鯉の滝登り

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UNISON SQUARE GARDEN×ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!- 「ACCIDENT CODE "R"」SPECIAL LIVE

久々のBIGCAT。BIGMAMA×UNISON SQUARE GARDENスペシャル対バン2days以来だから、1年半ぶりだろうか。

 

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2/7、UNISON SQUARE GARDENとROCK KIDS 802のコラボ企画として、「ACCIDENT CODE "R"」SPECIAL LIVEが行われた。

ズブズブの関係であることは周知の事実のはずなのに、昨年は関西ロックの大忘年会ともいわれる「RADIO CRAZY」にバンド名義での出場はなかった。そもそもバンドがフェス少ない年だったし、年末はthe pillowsのイベントで年越しが決まっていたし、年明けのあれやこれやもあって出ないことになったのだろう。その代わりと言っては情緒がないけれど、特別なイベントが設けられた。

 

この「ACCIDENT CODE "R"」、実は2015年にもなんばHatchで開催されている。そのときは東京スカパラダイスオーケストラLAMP IN TERREN、感覚ピエロと共演。武道館公演を控えているUNISON SQUARE GARDENだった。なんだか既に懐かしい。

 

 

さてこのRK802、radikoのプレミアム会員なのでよく聞いているのですが、やっぱり関東民に厳しい(気がする)。関西の人って基本的にそうなのだと思ってるんだけど、関東に対してものすごいバチバチですよね。わたしはそれがすごく素敵だなと思うのです。普段は。

今回みたいにチケットの抽選となるとまあ当たらない。ただ運が無かっただけかもしれないし意気込みが足りなかったのかもしれない、けどだいぶ当たり強い。年齢がなんちゃらも言われてますが、22歳で若くないと言われたらそりゃ仕方ない。

その後の先行も見事にすべて外れましたが、縁あって行けることになりました。多大なる感謝。

 

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17:45、開場。整番は800番台だったので18:05頃入場。既にステージ下手側でオチケンさんがDJしてた。米津玄師、sumikaキュウソネコカミ...幅広いアーティストの楽曲をかけてフロアをあたためる。さすがの盛り上げ方でかっこよかったなあ。

 

18:25、オチケンさんはける。いつものローディーさん・スタッフさんが登場して機材の最終調整。

 

18:32、開演。いつも通りの感じで3人が登場。押されに押されつつも見やすい位置を確保。

 

 

【服装】

斎藤:肩から腕が黒いシャツ、黒タイ、右尻白〇黒スキニー
田淵:NirvanaTシャツ、ズタボロジーンズ、オレンジ紐靴
鈴木:刺繍セットアップ、白Tシャツ、茶ショートブーツ

 

 

UNISON SQUARE GARDENのアクトは"何かが変わりそう"からスタート。昨年6/8に行われたクリープハイプの自主企画「ストリップ歌小屋」以来。その前はツアー「Dr.Izzy」のチェンジ枠だったから、意外にレア曲。

また後で触れるけど、今回のイベントはUNISON SQUARE GARDENのライブを初めて観る、またはライブというもの自体が初という方も結構いたらしい。その人たちの中で何かが変わりそうな夜になったら素敵なことだ。もちろん備蓄米の人々も!


"オリオンをなぞる"。叩き始めから貴雄さんがにっこにこ。この曲においてワンマンでクラップ起きるの久々に見た気がする。2曲目にして早くもテンションMAX。


"オリオン〜"からの"Invisible Sensation"の流れに脱帽。ツアーの時はアンコール1曲目だったから宏介さんがMCしてから「本編でやってない方の新曲をやってみたいと思います」って紹介してからの披露だったわけだけど、直前に曲がいるのもなかなかよきですな。《とんでもないので》のところでとんでもない顔する田淵さんが好き。いまだに《夢中心コースアウト》がアウコに聞こえてしまう。

 
斎藤「どうも、UNISON SQUARE GARDENです!今日はROCK KIDS 802との合同ライブっちゅーことで、802曲用意してきました!残りまだあと799曲あります、よろしくお願いします!」

 

 

貴雄さんがリズムをとる。"等身大の地球"。クラップ率が対バン並に低くて驚いたけど、やるもやらないも自由。先月行われたnexUsと同じく、「Dr.Izzy」ツアーを想起させる。Aメロの宏介さんの手の動きが相変わらずうるさくて最高。ベースがエロくて至高。

 

"蒙昧termination"。前回の"R"のセトリにも入っていたけど割と対バンやイベントで披露されてる率が高い気がして、それこそワンマンで聴けるのは久々だったような。ツタロックでもやったっけね。ツアーだと「Catcher In The Spy」以来かな。《田淵に言っておいて》《ご勝手に》の宏介さんの歌い方に痺れる。

