4/21、TRICERATOPSのツアーファイナルである(追加公演もあるがその話はひとまず置いておく)。初日の赤坂公演は家事都合で断念したため、ようやく参加できる嬉しさよ。
さて、当日朝から公式が慌ただしい。場内にカメラが入るとのこと。円盤化?と期待しつつも日テレプラスで後日放映されるのだと言う。
ある意味内輪ノリというか、知る人ぞ知る実力派バンドみたいな所が魅力なんだけどなあと思いつつ、まあ客は客として参加するだけなのでさほど気にせず向かう。
「来てくれてありがとう!!!」
FCチケット。今までチッタでこんなに早く入れたことなかった。
ネイルはROAR×20の使い回しだけど結構気に入っております。時間ないとなかなかグラデーションできないね
先述の通り指定席の追加公演がまだ残っているためセトリに触れない範囲で感想を少しだけ述べておく。
やはり全体的に外向けの感じは否めなかった。音もいつもより控えめな気がしたし、唱さんはいつもはしないような凡ミスも連発。花粉症らしく元々高音出しづらそうだなとは思ったけど、ギターはわたしでもわかるミスタッチだった。中盤のアコースティック部分で「ミスした曲が放映されないのが嫌」「みんなに良いもの見てもらいたい」とやり直しを要求。
結局「俺が嫌なの!」と言って照明からメンバーの楽器交換から演奏後のポーズまでリテイクしてた。そのこだわりが唱さんらしいなと思ったけど、それにちゃんと付き合う林さんと佳史さんもめちゃめちゃ良い。佳史さんがトライセラを辞めようと思ってたときはこういう部分での衝突もきっとあったんだろうけど、最近はお互いをわかり合えている感じがする。
終演後Twitterを眺めていたらやはりこういう外向けのライブであったことに否定的な意見も多く見られた。その感覚はわかる。同じお金を払って観に行った公演が公録のような雰囲気だったら悲しい気持ちにもなるだろう。唱さんの話が長いとかそういう理由ではないからね。
今回のことで離れていくファンを変だとは全く思わないし、感じ方は人それぞれで当たり前だけど、個人的には「ああやっぱりトライセラ好きだなあ」と思えた3時間ではあった。
現在自分の中ではストレスフリーなライブ空間をUNISON SQUARE GARDENと米津玄師に任せているので、他のアーティストには求めていないという部分も否めないと思う。好きなバンドはたくさんあるけど、やはり彼らのライブを好きだと胸張って言えるのは今のところこの2組しかいない。
トライセラに関しては彼らの音楽が好きだから、ライブで何が起こっても特に幻滅したりしない。ただそのバランスは人によって違うだろうから、感じ方もそれぞれなのだろうと感じた次第である。
感想書き始めからだいぶネガティブなことをたくさん述べてしまったけど、それでもあの3人はかっこよかった。
リズム隊は本当に安定してますね。いつものHayashi & Yoshifumi Groove!!も上手すぎてよくわからなかった。林さんのスラップはエロすぎて文字通り膝から陥落しそうになった。
唱さんのMCも相変わらず長いけど、グッとくるトークもあって憎めないんだよなあ。円盤へのこだわりもチラつかせてくれて、なんとも魅力的なギターボーカルである。
唱さん×佳史さんの掛け合いも良き。
和田「フライヤー帰り道でもらってね!」
吉田「…帰り道?」
和田「(眼鏡のくだり)わぁ〜!シャッキリ!」
吉田「シャッキリ?」
唱さんリサーチだとトライセラファンは川崎の人が多いんだよねっていうフリからの実は横浜の方が多かったり笑、唱さんはほんと天然というか自由というか...今に始まった話ではないけど、この奔放さをいい方へ導けるのはある意味林さんと佳史さんしかいないのかも。
セトリの組み方も流石だなあという気持ち。ぶち上げて、しっとりさせて、また上げる。新旧織り交ぜながらスタイリッシュに進んでいくこの感覚はずっと変わらない。
そしてツアータイトルにもなっているから言ってしまうけど、新曲"MIRACLE"と"GLITTER"もすごく良かった。いろいろ語りたいながらも正式リリースは来月なので控えておく。しかし、2曲に共通しているのは3人の音に迷いがないということ。安心して音楽に身を任せられる。
DiverCityで指定の追加公演を控えている。どんな形で締めてくれるだろうか。彼らの音にずっと踊らされていたい、酔いしれていたいと、ただそのことだけを考えている。
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