

 

en.

田中さんビール片手に登場。お風呂上りの牛乳スタイルで飲む。あとでおかわりしてたのも笑った

「愛やなあ、愛を感じるなあ、今年は。さらっと終わらさなあかんけど、いや、終わるけどね、もう少しみなさんの顔を見ておこうか」

お客さんに手をふりふりする田中さんかわいい。

 

「ほんまに、ありがとう。ツアーラストかぁー。終わりたくないなぁー。あと400曲やります。もうお前たちは市内に戻れないぞ。俺らはタクシーで帰る!」

わらった。帰ります(つよがり)。

 


13.スロウ

うわあスロウとかイントロからすごい。泣きそうになってしまった。田中さんさっきまでビール飲んでたのにこの切り替えはずるいよね。

得体の知れないゾクゾク感がある。

 


14.KOL(キックアウト ラヴァ―)

めっっっっちゃ好きなんだけど聴けると思ってなくて固まった。

最高にロックチューンなのにかわいい。

過去の事は過去にしてしまえば
人生はあっという間の逃避行

 

 


田中「終わりと見せかけて〜?こうちゃ~ん!カモン!」

まじか。宏介さんグレーのバインTシャツで登場。相変わらずTシャツが似合...あー読めない


斎藤「まさかのTシャツ被りでごめんなさい笑」
田中「お買い上げいただいてありがとうございます」

宏介さん一礼。


田中「いやいや、プレゼントしてますよ?そこまでケチじゃない笑」
斎藤「いただきました笑」
田中「さっきも言ったけど去年一緒にやってるんだよね。呼んでもらって。魂を交換した仲だから。」
斎藤「ソウルフレンド?ですよ」
田中「いやちょいちょいね、半無視するんですよ僕のこと」
斎藤「いや、そのときは緊張してたんですよ笑」
田中「今日どうだった?」
斎藤「あ、20周年おめでとうございます。すみません、ちゃんと言ってなくて」

律儀な宏介さん。

斎藤「いや、緊張しましたよ」

田中「いやあ9年前一緒にやった時全然覚えてなくて」
斎藤「いや、あれは僕が悪いんですよ」
田中「泥酔してる人に話しかけたから?」
斎藤機材チェック。スタッフに指示。


田中「ほらまたそうやって半無視する」
斎藤「いやいや笑。こっちがね、視界に入っちゃって。でも泥酔してても覚えてもらえてるような強烈なキャラじゃなかったから」

先輩立てる宏介さんさすがだなあ。


田中「田淵くんと鈴木くんは初めてだよね」

斎藤「その時二人は帰ってて、僕だけ残ってたんです」

田中「結構朝方のやつね」

斎藤「そうです。どうしても好きなこと伝えたくて。あ、でもイベントでは…」
田中「俺が酔ってて覚えてないから」

田中さんどんだけ酔ってたの


田中「宏介くん、王子様みたいだけどこう見えて骨っぽいから」
斎藤「骨っぽい?(自分の腕見て)体型がって事ですか笑?」
田中「いや男っぽいって事!あ、骨っぽいね、肉がないってことね笑」

宏介さんこういうの混ぜてくるの本当に頭良いよね。ただ田中さんのいうことめちゃわかる。

確かにイケメンだけど、もう王子様っぽいとか思わない。芯がしっかりしていて結構頑固。自分には厳しいけど人当たり柔らかい。本当にすごいギターボーカル。

 

田中「今日はね、GRAPEVINEの曲歌ってもらいます」
斎藤「10年前の自分ならね、絶対に反対したと思うんです」
田中「え?なんで?」
斎藤「『他の人が歌うなんて絶対いやだ!田中さんの歌が聴きたい!』って笑。でも今日は本当に長年の夢だったんで…歌わせていただこうと思いまして…どうかお付き合いください!」


15.光について(w/斎藤宏介)

