鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

斎藤宏介 - SK's Session 2

「僕が世界一大好きなバンドの曲をやります」

 

およそ1年半前、UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介は初のソロライブ「SK's Session」の冒頭にこう言って「開会宣言」としての"シュガーソングとビターステップ"を披露した。

 

彼の世界一大好きなバンドの詞・曲はほとんど田淵智也(B.)が制作している。布陣的にフロントマンとは言い難いが、このバンドの3本の柱の一つ・ギターボーカリストは斎藤宏介自身だ。

 

今まで宏介さんは決して自分の音楽観やルーツを語らなかった訳ではない。今年に入って対バンしたTRICERATOPSsyrup16gGRAPEVINEには大きく影響を受けライブにも足を運んでいたとよく口にしているし、Jamiroquai好きですね〜なんて洋楽の話もしている。

 

しかしそれを1人で体現するという機会がなかなか無かった。ソロ参加のイベントはあってもみんなで作り上げるものだし、もちろんバンドだって一人じゃできないし、かといって新たなコミュニティを開拓するでもない。だったら自主企画ソロをやればいいじゃない。

 

ということで前回はゲストに田中和将(GRAPEVINE)を招いて行われた。斎藤少年がずっと憧れていた人に色気や大人の雰囲気を借りながら、斎藤宏介の音楽で満たす空間を作り上げた。

その第2回である。

 

 

8/4、場所は恵比寿ザ・ガーデンホール。キャパはスタンディング時で1500名(公式発表)。第1回の日本橋よりは「フォーマルな格好しなきゃ」感はないけど、やっぱりお洒落な場所。

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内装は体育館を想起させるフラットなイベントホール。

後ろの2階席が関係者席になっていた模様。様々な方がいらしてました。俳優さんとか、ライターさんとか、ミュージシャンとか。

 

前回はグッズのピックに刻まれたロゴがそのままステージバックにあったけど今回はないみたい。

 

 

まずは下手側からSKY-HIこと日高光啓が登場。Ed Sheeranの"Shape of You"のRemixが流れてる。遠くから見てもわかる整った顔立ち。

日高「...気付いちゃいました?気付いちゃいました?今日斎藤さんを意識した髪型にしてきたの気付いちゃいました?分け目と(流す)方向もおんなじなんですよ。後で同じ髪型の2人が並ぶんで楽しみにしていてください!今日は大好きな先輩と一緒にやれるのが本当に嬉しいです!どうぞよろしく!」

と言って"ナナイロホリデー"に入る。初めて聴いたとき"Treasure"(Bruno Mars)に似てるなあなんて思っていたけど、こういう曲を生み出せる人は日本では珍しいんじゃないかなと思う。

あとDJがNONさんって気付いてテンション高まる。

 

日高「UNISON SQUARE GARDENと言えばカラオケで歌えないアーティストNo.1ですが、そんなUNISON SQUARE GARDENの曲よりも更に、もっともっと歌えないラップの曲やります」

日高くんのアクトの見どころでもある怒涛のラップメドレー。As a Sugar→Welcome To The Dungeon→Enter The Dungeon→Tyrant Island→Walking on Waterと贅沢。

そして"Silly Game"。「Silly Game!」って言った後の日高くんのドヤ顔めっちゃかっこいい。

裏拍でノリやすい曲だからこそ周りの様子みてた。どうだったとは言わないけど。上手い人は上手いなあという月並みな感想。そういえばF-3の歌詞が入ってるんだよね?深い意図とかは知らないけれど。

 

そして聴き覚えのある音に会場が沸く。"Double Down"だ。イントロをBGMに日高くんが呼びかける。

日高「えーはじめましての人ははじめまして、いつもありがとうの人はいつもありがとう。改めましてSKY-HIですどうぞよろしく!

さっきのやつ(手振り)ユニゾンのお客さんとか普段やらないでしょ。ユニゾンそういう曲ないもんね、ごめんね!次の曲もみんなにも手伝ってもらいたいんだけど、一度覚えればめちゃくちゃ楽しいから。もう帰る頃には離れなくなるよ。まずはお手本を。FLYERSのみんな行けるか?」

といつもの練習をしてから曲へ。

今年ビバラでもスガフェス!でもこの曲が聴けてとても嬉しかった。MVでHey!のタイミングで水しぶきが出るの好き。

 

日高「今日斎藤さんを意識した髪型してきたら髪の毛が大変なことになってます。この髪型はあれだね、汗に弱いんだね。この後2.3曲やりますが、次斎藤さんにお任せしてるときに髪は乾かすとして...」

