鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

the pillows presents "Shoegazer speaker in swanky street"

2017/01/26、Zepp DiverCity TOKYO。

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"Shoegazer speaker in swanky street"

 

エモいという言葉の賛否はさておき、こんなエモい対バンタイトルがかつてあっただろうか。

 

ライブ前からこの公演については書こうと決めていました。個人的に待ちに待った2017年初ライブであったし、この2バンドを1日で観たらわくわくしすぎて書きたいことだらけであろうと思ったからです。

 

しかし終わってみると想像以上の多幸感と感動で言葉にならない。センチメンタルピリオドってこういうことを言うのかな(言わない)。

 

少し長くなると思いますが、素人の書く文章に寛容な物好きの皆様はなにとぞお付き合いいただければ。特にレポという訳では無いです。

 

 

 

19:05、暗転。青色の光。

 

いつものSE、"絵の具"が流れる。鈴木→田淵→斎藤の順で登場。田淵さんがいつも以上に凛々しい表情で出てきた。気合いの表れなのかな、胸が高まる。

フェスなどでは時間や演出の都合上(?)3人がそのまま定位置につくことも多いが、この日の宏介さんはきちんと真ん中でオーディエンスと向き合い、手を広げ歓声を噛み締める。礼も忘れない。フロントマンとして対バン相手・そのバンドのファン・ユニゾンのファン、そして自分たち自身への敬意を表しているようで、この一連の流れがすごく好き。

 同じ"絵の具"だって、「これからAlien now!するんだな」というときと「1曲目はなにがくるんだろう」というときでは全然違う。なのに「今からUNISON SQUARE GARDENのアクトがはじまる」という感覚が確実に呼び起こされる。SEについて語り出すと止まらないのでまた別の機会に。それかSEについて飲みながら語ってくれる人いたら教えてください。

 

 

*Fool on the planet

この始まり方なかなかぐっときましたね。UNISON SQUARE GARDENがライブでやったのは2回目かな?(違ったらめっちゃごめんなさい) 以前対談で田淵さんが「必要に駆られればやる」というようなことを言っていたため、いつかまたやってくれるだろうなと思っていました。対バンであっても自分たちの曲をざっとやって帰っていくことが多いので、やっぱり今日は特別なんだなあ。

the pillowsのカバーでありながらユニゾン節が効いていて心地よい。最後の方の「流されて歌ったりしないぜ」だけ絶妙にさわお感。

 

*サイレンインザスパ

この曲の安定したぶち上げチューン感よ。すっかり定着。ちょっと予想していたので嬉しい。

UNICITY Vol.1.5のときも書いたけど、相変わらず2番ヘイ未遂する人多くて、そこで田淵さんが口元をほんの一瞬だけ緩ませるのだいぶ好き。貴雄ちゃんのサビ前のビートがいつも以上に正確で(拍がわかっていてもライブでは毎回くずされるのに)緊張感が伝わってきた。めちゃ楽しかった。


シューゲイザースピーカー

演奏してくれるであろうと期待してはいたんだけどCatcher In The Spy…?

the pillowsがなぜこの曲を表題に入れたんだろう。ピロウズの知識が浅すぎて深読み不可。

地味に前々回のツアー「プログラムcontinued」以来のセトリ入り。最終公演が1/28だったから約1年ぶりでしたね。ライブバージョンだとより宏介さんが感情を込めて歌い上げてくるのでとても好きです。

 

*桜のあと(all quartets lead to the?)

あ、Catcher In The Spyだわ。何なら無意識でカウントとってたわ。あな恐ろしや。

Dr.Izzyゴリゴリ引きずりマンなのでラストの桜のあとを思い出しすぎてつらかったけど楽しかった。ピロウズのファンの方もすごく楽しそうに《All quartets lead, lead to…?say la-la-la…》のところのってくれていて本当に素敵な方々だなあと思いました。

このあたりで気が付いたんだけど田淵さん今日相当声仕上げて来てない…?


*ライドオンタイム

「Ladies and gentlemen…"ride on time"!!」

"オリオンをなぞる"じゃなかったー!

貴雄ちゃんのドコドコドコドコドコドコドコドコでテンションが最高潮になる。なんて素敵な魔法。

昨年は音人・ビバラ・×BIGMAMA2日目で聴いて、確かモンバスでもやったはず。開演前「ライドオンタイム聴きたいね〜」なんて話をしていたものだからさあ大変。今聴きながらこれ書いてるんだけど涙目。一般知名度はあんまりないけれど、フェスや対バンでもしっかり機能するってすごいこと。

Bメロ貴雄ちゃんのツツッツッていうリズムの取り方めちゃ好きなのでひたすらにありがとうございますって感じでした。

 

*蒙昧termination

あれ?きゃっちゃ(以下略)

さわおさんがあのアルバムをべた褒めでもしたんだろうか。

「あのねかぁし書いたのぼ↑くじゃ、ないんで、たぁぁぶちに言っといてぇぇぇ!!!」

 ライブで見た中では最高に僕じゃない感出てたと思うんですが異論認めますのでどうぞ。

あとものすごい個人的なこと言っていいですか、言いますね。宏介さんのマイクチェック、音源だと「アアアアアア」じゃないですか。この日は「ん、ん、アアア」って感じでとてもセクシーでした。思わず宏介さんのこと二度見しました。現場からは以上です。


*Runners high reprise (新曲)

 ピロウズ大好きな田淵氏がピロウズの楽曲10個分のエッセンスを詰め込んだというこの日のための新曲。さわおさんが「田淵ピロウズ好きっていうくせに全然影響受けてない」っていうのは本当にそう思ってるわけじゃなくて、UNISON SQUARE GARDENの長所や才能・個性を認めつつ「オマージュするならもっと大胆にやっていい」っていうさわおさんからの遠回しなメッセージだと思うんですよ(個人的見解)。だって明らかにパク…オマージュしてる楽曲たくさんあるじゃないですか(個人的見解)。先輩愛。

イントロからもうゴリゴリオマージュでファンから歓声・クラップ・笑顔。田淵さんが思わずにやける。宏介さんもオーディエンスの反応を見て照れ笑い。貴雄も口元と目元を緩ませていました。

ちょこちょこ歌詞が聞こえてこれかな?あれかな?って思ったりしたけれど、願わくば音源化してほしい。めっちゃ良い曲だった。答え合わせしたい。


*kid, I like quartet

 やっときたーーー!フェスでやるかな?と思いつつなかなか入らなかったこの曲。昨年の×パスピエ以来かなあ。

サビで田淵さんを観たことのある方は思い出せると思うのですが、いつも左手にすごく4つの感情が行き交ってるんですよ。でもこの日は行き交うとかのレベルじゃなかった。爆発してました。

コーラス田淵が楽しそうすぎてこっちまで笑顔になった。


シュガーソングとビターステップ

おこがましいながらも敢えて一つ言わせていただくとするならば、今日のお客さんは「シュガーをやらなくても許してくれる人たち」だったのではないかなあと思う。でもさわおさんの言うように代表曲で取り込みたいみたいなプライドは大事だもんね。いずれにせよ大好きな曲です。

前列で観ていたピロウズファンと思しき方々もすごくのってくれていて、しかもそれが嫌なのり方じゃなくて、すごく上品だけど元気な?形容が難しい…ただウェイウェイするんじゃなくて、1種のダンスチューンとして捉えてくれている感覚が強くあって、少し涙しそうになった。


*オトノバ中間試験

"RUNNERS〜"が終わった時点で宏介さんがあと3曲と言っていて、喜怒哀楽が来た、シュガーも来た、…え?

いつもだったら"天国と地獄"で終わってもおかしくないなあと思いながら、この対バンでそれはないか…え?まさかオトノバ?

 

はい、オトノバ中間試験でした。

いくらなんでも都合良過ぎるから夢かと思ったわ。踊っちゃったわ。

 

今日やってくれたこと(LITTLE BUSTERS説はさておき)、最後に持ってきてくれたことが本当に本当に本当に嬉しくて泣きそうになりながらめっちゃ笑顔で聴かせてもらいました。バイト中でも作れないほどの笑顔だったと思う。初めてライブで聴いてからもう1年以上経つのかあ。早い。数えてみたら個人的にはツアー含めて36回目のオトノバ中間試験でした。

 

《息継ぎがてんでないじゃんか 心配ですsee? see?》の時のてんでなさが半端じゃなくて(おそらく過去最高)、田淵さんが思わずなのか意図してなのかわからないけどおお?、みたいな顔をしていたのが印象的。今まであの部分手元見てたのにね。

《あのね歌ってるのは快気怪奇な僕なんで 呆れるまで斎藤に任せといて》のところ。今まではドヤ顔で宏介さんのこと指差してたけど、今回は違った。宏介さんに近づいていって…あのね歌ってるのは快気怪奇な僕なんd

 

ばんざーい!!!!!