まさかのこうちゃんボーカル。しかもフルコーラス。

光についてを歌わせてもらえたのは今ツアーでホリエアツシ光村龍哉・斎藤宏介の3人。しかもあっくんはフルじゃない。

宏介さんにハモる田中さんの表情の優しさが、クローバーで緊張しながら叩く貴雄をサポートする佳史さんやRide on shooting starでの田淵を歌いながら見守るさわおさんと同じような包容力があった。メンバーも受け入れてくれる空気感がすごい。その中でも凛々しく歌い上げる斎藤宏介にグッときた。叶わないけど音源欲しい。

 

 

最後には宏介さんと田中さんが熱い抱擁を交わす。振り返ると金戸さんとぶつかりそうになって思わずのけぞる宏介さん。

 

 

本当にいい対バンだった。

宏介さん回みたいになってるけど、確か田淵さんも好きよね。虹色ストラップ、田中さんの影響受けてるものだと思ってた。

憧れのアーティストとライブをするレベルへと実力を培ってきた宏介さんに、田淵さんに、貴雄ちゃんに、最上級の敬意を込めた拍手を。

 

 

今年はルーツを探る旅が続いている。共通点を見つけるよりも、そこからUNISON SQUARE GARDENの信念が絞り込まれてくる方がぐっとくる。

 

 

対バンが続くといろんな感情が湧くね。

 

 

 

 

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fun time HOLIDAY 6 福島・郡山公演

※この記事はUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY 6」のネタバレを含みますが、前半はツアーのネタバレを踏まないよう留意しました。SCOOBIE DOの素晴らしすぎるアクトをわたしなりに書きましたのでお時間ありましたら読んでやって下さい。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

早いものでftH6も後半に入った。8本目の今回は福島県郡山市にあるHIPSHOT JAPANにて。個人的には初のライブハウスなのでわくわく。

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キャパはおよそ500名(公演によって前後)。薄暗い階段を降りていくとフロアが見えてくる。真ん中から後ろが少し高くなっている2ブロック型。ドリンクが開演前交換制だったのも印象的。

 

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早速SCOOBIE DOのアクトから。

日曜公演なので開演早め。17:30定刻で暗転。

SEと共に4人が登場。コヤマさん髪切った!夏仕様かな、短髪もすごく似合う。先に申し上げておくとMCのタイミングが曖昧ですみません。

 

 

01.新しい夜明け

のっけからかっこよすぎて息をのむ。清々しさと新しさが光ってる。後でやるけど"夕焼けのメロディー"とは対極なのかなと思ってます。

シュウさんはどんなお客さんの前でも同じテンションで始めるからすごいなあと思う。

 


02.真夜中のダンスホール

最初のギターリフ好き。

フリースタイル フリースタイル

ここにはルールは一つもない

これに尽きるよね。どんな形だって自由。

《フリースタイル》のところで知っているお客さんは手を上げたりしてたけど、それも介さず全体を煽るあたり本当に徹底した自由度合いだなあと思って更に好きになった。10年くらい前にリリースされたけど、ずっとこのスタンスは不変。定番曲ながら安定の楽しさ。

 

 

コヤマ「UNISON SQUARE GARDENに何度もしつこく誘われて今回対バンすることになりましたSCOOBIE DOですよろしく!今日SCOOBIE DOのライブ初めて観るよって人?...ほとんどか笑。よし、今ここにいるのは、俺らと、UNISON SQUARE GARDENと、そして君のソウルだけだ。自由に楽しんでね!」

 


03.What's Goin'On

サビとか本当かっこよくて見とれてしまった。途中のラップ部分もいいよねえ。

Life goes onを《ただそれだけの事さ》って言えちゃうこの清々しさ。最高。

 


04.イキガイ

これは歌詞が好きすぎてすごく心に刻まれるナンバー。誰よりも好きなものがずっとあるから...