キーボードの前に座るだけで黄色い声が。"クロノグラフ"をしっとりと歌い上げる。"スマイルドロップ"は繰り返される《Babe, I don't care》というフレーズがすごく好き。このMV日高くんが死んじゃってる設定なんだって知ってからちょっと聴き方変わったなあ。
ラストは"愛ブルーム"。

日高「あと1分半くらいで終わりますので!1分半ください!そしたら斎藤さん出てくるから!」

なんて言いながらトップバッターを見事に務め上げてくれた。去年喉の手術をしていたから心配したけど、それすら跳ねのけるようなパワフルなアクト。

 

 

 ステージ転換。ライトの球がたくさん。

 

 

いよいよ斎藤宏介が登場。

徐に弾き始めたのはUNISON SQUARE GARDENのライブSEでもあるイズミカワソラさんの"絵の具"。粋なことするなあ。

《一人きりじゃ行けないとこへ行こう》

武道館を思い出す。

 

斎藤「わかっちゃいます?...僕3日前に髪切ったんですよ。その時に美容師さんにSKI-HIのインスタを見せて『この髪型にしてください!』って。なんかSKI-HIって言うの慣れないな、僕の中では彼は日高くんなんだよね。というのも日高くん、高校の一個下の後輩で...高校の頃から彼は人気者でね、文化祭とかでバンドやると女の子がキャーキャー言ってて。でね、あの子できる子じゃないですか。だから勝手に...見守ってたじゃないけど、なんか上から目線で申し訳ないんですけど、動向を伺ってたわけですよ。さっきもすごいかっこよかったね」

「動向を伺う」という表現はクリープハイプに対してもしてたから、日高くんのことも尊敬しているし後輩には負けられないというライバル心のようなものもあるんだろうな。

 

斎藤「このSK's Sessionというイベントは今回で2回目になるんですけどまずこのイベントの趣旨を改めて説明した方がいいと思って。長くなるけど説明させてください。

UNISON SQUARE GARDENっていうバンドを組んでまして。でメンバーはめちゃめちゃ変なやつと、あとめちゃめちゃ変なやつの3人で、リーダーがいないんですね。3人ともそれぞれ個性が強くて替えの効かないメンバーで、僕はその3分の1を担っていて...その中で自分の立ち位置を考えたとき自分の音楽ってなんだろうと思って、自分の音楽を表現する場として前回、このイベントを立ち上げました。

で、このイベントでやりたかったことが2つあって。1つ目は自分が一緒に音楽をやりたいと思う大好きな人を呼んで、こう...濃密なセッションをやりたいということ。もう1つは、卑猥な意味じゃないんですけど、僕はこのステージ上で裸になりたいと思っていて。この裸になった自分の音楽を表現するには何がいいかなと考えた時に、やっぱり自分で曲を作るって事だったんですね。普段バンドではめちゃめちゃ変なやつがほとんどの曲の作詞作曲をしてるんですけど。そんな中今日はなんと自分で曲を作ってきました。新曲です。しかも4曲も作ってきまして。

ただ1人ではできないので今からサポートメンバーを呼びたいと思います!紹介します、ドラム・鈴木浩之!ベース・須藤優!」

キングさんとすってぃー登場。すってぃーは先月見たばかりだけど相変わらずかっこよすぎて引く。


斎藤「この3人でこれからまだ世に出ていない、誰も知らない曲を4曲立て続けにやります!
あ、途中3人だけだとやっぱり限界があるので...同期って言って音源が流れたりするんだけど、ずっと僕が引っ越したての段ボールだらけの部屋で1人で録音して作った音を流してます。全部ちゃんと僕の音なんで...全部じゃないか、2人もいるもんね。でも同期として流れるのはちゃんと僕の作った音なので安心して聞いてください」
ここからオリジナル曲の披露。

サビで「穏やかな季節になりそうだ」って言ってたり、「twilight」「あなたにこの身を捧げる」って言ってたり、「新しい自分」って言ってたり、パスピエの"とおりゃんせ"みたいな曲だったり、ブルー系からピンクに変わる妖艶な照明だったり、「〜だぜ」みたいな語尾の歌詞もあったり、SKY-HIを意識したラップ調のパートがあったり。前回披露した曲たちとも少し系統が違っていい曲揃いだった。

田淵イズムも入ってるな、って最初は思ったけれどそれは少し違うかも。詞曲を田淵が作っているとはいえ楽曲は3人で作り上げているのだから「"UNISON SQUARE GARDENの"斎藤宏介感」があると言った方がきっと正しいし、田淵から影響を受けてはいるだろうけどきっと既に自分のものになっているんだろうなと思わせる感覚があった。