 

……

 

か   わ   い   す   ぎ

 

もうこの件に関してこれ以上のコメントはありません。好きです。

 

田淵さんの《オトバ情緒で繰り広げたりける制限タイムはあと少し?》の→↑⤵︎のフリはライブで披露した当初からあったんじゃなかろうか。あれを田淵さん自身が考えたのかなって考えると思わず頬が緩む。

 

《いくらなんでも都合良過ぎるからあんたなんかと踊れない》

 

このフレーズに救われすぎてる。「なんでも」が平仮名で「よすぎる」を「良すぎる」じゃなくて「良過ぎる」って書いてくれたのがなぜか嬉しくて…この話もオトノバ中間試験大好きマンの方、相手してやってください。

田淵さんがコーラスしながら片脚ダンダンするのも好き。

 

いやもうなんか、オトノバ中間試験大好きです。本当に好き。

 

 

 

いろいろ書いてきたけど今回はセトリが良過ぎた最高!とかではなく(いやもちろんよかったんだけど)、「大好きな大先輩との対バンの先攻のアクト」という感じがすごく滲み出ていて素晴らしかったです。ユニゾン終わったあと言葉にならなすぎてすごい勢いでビール飲みほした。

 

 

 

さてお次は主催者・the pillows

 

*セットリスト

Xavier

Ritalin 202

ノンフィクション

HAPPY BIVOUAC

WALKIN'ON THE SPIRAL

Funny Bunny

日々のうた

Swanky Street

TOY DOLL

About A Rock'n'Roll Band

この世の果てまで

Locomotion, more! more!

 

en.1

Ride on shooting star

RUNNERS HIGH

 

en.2

ハイブリッド レインボウ

 

 

今回のセトリはほとんど田淵さんのリクエストだそう。後々ピロウズファンのコメントを読んだら「UNISON SQUARE GARDENのベーシスト、ゴリゴリのピロウズファンすぎる。今日行ってよかった」「田淵さんのリクエストがとことん好みでセトリ良すぎた」「Xavierチョイスわろた(最高)」など称賛の声が本当に多くて、自分が褒められたわけではないのに泣きそうになってしまった。ザビエルは笑うしかなかったけど。

 

ところで「さわおさんが田淵にやってほしい曲はあるかとメールしたところ20曲くらい送ってきた」っていうネタ、どこかで聞いたことあるなと思ったらfun time HOLIDAY4(2012)の時に同じネタありませんでした?そこで田淵さんがNAKED SHUFFLEをリクエストしていたのを知ってテンションが上がった記憶が…ただ記憶があいまいなのとソースがないので違ったら流してください。

 

全曲書きたいんだけど長すぎる文章になりそうなので、思い入れのあるアンコール3曲について少しだけ。

 

 

*Ride on shooting star

人生で初めて聴いたピロウズのアルバムがこちら。"LOSTMAN GO TO YESTERDAY"。とりあえずたくさんの曲を知りたかったのと、BUMPがカバーした"ハイブリッド レインボウ"が聴きたかった。確か"ストレンジ カメレオン"や本公演のタイトルにある"Swanky Street"も収録されていたはずだ。Ride on shooting starがダントツで好きだった。

 

さわおさんが田淵さんを呼ぶ。両脇を固められ照れくさそうな顔をして連行されてきた田淵さん。声が仕上がってたのはこのせいかー!あたたかく迎えてくれるピロウズのファンが本当に本当に素敵。そしてベースに入ったと思ったらこの曲。

文字通り号泣しました。田淵さんの嬉しそうな泣きそうな表情見てたらほんと良かったねって思ったし、自分自身も生きているうちにこのコラボレーションを観れるなんて思ってもいなかったから、コンタクトがずれそうになるほど涙が出た。演奏も良かったし、「ああ本当にピロウズ好きなんだな」って誰が見てもわかるような動き方だった。

そして楽曲が本当にかっこいい。

 

*RUNNERS HIGH

repriseじゃなくて本家。快諾してくれたことももちろんだけど、今日やってくれること(しかも田淵と一緒)に懐の深さを感じた。

照れ笑いする田淵さん。いつもは天邪鬼でひねくれ者のベーシストも今日に限ってはバンド小僧。

そしてやっぱりこの曲めちゃめちゃかっこいい。27年やってるおじさんたちすごすぎるなあ。

弾き終わって去っていくピロウズのメンバーもとてもかっこよかったし、田淵さんの嬉しそうな笑顔と涙目が忘れられません。

 

*ハイブリッド レインボウ

ピロウズを知るきっかけとなった曲。大好きなBUMP OF CHICKENがカバーしてたんですよね。そっちを先に聴いたので本家聴いたらちょっと驚きました。

 

ピロウズが結成15周年を記念して結成日にリリースしたトリビュートアルバム"SYNCHRONIZED ROCKERS"。

これ、本当に豪華。

BUMP OF CHICKENをはじめ、ストレイテナー(RUNNERS HIGH)、ELLEGARDEN(Funny Bunny)、Mr.Children(ストレンジ カメレオン)といった顔ぶれ。ゴリゴリわたしの趣味なんですけど、メンツとしては本当にすごいところが参加しているなあと思いました。

生で聴いたのは今回が初めて。BUMP OF CHICKENの思い出と重なってエモかったです。

 

さわおさんが最後に「素敵な夜をありがとう」みたいなことを言ってた(泣いてたのであんまり覚えてない)のが相変わらずお洒落だなあと思いました。

 

 

かっこいいおじさんたちが好きなように音楽を鳴らしている。the pillows、最高のバンドです。

 

 

 

公演後、本当になにも言葉にできなかった。すごく心に響いた。対バンがこんなにあたたかいものだなんて。素敵なアクトを続けて見られるなんて。2017年初ライブがこんなに素敵なライブでいいんだろうか。こんなに幸せな瞬間を目撃した1人になっていいんだろうか。

 

音楽は自分を肯定してくれる。

好きな音楽に、好きなバンドに、いちいち背中蹴ってもらう人生だっていいよね。

 

 

言語化するのに非常に時間を要しました。お付き合いいただきありがとうございます!

本当に素敵な対バンだったなあ。

 

 

 

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音楽をカテゴライズして敬遠するのは勿体無い

本日1/25、Suchmosのセカンドアルバム"THE KIDS"がリリースとなった。昨日フラゲしたが、立ち止まってMVを観たり試聴している人が多くて驚いた。もし予約していて今日以降に購入される方がいれば、聴いてから気が向けば読んでいただきたいです。 

 

 

まずはSuchmosの話をしよう。

2013年、神奈川県出身者を中心にYONCE(Vo.)、TAIKING(Gt.)、HSU(Ba.)、OK(Dr.)、KCEE (DJ)、TAIHEI(Key.)の6人で結成された。バンド名の由来はジャズジャイアンルイ・アームストロングの愛称サッチモである。

 

www.youtube.com

Honda「VEZEL」のCMに起用された"STAY TUNE"。聴き覚えのある方も多いと思う。

 

彼らのやっている音楽は何かと尋ねられると非常に困る。アシッドジャズだのシティポップだのネオソウルだのと言われているが、正直なところどれにもぴったりは当てはまらないと思う。確かにブラックミュージックの影響はゴリゴリに受けているし、YONCEのMV中の動きでJamiroquaiを連想した方たくさんいるんじゃなかろうか。

 

しかし聴くとわかるのだけど洋楽の系統を踏みながらJPOPを体現している。形容が難しい。

 

メンバーの中には音大を卒業している人もいるし、各々の音楽の趣味もJPOPの歌モノから洋楽、ジャンルも様々だ。フロントマンは「俺はSuchmosはロックンロールバンドだと胸を張って言い切れる」と言っている。それぞれがそれぞれの感性に影響を与え合い、自分たちのやりたいことを取り込んで新しい上質な音楽を生み出している稀なバンドだ。

 

彼らは既存の価値観にはめられることを嫌がっているようだから、"Suchmos"というジャンルでいいんじゃないですかね。

 

 

 

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話を戻してフラゲ日のタワーレコード渋谷店。1階の大スクリーンで既にMVが流れていた。

  

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中央のドアを入るとど真ん中にポップが。こんないい位置に……思わずにやける。

 

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3階上がってすぐのところにも。大体この場所は大御所に持って行かれがちでこの右側に続く新譜コーナーに並んでいることが多いのだけど、堂々たる席巻。

 

 

 

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こちらが購入した初回限定版(CD+DVD)。ステッカーついてきた。

 

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ちなみにDVDはこちら。白の部分が銀盤だったら好みドンピシャだった。 2016.10.28、恵比寿リキッドルームで行われたTOUR MINT CONDITIONのライブの模様が収録されている。

1. Pacific
2. YMM
3. JET COAST
4. GAGA0
5. Dumbo
6. STAY TUNE
7. MINT
8. Life Easy

わたしはこの日Zepp DiverCity TOKYOでUNISON SQUARE GARDENのワンマンを観ていたので、DVD化してくれて本当に嬉しい限りである。

このライブ映像を観ていただけるとわかると思うが、彼らは予想以上にライブバンドだ。

 

 インタビューでYONCEはこんなことを言っている。

 「どのフェスのどのアクトも俺には代わり映えしないものに見えたんです。ステージに立つ演者はみんな『踊れー!』『手を挙げろー!』って同じようなことを言ってフロアを煽り、お客さんもその指示に従うようにみんなで同じ手の動きをして盛り上がってる。そういう光景を何度も目にして、俺はヤバいと思った。もちろんそういうことが好きな人がいるのもいいと思うし、否定するつもりはまったくないけど、俺はそれぞれが勝手に楽しめばそれでいいと思う。人はそれぞれ違うし、世界もそれぞれ違う。その多様性が俺は好きだから」

