鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

斎藤宏介 - SK's Session 3

敬愛するアーティストの色気を借りながら演じた日本橋。同胞のような後輩と言葉巧みに遊んだ恵比寿。そして来たるは赤坂。

 

 

12/13、名称が一向に定着しないマイナビBLITZ赤坂へ。基本的に変化は受け入れるタイブだけど、これはもう染みてしまってるのでどうしようもない。赤坂BLITZです。

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斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)のソロ第3弾、SK's Session 3を観てきましたので、思いのままに綴っていきたいと思います。1のときはまだブログを開設していなかったので書いていませんが、2の記事があるのでお時間ある方はこちらもどうぞ。

 

 

今日はOSが17:45/18:30で、平日公演にしては少し早め。18:00に入場、ステージバックにSK's Sessionのロゴが大きく掲げられていて、その手前にはSchroeder-Headzのセットが。機材の置き方からして下手側にベース、上手側に渡辺シュンスケさん、中央後方にドラムという位置取りだなとわかったので、上手壁側で待機。シュンスケさんの手がよく見えるのと、わたしの好きなサポートベーシストはシュンスケさんの方向を向いて弾くだろうなと思ったので。

 

開演前・転換時BGMで筆者が覚えているのは下記の通りです。完全版ではありませんがご参考までに。

 

Monkey Magic - ゴダイゴ

これ本当に名曲ですよね。中学時代の英語の先生が東京外大出身だったのですが、学生時代からタケカワさんは目立っていたという話をよく聞かせてくれました。宏介さんとシュンスケさんのエピソードについては後ほど。

 

★Alright - GRAPEVINE

SK1のゲスト・田中和将さんのバンド。こういう所でも好きなアーティストに敬意を表せるのが宏介さんの素敵なパーソナリティ、かつ愛される後輩でいられる所以なのだろうなと。今日曲前・曲後に「Alright!」って言ってたシーンがいくつかあったけど、まさかこれと掛けてるんじゃあるまいな。さらにこの曲を選んだの、単に新曲だからではない気がして...これも後ほど。

 

★Snatchaway - SKY-HI

SK2のゲスト。相変わらず日高光啓との癒着が激しい。旧知の仲であり、先輩後輩であり、コラボしたアーティスト同士でもある。2人が織り成す音楽をもっと聴きたい。

 

★Get Lucky - Daft Punk

Fenderのインタビューで言及していたDaft Punk。Nile Rodgersのモノマネ見たい。以前Jamiroquaiへの愛も語っていたからこの選曲は納得。

Fender News 斎藤宏介インタビュー前編

 

(★We are family - Sister Sledge)

なぜかっこ書きかと言いますと、自信が無いのです。脳内では「はいはいNile Rodgers繋がりね」と思っていたのだけど、自己完結しただけで本当にやってたかどうかイマイチ定かではない。いいライブは本当に記憶が飛ぶね。関連があるということで一つお許しください。

 

★Everything Is Everything - Phoenix

米津玄師も影響を受けているフランスのバンド、PhoenixDaft Punkとは切っても切れない関係。宏介さんも好きなんだ。米津さんとも仲良しだし、好きな音楽で重なる部分があるのはいいですね。

 

★YAMABIKO - NakamuraEmi

意外だったけど嬉しかった。スキマスイッチと同じオフィスオーガスタの彼女。あんなに小柄なのにどこから力が湧いてくるのか...あれ、わたし宏介さんにも「あんなに細身なのに...」って思ったことある。偏見良くないな、と自戒。

 

 

 

さて、開演から追っていく。長くなっても悪意がないのでご容赦、事実と異なっても悪意がないのでご容赦。

 

暗転してすぐに、いくつかの照明によって青色に染まるステージ。これから何が始まるんだろうという期待感に包まれながらも、観客は息を飲んでその様子を見守る。

この「照明が青色」というのが後に披露される楽曲と関連があるなんてこの時は思ってもみなかった。実際関連しているかどうかは言及されていないけど、そうであってほしいという筆者の願い。この話は後ほど、セッションタイムにて。