ベースライン聴いてて、田淵さんもこういうの好きそうだなって思った。彼はあんまりベーストークしないけれど。

人生の辛い方も無視しないあたりがすごくグッとくる。

 

 

コヤマ「実は僕たち10年前にCHAMP RECORDSっていう事務所を立ち上げまして。自主レーベルね。だから今インディーズなの。で前の事務所をやめるときに山下達郎さんに挨拶するってなって、一応4年くらいかな?お世話になったから。で『今までお世話になりました。これからも自分たちの音楽続けて行くので、また巡り会えたらその時はよろしくお願いします』って言ったの。そしたら達郎さんが『音楽を続ける意志があるなら2つのことをやれ』って仰って。

まず1つ目が『音楽を続けていくその術を見つけなさい』ってこと。これは俺たちは見つけた。でもう1つが『全国各地に1人でも君たちのことを待っている人たちが必ずいるから、その人たちに会いに行きなさい』ってこと」

この話すごく感動して涙目。UNISON SQUARE GARDENもこの話には共鳴してるんじゃないかしら。

 

コヤマ「次はその10年を歌った曲をやります」

 

05.Last Night

先日リリースされた"ensemble"(後述)の3曲目に収録されている。

ゆったりしてるけど、しっかりこの10年を踏みしめてこれからへの決意を伺える芯のある曲。

これ弾いてるときのリーダーの表情が凛々しくてかっこよかった。

 

 

コヤマ「我々先日13年振りにシングルをリリースしまして。次はそれをやります。聴いてください、"ensemble"


06.ensemble

わたしがスクービーを知ってから一度もシングルは出ていなくて、それを今年13年振りに出してくれたことがまず嬉しい。しかもそれを生で聴く機会がいただけるとは。

アップテンポではないけど刻むリズムは相変わらずSCOOBIE DOが放つそれ。

サビ前のギターいいよね。ぜひCDで聴いて欲しい1曲。わたしは即買いでした。

 

 

コヤマ「メンバーを紹介させてもらってもいいですか!」

フリースタイルダンジョンみたいな恒例のメンバー紹介、すごくかっこよくて好き。MOBYちゃん→ジョーさん→リーダー→コヤマさんの順にサクサク紹介。

 

コヤマ「今日ここに来てくれた君のタイムアンドマネーアンドソウルに感謝します本当にどうもありがとう!」

 


07.アウェイ

この曲は比較的新しいけどほんと好きで、今日1番聴きたかったから本当に嬉しい。自然と乗っちゃう。

《平行線》とか《点と点》のときのシュウさんの手の動き好き。

間奏の各ソロのところでジョーさんがめちゃんこドヤ顔してて痺れた。そのベースラインもかっこいいのに弾き様もかっこよくて直視できない。

シュウさんが「俺らの状況を教えてくれ!」ってふって《アウェイ》って歌わせるの最高にクレイジーで好きすぎる。the pillowsもそうだけどベテランはアウェイに強いなあ。

 


08.Back On

テンション上がるイントロ。

みんなで回転するのが可愛い。

「Back On」のコール、最初はぱらぱらだったけどだんだんみんながわかってきて、最後の方はすごい盛り上がりだった。シュウさんも煽る煽る。

2番前にジョーさんとリーダーが跳ねるのが絶対的に好き。

 


09.夕焼けのメロディー

コヤマ「最後に僕たちのデビュー曲を聴いてもらいたいと思います。」

最高すぎる。

リーダーのコーラスめっちゃうまい。

ジョーさん小刻みに揺れながらフロア見てはにかんでるの可愛すぎる。

ギターソロがかっこよかった。あんなに情緒豊かに正確に弾ける人おらんよ。シュウさんその間めっちゃ右腕まわしてたなあ。

 

 

コヤマ「呼んでくれたUNISON SQUARE GARDENありがとう、大きな拍手を!来てくれた君も本当にありがとう、また会おうな!サンキューありがとうSCOOBIE DOでした!」

 

 

最高にかっこよかった。

シュウさんが「君」と単数で呼びかけることでちゃんとお客さんそれぞれ1人に対して向き合っているということが更に胸アツ。

拍手も長く続いていたし、その圧倒的な演奏力と空気感に圧倒された証拠だと思う。あのダンサブルなブレない音楽とオーディエンスへの姿勢、ユニゾンが追いかける理由がよくわかる。