 

"BUSTER DICE MISERY"に繋ぐ攻めのライン。キメの部分が以前にも増して洗練されてた。田淵さんは上のコーラスが映えると思う。結構高めの。だからまたダイナソーバージョンの"クローバー"コーラスしてほしい。

 

いつものイントロからの"天国と地獄"。やっぱり盛り上がりがすごい。サビ前の田淵さんの表情が毎回よくて指差ししてしまう。

最近ドラムソロの1音パターンが定着していて嬉しい。あのインターバルが好きなんですよね。オーケーピーポーワンモアタイムのときの田淵さんの表情がめちゃめちゃかっこよかった。

 

"8月、昼中の流れ星と飛行機雲"。「Dr.Izzy」ツアーが終わってもこうして聴けるのは嬉しいですね。今2月なんですけどね。

宏介さんのボーカル力を感じられるナンバー。コーラスが相変わらず好き。最後の1音が鳴り終わるまでオーディエンスが聴き入っていたのが心地よかった。

 


斎藤「えーっと、なんか聞くところによると今日ユニゾン観るの初めてって人が結構いるみたいで、あとライブ自体が初めてって人もね、たくさんいるみたいで。皆さんどうもはじめまして〜(小さく手をふりふり)。これが本物の田淵でーす!(田淵さんタオルで顔ゴシゴシしたあと目見開く)
でね、そういう人たちが来ることを想定してなかったので…みんな知ってる曲あったかな?もしかしたら知らない曲ばっかりかもしれない笑。

で次にやる曲は最近802でもよく流してもらってるから、もしかしたら知ってるんじゃないかなと思います。新曲やります」

 

 

まさかのというべきか、やっぱりというべきか、何にせよ嬉しい"君の瞳に恋してない"の初披露。ライブの日になった瞬間YouTubeにフルバージョンがアップされていて、自称「時代遅れのバンド」なのになぜ?と思っていたけれど、タイミング的にはもしやと少しだけ期待していた。いざやってくれるとなると嬉しすぎて涙。カラフルな照明と、感慨深そうにその空間を噛み締める3人のキラキラした表情が印象的だった。


"君の瞳に恋してない"効果は絶大。そのあとの流れに多幸感を振りまく。"Silent Libre Mirage"。《張り切って跳べ》の田淵さん、今日1番の口の開き具合を記録してた。

《漂って癪にさわるけど》の直後は音源よりライブバージョンが好きかも。


"10% roll, 10% romance"。"Silent Libre Mirage"からの流れは「One roll, One romance」ツアーでもお馴染みだったけど、貴雄さんのカウントが「1.2!」じゃなく「1.2.3.4!」になってた。個人的には裏で取るから周りとどうしても合わないんだけど、それでいい、合わせなくていいんだって背中蹴ってくれたのもこのスリーピースロックバンドだったなあ。

 

斎藤「ラスト!」


"crazy birthday"でした。《せーの、バカー!》のところ、田淵さんがバーカバーカ言ってて笑ってしまった。好きすぎる。

ステージの上の3人が楽しそうだとこちらまで楽しくなってしまう、最上級の空間。

 

 

本編はこれで終了。着替えなしでアンコールに応えてくれた3人(梅さんも一緒に出てきてて笑ってしまった。多分機材調整と貴雄さんのヘッドホン付けだと思う)。

 

 

斎藤「アンコールどうもありがとう!実はね、あそこ(フロア後方上部)にカメラがあって、ライブ始まる前ずっとそれに映ったみんなの後頭部を見てて。オチケンさんが『ライブ初めて見る人ー?』とか『ユニゾン初めての人ー?』とか聞いてたじゃないですか、そしたら結構手が上がってて...これ今日大丈夫かな?って言ってたんだけど。っていうのも今日全然そういう人たちが来ることを...ありがたいことなんだけどね、想定してなかったから。でも楽しかったでしょ?今日初めてユニゾンのライブ見て『お、なんかユニゾンいいじゃぁーん』って思った人がいたら、ユニゾンよりもカッコいいバンドは日本に山ほどいるんで、802を聞いて、このバンドいいな!って思ったらぜひそのバンドのライブに行ってください!よろしくお願いします!」

 

これ聞いて昨年のビバラでのMCを思い出す。

 

斎藤「今日色んなバンドを見たと思います。新しく好きになったバンドだとか、やっぱり自分の贔屓のバンドが最高だぜ!って人とか。ここで僕からみなさんにお願いがあります。どうか明日、そのバンドの音源を聴いてください。そして必ずワンマンに行ってください。ワンマンに行くとそのバンドが更に好きになると思います。どうか、これからも、ロックバンドをよろしくお願いします」

