鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

フレデリック - UMIMOYASU〜巡り巡りゆくシンセンス@マイナビBLITZ赤坂(w/UNISON SQUARE GARDEN)

7/19、マイナビBLITZ赤坂。

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フレデリックの対バンツアー「UMIMOYASU」ファイナルの東京公演に行ってまいりました。

ゲストが全先行終了後に発表され、慌てたユニゾンファンがチケットを探しまくる始末。この規模の箱でフレデリック観れる機会もだんだんなくなるだろうと思って先にとっておいて本当に良かった。フレデリックの「自分たちのファンに自分たちの好きな音楽を観て・聴いてもらいたい」という気概が見えて良きかな。

 

簡単なレポです。適当にお付き合いを。

 

 

ほぼ定刻の開演。BLITZはステージが高いので前に行くより下がったところで観るのが好き。下の段の真ん中ちょっと前あたりかな。

 

 

まずはゲストバンドUNISON SQUARE GARDENから。絵の具と共にいつもの順番で登場。ステージ中央で歓声を集め、挨拶する宏介さん。

 

セッション始まりに痺れる。後輩相手でも容赦ないなあ本当に。そのまま"カラクリカルカレ"へ。1曲目からドラムはもちろんギターまでめちゃめちゃアレンジしてた。ベースはわからなかったな...


間髪入れずに"オリオンをなぞる"。対バンのセトリでいつも絶妙だなと思うのが、シングル等の有名曲とアルバム曲(orほぼ無いけどカップリング)の練り込み方。本当に上手いなあと思う。


"オリオン〜"のアウトロから続けて"セレナーデが止まらない"。MODE MOOD MODEツアーは現在開催中なのでそれには触れないとして、昨年10月に行われたSCANDALとの対バン以来かな。前よりもただかっこいいだけじゃなく楽しそうにかっこよかった、伝わらないこの違い。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENです!」


"マジョリティ・リポート (darling, I love you)"。イントロはDr.Izzyツアーに近いアレンジ。あのときは宏介さんの「1.2. 1.2.3.4.」ってベースが入るって感じだったけど、今回は貴雄さんの「ワンツー!」で宏介さんが本イントロに入ってました。あからさまに知名度ないなとは感じたけど、かっこいい曲に連なったグルーヴ感がたまらん。


"シュガーソングとビターステップ"。赤坂の床がめちゃめちゃ揺れてた。本当にいい形でアンセムとして昇華できたなあと感慨もひとしお。フレデリックのカバーについては後述。


盛り上がった空気感にたたみかける"23:25"。間奏の田淵ソロで貴雄さんが立ち上がって、両スティックピロピロしながら田淵さんを盛り立ててたの可愛すぎた。すーごくいい表情するんですもの。

アウトロで田淵さんがベース高く上げてネック掴んで終わるのが常だけど、今日は何もせず。なぜだろうと思った矢先、次の曲へ。


宏介さんのコールと共に響き渡る"天国と地獄"。サビ前の田淵さんがめちゃめちゃかっこいいってあと何百回言えばわかるのかしら。本当にあの表情はシンプルにイケメン。なんだかんだで盛り上げを担ってくれる楽曲。

 


斎藤「えー、UNISON SQUARE GARDENと言います、どうも。僕ら今ワンマンツアーを回ってまして、普段3人バッチバチに仲悪いからワンマン中はわりときちんとしてるんだけど、久しぶりに大好きなバンドとのツーマンということで...リハーサルのときよりみんな音がデカい笑。それくらい楽しいんでしょうね。鈴木くんなんて『プルルルルルルハァーッ!! 』って言ってたもんね笑。

フレデリックは僕ももともと大好きなバンドで中でも赤頭くんのことを溺愛してて。鈴木くんは同じドラムってことで武くんと仲が良くて。でこの間僕らのワンマンを(赤頭&高橋の)2人で見に来てくれたんですよ。でライブ終わったら貴雄のところに武くんからLINEが来たんだって。でそれを貴雄に見せてもらったんだけど、内容が『ライブお疲れ様でした。ライブももちろん素晴らしかったですが、ドラムも素晴らしかったです。貴雄さんのドラムに対する姿勢に心が震えました。お誕生日も近いということでスタッフの方にプレゼントをお渡ししましたので受け取ってください。おつかれでしょうから返信はいりません。ゆっくり休んでください』っていう100点満点の文面で。

で俺の赤頭はどうなったんじゃいって。しばらくしたら(LINEが)来たんですよ。『ライブお疲れ様でした』『対バン楽しみにしてます』…2行かい。赤頭くんが俺の心を掴んで離しません笑」

 

あ"か"が"し"ら"さ"ん"は内輪ネタだから避けたのかな

「俺の赤頭」ってパワーワードすぎる

 


"BUSTER DICE MISERY"も相変わらずのかっこよさ。キメが回を追うごとにどんどん洗練されていく。アウトロのカポアレンジに痺れた。

 