(SWITCH 2月号)

 

確かにレディクレで観たときYONCEは煽るMCを全くしなかった。予想に反していたのか、動揺していた人もいたのが手に取るようにわかった。「リズムに任せて身体を揺らす」ことが苦手な人が多いという現実へのカウンターとして、いい役目を果たしてくれそうなバンドだ。

ちなみにYONCEがオールバックにするシーンが好きでした。観た方感想待ってます。

 

 

さてCDである。

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CDのデザインがお洒落。かわいい。ロゴこれになって本当によかったなあ。

1. A.G.I.T.
2. STAY TUNE
3. PINKVIBES
4. TOBACCO
5. SNOOZE
6. DUMBO
7. INTERLUDE S.G.S.4
8. MINT
9. SEAWEED
10. ARE WE ALONE
11. BODY

 

各曲感想を書き連ねたいところだが今回はアルバムのリード曲について少しだけ。他はCD買って・借りてゆっくりじっくり聴いてね。

 

アルバム1曲目でありリード曲、"A.G.I.T."。

www.youtube.com

 

メンバーも言っていたが、"STAY TUNE"からこの曲に飛んできた人は少し驚いたのではないだろうか。印象的なギターリフから始まり、グルーヴを形成しながら後半へと高まっていく。まずはYouTubeでぜひ聴いていただきたい一曲だ。


彼らの音楽は枠にはまらなくて、どこまでも自由だ。特にYONCEの歌がそれをより確固たるものにしていると感じる。彼は滑らかに歌っているようで声色の変化の付け方がとても上手い。音程の切り替えも器用にやっている。adidasが大好きなフロントマン。すごいボーカルが出てきたなあと思う。

 


TAIHEIがこんなことを言っていた。
「ドラムが地面を作り、ベースが道を整備する。その上にDJやギターが建物や木を作っていく。そうしてできた『街』を歩くのがボーカル。じゃあキーボードは何をするのか、というと、その街に流れる空気や空の色を作っているんです。」

(SWITCH 2月号)

Suchmosの強いところはその編成にある。
ベースはVo.+Gt.+Ba.+Dr.という一見ロックバンドだが、そこにKey.とDJが加わっていることが彼らの音楽の幅を広げていると強く感じる。2人の存在は大きい。しかし6要素でSuchmos。当たり前のようでこの通り。

 

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余談ではあるが、先日SWITCH2月号を購入した。ポスターまで付いてきた(写真)。ほとんど1冊Suchmosなので、このバンドについていろいろ知りたい方はぜひ。

 

目指すところはMr.Children横浜スタジアムグラストンベリー。もう誰も笑わない。好きなようにやってほしい。彼らは現代の音楽シーンをどこまで変えてくるのだろうか。

 

「おしゃれすぎるから」「洋楽みたいでわかんないから」ってカテゴライズして敬遠するのは勿体無い。

 

 

 

 

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あなたに伝えたいんだ はうる初日のあれこれを

(ぷらいべったーからお引越しした記事です。)

誤字も愛嬌。
ネタバレを含みます。これからはうる行く人は回れ右。曲目とかゴリゴリ書いてますよ。セトリ知りたくない人もそっ閉じで。もしかしたら追加公演あるかもしれませんよ。思い出しながら書いたので順番違う所も沢山あると思います。+拙い文章でも気にしないという方、ようこそ。

 

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11/23(木・祝)、米津玄師TOUR2016はうる@豊洲PIT行ってまいりました。ツアー初日です。
はうる、前回の音楽隊よりもはるかにものすごい倍率で全先行全滅し、1週間を切ったところで譲っていただきました。あーちゃさん本当にありがとうございました!!!
でも本当に良いライブだったのでふわっとしたツイートで終わりたくなかったんです。ごめんなさい。思い出しつつ書こうと思います。


はうるは前回のツアー終わってLOSER/ナンバーナイン(とNANIMONO)のリリースのみで迎えました。実質ひっさげないツアーですね。

 

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10:30物販列に到着。12時からなのにすでに400人近くが並んでおり、わたしの後にもすごい人。前回こんなに並ばなかったよ。初日+祝日というのもあって、ものすごい人でした。

わたしが買えたのは13:00頃。売り切れは特になし。でも1時間後にはパーカーのLが売り切れてたとか。その直後トートも売り切れたみたいです。参考までに。

 

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さて、本題のライブ。

19:00ほぼ定刻。暗転。中ちゃん、すってぃー、堀さん登場。拍手の中続いて米津さん登場。ブルーのシャツ(三角の模様たくさん)+黒パンでかっこよすぎて、みんなが息をのむのがわかった。歩くだけで色気だだ漏れすぎ。抑えて。


1.ナンバーナイン
1曲目にこれ来るか〜!イントロからめっちゃくねくねしてて、かっこよすぎて鳥肌。本物だ〜!!!
しかし1番サビ伸ばしすぎて2番の入り遅れる。ごまかす。かわいい。許す。
多才なのに相変わらず人前で緊張しがちなところに人間味を感じます。こっちまで緊張しちゃう。年上なのに親目線。


2.アンビリーバーズ
たたみかけるように最近のシングル曲を。もう転調ver.がスタンダードなのかな。ドコドコするシルエットめっちゃかっこいいんだけど太鼓の面が低く感じるよね。米津さんが背高いから。
ついこないだリリースされたと思ったらもうライブに馴染んでいた。


米「どうもこんばんは米津玄師です!よろしく!」


3.ミラージュソング
お気づきの方も多いと思いますが、この流れやばいです。

今日聴けたらいいな、でもやらないだろうな、って思ってたので眩暈がしました。「いつだって僕は君の髪の毛を撫でたいと思った」を生で聴いたら死ぬことがわかりましたありがとうございました。あとこの曲のときのすってぃーの微笑みがエロかった。バンドマンとは付き合っちゃいけないみたいな危険さを感じた。


4.メランコリーキッチン
わ た し の 大 好 き な 曲
たたみかけすぎ。一音目で発狂しそうになったよ。めっっっっっっちゃよかった。「もう一度!」のドヤ顔めっっっっっっちゃよかった。もうほんとこの曲好き。ギターを豪快に弾いてて良かった。嬉しすぎて言語化不能


5.駄菓子屋商売
今回勝手にやらないだろうなと思っていた。なんか懐かしい感じもした。CDと歌い方が違って新しい感じもした。イェイ・チューインガム・ブーイングコールのくだりができたので満足です。歌詞に迷いがなくて清々しさがありました。


米「えーっと改めて米津玄師です。ここでMCでいいんですよね?笑 …いいんですよね?忘れそうになっちゃった笑。今年のはじめ…えっとまあいいや笑(おそらく前回のツアーの話をしたかったんだと思う) 久しぶりのライブなので、最後まで楽しんでいってください!」


6.Undercover
ここからちょっとかっこいい系。これ結構くねくねしてたなあ。「僕は引き金を引きたい」のところで右手が出てきて、引き金引くのかと思いきや引き出し開けるみたいな仕草しててちょっと笑った


7.KARMA CITY
だんだん米津さんの暗い方が出てきた〜!好き
〜!KARMA CITYをここに置いたの、今回のセトリの中で最もナイスだと思ったのですが詳細は次の曲で。


8.amen
これですよ。最新にして問題のこの曲。ライブ映えするんだけど前後を考えると浮きそうな気がしていて、どう繋ぐか楽しみにしていました。そう考えると前にKARMA CITY置いたのだいぶ正解じゃないですか。むしろ聴きながら「次amen来るな」って思ったもん
バックが障子みたいなライトアップになってました。最初暗がりの中米津さんの影が浮かび上がってて、ライトやセットと一体化していて米津さんが作品の一つだと錯覚するくらい芸術的な動きでした。暗い面の最深部まで行くような曲だけど、すごく人間味があって、かつナイフを首ギリギリまで突きつけられているような緊張感もあって、鳥肌立ちました


9.Black Sheep
聴けて嬉しかった〜!!!ギターのアレンジがすっっっごくよかった!amenのあとちょっとアウトロが長くて、ぎゅいーんって高まってからのBlack Sheep。これも聴くとamenの受けはこれしかない気がしてくるから不思議。騒がしい箱庭でにやけたのはわたしだけですねすいません。


米「えっと、12月10日にかいじゅうずかんが発売されるんですけど、そのかいじゅうずかんに合わせて曲を作りました。なので今日はその曲を聴いてください」


10.love(新曲)
これはCD出るので割愛。演出で言えば、暗闇の中にろうそくの火のような灯りが何個も浮き上がっていて綺麗でした


米「えーっとじゃあ、後半戦入っていいですか?後半は結構盛り上がるやつをやろうと思ってて…みんなあれでしょ?暗い曲ばっかでテンション下がってるでしょ?(会場爆笑)なので次は盛り上がる曲、やっていいですか。LOSERという曲です」


11.LOSER
やっときたーーー!今ツアーの大本命。なんとくねくねが少なかったー!ほとんどなかった!!「踊る阿呆に見る阿呆〜」のところの挑発的な表情がなんとも良かった。声枯れてなければなお最高。


12.アイネクライネ
普通に泣いた。アイネクライネの照明すごく凝ってて曲に合ってて素敵でした。色味とか。
キャスかなんかでも思ったけど米津さん最近「だと"すれば"勘違いも〜」って歌うよね