フロアを200%あっためてくれた。さてお次はUNISON SQUARE GARDEN

 

 

 

※ここからUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY6」のツアーネタバレを含みます。

 

 

 

 

 

小さい箱だとやっぱり転換に30分くらいかかるのね。それでもスクービーの余韻がすごくてちっとも長く感じなかったけれど。

 

18:52、暗転。青色の光。

鈴木→田淵→斎藤の順に下手より登場。ギターボーカルは中央で観客を見渡し、右手を高く上げて一礼。

 

 

01.メッセンジャーフロム全世界

愛知の1曲目なんなんですかね本当に。気まぐれやめてほしい(わがまま)。やるなら"気まぐれ雑踏"やって(わがまま)。

イントロ弾き出しの宏介さんめっちゃドヤ顔。《大さじ》の言い方が「おうさじ」なのが個人的にすごく好き。

Aメロの田淵さんのノリ方可愛い。サビで貴雄さんが頭振って楽しそうだった。

《急に偉そうになりやがって》の張り上げっていうんですか、タメっていうんですか、長さが体感的にはすごくちょうどよかったなあと思う。

どの部分か忘れたが貴雄さんがばっと立ち上がったのがかっこよすぎて。

 


02.桜のあと (all quartets lead to the?)

安定の盛り上がり。郡山の方々も結構元気で最初から押しがすごかったし、前方はだいぶぐらぐらしてた。立つのが少しつらくなってきたら一歩だけ下がることで自分の場所を快適に確保できるのでオススメです。前に行くくせに人とくっつくのが好きではないという矛盾。

やっぱりワンマンだけでなくフェスやイベントでも軒並み披露しているから3人の調和度もすごい。この曲で貴雄さん見つめてるとやっぱり手数多くて彩り豊かだな、フルカラーなユニゾンの楽曲には彼のドラムが欠かせないな、と毎回思う。

《全部惜しみもなく》の直後から鳴り始めるギターがすごく好き。最近そこが焦らなくなって心地よい。

 


03.Silent Libre Mirage

イントロでの沸き様を見て、配信だってみんな彼らの新譜を楽しみにしてるんだなあとよくわかった。田淵さんがここですごくいい顔するんだよなあ。「新譜だぜ?今からやるぜ?」みたいな。

ライブで聴くと音源にも増して爽快感わくわく感がすごい。

《理屈じゃないのだが~》のところ、踊っちゃうなあ。急にみんな手数多くなるんだもん。2番で仕掛けてくるあたりほんとかっこいい。普通なら真剣になるところなのに、3人はこのハードラインすら楽しんでいるようでさすがだなあと思う。貴雄さんとかにやにやしてたからね。

早く正式な歌詞カードをくれ

 

 


斎藤「みんな大丈夫?...大丈夫?いやあ、絶望的に暑いですけど、超絶的に楽しいですね。さっきコヤマさんに『ユニゾンのお客さんってどう?』って聞かれたとき『いや、素直な子達ですよ』って答えたんだけど、本当はもっといろいろ言おうかなあと思ったんだよね、『"一見"素直です』とか。でも好きなんですよね。みんな音楽が大好きで。でさっきSCOOBIEが終わってコヤマさんに『ユニゾンのお客さんは素直だね』って言われました!これで僕らの株が上がってまた対バンに呼べます!!

fun time HOLIDAY 6、主催のUNISON SQUARE GARDENです!今日は楽しませてもらいますのでよろしくお願いします!」

 

 

 

04.プロトラクト・カウントダウン

fun time名物的なかっこいい系チューン。

Bメロの田淵さんの荒れ方が好き。あとサビの田淵さんの表情も怖くてかわいい。

宏介さんの「なんかちがぁぁぁう!」、毎回楽しみにしてます。あの細い身体から放たれる覇気のあるシャウトがいいよね。

MCの直後がこの曲っていうのなかなかしまっててさすがセトリおじさんという気持ち。

 


