鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

Suchmos THE KIDS "EXTRA SHOW"

4/26。田淵智也さんお誕生日おめでとうございます。あなたの作る曲に幾度も背中を蹴られてきました。32歳になっても変わらず楽しさを乗せた音をたくさん鳴らしてください。大好きな宏介さんにプレゼント貰えるといいですね。

 

 

さてそんな日にわたしは新木場へやってきた。

ご存知、あまり得意ではないSTUDIO COASTである。

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Suchmosのツアー「THE KIDS」の追加公演1日目。

今年1月に発売された同タイトルのアルバム(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/2017/01/23/235656)は累計10万枚の売上を記録し、ツアー各公演も続々sold out。本編ではわたしもチケットが取れず、今回も譲っていただいた。本当にありがとうございます。

 

 

会場に着く。いつもの新木場じゃない。

私服が多い。わたしも今日はバンTを着ていない。荷物みんな持ったまま入ってる。ドリンクも取って入る。人と人の距離がある。なんだこれ最高か。

もちろんグッズのタオルかけてる人も結構いるけど、スーツもニットもジャージもTシャツもいる。homie。

heinekenを開けながら開演を待つ。

 

 

19:35、徐々に暗転。歓声。SEが鳴る。

5人がわらわらと位置につき、最後にYONCEが登場。かっこえー。

 

 

セットリスト

1.A.G.I.T
2.YMM
3.Alright
4.PINK VIBES
5.BODY
6.INTERLUDE S.G.S.4
7.MINT
8.Tobacco
9.Wiper
10.GAGA
11.SNOOZE
12.DUMBO
13.STAY TUNE

en.

14.Miree

15.SEAWEED
16.Pacific

 (間違ってたらすみません)

 

 

*客層の話

年齢層が広い。でも10代はあまり見かけなかった(と思う。大人っぽい子もいるからわからないね)。20代半ば〜後半の男女がそこそこいた。あと40〜50代であろうおじさま方。会社で役職持っているような雰囲気でスーツ着てる。昔ブイブイいわせていたであろうちょっとおしゃんなイケてる方々。男女比もほぼ1:1だったし、本当に様々な人がいらしていた。

Suchmosを「懐かしい」と思う人々と「新しい」と感じる人々が交錯しているフロア。

 

 

*ライブの流れの話

めちゃくちゃリズムが良い。曲間のYONCEのMCが全くいやらしくないし、ライブのテンポを潰していない。後ろではBGMのように音を鳴らす。総合的に見て本当に退屈する暇がないなと思った。

どんなに曲が好きでもライブに足が向かないアーティストというものは多くいる。それを判断する要素の一つが「ライブの流れ方」である。曲を聴きにお金を払っているのにそれ以外のことがライブ中に多すぎるともう二度と行かない。しかしSuchmosにはそんな思いを抱かなかった。純粋に音だけを楽しむ空間がそこにあった。今日のライブ、チケット代もっと高くても行ってたなあ。

 

 

*自由の話

YONCEはこういうことをよく話す。

「どのフェスのどのアクトも俺には代わり映えしないものに見えたんです。ステージに立つ演者はみんな『踊れー!』『手を挙げろー!』って同じようなことを言ってフロアを煽り、お客さんもその指示に従うようにみんなで同じ手の動きをして盛り上がってる。そういう光景を何度も目にして、俺はヤバいと思った。もちろんそういうことが好きな人がいるのもいいと思うし、否定するつもりはまったくないけど、俺はそれぞれが勝手に楽しめばそれでいいと思う。人はそれぞれ違うし、世界もそれぞれ違う。その多様性が俺は好きだから」(SWITCH 2月号)

 

一見ビッグマウスにも捉えられるかもしれないがそうではない。最高度の自由をオーディエンスに託している。実際メンバーは演奏中「俺らはこんな風に自由に楽しめているんだぜ」と言わんばかりに自分たちの鳴らす音楽に酔いしれている。「君たちはどう?」と。

普段心から音楽に身を任せて波に乗れる空間は多くはない。ライブにはいろいろな楽しみ方があるけれど、ダイブとかサークルって感情が爆発しているようで実は理性的だなあって思う。だって瞬時にせよ感情表出手段として既存のそれらを選んでいるのだから。

自由って難しいよね。この議論は一体感至上主義の話にも繋がるんじゃないかしら。

 

 

河西洋介の話

話逸れるけどSuchmosは全員サチモネーム的なものがありながらも本名を明かしているところがいいよね。それだけです。

さてご存知YONCEである。彼は本当に凄いボーカリストだなと改めて思った。

まず歌が本当に上手い。滑らかに歌っているようで声の緩急の付け方がすごくテクニカル。素人耳でもわかる。そこに彼なりのバイブスを乗せて音として作り上げてくるから恐れ入る。バイブスの正しい意味は知らない。

そしてフロントマンとしてのプライドをしっかり持っている。それでいて独りよがりじゃない。1/6であることをしっかり理解している。

なるべくステージの端から端まで行って歌おうとする意識が素敵だ。彼のようなボーカリストだから為せる技ではあるけれど。

全身で自分たちの音楽を魅せつけてくる。受けた感想としては米津玄師を観たときのイメージに近い。自然に溢れる動きを惜しみなく放つ。色気がすごいよね。

本当にすごいボーカルだなあと改めて思う。

 

 

バンド編成の話

普通のバンドスタイルに加えてキーボードとDJがいるから強いという話は以前にもしたが、その6ピースがちゃんと役割をわかっているなあとライブを通して思った。Suchmosの音楽を形成するにはどの要素も欠かせない。

 

 

*YONCE語録

「踊ってる方が可愛いよ」

→めっちゃ甘い声。噂に聞いてはいたけど固まった

「みんな踊り疲れた?踊り疲れた時が踊り時」

→ちょっと意味がわからない

「もっと大きい所でもやりたい。君たちという波に乗りたい」

→わたしもスタジアムを揺らすSuchmosが見たいよ

「明日は平日、スヌーズ機能使って起きよう」

→いきなり現実。がんばる

「これから今日みたいな楽しい時間じゃなくて、本当に辛い夜があるかも知れない。だけど音楽があれば、音楽さえあれば、きっと大丈夫。俺たちもそうだったから」

→これは泣いた

「仙台の方が上手かったなあ。焚き付けといて悪いけど、もうやらないからね」

→こらこら。次はがんばります。

 

 

簡単に以上です。レポよりも感想になってしまいました。

色々思うところがあるライブだったなあ。とても楽しかった。次はビバラでのアクト楽しみにしています。