13.Neon Sign
歌詞探り探りな感じもまた一興。濃い曲が続く中しっかり存在を主張してたアルバム曲でした。どの部分か忘れたけど堀さんのキメがめちゃかっこいいところがあって、思わず二度見しました


14.ゴーゴー幽霊船
ライブでの盛り上がりすごいね。これも意外曲だったかも!今回はやらないと思っていました。UNISON SQUARE GARDENにカバーしてもらいたみが強い。「あんまり急に笑うので」でたぶちにへらへらしててほしいです


15.パンダヒーロー
定番盛り上げ曲。知らない人も結構いたなあ。サビで黄色の光になる演出、音楽隊でもやっていたから記憶がフラッシュバックした。やっぱり初期曲ほど身体に染み付いているものなのか、歌い方に迷いがなかったです。むしろ堂々としていてかっこよかった


16.ドーナツホール
文句なしに盛り上がったので感想を。この辺りの曲で本編締めるあたり彼の意地を感じました。ボーカロイドに歌わせていたメロディを自分の声がなぞるってすごく勇気がいったと思うんだよね。それでも彼はこの曲を歌い続けている。「ハチ時代の方がよかったよね」っていう人多いなと思うし時代によって好きなところとそうでないところがあるのは自然なことだけど、彼自身の中には変わらず「米津玄師」と「ハチ」どちらも内在しているんだなあと再確認できた気がしました。


米「ありがとうございました!」


おお、ずいぶんすっきりした終わり方。UNISON SQUARE GARDENさんですら最後の曲の前に「またね!」とか言うよ。Mr.Childrenさんも「次が、最後の曲でぇす」って言うよ。急に終わったね。でもこの終わり方がまた良かった。純粋に曲で勝負しに来てる感じ。

 

アンコールで再び登場…と思いきや出てきたのは中ちゃんだけ。中ちゃんも会場も笑いつつ、遅れて3人登場。米津さん口を手で抑えながら出てくる(かわいい)

米「本当は俺が1人で先に出るはずだったのになあ…(一同爆笑)なんか先に出てったね。果敢だね(にこにこしながら)」

なんだこれかわいい…!すってぃーも堀さんもにこにこしてたから中ちゃんはめられたんだろうなあ笑 無邪気かーーー!


En1.花に嵐
米津玄師の花モチーフの曲はいくつもあるけど、花に嵐みたいな歯がゆくて気恥ずかしくてちょっと切ないみたいな曲をアンコールに持ってくるこのセンスよ。だめだ、思い出しただけで鳥肌。


米「もう次最後の曲だよ。(えー!) ね、じゃあいつまでやる?(朝までー!)朝まで?やっちゃう?(今日一番の歓声)…はっはっはこれもう定着しちゃってるね。えっと…アンコールありがとうございます!えっとえっと…12月、何日だっけ忘れたけど(さっき言ってたよ)かいじゅうずかんという書籍を出版します。で、その曲がさっきのやつだったんだけど、どうでしたか?(会場拍手)…あぁ、よかった、ありがとう。
えっと、それはマネージャーにさっき聞けって言われてて…俺喋ること何も決めてない…あーそうだ、えっとえっとえっとえっと、何だっけ、待って、名前が思い出せない…えっとえっとえっとえっと……SWEET LOVE SHOWER? 来てくれた人っている?(1/3くらい手あげる)あぁ結構いるね。来てくれた人はご存知の通りだと思うけどその日事件が起こりまして(言わなかったけど声でなくて歌えなくてみんなが歌ったやつ)。でそれが今年最後の夏フェスだったんだけど、どうにかこうにか挽回したくて今日までやってきて。今日は数曲目にして早くも声が枯れたりしたけど、最後まで清々しい気持ちでやることが出来ました。どうもありがとうございます。」


En2.ホープランド

ソングフォーユー 聴こえている?
いつでもここにおいでよね
そんな歌 届いたら
あとは君次第

これ最後の曲はずるいですよね。音楽に頼ってもいいんだよ、でもあとは君次第だから、僕は背中を押すだけだよって。そんなのまた来よう、来たいな、ってなるじゃない。


初日公演終わって率直な感想としては本当にセトリがよく出来ているな、という感じです。すべての曲が役割を持って、あるべきところに置かれ、米津玄師と共にはうるが出来上がっていくような感覚がありました。


あと米津さん自身がライブ慣れしてきたなあと思います。歌詞間違えたりもするけれど、「ライブで何を見せるべきなのか」というのが彼自身の中ではっきり見えてきたのかな、という感じがしました。Bremenというアルバムを引っさげて開催した前ツアー「音楽隊」よりも、引っさげないツアー「はうる」の方が、さらに彼のやりたいことが明確化していたように感じます。もちろん前回もよかったのだけど、1年経たずこの進化はすごい。ラブシャよっぽど悔しかったのかな。
MCが少なかったことも印象的でした。MC少ないことで有名なUゾン大好きなわたしとしてはそっちと結びつけたくなってしまうんだけど、純粋に彼が音楽によっていろいろ伝えたかったからなのかなあと思いました。あんまりだらだら喋んないライブ、テンポ良くてめっちゃよかったよ。

あと個人的な意見ですが豊洲PIT最高。豊洲の街が最高。公演前にツイートしたけどわたし豊洲が人だったら豊洲と付き合いたいの。近くにららぽーとあるの最高。ロッカーたくさんあるの最高。音響最高。段になってるから見やすさ最高。スタッフさんが優しい。大好きなライブハウスのひとつです。


米津さんは多才で人間離れした芸術性とライブで見せる人間性が掛け合って強烈な人間味を生み出しているなと強く感じました。色気がありすぎる動きも、お茶目なところも、強烈なビブラートも、歌詞忘れちゃう緊張感も、マイクがっつり落としちゃうところも、全部米津玄師。恐るべし、愛すべき25歳。


追加公演、してほしいな。もっとたくさんの人に見て欲しい。次ツアーやるときは倍の公演数でも何の問題もないと感じました。これからが楽しみ。


じわじわ思い出しちゃってきりがないな。読んでくださって本当にありがとうございます。全部わたしの記憶に基づくものなので、ごっちゃなところもありますがなにとぞ。

 

 

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博士と牛の異常な日常

 

2017年に入ったというものの、いまだライブに行けていなくてとてもうずうずしている。音楽がなくなったらわたしは生きていけるのだろうか。どこぞの黄色地に赤字のCDショップじゃないけれど、NO MUSIC, NO LIFE.とはどうやら本当らしい。

 

さて、UNISON SQUARE GARDENは2016年7月に6枚目のアルバムである"Dr.Izzy"をリリースし、それを引っ下げる形で48本というバンド史上最長ツアーを行った。昨年の話だしなんならCDJよりもレディクレよりも前だが、このツアーを割と引きずっている。だって本当に楽しかったんだもん。

 

 

7月15日(金)東京都 オリンパスホール八王子
7月18日(月・祝)岡山県 岡山市民会館
7月20日(水)広島県 JMSアステールプラザ大ホール
7月22日(金)静岡県 静岡市清水文化会館(マリナート)
7月23日(土)岐阜県 岐阜市民会館
7月29日(金)石川県 金沢市文化ホール
7月31日(日)東京都 昭和女子大学人見記念講堂
8月2日(火)大阪府 オリックス劇場
8月3日(水)大阪府 オリックス劇場
8月5日(金)奈良県 奈良県文化会館国際ホール
8月8日(月)神奈川県 神奈川県民ホール
8月15日(月)東京都 中野サンプラザホール
8月16日(火)東京都 中野サンプラザホール

 

9月10日(土)新潟県 新潟LOTS
9月11日(日)福井県 福井まちなか文化施設 響のホール
9月16日(金)鹿児島県 CAPARVO HALL
9月18日(日)長崎県 DRUM Be-7
9月19日(月・祝)熊本県 熊本B.9 V1
9月22日(木・祝)秋田県 Club SWINDLE
9月23日(金)岩手県 Club Change WAVE
9月25日(日)青森県 青森Quarter
10月1日(土)茨城県 水戸LIGHT HOUSE
10月5日(水)福岡県 DRUM LOGOS
10月7日(金)高知県 X-pt.
10月8日(土)愛媛県 新居浜 Jeandore
10月10日(月・祝)鳥取県 米子 AZTiC laughs
10月18日(火)愛知県 Zepp Nagoya
10月20日(木)大阪府 なんばHatch
10月21日(金)大阪府 なんばHatch
10月27日(木)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
10月28日(金)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
10月30日(日)山梨県 甲府Conviction
11月2日(水)北海道 帯広MEGA STONE
11月3日(木・祝)北海道 Zepp Sapporo

 

11月18日(金)福島県 郡山市民文化センター 中ホール
11月21日(月)神奈川県 よこすか芸術劇場 ※追加公演
11月23日(水・祝)宮城県 東京エレクトロンホール宮城
11月25日(金)長野県 ホクト文化ホール 中ホール
11月26日(土)群馬県 桐生市市民文化会館シルクホール ※追加公演
11月28日(月)福岡県 福岡国際会議場
11月30日(水)香川県 サンポートホール高松
12月1日(木)愛知県 日本特殊陶業市民会館
12月5日(月)兵庫県 神戸国際会館こくさいホール ※追加公演
12月6日(火)京都府 ロームシアター京都メインホール
12月9日(金)埼玉県 大宮ソニックシティ
12月11日(日)栃木県 栃木県総合文化センター
12月16日(金)千葉県 市川市文化会館
12月24日(土)沖縄県 ミュージックタウン音市場 ※追加公演