 

サポートメンバーは前回同様、Ba.須藤優(以下すってぃー)とDr.鈴木浩之(以下キングさん)。そういえばSK1のときはドラム堀さんだったね。

すってぃーは米津玄師はじめ多くのアーティストのサポートベーシストを務めながらも、色々楽器が出来るので制作にも携わる凄い人。キングさんは、ストレイテナーが好きな筆者が一時期たくさん聴いていたART-SCHOOLの元メンバー。現在はLiSAなどのサポートドラマーをやりつつ、今度はSさんAさんTさんと新しいバンドやるんだってよ。へえ。

 

 

Schroeder-Headz渡辺シュンスケとサポートの2人が位置につく。

 

セットリストは後ろに付けましたが、正直圧倒させられすぎてあまり記憶が無い。"Hype"は本当に楽しそうで、つられてすってぃーも笑顔になってたのは印象的。


渡辺「SK's Session 3、呼んで頂いてありがとうございます。SK's Sessionは3回目になるのかな。斎藤宏ちゃんと一緒に、素敵な音楽を届けたいと思います...と言ってもSchroeder-Headzは歌がなくて全部インストなんだけど、歌心こめて演奏したいと思います」

 

めちゃくちゃ歌心こもってた。筆者もピアノをやっているのですが、嫉妬心しかない。あんなに歌うように鍵盤をはじけるって何。

機材もかなり駆使してたんだけど、ツマミを回したりボタンをタップしたりのすべての動作がリズミカルで、操作しながらもそこに音楽が隠されているようだった...脱帽。


渡辺「Schroeder-Headz、今年で最後のライブなんですけど...じゃなかった、今日が今年最後のライブなんですけど笑、ツアーがあったり、セッションがあったり、音楽って本当にいいなって思います。斎藤宏ちゃんとのセッション、楽しみにしててください。それでは最後に、"Surface"という曲です」

 

Schroeder-Headzの曲たちにみんな圧倒されていて、それぞれの曲終わりの拍手が通常の1.5倍位の長さだった。本当によかった。

 

 

 

転換を経てお次は斎藤宏介。

 

SEなしで登場。全身黒(濃いグレーにも見えた)のスーツ、黒シャツ、黒ネクタイ。

 

真ん中に置かれた椅子に座る。座ったままいくつかボタンをカチャカチャと踏み、上手側を向いて同期の音を流す。徐々にギターを鳴らしつつ、1曲目は前回セッションした"Stray Cat"(SKY-HI)。後輩への敬意も忘れない。アウトロのループの使い方が最高。


同期の音を切らないまま、今度はマイクをぐっと上げ、赤白のストラトに持ち替え、立ち上がっての"丸の内サディスティック"(椎名林檎)。

その歌詞のダイレクトさから《青 噛んで熟って頂戴》のところが話題になるだろうなあとは思っていたけど、個人的には《毎晩寝具で遊戯するだけ》のところを字面通りではなくちゃんと林檎女史的に歌ってくれたのがもうセクシーサンキューでしたわ。

ラジオからの伏線回収ありがとう。

 

斎藤「SK’s Session、今回で3回目ということで、年に1回だけやってるから毎回事件が起きるんですけど、今日も起きましたね。鼻水めっちゃ出た笑。今日写真撮ってもらってるから…編集するときいい感じにこの辺(鼻あたり)モザイクかけておいてください笑。
いやー...Schroeder-Headz、すごかったね。なんか音楽の力を感じたというか。圧倒されましたね。
ここからバンドセットでお届けするんですけど、サポートメンバーをお呼びしたいと思います!二度目ましてかな笑。しょうがないじゃん!好きなアーティストがシュンスケさんと被っちゃったんだから!笑 ベース須藤優、ドラム鈴木浩之!」
なぜかめちゃくちゃ笑ってるキングさん