"10% roll, 10% romance"。リリースからもうすぐ1年経つけれど、ライブ毎に音がスリーピースに凝縮されているというか...リリースイベントのときと比べたらものすごく進化してますよね。

 

斎藤「次はフレデリック!」

ラストは"君の瞳に恋してない"。イントロで、One roll, One romanceツアーの"シャンデリア・ワルツ"での「またね!」と同じような位置とテンションで宏介さんがUNISON SQUARE GARDENでした!」って言ったのすごく良かった。

堂々たる大団円、圧倒的な多幸感、外向けの"君の瞳に恋してない"。

 

宏介さんはもう一度「次はフレデリック!」と言い、田淵さんは肉声で「ありがとな!」と叫び、貴雄さんは2人がはけたあとゆっくり前に出てきて、歓声を浴びてから胸トントンして満足そうな笑みを浮かべながら袖へと戻っていきました。

 

 

転換を経て20:10。

フレデリック、始めます」

 

幕が開くと共に4人の姿が。BLITZが歓喜の渦に包まれる。

"TOGENKYO"からフレデリックのアクトがスタート。1曲目から巻き込み力がすごい。


"オワラセナイト"は音源よりも余裕と色気が凄くてたまげた。ベース意外と忙しそうでツボ。


そして聴きたかった"KITAKU BEATS"

健司「遊ぶ?遊ばない?...遊ぶよなぁ?」みたいな煽り本当にたまらんな。リズム隊もゴリゴリでかっこよさしかない。


特に何の紹介もなく武さんのドラムから"シュガーソングとビターステップ"のカバー始めたのがいいね。原キー1番のみでした。

赤頭さんですら苦戦するイントロ、健司さんですら出しづらい音域...いつも涼しい顔して弾いてるTシャツしわしわおじさん恐るべし...


個人的にEP「飄々とエモーション」の中で一番お気に入りの"シンセンス"。イントロのカッティングと健司さんの吐息で溶けそうになりました。


"まちがいさがしの国"「手上げて」の煽り、いいですねえ。ベースライン好きすぎ問題。健司さん髪わしゃるのわざとなのってくらい色っぽくて良き。


ツインボーカルに鳥肌の"NEON PICNIC"。康司さんのハモりもめちゃめちゃ良いし、夜風に当たっているような音の質感が好き。吸い込まれた。


波の音でまさかと思えば"トライアングルサマー"。やってくれると思わなかったので嬉しかった。スライドありがとう。


"リリリピート"は始まり方かっこよかったし、そこから"愛の迷惑"に繋げるセンスがたまらん。煽らずとも揃うクラップというのはなかなかグッとくる。


"オドループ"。ギターソロ前いつも健司さん「ギター!」って言うイメージあるんだけど今日は「赤頭ー!」でした。


先日リリースされたEPの表題曲でもある"飄々とエモーション"で本編終了。ロングトーンに圧倒された。この曲の道を切り開いていく力みたいなものがまさに「新章フレデリック」って感じでしたね。

 

 

アンコールは"オンリーワンダー"。「歌える?」じゃなくて「歌えるよねえ?」だったのゾクゾクしてしまった。他の曲もそうだけど、以前に比べて音にも声にも色気が加わってさらにかっこよくなってました。

 

 

フレデリックはしばらく新譜だけ追ってたんだけど久々に見たら色気がものすごくて驚いてしまいました。溶けました。普段短めのMCは無理なく覚えられるタイプなのですが、まったく覚えられませんでしたすみません〜!!

それこそ毎年何十本もライブに行っていると「初めて観るアーティスト」というのは減ってくるものでして、知っていることで楽しめる部分も多々ありながら新鮮さはあまり無くて。フレデリックも初めてではないけど、久々にグサグサくる刺激的なアクトを観たなあと思います。

 

 

どちらにも遠慮がなくて、自分たちの音楽に対する誇りと相手の音楽に対する愛だけがある素晴らしい対バン。最高の夜をありがとうございました。またどこかのライブで交わることを願って。

 

 

 

UMIMOYASU~巡り巡りゆくシンセンス〜@マイナビBLITZ赤坂

UNISON SQUARE GARDEN
01.(セッション~)カラクリカルカレ
02.オリオンをなぞる
03.セレナーデが止まらない
04.マジョリティ・リポート (darling, I love you)
05.シュガーソングとビターステップ
06.23:25
07.天国と地獄
08.BUSTER DICE MISERY
09.10% roll, 10% romance
10.君の瞳に恋してない

 

フレデリック
01.TOGENKYO
02.オワラセナイト
03.KITAKU BEATS
04.シュガーソングとビターステップ(カバー)
05.シンセンス
06.まちがいさがしの国
07.NEON PICNIC
08.トライアングルサマー
09.リリリピート
10.愛の迷惑
11.オドループ
12.飄々とエモーション
en.オンリーワンダー

 

 

 

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