 

各公演のレポならば、遠征の猛者たちのツイートを見るといい。毎公演一言一句違わずMCを記憶している猛者やファッションをレポートしてくれる猛者まで様々だ。

 

今回は牛さんツアーを通して持った感想たちを成仏させる回です。

 

 

*セットリストがちびちび違った話

ツアー期間中、Twitterでよくお見かけした「セトリパターンまとめ」。岡山公演で変更があった時点で既にパターンを追うのをやめた身であるので、まとめている猛者たちは本当にすごいなあと感心していた。

今回ツアーのセットリストを微妙に変更したのは仰っていたように「長いツアーで自分たちが飽きぬように」が最たるところなのだと思う。

以前の全国どの公演に来ても同じ体験が出来るようにツアーのセトリは変えない、というようなスタンスはとても好きだった。今ツアー序盤では「あー変えるのか」とは思っていたけど、セトリに変化があってもなくてもおそらく行けるならば複数回行くと思うし実際に行っていた。今回のツアーで言えば"like coffeeのおまじない"が聴けたらいいな!だとか私情はあったものの、セトリ変更があることでさらに行く回数を増やそうとは思わなかった。つまりは単に彼らのライブやそのアクトが好きで観に行っている感覚が自分の中で認められたということだ。3人が楽しくやってくれれば勝手に観に行くよ、という気持ち。

 

 

*演出の話

最初の鉄骨と幕の役割は最後までわからなかったけど、慣れてくると"アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")"のイントロと共にあれらがなくなる過程に爽快感すら覚えてるようになっていた。むしろ地方の小さい箱だとあの演出がなかったため気恥ずかしさすらあった。

 

照明がとても良かった。"君はともだち"のラララ部分と"桜のあと(all quartets lead to the?)"の大サビの部分で客席にもライトが当たったり、"マジョリティ・リポート"の《青い珊瑚礁》で照明も青くなったり、"mix juiceのいうとおり"ではカラフルに曲を彩ったり。アクトの邪魔は決してしないが最大限に引き出す手助けをする、という意味で本当に最高だった。照明のスタッフさんおつかれさまでした。

 

 

*ホールかライブハウスかの話

どちらも好きだが、選ばなければならないとすればホールの方がいい。

学校、会社、試験、大会、面接。何かをがんばった帰りに向かうライブというのがとても好きだ。ホールならば荷物量や服装を気にする必要が無い。自分だけのスペースを確保出来ることも本当に大切だし、貴雄のドラムがちゃんと観れるというのも嬉しい。席の位置はあまり気にしないし、いろいろな場所で観ることで思わぬ発見がある。

しかしライブハウスが嫌いというわけでもない。地方の300-400くらいのキャパの箱は本当に近くて眩暈がするほどだ。スラップだって目の前で観れる。

ただ押し合うのはやっぱり好きじゃない。地域や客層によるなあと強く思ったが特にそれに関してわーわー言うつもりもない。人に迷惑かけないように好きに楽しもうね。

 

 

*本編最後の曲の話

"シャンデリア・ワルツ"終わりが1番好きでした。現場からは以上です。

 

 

*公演数と複数公演行くことの話

今回はすごく細かく回ってくれたと思う。帯広公演に行ったときに、「こんなところまで来てくれて、札幌じゃなくてこっちまで来てくれて本当にありがとう」という話を開演前から終演後までしきりに言っている方が本当にたくさんいた。都民ですら住んでいる所に近い場所でライブをしてくれた公演の日は本当に嬉しかったので、地方に住んでいる方ならその喜びは計り知れないだろう。

一方今回近くでライブが行われず、断念した人もいるかもしれない。このバンドの理想はまだまだ追いかけ続けてくれるのかな。

 

そして事あるごとに問題になるやつ。

その地域の人は絶対に行けるというのは前提として、今回のキャパの切り方は余裕があったと思う。

チケットが多少余っても観たいやつが観れるならそれでいいとおっしゃるベーシストもいるが、観る側としてはやはりソールドアウトしているのを見ると嬉しくなる。

複数回行ってても目を瞑って貰えませんかね。自分の働いたお金だけで行くので。席も整番も後ろで良いので。

複数回行ける状況にあって地方へ行く際は配慮するという最低限のマナーは持っていると思うので。

 

 

 

2017年の彼らはどんなライブを魅せてくれるだろう。いくつかの対バンや自主企画を控えている。タイアップも決まった。新曲もきっとわんさかあるのだろう。

個人的なことであるが、今年は勝負の年である。上半期は本当に忙しくなりそうだ。その合間にライブに足を運んでは背中を蹴られて来ようと思う。

 

 

やっと書けたー!

長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございます!今年もUNISON SQUARE GARDENのライブにたくさん行きたいです。

 

 

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ヒカリノアトリエ、25周年、わたしとミスチル

先日、Mr.Children25周年のアートワークが複数の新聞で公開された。

 

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朝日新聞より〉

 

開いた瞬間泣いた。

目にしたその瞬間、膨大な量の記憶に脳を貫かれた。

 

4人の配置が君がいた夏(1992)のジャケットのオマージュというのはすぐに気付いたのだけど、全体としてもただ過去のアートワークを散りばめただけじゃなくて、Mr.Childrenの25周年の歴史とともに自分の思い出も飛び出してくるようで…ああ、こみ上げる想いというのはこのことかと思った。これは田原さんの案なのか、それともみんなで考えたのか。

 

 

このアルバムの時は受験生だったな、とかこの曲あの人に勧めたな、とか。

 

音楽と生きてきた自分を感じた瞬間であった。

 

幸運にもうちは朝日新聞をとっていて、祖父母の家は読売新聞をとっているので、2枚手に入れることができた。一生大事にしたい。

 

 

 

 

 

さて、1/11にリリースとなった″ヒカリノアトリエ"である。連続テレビ小説の主題歌であり、昨年もツアーで披露していたが、やはりCDを買って聴くというのは全然違う。

 

 

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CDのデザインが好き。写真だと反射してしまってわかりづらいけれど、こういう銀盤がベースなのにお洒落な感じドンピシャ。カーテンのような柔らかさと、虹を連想させるその色遣いと、ベースカラーの強さがMr.ChildrenのCDであることを物語っている。

ジャケットには少年少女がいたりやや近未来的・非現実的なものが登場しているのが相変わらずミスチル

昨年「醒めない(スピッツ, 2016)」を貸してもらったときも右スタートのブックレットにやられたのだけど、今回も然り。歌詞カード凝っていると高まる。

 

 

1曲目のイントロで泣いたのは久しぶりのことであった。贅沢な6+1曲について少しだけ。ネタバレありです。

 

 

 

1.ヒカリノアトリエ

連続テレビ小説OPのShort ver.に慣れすぎて油断していた。これだからフルというのは恐ろしい。

 

アコーディオンがメインとなるメロディアスなフレーズが入る前のピアノ部分。"HANABI"を思い出させるような、儚くも芯があり意志を持ったイントロ。朝ドラではこの部分がカットされていたのでそれが逆にぐっときた。

Aメロの後半、桜井さんお得意のオクターブでのコーラス。よくよく聴くと、上下で声色が違うのが本当に素敵。明るいだけじゃないし暗いだけじゃないって思わせてくれる。

サビのラストの音のまとめ方も完全に桜井節が効いている。

 

明るい曲調でありながら、つらい現実だってちゃんと受け止めなければならない。それでも前を向けて生きていこうというミスチルからの応援歌だ。

歌詞を引用しようと思ったら全部引っぱりたくなる。ミスチルを普段聴かない方にも是非聴いてほしいと思った1曲。

 

 

2.つよがり(Studio Live)

微妙な距離感のはずなのに、こんなに温かい気持ちになるなんて。

1番の《孤独な夜を越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 早く》はすごく痛切で、

2番の《悲しみを越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 強く》はもっと切実。

  

《「優しいね」なんて買被るなって 怒りにも似ているけど違う》

 

これ自分がよく思ってしまう。いい人ポジションになりがちでやるせなくなるんだけど、本当はもっとあなたと向き合いたいのよ。もともとが優しいわけじゃないのよ。

《着かず離れずが恋の術でも傍にいたいのよ》

 

お互いに惹かれあっていると気付いているけれど、一歩ずつ、すごくちびちびと距離を近づけて、徐々に向き合って…傷ついている自分を受け入れようとしてくれる人がいるならば、それはものすごく幸せなことなんだろう。

 

 

3.くるみ(Studio Live)

おそらく知名度としては今回のシングルの中で最も高いのではないかと思う。Mr.Children史上最高のくるみなんじゃないかと感じるくらいすごく魂に刺さるくるみ。

《ねえ くるみ》の言い方が「ねえ、くるみ。」 だったり「ねえ、くるみ?」だったり「ねえ!くるみ。」だったり…たった5文字に物語的な付加価値を付けられる桜井さんのセンスよ。