斎藤「あれですよね、浩之さんは知り合ってもう10年くらいになるのかな、でうちの田淵とも今度新しくバンドを組むんですよね。言っとくけど最初に浩之さん田淵に紹介したの俺だからね!あいつなんの挨拶もないんだよなあ笑
須藤さん...すってぃーとももう知り合って10年くらい経つけど今や売れっ子アーティストで。僕の作った曲のギター以外の編曲もやってもらってて。そんなお2人をお迎えしてやっていこうと思います。
ソロでどんなことやってるかっていうと...ユニゾンの曲をアコースティックとかでしっとり演奏するんでしょ?とか聞かれるんですけど全くそんなことはなくて、自作の曲をゴリゴリのバンド編成でやってます。ここから新曲を4曲ぶっ続けでやろうと思うんですけど、つまんなかったら腕組んでもいいし、腕あげてもいいし、両手使って踊っても踊らなくてもいいので、どうか自分のペースで楽しんでください!

莫大な時間を費やしたわりに数分で終わっちゃうのがね…『あー待って待って待って!』って感じ笑。
おーっし、やるかぁー!」

 

音源化されていないという意味では4曲とも新曲かもしれないけど、筆者の記憶が正しければ1つ目の《ちょっと待って》から始まる曲と、2つ目の《Catch me baby》《Touch me baby》と繰り返す曲は過去のSKでも披露されてます。3.4曲目のどっちかに似てる雰囲気の曲もSK2でやってた...けどこれは確証なし。編曲が変わったのかな。

記憶力が乏しいのが悔しいけど、またこうして披露してくれたことで潤いました。

 

マイクのフロア側に回ったかと思えばすってぃーとキングさんに向かって「お帰りください笑」と促す宏介さん。そしてまた一人。

 

斎藤「早いもので、次で最後の曲です。このSK’s Sessionというイベントはもともと僕がUNISON SQUARE GARDENを引っ張って行かなきゃ!みたいな結構強い気持ちで始めて、ギターボーカリストとして自らを修羅の道に置いて、得たものをバンドに還元しようと思ってやってきたんですけど、3回やるうちにだんだんと楽しくなってきて今は楽しいの割合が増えてきました。

年1回のペースでやらせてもらってきたけど、来年はバンドが結成15周年ということもあって一旦お休みさせていただこうかなと思ってます。なのでSK4はまたその次の年以降ということで。

でも作った曲が結構たまってきたんだよね。さっき演奏した曲も含めてだけど、今14曲とかあって。何らかの形で音源化したいなと思ってます...まだ偉い人には話してないんだけどね!笑 偉い人に『だめ』って言われたらもう『はい』って言うしかない笑。

でもレコーディングすることでユニゾンが自分のライバルになることにも気付けるし、聴いてもらったときに自分に返ってくるものを確認できるというか。結果的にバンドに還元できたらいいしね。

では最後にユニゾンの曲を1つ。ありがとうございました」

 

SK唯一の常連曲、"スカースデイル"。アコギで弾き語り。

なんというか美しすぎて言葉が出てこない。サビ前《目に見えない確かな魔法》の「ほう」のキーがマイナーで、歪ませてて、でも大切に歌ってて、ああそういうのずるいって。

昔の宏介さんの声質がそのまま洗練されたような歌声に鳥肌が立った。

 

振り返らず右手をヒラヒラさせながらはけていった宏介さん、めちゃくちゃかっこよかった。

 

 

転換中、期待通りのあの声が。

???「本日は赤坂BLITZにお越しいただき、誠にありがとうございます。ご来場のお客様にお願い致します。2人の素晴らしいミュージシャンの音楽は皆さまの目と心に焼き付けていただき、撮影録音などなさらぬようお願い致します。また、ご気分の優れない方がいらっしゃいましたらお近くのスタッフまでお声かけください。体力に自身のない方はフロア後方でゆっくりとお楽しみください。この2人の音楽はフロア後方だろうとステージの上だろうとどこにいても楽しめるのは、私自身も前回出演させていただいたときに実感しました、本当に凄い先輩です。今回は呼ばれてないですけど、次があればまたSK4楽しみにしています。引き続きSK's Sessionをお楽しみください。以上、影アナはSKY-HI 日高光啓でした」