05.instant EGOIST

自由に楽しむの最たる楽曲かなあといったところ。

今日は「We're kidding! hahaha...」のとこすごく声通ってた。その後のステップ、そんなに大きい動きじゃなかったけど身体のしなり具合がとてもよかった。

《「さあ 手を叩こう」?》のとこで手叩く人結構いない?あれ気持ちがどうも乗らない人を模して田淵さんが「あ"〜?」って言うんだよね?あ、でも気持ちが乗ってる人もいるから叩く人も居ていいってことか?でも手を叩こうに対して歌詞の時点でクエスチョンマーク付いてるぞ?ん?って毎回考えちゃう。多様性大事ですね。

 


06.オリオンをなぞる

やっぱり名曲なんですよねえ。

こんなことがあったもんで今日より聴きたかったんです(?)

ライブ版オリオンのドラムだいぶアレンジ加えてくるから好きすぎる。

サビ前に田淵さんがにやってしたり指さしたりするのすごくグッとくる。軽くテンションMAXになってしまう。

《立てないわけがないよ》の宏介さんの感情移入具合がすごくて鳥肌。

 


07.光のどけき春の日に

イントロで徐々に宏介さん側の光が強まる照明が好き。光感。

この曲のコーラスが好きで好きで仕方ないんだけど、もうちょっとくっきりでも良かったかなあ。今日は箱的になのかマイクの音量なのか声の調子なのかわからないけど。あと貴雄さんが少しずれてたかなと思った、これ言ったらしゅんとしちゃいそうだけど。声色は2人とも綺麗でした。

間奏のところで田淵さんが手元見ながら少しずつ頭振るのが雰囲気あって良かったなあ。

宏介さん、高音もしっかり狙えてて素敵でした。

 

 

斎藤「いやあSCOOBIE DOかっこよかったね…。僕らリハーサルから見させてもらってたんだけどもう一曲一曲が素晴らしくて。俺はじめて聞いたもん、貴雄が曲終わった瞬間『ブラボー!』って言うの笑。で、いつもツアーを一緒に回ってるスタッフさんも観てたんだけど、その人たちもこうやって踊ってんの(揺れる動き)。どうやら音楽を聞いてると自然と体が動いちゃうらしいんだよね。わかる〜!ってなったけど、思い返してみるとその人たち僕らのライブいつも見てるけど全っ然踊ってなくて。だから今めちゃめちゃ嫉妬してます。はは。

でも今日はね、僕らが主催なんで!主役は僕らなんで!最後までよろしくお願いします!」

 

 

08.ため息 shooting the MOON

これは貴雄アレンジが強烈過ぎて震えた。

ソロのところでは一音だけ鳴らしてて鳥肌。余韻すらかっこよくてゾクゾクした。

早口のとこでいつも宏介さんがせかせかしちゃうんだけど今回は情緒あって素敵でした。田淵さんは表情怖くて可愛いと思いきやめっちゃかっこいい視線投げてくる。

アウトロでセッション。聴くの2回目だけどすごく攻めててにやける。

 


09.フルカラープログラム

わかっていてもドンタンストントの多幸感がすごい。だからこそアウトロで貴雄さんがシャンシャンシャンシャンってするところが毎回少し切ない。

殿堂入りしすぎててたくさん聴けないタイプの曲だけど、改めて聴くと本当にいい曲だなあと再認識する。楽しすぎてあまり覚えてない。

 


10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ

夜な夜な、こんなダサかっこいいのに空気の作り方は超一流なんだよなあ。

サビ前の5678での田淵さんがすごくかっこいい。表情でかっこよさ魅せてくる。

《ワタシドコ?ココハダレ?ダアレ?》でフロア全体が踊り狂ってて最高にクレイジー。その中でも映える宏介さんの凛とした歌声。

 