くるみ=来る未来 というのは知られた話だけど、呼びかけている君はもう道の上にはいないんだよな…といつも少しだけ不思議な気持ちになる。

《どこかで掛け違えてきて気が付けば一つ余ったボタン 同じようにして誰かが持て余したボタンホールに出会う事で意味が出来たならいい》

この歌詞が好き。

《君のいない道の上》の音程が音源と違うけど、この置きに行ってる感じがなんとも愛おしい。

名曲がさらに名曲となって帰ってきた感覚だ。

 

 

4.CANDY(Studio Live)

声色から漂う色気が強烈。

《気付かせたのは君》を「気付かしたのは君」 と歌うのがとても口語的で素敵だなあと思う。

狂おしくも愛おしいってこういうことを言うんだろうな。

 

《昨日の夜 いつもの偏頭痛が僕を襲って 飲み込むタブレット やけに会いたくて 声が聞きたくなって》

 

こんな風に想われてみたいや。

 

 

 

5.ランニングハイ(虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)

ドラムと共に桜井さんの

「行こうか!」

この一言でボルテージが急上昇。

 

「後ろ!」

言っている姿や表情まで想像できる。

 

ランニングハイのライブバージョンは、感情をこれでもかというほどぶつけてくるから好き。

 

《あれっ 俺ッ 何してんだろう? 忘れた 分からねぇ 太陽が照りつけるとやけに後ろめたくて》に込められる感情がすごく自分の中の焦りと重なって、鼓動が早くなる。

《まだ走れるんだ》の力強さに打ちひしがれる。

 

「いいぞ、いいぞ福井……まだ行くぞ!」

 

 

 

6.PADDLE(虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)

ランニングハイから続きで始まるこのトラック。聞き覚えのあるドラムとギター。

 

いつもはそこまで好きじゃない手拍子だって、この「タン、タタン」は本当に嬉しくなる響きだ。

 

「きっとうまくやれる、カモン!」『行こうぜ!』

「軽くゆすってみよう、カモン?」『It's OK!!』

このレスポンスが出た時の4人の表情が想像できるし、勝手に嬉しくなる。

 

歌詞の通り「まだ」じゃなくて「"あと!"もう少し君を愛していれる」ってなんかいいなあ。

 

「笑顔ででいりゃ良い事あると思えたらそう、その感じ!」

こんなこと言われたらテンション上がるに決まってるでしょう。桜井さんは本当にオーディエンスを盛り上げるのが上手いなあ。

 

「揺すっ、てみよう!」の言い方もいい。溜めて歌うというのをただのかっこつけでなくできる人は本当にすごい。

 

「時々 上手に
息抜きしながら
身をかわしながら 熊本!」

サビ前のドラムの盛り上げも最高。

 

パドリングとパドリングの間に「そう」って言うの良かった。

 

武道館公演でも熊本に関してのMCがあって、このバンドは本当に被災地を気にかけているんだなあとあたたかい気持ちになった。

 

 

7.Over

 

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さて、先述したように昨年10月、武道館公演に行ってきた。

ありがたいことにチケットが当たったというのももちろんだが、すごく個人的な感情でミスチルを聴けないでいた自分から脱するチャンスだと思ったからだ。

 

正直すごくよかったし、こんなにわかりやすくいろいろなものから解き放たれたライブはかつてなかった。

 

やっとわたしとミスチルの1対1になれた気がした。

 

その立役者がこの"Over"であった。

 

失恋ソング(Love is "Over")でありながらその悲しみを乗り越える(Over)楽曲。

悲しみに暮れながらも、桜井さんが言う「人懐っこいメロディ」と物議を醸した《顔のわりに小さな胸》という歌詞に助けられていたなあと思う。声色も明るいんだよね。

 

MCでウケを取っていたけど、そんな余裕もなく終始泣いていた。この曲何回聴いたかわからない。

《心変わりを責めても空しくて》

 

Overが収録されたのはAtomic Heart。1994年ですよ。どうでもいいけどわたし1995年生まれなんですよね。ごめんなさい。

 

Over秘話についてはCDでお聴きください(宣伝)。

 

でもね桜井さん。目の一重二重と胸の大きさを同じ土俵に乗っけちゃあかんぜよ( ´ー`)

 

素敵な弾き語りをありがとうございました。

 

 

《ALONE AGAIN, NATURALLY》

 

 

 

ヒカリノアトリエ自体も最高だけど、この円盤1枚通してすべてが素敵すぎる。素敵な1枚にまた出会えた。

 

考え方がおこちゃまな自分にとっては、恋愛観や価値観・人生観・物事の見方や考え方を(自分に直接反映していなくても)Mr.Childrenからたくさん学んだ気がする。

これからもきっといろんなことを教わるんだろう。楽しいことばっかりじゃない。美しい面ばっかりでもない。そんなことはわかってる。

だけど、それでも、前を向いて 歩いていこうねって。

わたしはこのバンドから学んでいる。

 

このバンドの好きなところは、自分たちが第一線を走っていると自覚している点だ。そこに関しては謙遜はしない。自らをPOPSAURUSと称し、ボーカル自身も「このバンドは売れると思っていた」と語る。インタビューを読んでも4人それぞれが自分の置かれている環境を理解しているし、その上で活動の案が出てくる。

そういった意味で昨今のホールツアーは本当に英断だったと思う。こんなバンドをホールの規模で見られるなんてね。

 

今年はホールツアーを経て、ドームツアーの開催も決定した。アニバーサリーイヤーの彼らの活動に期待したい。

 

 

Mr.Children

トップに君臨しながらも愛おしいバンドだ。

 

 

 

 

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音楽を目撃せよ

 

ついに2017年に突入しました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。わたしは毎年カウントダウンライブで年を越していたのですが、16→17においてはDI:GAの件もあり実家で過ごしました。お陰様でなかなか粋な年明けを迎えております。お正月最高。

 

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さて、幕張メッセにて行われたCOUNTDOWN JAPAN 16/17(以下CDJ)に行ってまいりました。わたしが行ったのは開催3日目の12/30。充実したラインナップ...観たいアーティストがかぶりすぎてる!!

 

 

泣く泣く絞って次のルートで周りました。

 

岡崎体育

ストレイテナー

東京スカパラダイスオーケストラ feat. Ken Yokoyama

フジファブリック

KANA−BOON

Cocco

BIGMAMA

UNISON SQUARE GARDEN

 

 

まずは観たアーティストを順番に振り返っていこうと思います。スカパラ&Kenさん・Coccoは途中からしか観ていないので割愛しますね。

 

 

 

岡崎体育(GALAXY STAGE)

セットリスト

Open
MUSIC VIDEO
Call on
Voice Of Heart
FRIENDS
We Can Get Over It
Q-DUB

 

CDJ初登場にしてGALAXY STAGEトップバッターを務めるのは岡崎体育。他のステージではMONGOL800やGLIM SPANKYといった濃いメンツが揃っている中でも、エリアにはたくさんの人、人、人。胸元に"BASIN TECHNO"と書かれたいつものパーカーを身にまとい、少し挑発的な視線で登場した彼を見て会場は大盛り上がり。フロアが割れるも「ゆーっくり閉じてくださいね、危ないんで、ね」といきなり岡崎節をかまし、すぐに"MUSIC VIDEO"をShort ver.で披露、客に中指を立てる。

「皆さん知らないかもしれないですけど、イェーイ!って言ってるの日本のフェスだけですからね?アメリカで一番流行ってるやつ教えてあげましょうか。いいですか、ヒィーヤッ(Yeeeeeya)!この方がキレがいいですからね」と熱弁する岡崎体育。絶対日本に浸透しないのにドヤ顔で教えてくれるの、嫌いじゃないよ。

ひたすらにネタの応酬でありながらも音楽性が高いから恐ろしい。 "Call on"では誰も全く覚えられないリズム・メロディのコールアンドレスポンスやクラップを要求したくせに「今日みんなタイムテーブルチェックしてきましたよね?!GALAXY STAGEのトップバッターは岡崎体育って知ってましたよね?!なんで予習してこないんですか?!」とお怒り気味。なのに面白い。後から知ったんだけど、みんな覚えちゃったからって1回変えてるらしいですね。そういうとこ好き。"Voice Of Heart"には安定の2番忘れちゃうネタをぶっ込んできた。心の声に耳を傾けると、「瀬戸内寂聴 feat. m-flo」。意味わかんないけど大爆笑。「バンドざまあみろ」と結構えげつないお金の話をパペットとかわいく(?)繰り広げた"FRIENDS"。次の"We Can Get Over It(未音源化曲)"ではパソコンの不調により音楽が止まってしまうというアクシデント(のパフォーマンス)により、逡巡する(フリを見せた)ものの、「MacBook Proに力を!」と会場と一体となってエネルギーを注ぎ込み、愛しのMacBook Proちゃんはなんとか復活。良かったね、体育くん。

客観的で痛快な"Q-DUB"で締めた岡崎体育は、30歳までにさいたまスーパーアリーナでワンマンを開催すると宣言。腹筋崩壊のパフォーマンスを繰り広げてくれたけど、まだ27歳であるという事実が1番面白かったよ。

 

 

 

ストレイテナー(GALAXY STAGE)

セットリスト

From Noon Till Dawn
TRAIN
冬の太陽
Alternative Dancer
DISCOGRAPHY
TENDER
Melodic Storm
シーグラス

 