 

ラップで影アナの公約は果たされなかったものの、このためだけに予定空けてくれる日高くん、流石です。高速ラップ凄いのにアナウンスはちょっと甘噛みしてたの可愛かった。

後輩からも慕われる斎藤宏介が凄い。

 


さていよいよ本題、セッションパート。

まずは宏介さんとシュンスケさんが登場。

 

渡辺「いやー、"Monkey Magic"いいね」
斎藤「開演前に流れてましたね。あれは僕が尊敬するアーティストの曲を7分くらいでリストアップして流したんですよ。"Monkey Magic"はシュンスケさんと飲みに行った時にかかってたんですよね。ゴダイゴが歌ってるんですけど今でも色あせなくていい曲ですよね」
渡辺「宏ちゃん生まれてる?僕でもギリギリ、3歳とか?70年代80年代であの曲ってすごいよね」
斎藤「いいですよね。なので気になった曲があったら帰って検索してみてください」
渡辺「この後も流れるの?」
斎藤「いやーどうだろう...流れないんじゃないですか笑?」

急に他人事で笑った

 

斎藤「まず1曲、UNISON SQUARE GARDENの曲をシュンスケさんのピアノと共にお送りします」

"フルカラープログラム"はずるい。1曲目から仕掛けてきますなあ。美しいメロディがピアノの音色で更にフルカラー。満たされ感がすごい。

 

斎藤「本当はここでサポートメンバーを呼ぶんですけど、リハーサルやっててシュンスケさんがもっとやりたいよね?って。せっかくだから2人でもう2.3曲やりたいって言ってくれて。
このイベント3回目なんですけど、第1回はGRAPEVINEの田中さん、第2回はSKY-HI、で今回はSchroeder-Headzを呼ばせてもらって」
渡辺「SKY-HI来てくれてたね」
斎藤「そうなんです、さっきSKY-HIが影アナしてくれてましたけど、前回も田中さんがわざわざ影アナのためだけに来てくださって、『SK’s Session 2、略してSK-II』という名言を残して行きました笑。しかもステージには出ずに笑」
渡辺「え!宏ちゃん愛されてるねえ」
斎藤「次はそんな尊敬する先輩の、GRAPEVINEの曲を少し」
渡辺「ワンコーラスだけね」
斎藤「あー、歌詞わかんなくなったらどうしよう。その時は自作します」

"風待ち"。どこまでもGRAPEVINEが好きな宏介さん。シュンスケさんのアレンジが素敵。田中さんはエロの権化みたいなところがあるけど、宏介さんのは爽やかさと切なさが入り交じっててこれもまた良き。

渡辺「クリスマスっぽかったね」
斎藤「夏の感じがしたって言ってるのに笑。じゃあ2人呼びますか!誰が出てくるんだろう笑」

 

すってぃーとキングさん再々登場。

斎藤「浩之さんは10年くらいの中でね、うちの田淵とも新しいバンドを組んで。こちらも楽しみですけど。紹介したの俺なのに田淵からなんの挨拶もないんですけど」
渡辺「そうなんだ笑」
斎藤「...このくだりさっきもやってて2回目なんですよ笑」
渡辺「あ、そうなの?...なんか僕らユニットみたいだね笑」
斎藤「これですか笑(黒ジャケ+グッズ白Tシャツ)」
渡辺「これ着て一緒に全国回ろうか。地方の場末から笑」
斎藤「恵比寿横丁とか笑次はSchroeder-Headzの曲を」
渡辺「本編ではやってなかった曲」
斎藤「え、もしかしてこのためにやらないでおいてくれたんですか?」
渡辺「え?」
斎藤「一緒にやるからとっておいてくれたってことですか?」
渡辺「まあそれもあるね!」
斎藤「ありがとうございます。この曲はボーカルを封印してやってみようかと」
渡辺「封印しちゃうの」
斎藤「しちゃいます笑」
渡辺「僕Schroeder-Headzって言うんですけど、スヌーピーに出てくるキャラクターでシュローダーって子がいて、でその子はいつもトイピアノを弾いてるから猫背なんですけど、それが似てるって言われてそこから貰いましたというか、自称するようになりました笑。なので次はそのスヌーピーの曲を宏ちゃんと一緒にやりたいと思います。"Linus and Lucy"」