11.天国と地獄

このツアーで"場違いハミングバード"と入れ替わりながら演奏されているこの曲。福岡あたりからやっていたようだけど個人的には初パターン。

これもサビ前の田淵さんがかっこいいから夜な夜なとかぶる。足上げはこの曲ではせず変わりに"BUSTER DICE MISERY"のAメロみたいな動きしてました。

この貴雄ソロでも一音だけ叩いて余韻を持たせてて痺れた。

 


12.mix juiceのいうとおり

貴雄さんのツッツッツッに合わせて宏介さんが「最後の曲です!」って言うの、めっちゃいいんだけどリズム見失う。

HIPSHOT、そんなに照明多いわけではないんだけど発光の仕方がすごく綺麗だったからmix juiceは入っててよかったなあと思った。

シュビドゥバもいつも通り。

本編最後の曲がこの曲で本当に良かった。締めに相応しいポップネス。

最後田淵さんの「斎藤くん好きー!」が出過ぎてた。後ろからのしかかろうとしてて笑った。何事もなかったかのようにマイクに戻る宏介さんもまた一興?

 

en.

斎藤「さっきまでおでんの出汁を吸ってたのかってくらい(ギターの弦が)しなしなですよ。これは皆さんの熱気です。このfun time HOLIDAYっていうイベントは僕らが見たいバンドを呼んで対バンするっていうシンプルなものなんですけど、対バン相手のライブをユニゾンのお客さんにも見て欲しいってのがあって。

...うわっびっくりした(後ろチラ見したら貴雄立ってた)。なんかヌボーっとしたものが見えたから、なんか白いよからぬもの見ちゃったかと思った」

田淵さん最後の部分で爆笑。貴雄さん、SCOOBIEのタオルを掲げる。

 

斎藤「あれあそこに売ってますんで。たくさん買ってもらったらまた対バンできます!!笑

今日あっついしね。さっき最後の曲で田淵が顔近づけてきたときの鼻息の荒さときたら…豚もしくは猪かってくらい、フガッフガッって。もうこの距離に(顔の近くに掌を当てて)ここに豚か猪がいるんじゃないかってくらい」

田淵さんが口臭チェックみたいに両手で鼻と口抑えてフガフガしてて可愛かった。


斎藤「さっきSCOOBIE初めて見た人ってコヤマさんが聞いた時に半分以上手が上がったでしょ。でもみんな楽しそうに踊ってて、いい音楽って純粋に楽しめるんだなあって。今日郡山でこの2バンド見てもらえてよかったです!
今日は見ていただいて本当にありがとうございました!ではアンコールやります!」

 

 

13.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜

最初のワンフレーズから泣いてしまった。

それまでは普通に楽しんで踊っていたのに、あと2曲でこの楽しい時間が終わってしまうんだなあという気持ちと自分の現実の状況を重ね合わせたら自然と泣いてた。

すごく心に刺さるシュプレヒコールだった。あんまり覚えていないはずなのに、あのときのことはずっと忘れない。

 

 

 

14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

それでもぶち上がるハローNO.6。

これ本当によく出来たシナリオだよねえ。6枚目のアルバム出した直後のftHが6回目。スパンはそれぞれ違うのにここで交差するのも何かの縁。

《君が満足そうに抱える常識を》のビブラート良すぎて毎回震える。《片道切符で挑むmuddy road》と《飽きちゃったら》の直後のアレンジが良き。ライブらしいキメになってた。仕掛けてるのは主に貴雄さんかな。

Dr.Izzyの曲がこうやって活躍しているのを見るとなぜか誇らしい気持ちになる。この楽しさは譲れないなあ。

戻る道なんて全然ないし 上品な待望論もない そんなの関係ないんだよ
世界が終わったって来世で存分にかき回そう 気が向いたらおいでよ
君が満足そうに抱える常識を徹底的に壊して
目が覚める鼓動が聞こえたなら 徹底的に揺らして

 

斎藤「UNISON SQUARE GARDENで し た!」

 

 

 

終演後久々にすごい勢いで泣いてしまった。いつも慰めてくれる人が近くにいてくれてなんとか帰れています。

両者グッとくるアクトだったんだけど、SCOOBIE DOには本当に脱帽。音楽に対するソウルがひたすらにかっこいい。FUNKY4は最上級の音楽で踊らせてくれた。ありがとうございました。