話飛ぶけど田淵がよく言う「っちゅーのは」をMCで2回くらい使っていてにやけたのはわたしだけではないはず。

斎藤「あんなに練習したのにいざやってみるとあっという間だったな。楽しんでくれた?いやあ普段最初から自分で作った曲を自分で歌うってことなかなか無いからね。

えー次でラストの曲です。一旦ね。これ日高くんが時間押したからとかじゃないからね。たくさん曲をやるよりは1個1個の曲をじっくり聴いてもらった方がいいなっていう僕の考えです。だから日高くんを責めないでください。

でこれはいつも言ってるんだけど、僕のこのSK's Sessionっていうソロの活動は全てUNISON SQUARE GARDENありきで、バンドに持って帰るためだと思ってやってます。ここでやったことをバンドに持ち帰って還元できるように。だから後でツイッターで検索して『斎藤はやっぱりユニゾンで見るのがいい』とか書いてあったら結構へこむからみんな呟かないでね。

じゃあとりあえず、ありがとうございました」

 

ソロ編最後は宏介さんの作った"スカースデイル"。前回は田中さんとセッションしててかなりアレンジの効いた"スカースデイル"だったけれど、今回は原点回帰といえるだろうか、素朴に力強く歌い上げた。鳥肌立ったなあ。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介でした、ありがとうございました!」

 

 

宏介さんが一旦はけてセットチェンジ。

待機してたらこんなアナウンスが。

?「楽しんでいただけてますでしょうか。ここで皆さまにお願いがございます。場内の撮影・録音は一切禁止となります。皆さまのご理解とご協力をお願いします。それではまもなく第2部が開演致します。ロビーにいらっしゃる方は中にお戻りください。

それではSK's Session2、略して"SK-Ⅱ"、第2部開演です。ナレーションはGRAPEVINE田中でした」

 

最高最高最高。本当に最高。

なんだか特徴的なナレーションだなあと思ってたらまさかの田中さん。前回宏介さんに「2があったら遊びに来てください、影ナレやってください」という約束をさらっと守る田中さん。めちゃめちゃかっこいい。

ステージには出なかったけどある場所で目撃してしまってドキドキが止まらない。

 

 

さて、2人が登場していよいよセッションへ。

日高くんが髪拭いたら宏介さんと方向が逆になってたようで、慌てて直してて可愛かった。


斎藤「さっきの場内アナウンスの影ナレやってくれたの、前回ゲストに出て頂いたGRAPEVINEの田中さんでした。実は今見にきてくれてます!でもステージには出ません!ほら今回は僕と日高くんが主役だから」

田中さんが気になりだす田中さんが気になりだす田中さんが気になりだす(内輪ネタですいません)


斎藤「SK's Sessionの第3回やるとき日高くんが影ナレやるんだよ」
日高「マジすか、いいっすね」
斎藤「ラップで韻踏みながらさ、来年やってね」
日高「いやめちゃめちゃ楽しそうっすね。考えておきます」

来年もSK's Sessionやってくれるってことでいいですか


斎藤「えーこれから35分くらい、僕ら2人だけで濃密なセッションをやります。あ、2人だけじゃなくてサポートの方も呼んでね」
日高「いやーめちゃめちゃ練習しました」
斎藤「もう練習なんてもんじゃないよね、特訓よ特訓」
日高「不安だったから練習しようと思って昨日もスタジオ入ったら斎藤さん来てくれて」
斎藤「そりゃ行くよ」
日高「いやーこんなことなかなか無いでしょう。みんな無いでしょ?リハでスタジオ入ったら斎藤さん来てくれるなんて」
斎藤「『ここ...ここここスタジオの〇〇にいます!』っていうから行ったら真っ暗で。見たらちょっとだけ照明ついててさ」
日高「なんか暗い方が落ち着くんですよね」
斎藤「わかる。俺もう1人そういうやつ知ってるんだよね。BIGMAMAの金井っていうんだけど」

みんなあまりに予想出来すぎててクスクスしてた

日高「あー金井さん家暗そうだなあ」
斎藤「そうなんだよ、やっぱできるやつは部屋が暗いの...ってこのままだといつまでたっても始まらないんでね。おっしゃいきますか!」

 

聴き覚えありすぎるイントロ。"天国と地獄"。日高くんはハンドマイク、宏介さんはアコギでセッション。早口だけど日高くんが歌うとめちゃめちゃはっきり聴こえてこれもまた一興というか、さすがラッパーだなあと。宏介さんは《天国と地獄を数えろ》だけ歌ってた。ハモリも綺麗。途中ラップアレンジも施されていて日高くんが自分のものにしててすごく良かった。アコギ弾き倒す宏介さんもなかなか観れないよね。