続いて登場したのはストレイテナー。2日前にレディクレ(FM802 RADIO CRAZY@インテックス大阪:彼らのアクトは2日目の12/28)で久々に見てひなっちの色気にやられ、今回も吸い寄せられるように下手側へ。ずっと大好きなシンペイちゃんも相変わらずダイナミックでかっこいい。

SEをバックにCOUNTDOWN JAPAN幕張メッセ!今年もこのステージに帰ってくることができました。俺たちストレイテナーっていいます、よろしく!」とホリエさん。オーディエンスを颯爽と煽り立てるようなセッションから"From Noon Till Dawn"でスタート。勢いそのまま"TRAIN"へ繋げた。

MCでは今年6月から行った"Step Into My World TOUR"について言及。「全国いろんなところに行ってそこにいる人たちと顔を突き合わせてライブをして、みんなからたくさんの愛をもらいました。来年それらをもっともっと返していけるように、次はありったけの愛のダンスチューンを奏でてみんなと踊りたいと思います」からの"Alternative Dancer"。何度でもいうけどこれと次のDSCGRPHYのひなっちは色気漂いすぎてる。ベースが牽引するダンスチューンなだけに、楽曲の滑らかさと強さが際立つ。

またMCを挟んだと思えば、「次は12月の歌をやりたいと思います。当時は"12年変わらず〜"ってずっと歌ってたんですけど、気付けばもう12年が経ってました」と"TENDER"。その歌詞の時のメンバーの表情がバンドのいろんな歴史を物語っているようで、それに浸っていたくて一瞬だけ曲に置いていかれそうになった。"Melodic Storm"→"シーグラス"の流れも秀逸。シーグラスに関しては本当に大好きで語り足りないくらいだけど、とりあえずBメロのひなっちのリズムの取り方がエロいということだけお伝えしたい。歌詞の雰囲気とホリエさんの声が合いすぎている曲のひとつ。

 

「ドラム、ナカヤマシンペイ!ベース、ひなっち!ギター、OJ!そしてボーカル、ホリエアツシ。俺たちストレイテナーって言いますよろしく!」

 

謙虚ながらも強さと柔らかさを兼ね備えたこの4人は、今年も変わらず素敵な音楽を鳴らし続けてくれるだろう。

 

 

 

フジファブリック(GALAXY STAGE)

セットリスト

銀河
SUPER!!
Green Bird
炎の舞
若者のすべて
夜明けのBEAT
STAR

 

牛トロ丼とビールでお腹を満たしてスカパラ兄さんたちをチラ見してから向かった先はGALAXY STAGE。総一郎さんの叫びから"銀河"でスタート。GALAXYで銀河とはなかなか粋なオープニング。続いて演奏された"SUPER!!"では総一郎さんと金澤さんが向き合って演奏するシーンもあり、オーディエンスを沸かせた。

 "Green Bird"を終え、「ジャパーン! 楽しんでますか!僕らフジファブリックは2016年、最高の1年を送ることができたと思っています。ライブで終われる1年というのは本当に幸せです」と総一郎さん。続けて"炎の舞"。SUPER!!〜炎の舞の3曲は、12月中旬に出たばかりのアルバム"STAND!!"から。曲順もそのままなので、今年の活動を振り返ることができるような流れだったのではないだろうか。

炎の舞ではじけた直後に会場を震わせたのは"若者のすべて"。イントロだけで空気が一転して、ステージから聴こえてくる哀愁のある力強さに耳を傾ける。わたしがフジファブリックを聴き始めたのは5年前なので、志村さんがいた時代をリアルタイムでは知らない。しかし、この曲が流れてくると不思議なことに胸が締め付けられてくる。

会場のため息を吹き飛ばすように鳴らされた楽曲は"夜明けのBEAT"。サビ前のキメの部分のワクワク感は相変わらず最高。そして"STAR"でフジファブリックのステージは締め括られた。

 

いつ観てもひたすらに真っ直ぐな音楽をしているなあと感じるバンドである。

 

 

 

KANA−BOON(EARTH STAGE)

セットリスト

Wake up
1.2.step to you
ウォーリーヒーロー
Fighter
Weekend
フルドライブ
スノーグローブ
ないものねだり
シルエット

 

フジファブリック終了後、急いで向かったのはKANA-BOON。なんと3年連続でEARTH STAGEという彼らのステージは"Wake up"でスタート(聴きたかった)!ステージの大きさに改めて圧倒されつつ入っていくと、あたたまった会場に流れたのは"Weekend"。オーディエンスの楽しそうなこと。続けて"フルドライブ"のイントロが流れると会場のボルテージは爆発的に上昇する。冬らしく"スノーグローブ"を披露した後、鮪さんは「そろそろお腹空いてないですか?炒飯食べたくないですか?」と煽り、"ないものねだり"でEARTH STAGEがダンスフロアに一変。ラストは"シルエット"で駆け抜けた。


「また来年もこういう景色を見れるように、2017年もガツガツとやっていくので、よろしくお願いします!」

 

2013年のメジャーデビューから3年、もうこんなにたくさんの人を入れてこれだけ盛り上げることができるのかと感慨深いステージだった。鮪さんの歌や全員の演奏技術もえげつない早さで成長しているし、余計なMCもなく、ライブの流れの作り方が相変わらず上手い。スピードを変えずに爆走を続けるこのバンドにこれからも注目していきたい。

 

 

 

BIGMAMA(GALAXY STAGE)

 

セットリスト

荒狂曲 “シンセカイ”
Merry-Go-Round
the cookie crumbles
秘密
Make Up Your Mind〜運命に着火する〜
No.9
Sweet Dreams
MUTOPIA

 

GALAXY STAGEに飛び込むと、第九のSEと共にBIGMAMAのメンバーが登場。9年連続CDJ出場という彼らは余裕の表情すら見せる。金井王子がいつものようにステージの中央でギターを高く掲げると悲鳴にも近い歓声が湧き上がり、直後"荒狂曲“シンセカイ”"で爆発的なオープニングをむかえる。続いて一週間前にMVが公開されたばかりという新曲の"Merry-Go-Round"を披露。そのままCDJに行っていないファンからは「え、やったの??ずるい」との声も上がりそうな初期曲"the cookie crumbles"へ。"秘密"の金井王子の囁きのところ、もうちょっと静まったらさらに良かったなあ。

「もしわたくしと同じ気持ちであったら…デカい声で応えてほしいです。楽しんでますか、幕張!!」と金井王子が声を張り上げる。大歓声が返ってくると、ニヤリと笑って「苦しゅうない」。さらに「我々の音楽を選んでくれた"とてもセンスのいい"皆さん…貴様ら全員大正解だからな」とキメ台詞を放つ。相変わらず何言ってもイケメンだなコノヤロウ。続けて新曲の“Make Up Your Mind~運命に着火する~”を披露。イントロから「ここに似合うと思うんだよね」とコールアンドレスポンスを要求。オーディエンスとの一体感に満足げな表情を見せる金井王子。

真緒ちゃんのバイオリンが際立つ"No.9"を演奏すると、「最後に、心から…笑おうぜ幕張!」と金井王子が叫び"Sweet Dreams"へ。ラストには"MUTOPIA"でオーディエンスを最高潮に沸かせた。

インディーズでいることのメリットがあるのもわかるが、そろそろメジャーもありかなあと思う。これからもバンドの構成の強みを生かして更に進化していく彼らの音楽と金井王子のファッションに注目していきたい。

 

 

UNISON SQUARE GARDEN(GALAXY STAGE)

セットリスト

セッション〜パンデミックサドンデス
フルカラープログラム
mix juiceのいうとおり
セッション〜場違いハミングバード
天国と地獄
黄昏インザスパ
アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")
シュガーソングとビターステップ
箱庭ロック・ショー
オトノバ中間試験

 

お待たせしました。GALAXY STAGEトリを務めるのはUNISON SQUARE GARDEN。バンド名が呼ばれ会場が沸き上がるも、絵の具がかかると辺りは神聖な空気に一変。貴雄、田淵、宏介さんが続けて登場。

「MCなし…アンコールもなし。最後まで行きます!」と宏介さん。3人の口元がドヤってたのが印象的。"パンデミックサドンデス"を皮切りにステージが始まる。オーディエンスの熱量を一気に上げたところで"フルカラープログラム"。ここで来るかあ。エモい以外の感情がない。会場来なかった人はセットリスト見て「いやでも"武道館ver."ではなかったでしょ?ならいいよ」って思う方もいるかもしれない。気持ちはわかる。でもそういうことじゃない。何も特別なことなんてなくこの日のセットリストに食い込んできたのに、あの場所あの瞬間でしか感じ得なかった完全無欠のロックンロールがそこにはあった。

呆然としている中で飛び込んできたのはピアノの音色。今年彼らが出した6枚目のアルバムの軸となった楽曲、"mix juiceのいうとおり"だ。自らがラジオで「自分たちの代表曲」と称するような曲の直後に持ってこれるなんてやっぱりmix juiceのいうとおりは強い。この曲の歌詞に半年間で何人の人が救われたんだろう。ツアー同様カラフルな照明とともに、強烈なユニゾン流ポップネスを改めて突き付けた。

レディクレと同じようにセッションからの"場違いハミングバード"、そして"天国と地獄"といった所謂ライブぶち上げチューンをいつも通りかっこよくキメる3人。間を開けたと思いきや、次に宏介さんの口から出てきたフレーズは、