早く弾きたかったのか、曲名言いきらないうちにマイクから離れていったのじわじわくる。シュンスケさんも結構天然なのかな。

 

めちゃくちゃ楽しそうだったし、ギター弾き倒す宏介さんも最高。

 

斎藤「かっこいー!ピアノかっこいー!楽器が好きでよかったなって」
渡辺「かわいーなぁ宏ちゃん」
斎藤「そうなんです、かわいいんですよ」
渡辺「あはは、自分で言った笑」
斎藤「これ自慢みたいに取られたら嫌なんですけど、先月赤坂BLITZにライブ見に来たんですよ。でビール飲もうと思ってドリンクカウンターで行ったら免許証出してくださいって言われて。…33やで!」
渡辺「え!それ18以下に見られたってこと?あ、20歳か。どっちにしろ大学生と思われたってことだね笑」
斎藤「僕はそれで深く傷つきました笑。あ〜貫禄が欲しい〜売れたんだけどな〜笑」

これKing Gnuのライブかな

 

渡辺「(ステージバックのロゴを指しながら)SKって斎藤宏介ってことなんだね。SyunsKe's Sessionかと思っちゃった笑」
斎藤「SKY-HIも同じこと言ってました笑」

田中さんはどうなるんだい、シュンスケさんほんと可愛い

 

渡辺「次の曲は今年出したアルバムに入ってる曲で、なんとその曲に宏ちゃんが歌詞をつけてくれて」
斎藤「歌詞つけました。全編アラビア語で」
渡辺「笑。いや僕本当にびっくりして。嬉しかったなー...なんか今回だけなのもったいないよね!本当に良いんですよ。"ハルシュラ"という曲です」

始まると思ったらシュンスケさんが喋り出す

渡辺「僕冬がほんとに嫌いで春が早く来て欲しくて、春が一番好きな季節で」
斎藤「その話今いります笑?」
渡辺「ごめん笑。このアルバム、カレンダーみたいになってるアルバムで、"ハルシュラ"は春を思って作って...」
斎藤「え?僕てっきり宮沢賢治の『春と修羅』だとばかり思ってたんですけど違います?」
渡辺「それもある」
斎藤「そうじゃないと根底から覆って来ちゃうから笑」

 

ここでこの記事の冒頭でお話した、Schroeder-Headzのアクトの前半で印象的だった青色の照明に戻るのです。宮沢賢治の「春と修羅」の冒頭がこちら。

わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の

ひとつの青い照明です

 

これだけじゃなくて、BGMで流れていたGRAPEVINEのAlrightの歌詞がこちら。

誰も見てはくれないし
誰からも褒められない
見えない用事をこなしながら
2次元を泳ぎ 3時には寝落ちした

 

そして春と修羅の結びがこちら。

すべてこれらの命題は

心象や時間それ自身の性質として

第四次延長のなかで主張されます

2次元を泳ぎ、3時には寝落ちし、4次延長のなかで主張。

美しすぎません?意図があってもなくても、こうやって繋げられるのは嬉しい。ライブ中に脳内でビビっと来てしまって早く書きたかった。

 

"ハルシュラ"もちょっとキーが違ったけど素敵だった。元あるメロディに歌詞付けるとか斎ちゃん天才かよ...音源化してほしい。声色が優しかったなあ。

 

斎藤「次は僕が作った曲の編曲をシュンスケさんにお願いして」
渡辺「ここだけじゃもったいないよ〜」
斎藤「到達点はレコーディングして形にすることだと思いますけど」
渡辺「宏ちゃんがオールバックでMV出てる構想までしてるよ」
斎藤「え、シュンスケさんも出てくれるんですか!笑」