続いて日高くんの"Stray Cat"。日高くんはピアノを、宏介さんはそのままアコギで向かい合う形。雰囲気出てて良きかな。照明が宏介さんにピンク、日高くんにブルーで大人感。音源化希望。宏介さんが「傷を舐め合って」でめっちゃ張っててにやける。


そして"蒙昧termination"。編成同じく。日高くんがやるならこれかなと思ってたのでピタリ賞ありがとうございます。お洒落だなあ。日高くんが「あのね歌詞書いたの僕じゃないんで田淵さんに言っといてえ!」って、叫んでるのに先輩だからちゃんとさん付けしてるあたりすごく良かった。いつもは自分で振る「レ!レ!レ!レ!レレレレギタア」もちゃんと後輩に振ってもらえて良かったね宏介さん。

 

続いて宏介さんがハープを受け取る。日高くんドラムへ。フロアが沸く。
斎藤「日高くんがご覧の通り楽器なんでもできて、ドラムは久しぶりにやって貰うんですけど。なんか『この楽器使いたい』『じゃあ俺やります!』ってさ、無理矢理やらせてるみたいになったらたまらんなと。ってことで僕もハープを...初めてなんですけど、吹いてみようかなと」
日高「昨日スタジオにビニール持って現れたから『いつからやってるんですか?』って聞いたら『今日から!』って。『さっき渋谷で買ってきた!』って」
斎藤「楽器屋さんに買いに行ってさ、ハープってすごいのね、俺全然初心者だからさ...なんか6種類くらいあって」
日高「そりゃ楽器屋さんですもんありますよ」
斎藤「でわかんなくて説明みたら『ゆずも使ってます』って書いてあったから、あっじゃあこれにします!って」
日高「次行ったら『ゆずと斎藤宏介が使ってます』ってなってますよ」

日高くんもめちゃめちゃ賢い返し。

斎藤「次の曲は…青春時代に戻ったつもりで日高くんにドラム叩いて貰おうと思うんですけど...国分寺のライブハウス(CLUB ONE)でやって以来?12,3年ぶり?」
日高「そうですね、最後に人前で叩いたのは18(歳)とかだったんでそれぐらい前かも」
斎藤「あのときのボーカルの子なんだっけ、松本くんだっけ?松本くんだよね、その子と僕だけじゃない?日高くんのドラムで歌ったの。当時を知ってるのも僕と田淵くらいだもんね」
日高「田淵さんも同じく早実の先輩ですからね」
斎藤「今日も田淵から差し入れが来てて、なんか抹茶のねっとりしたやつだった」

差し入れ田淵可愛い

日高「当時の俺見てたって人います?さすがにいないか、〇〇(聞き取れなかった)っていうバンド。いないか。...いやードラム緊張するな、久々だから」
斎藤「いやでも昔やってたじゃん?大丈夫大丈夫、俺これ(ハープ)昨日始めたばっかりだから」
日高「まさかそれ始めたの俺を安心させるためですか!」
斎藤「そう」
日高「宏介のkはkindnessのkだったんですね」

からの奥田民生"イージュー☆ライダー"を2人でカバー。いろいろ言ってたけど2人ともめっちゃ楽しそうに吹いてたし叩いてた。宏介さんこれからもっとハープ練習してUNISON SQUARE GARDENの曲に組み込んでほしいな。

 

斎藤「次の曲は本職に戻りまして、まさにこのTシャツみたいな感じでいきたいと思うんですけど...この曲は僕がSKI-HIの曲で一番大好きな曲で。『この曲のギターを弾き倒したい!』って日高くんにお願いした曲です。ビバラロックの楽屋で」
日高「うどん食べながらね」
斎藤「そう、うどん食べながら。さっき本家がかっこよくやっちゃったんだけど、どうしても弾きたかったので...またバンドメンバーも呼んでやりたいと思います!じゃあもう1度お呼びします、鈴木浩之さんと須藤優さん!」

すってぃーに向かって日高くんが「二枚目〜」って茶化してたの可愛かったな。イケメンしかいないステージの完成。

 

4人でのDDは痺れましたね。バンドスタイルでの"Double Down"セッション。

さっきやったから観客も掴めていたし、何よりギタリストSKが最高すぎた。UNISON SQUARE GARDENでもあんなに弾き倒すの観れないよね。


日高「あー楽しかったー!なんか新しいバンド組んだみたいでした」
斎藤「バンド組む?日高くんドラムだけど」
日高「あ、ドラムだこできてる!」
斎藤「めっちゃ練習したもんね」
日高「よお久しぶりだなお前(たこを見つめながら)」