 

 

UNISON SQUARE GARDENには追いかける音楽がありながらも、自分たちがやらなきゃいけないことがあるとも自覚しているんだろうな。自分たちがまず楽しむとはいつも言っているけれど、それに加えて田淵が言うところの「ライブに行くと『うっ』てなっちゃう」という部分の解消。先を行く人たちのライブにフラストレーションを微塵も感じていなかったら、ここまで徹底したスタンスのライブバンドにはなっていなかったであろう。彼らが音楽的に影響を大いに受けた対バン相手とやる公演に行くと毎回感じる。相手バンドへのリスペクトと、自分たちの信念のミクスチャー。

数多ある好きなバンドの中でもUNISON SQUARE GARDENのライブが一番好きだと胸を張って言えるのはその点なのかなあと思う。

 

 

Syrup16gかあ。行きたかったけどお留守番です。ftH6最大の問題回じゃないかしら。

あと4公演にどんな色がつくのかとても楽しみだなあ。個人的には残すところあと1公演です。

 

 

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「価格設定自由販売」について本気出して考えてみた

DANDANANDDNA、NOOK IN THE BRAIN、BABELは大事に仕上げてるので近いうちにこっそり上げます。パスピエが書くたびグッときてしまってなかなか...ねえ。

 

 

タイトルから溢れるポルノ感。しかし本気出して考えるのは幸せについてではなく、今話題となっているsumikaのCDである。

 

 

sumikaをちゃんと聴き始めたのは別アーティストのライブに足を運んだ時のこと。sumika大好きな二人におすすめされたという何とも単純な理由なのだが、彼女らの音楽観は信用できるなと思ったので後日迷わず音源を購入し始めた。軽く感想を書いておくと、勧めてくれてありがとう。

 

 

さて5/18にリリースされた「Dress Farm #3」。2014年に同じ形で出された#1、#2に続いて3枚目である。詳細は以下の通り。

 

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Dress Farm #3

・収録曲

1.春風
2.ふっかつのじゅもん (Live Ver. 2017.02.25 at Zepp DiverCity)
3.リグレット (Live Ver. 2017.02.25 at Zepp DiverCity)

 

・価格

自由設定

 

そう、話題をかっさらっている1番の理由が「定価がないこと」なのだ。

 

今日はいかにも音楽ライターが取り上げそうなこの話題を、超ド素人目線で書き連ねたいと思います。お察しの通り頭良いことは何一つ書けませんご容赦。

 

 

¶コンセプト

まずなぜこんな試みが生まれたのか 、メンバーからのコメントがこちら。

 

リスナーである我々がCDの価格を各々決定して購入する、という話。

 

普段皆さんはどうやって、いくらで音源を手に入れているだろうか。

 

CDショップ。シングルは大体1,000円前後かな。初回限定版だって1,500~2,000円くらい。アルバムは3,000円かしら。特別仕様は5,000円。DVDもそれくらいで買える。有名な人だと8,000円くらいしたり。いずれにせよ足を運んで円盤を購入する。

各種ダウンロードサイト。最近はこれしか使わない人もいるのかな。あるいはCD派ながら、贔屓にはしていないけれど気になったアーティストの音源だけを引っ張ってきてみたり。使い方は様々だ。1曲250円。ボタン一つで買えちゃう。お手軽。

月額制の音楽サイトもある。毎月決まった値段で聴き放題。違法サイトは論外だからとっととアンインストールしような。

 

つらつらと書いたがどれも決められた値段を支払っている。

当たり前だよね。音楽に限らず大体のものには既に値段がついている。実際にかかった費用やら売る人の利益やら経済学的にやらいろいろあるからね。

 

 

sumikaはそこに待ったをかけた。

買う側がそのものに価値をつけるとしたら?自由に価格を設定できるとしたら?