(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/vivalarock2017day2 より)

 

今日は田淵さんが妙に誇らしげに頷いてたし、謙遜じゃなく彼らはこう思ってるんだろうな。確かにかっこいいバンドは山ほどいるけど、UNISON SQUARE GARDENもめちゃめちゃかっこいいですから。

初めて観るUNISON SQUARE GARDENのアクトが今日のライブっていう人々、なかなかに羨ましい。

 

 

斎藤「こないだオチケンさんの番組に出演させてもらった際に無茶振りをしまして。今回はワンマンライブっていうふれこみだったけど『ワンマンライブだったらやだ!落合健太郎とのツーマンライブじゃないとやだ!』って言って駄々をこねたんですよ。そしたら僕らが出てくる前にオチケンさんがステージに立ってDJをやってくださって。このあとラジオもあるのにあんなに喋って頂いて。ほんとありがとうございます。でももし次があるならまた無茶振りをしたいなと思ってて。あのー僕、ラジオとか歌番組とかでイントロが流れたときにアナウンサーの人が曲紹介を歌い出しギリギリまでして、そこから歌入るみたいな。あれ好きなんですよね。昭和の歌番組みたいな。『...花は桜木、男は花道。それでは歌ってもらいましょう!北島三郎で、与作』『…ぃよさくはぁ〜〜きをきる〜〜』次回こういう曲紹介やってほしい。オチケンさん英語ペラペラだしかっこよく紹介してもらってから歌いたいな。...いや次があったらの話ね笑。

じゃあアンコール、一曲だけやります!」

 


"シュガーソングとビターステップ"のイントロが鳴るやいなや下手袖からオチケン登場。MCで言った通りの曲紹介に、会場は大盛り上がり。宏介さん曰く、「実はめっちゃ練習してました笑!」とのこと。やられましたな。

1番Aメロの入り際宏介さんがニコニコしてて、曲フリ嬉しかったんだなあと思った。直後切り替えて真剣に歌う姿もいとをかし。

アンコールで使われる"シュガー〜"がすごく好き。多幸感を引き連れたまま、UNISON SQUARE GARDENのライブは終了。

 

 

オチケンさんの番組に出た際、田淵さんは「(ACCIDENT CODE "R"の)セトリまだ考えてねえや。MODE MOOD MODEツアーのセットリスト組んで満足してた」なんてことをへらへら言ってたのに、蓋を開けてみたらこれですよ。セトリおじさん本当にすごいな、という気持ちしかない。

 

今回は"Invisible Sensation"→"オリオンをなぞる"の流れと、初披露の"君の瞳に恋してない"からの流れが個人的にすごく好きだった。

特に"君の瞳に〜"はライブでやるのは初めてのはずなのに、もう既に空間が完成されていて驚いた。ライブ映えがすごかったのでホールでも早く観たいな。多幸感の権化だった。

普通なら「MODE MOOD MODE」ツアーで初披露になるはずなのかもしれないけれど、今回はリリースからツアー開始まで結構空いている。RK802で初披露された上に何度も流してもらっているということに対して恩を返すじゃないけど、かたくなにやらないとかではなくちゃんとイベントで披露してくれる柔軟さに感動した。このバンドの好きなところの一つかもしれない。

リード曲の役割をちゃんと全うしている"君の瞳に恋してない"の瞳に、恋してる。

 

 

そしてオチケンさんがすごくかっこよかった。ラジオを通してはずっと聞いていたけれど、生で観たのは久々。前回のACCIDENT CODE "R"といい兵庫県大でのキュウソとの対バンといい今回といい、FM802の企画でいい思いをしすぎている気がする。

本当に楽しかったです。弾丸だったけど大阪まで行ってよかった。素敵な時間をありがとうございました。

 

 

今月はLIVE HOLICとA FLOOD OF CIRCUSを控えている。好きなバンドをいくつも観ることができるイベントは嬉しい。

現在のUNISON SQUARE GARDENの無敵感を引き続き存分に楽しませてもらいたいと思います。

 

 

 

 

UNISON SQUARE GARDEN×ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!- 「ACCIDENT CODE "R"」SPECIAL LIVE セットリスト

01.何かが変わりそう
02.オリオンをなぞる
03.Invisible Sensation
04.等身大の地球
05.蒙昧termination
06.BUSTER DICE MISERY
07.天国と地獄
08.8月、昼中の流れ星と飛行機雲
09.君の瞳に恋してない
10.Silent Libre Mirage
11.10% roll, 10% romance
12.crazy birthday
en.
13.シュガーソングとビターステップ

 

 

 

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