 

《今日が辛いから明日も辛いままだなんて思うな》

 

宏介さんにライトが当てられ、弾き語りのように感情を十分に込めながら歌い始めたのは"黄昏インザスパイ"。こんな曲目誰が予想しただろう。UNISON SQUARE GARDENからの次年への応援歌、しかと受け取った。

しかし余韻に浸らせる間もなく彼らは音楽を鳴らす。"アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")"のイントロがはじまると、3人は全く煽らないにも関わらず会場は熱気を取り戻す。

良くも悪くも注目を浴びるきっかけとなった"シュガーソングとビターステップ"でGALAXY STAGEを沸かすと、思いがけないイントロが。"箱庭ロック・ショー"だ。ああ楽しい。音楽最高。

ここまでで9曲。そろそろラストかな、と思っていたら、宏介さんがギターを鳴らす。"オトノバ中間試験"だ。嬉しい嬉しい。《呆れるまで斎藤に任せといて》で宏介さんを、《補習の準備をしよう》のあとの貴雄のカウント前には貴雄を、《追試でございましょう》ではオーディエンスを、それぞれ指差す田淵自身が3人の演奏を心から楽しんでいて、見ているこちらまで笑顔が溢れる。息つく暇もない歌詞とメロディの応酬を凛々しい表情でこなす宏介さんと、チャーミングなフリと楽曲に放つ重厚なベースラインを楽しむ田淵と、抜群の安定感と余裕のアレンジを魅せる貴雄。好きだ。

 

「楽しかったです、よいお年を!」

 

時間ギリギリまで無駄なく音楽を楽しませてくれたUNISON SQUARE GARDEN。彼らはどこに行っても楽しみ方を強制したり、煽るなんてことはない。その方法はわたしたちにすべて託されている。この関係から生まれる独特の緊張感と自由さと信頼関係が最高のライブを創り出しているのだろう。みんなが思い思いに体を揺らすそのシーンは、自らも当事者でありながら目頭が熱くなる。これからも彼らの好きなように好きな音楽を鳴らし続けてほしい。ついていこうとしなくても、勝手に吸い込まれていく自信はある。

 

 

以上主観レポでした。

 

 

近年空前絶後の「邦ロック」ブームで、CDJのようなロックフェスも大きく注目されている。本当にいろんなアーティストがいるなあと思う。フェスでたまたま出会ったアーティストにハマることもある。オーディエンスだって様々だ。そんな中違和感を承知で申し上げると、アーティストにはオーディエンスを気にしてほしくない。こちら側の人間としては、楽しませようと引かれたレールの上で、マニュアルを渡されて踊らされるのは超個人的観点から言えば癪だ。そんなことをするためにお金を払っているわけじゃない。いくらなんでも都合良過ぎるからあんたなんかと踊れない。かといってみんなで同じことをしたり毎回ツーステしか踏まないのが完全悪とかじゃない。それもきっと楽しい。でもそういう楽しみ方云々の前に、アーティストは自分のやりたいこと伝えたいことをわたしたちに見せてほしい。そうしたら1オーディエンスとしてその音楽を目撃する。楽しそうに鳴らしている姿を見て楽しむ。楽しみ方の自分なりの答えとしてツーステやモッシュ、サークル、棒立ち、手を上げる、手を叩く、ダイブが出たのならそれは正解だと思います。誰も邪魔できない。人に迷惑をかけるのはそもそも論外なのでそれくらいわかるでしょうという気持ちです。

オリジナリティのないアクトは飽きるから、個性を全面に押し出した自由で楽しくてカッコイイライブをやる人たちをわたしは追っていきたいと思います。

 

 

今年もたくさんの素敵な音楽に出会いたいです。どうぞよろしくお願い致します。

 

 

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ニュート・スキャマンダー

 

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

ついに観てきてしまった―!

 

 

ハリー・ポッター」シリーズ開始時わたしはまだイギリスに住んでおりまして、なんなら姉と二人でキングスクロス駅に行ったりして(当時はまだあのカートはなかったけど)、クィディッチの選手になりたいとか割と本気で思ってました。

 

今作はそのスピンオフのような形で製作に踏み切ったと聞いていたので、期待半分、不安半分といったところでした

 

が!

 

なんだこれめっちゃ面白いー!!!

単なる続編感が全くない

 

なんといっても

 

 

エディ・レッドメインが素敵すぎてむり

 

 

彼の魅力については後々語り尽くすとして、まずは物語をおさらいしましょう。ネタバレありです。

 

 

原作者J・K・ローリングが自ら脚本を手がけ、実際に発売もされたホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」の編纂者である魔法動物学者ニュート・スキャマンダーが繰り広げる大冒険の物語。舞台はハリーたちが活躍するよりも70年ほど前の1926年。未知の幻獣を求めて世界中を周り、ニューヨークにたどり着いたニュート。ところが、魔法のトランクに詰め込んでいた魔法生物たちが逃げ出してしまい、魔法生物を禁じているアメリカ合衆国魔法議会のお尋ね者になってしまう。さらに、魔法の根絶を目論む秘密結社・新セーレム救世軍の暗躍で、事態は思わぬ方向へ…

 

 

単純に脚本が面白かった。

アメリカにブリティッシュを飛び込ませたところが上手く働いていたと思う。米国魔法界とは事情が違うなんて…!ってわくわくした。魔法省のアメリカ版、"MACUSA"の音が好き。

 

J・K・ローリングは物語に人間の明暗を取り込むのがすごく上手いなあと思います。ハリー・ポッターも人間の核心に迫るような内容が好きでハマったのだけど、今回の作品でも友情や動物への愛情ー「陽」の部分と、虐待などの「陰」の部分が丁寧に描かれていて良かった。

 

あと個人的にTRANSFORMARSが大好きなんですけど、昔から「破壊した街どうするの、ハッピーエンドじゃないじゃん」って思ってたんですよ。でも魔法の使える世界ではちゃんと修復するところまで見ることができて満足です。

 

 

 

さらにキャラクターがみんなキュート。ニュートの相棒(?)になった"ノー・マジ"(非魔法族。マグルじゃないなんて!新鮮!ニュートはマグルって言い続けてたね)のジェイコブ。いろんなことに巻き込まれ続けているけど、何度もニュートを助けてくれている。素敵。パン屋さん行きたい。

 

そしてヒロインのティナがとってもいい。彼女はその真面目さゆえに左遷されたけれど、真摯さと純粋さが抜群。勇敢だけど弱さもある。こういうヒロインは応援したくなる。かわいい。

 

妹のクイニーはセクシー。こういう人って大体性格悪かったりするけど、彼女はそうじゃない。"ノー・マジ"のジェイコブを本気で愛し、姉たちの危機をも勇敢に救った。あと胸の形が綺麗。わたしにもココください。

 

 

 

そして…いっていいですか…

 

 

 

ニュート・スキャマンダー!

 

 

 

完全にやられました。エディ・レッドメインはもともと大好きだったけど、今回はさらに役に恋した感ある。"Call me Newt."って言われたのでありがたくニュートと呼ばせていただきますね、thanks Jacob.

 

 

まず容姿と装い…

 

ふわっとした無造作なようで無造作でない髪と、ぺトロールブルーのコートにときめく。

トランクの中で薬作るシーンなどではコート脱ぐんですけど、茶色のチョッキもいいし、それさらに脱いだシャツオンリーもいい。あと蝶ネクタイ、普段動物にしか興味が無いからかだるだるなんだけど、いざという時にはきゅってしてくる。そういうのずるいってば。

 

 

 

彼、ハッフルパフ生だったんですね。ぽいよね(褒めてる)。

マグル用のトランクの中身にすらときめいたことは秘密。

 

 

 

そしてふわっとした表情。

 

その顔で今まで何でも許されてきたのでしょう。天然の罪。なんだこの表情。

 

 

 

動物愛

ニュートは動物学者で、魔法動物を保護しては野生に返すような活動を続けている。

 

 

動物にしか向けない慈愛に満ちた視線…

 

 

動物にしか向けない母性のある言葉…

 

 

わたしもビーストになりたい!!!!!!!!!!!!!

 

 

ティナが議会にトランクを差し出して3人が捉えられた時も、必死に魔法動物の非危険性を主張したニュート。"Not dangerous!!"の言い方が迫真すぎていろんな意味でドキッとした。ふわふわしているようで、こういうところで責任感出してくる感じかっこよすぎる。

 

 

ピケットお前はほんとにずるいぞ、「この先手が切られようとも君を離さない」とか「拗ねるなよ」とか言われたすぎる...

 

 

フランク大活躍でしたね。人見知りだけどニュートには懐いてる感じ最高(ずるい)。

 

 

そのくせ人との関わり方は不器用。

でも動物愛が止まらないがゆえに人間とのコミュニケーションにバイアスがなくて、すごく純粋に関係を築こうとしているところが素敵。

 

 

ティナとのお別れシーン、思い出してにやにやしすぎてしまうから割愛するけどあの一挙手一投足がほんとうにすき。本届けに行くのが楽しみね。

 

 

 

 

続編があることが嬉しすぎて、スピッツじゃないけどあと9年は生きられる。とりあえず年内にもう一回だけ、ニュートに会いに行こうかな。

 

 

 

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