たこに話しかけてる日高くん可愛い

斎藤「俺もハープがんばってこの辺(口元指しながら)にたこ作ろっかな...猛特訓の日々も今日で終わり、次が最後の曲になります。」
日高「あんなに練習したのに…早いですね。次は大阪城ホールですかね?」
斎藤「お客さん30人くらいのね。いやでも今回めちゃめちゃ練習したよね。俺引っ越したばっかりで部屋に段ボール山積みだけど、段ボール片付けるよりまず練習しなきゃ!ってなってたからね。最後の曲、何がふさわしいかなって考えたんだけど…色々考えた結果、2人で曲を作ることにしました」
日高「ついにこの曲をこの4人以外が知るんですね」

ラストは1番の盛り上がりかも。すごくいい曲だったのに思い出せないのが悔しい。

この音源含め、斎藤宏介名義でアルバム出してほしいな。いい曲揃いなんだもん。

 

斎藤「SKY-HI!」

日高「SKY-HI!...斎藤宏介!」

最後は4人で手を繋いでお辞儀。右手をふりふりするキングさんと左手伸ばしたままのすってぃー。

顔を見合わせながら息を合わせて、肉声での

「ありがとうございました!」

こちらこそ最高の時間をありがとうございました。

 

 

様々なギター使ったのが印象的。普段は白ストラト一本だから余計にね。濃紺?青?でちょっとラメが入ったテレキャスター、めちゃ久々に見た気がする。あと白黒のストラト使ってたけど、アトリエZのやつかしら。そこまでギター詳しくないのでわからないけど。

 

アコギも良かったなあ。トライセラみたいに年1くらいでアコースティックライブやってくれたらいいのに。せめてニコ生とか笑

 

 

そう、トライセラで思い出したけど彼の書く甘い感じの歌詞も好きです。宏介さんが映える曲を書けるのは田淵智也、というのは間違いないと思うけども、自分の音楽を放出する場は設けていいと思う。

今回宏介さんは彼のパート終わりに「UNISON SQUARE GARDENの斎藤宏介でした」と言った。ユニゾンファンとしては嬉しいけれど、毎回ユニゾンを背負ってソロをしなくてもいいんじゃないかなとも感じた。

バンドを普通にやりながらソロを並行してやる人はたくさんいる。ソロの話が持ち上がるやいなやメンバーに「仲間はずれにしないでよ」なんて言う藤原基央は別としてね。長く続けるべきバンドなら、ボーカルがソロ活動をスタートさせたくらいでは揺るがないし、音楽の振れ幅が広くなるんだからバンドにとってはいいことだらけだ。

特にUNISON SQUARE GARDENはブレインがベーシストだからこそ、宏介さん独自で生み出す音楽も定期的に世に出してほしい。田淵がQ-MHzを手に入れたように三者三様の「外の活動」ができたら、あのバンドはきっともっと強くなるだろうなあと素人なりに思った。

それでも宏介さんが2人のことをMCで話したり、バンドに還元するためだと強調してファンを安心させようとしてくれたりするのは、彼の根本的なパーソナリティから来るものなんだろうな。あの人本当に人思いですよね。

今回はまだ2回目だから作った曲をやるだけで満足していたようだけど、本当によかったから音源化も検討してほしい。これは切なる願い。

 

そしてSKY-HIも最高でした。日高くんはやっぱりアイドルのイメージが強い人が多い気がするから(そりゃイケメンだからそれもいいんだけど)、彼がものすごく努力家で、センスがあって、いい曲をたくさん生み出している最上級のラッパーであることをライブで伝えていってほしいな。

日本はまだまだファンクの浸透が浅いから、ついていける客を増やすのが先かなと思うけど、彼ならきっとやってくれると信じてます。

 

SK's Session 3も楽しみ。

 

 

 

 

セットリスト(まちがってたらごめんね)

・SKY-HI
01.Shape of You(Remix)
02.ナナイロホリデー
03.ラップメドレー(As a Sugar〜Welcome To The Dungeon〜Enter The Dungeon〜Tyrant Island〜Walking on Water)
04.Silly Game
05.Double Down
06.クロノグラフ
07.スマイルドロップ
08.愛ブルーム

 

斎藤宏介
01.絵の具
02.新曲
03.新曲
04.新曲
05.新曲
06.スカースデイル


セッション
01.天国と地獄
02.Stray Cat
03.蒙昧Termination
04.イージュー☆ライダー
05.Double Down 
06.新曲

 

 

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