シュンスケさんが指を鳴らしてキングさんに合図するも、同じ音が出せなかったようでずっこけるステージ上の面々。再びやり直して曲へ。

これもよかったなー。宏介さんの歌声とピアノの相性が本当に良すぎる。

ピアノソロのところで「シュンちゃーん!」って振る宏介さん、後輩としての能力が高すぎる。間奏が"Virtual Insanity"(Jamiroquai)だったね。ニヤニヤしてしまった。音源化してほしい、それ以外確かな思いがない。

 

斎藤「次の曲はシュンスケさんがカバーしてくれてるとあるユニゾンの曲があるんですけど、その完成形に更に僕が入って歌おうかと。今回の曲のなかでシュンスケさんもサポートのみんなもこの曲が1番難しい!って言ってて笑」
渡辺「いやほんとねユニゾンは全部難しいよ。宏ちゃんあんなにギター弾きながら歌えてすごいよね」
斎藤「もっと言ってやってください笑!そして田淵に届け笑!」


宏介さんのハンドマイク...!「ギター持ってないと裸みたいで恥ずかしい」と語った藤原基央も少し前にハンドマイクデビューしましたからね。左手のうるささが完全に和田唱

ギターの歪ませ方もピアノで見事に再現してて、かつポップさとお洒落さが混ざったアレンジ。

普段バンドで歌ってる曲を捻って歌う宏介さんのボーカル力にも脱帽。ラスサビ、《甘くて苦くて目が回りそうです》からのアレンジが無理だった。このバージョンの音源も欲しい。

もし来年アルバム出してくれるなら、初回限定盤で今日の音源つけて欲しい...お金払いたい。

 

斎藤「ベース、須藤優!ドラム、鈴木浩之!そしてSchroeder-Headz渡辺シュンスケ!斎藤宏介でした、ありがとうございました」

 

 

今日「UNISON SQUARE GARDENの」斎藤宏介って一言も言わなかったのがちょっと嬉しかったな。口に出さないことで彼にとってあのバンドが確かな帰る場所になっているのがよりわかったし、ソロ活動が軌道に乗ってきた証拠でもあると思う。

 

宏介さんが今日田淵さんの名前を何度か出したのはもちろんバンドメンバーだからというのもあるだろうけど、ソロに踏み出して自分で曲を作っていく上で何度も意識させられる存在なんだろうなと考えさせられました。いつも思ってるけど改めて、田淵さん素敵な曲をたくさんありがとう。

 

洗練されたギターボーカリスト力を見せつけられましたね。飽くなき探究心と音楽への愛情が彼のスキルをさらに押し上げているように思います。シュンスケさんがそれらをいい形で引っ張り出してくれたことで、音楽が身体に染み渡った2時間半でした。

 

 

 

3人がはけて、1人ステージに残った宏介さん。


斎藤「今日は本当に楽しかったです、ありがとうございました。僕もいつかミュージシャンとして死ぬ時が来ると思います。それは禿げ上がった時かもしれないし、不倫がバレたときかもしれない。その終わりに何かを残せていたら、このイベントをやった意味があると思います。

また機会があれば聴きに来てください。本当にありがとうございました」

 

 

SK's Session 3@マイナビBLITZ赤坂 セットリスト

Schroeder-Headz
01.Follow Me
02.Blue Bird
03.Hype
04.Wildthing's Arm
05.Sleepin' Bird
06.absence of absolutes
07.Surface

 

斎藤宏介
(ソロ)
01.Stray Cat - SKY-HI
02.丸の内サディスティック - 椎名林檎
(バンド)
03.オリジナル曲
04.オリジナル曲
05.オリジナル曲
06.オリジナル曲
(弾き語り)
07.スカースデイル - UNISON SQUARE GARDEN

 

セッション
01.フルカラープログラム - UNISON SQUARE GARDEN
02.風待ち (1コーラス) - GRAPEVINE
03.Linus and Lucy - Schroeder-Headz
04.ハルシュラ(歌付き) - Schroeder-Headz
05.新曲
06.シュガーソングとビターステップ -UNISON SQUARE GARDEN

 

 

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