 

 f:id:xxkanakoxx:20170520183757j:image

 

 

¶価値をつける

今回長い文章にするつもりはないのですぐに考察に入る。

sumikaは一番大好きなバンドだから最低でも2,000円以上は出さなきゃ」

「1円で買う人なんているのかな」

 

どちらも本当にどうでもいいことだと思っている。そりゃ利益率とか何枚を平均いくら以上で売れば黒字とか大人の事情はいろいろあるだろうが、今回の話だといくらで購入するかは大して悩む必要はないと思う。わたしが書くとおこがましいけれど。

レジに持って行った時点でお財布に入っていた小銭をすべて出したって良い。雑誌と一緒に買って1,000円ぴったりになるように設定するのもありだ。バンドに最大の敬意を金額で示すために福沢諭吉大先生にさよならを告げたって誰も文句なんかつけらんないから。

 

 

個人的に考えたいなと思うのは以下の二点。

①ショップに赴いてCDを購入すること

②実際に聴いた後のこと

 

 

まず①。

今回は販売方法が限られていて(http://www.diffusy.com/dressfarmsumika)、近くに販売店舗がなく注文になったり、そのシステムのせいで50円より安い価格がつけられなかったり送料を避けられなかったりと存分にこの取り組みを楽しめなかった方もいると思うのでイメージしづらい話ではあるかもしれない。これでも十分すごいとは思うので、メンバーやスタッフさんの熟考や熱意、行動力には感謝しかない。

今回は配信ではなく、基本的にはCDを買いに行くシステムだった。わたしは頑固なほどにCD大好きマンなので(配信も利用しているが)この過程にも価値を見出したい。

 

フラゲ日まであと何日のワクワク感。

今日やること終わったら取りに行けるというモチベーション。

ポップってすごいよね。愛がないと書けない。敬意をこめて写真におさめる。

受け取ったら早く聴きたい以外の感情がない。ポータブルCDプレイヤーほしい。

家に着いたら一目散に開封する。あっ歌詞カード可愛い。いい匂いする。

特典付いてるーーーー!!!!!!!!

円盤のデザインも好き。ここが銀色なら100点だったなあ。

一聴目の感動。

とりあえずずっと聴いてる。iPodに入れる。

 

どの部分に価値を感じるかは人によって違うし、購入するものによっても変わる。

自分の評価軸って何だろう。どこにいくらの価値を見出すんだろう。

シングルが1,000円だったなら、内訳はどうなる?これに対して「制作費が何%で...」とか言い出す人も嫌いじゃないよ。

自分の感性に耳を傾けるきっかけになりそう。

 

 

そして②。

購入時の金額設定はシリアスに考える必要はないというのはsumikaのコメントにもあるし、わたしもそう思う。

正直なところ、買ってみないと全貌が見えないものに対して価値をつけるのは困難だ。想像頼りになるからだ。

でもそれでいいのではないか。まずはお金を出して買ってみる。聴いてみる。

 

大事なのはそこからだ。

聴いてみてどう思ったか。

 

めっちゃいいありがとう大好き

えー歌い方変わっちゃった

一巡目しっくりこなかったからもうちょっと聴きならしたい

今までのCDの中で一番お気に入りになりそう

 

人によると思う。

それらを抱えて自分の設定した価格を思い出そう。今ならいくら出せる?

リグレットになるかどうかも自分次第。

 

 

 

音楽の聴き方も様々になったこの時代に、わたしたちはリスナーとしてどんな価値観を持って音楽と向き合っていくべきか問われている気がしてならない。

 

 

 

ここまでつらつらと書いてきましたが、本当にクオリティが高くて良いCD。"春風"はぜひCDで聴いてほしい。ライブ音源2曲はどちらも大好きなミニアルバム"IcoY"に収録されている。そちらもぜひ。

https://www.amazon.co.jp/I-co-Y-sumika/dp/B00NUB1RRQ

 

sumikaのライブを一度も観たことがないので今年中に機会があったらいいな。わたしはそのチケットをいくらで買ってそのライブにいくらの価値を付けるかなあ。

 

 

 

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