鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

SCOOBIE DO - クアトロマンスリーシリーズ2018「甘くてビターな男達」(w/UNISON SQUARE GARDEN)

1週間経っても夢だったのではないかと自分の記憶を疑っている、長野からの帰り道。あんなに幸せな空間があるならば、いっそのこと夢であっても良かったと思ってしまうくらいだ。

 

 

12/17、SHIBUYA CLUB QUATTRO

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SCOOBIE DO恒例のクアトロマンスリーシリーズ

前回ここに来たのは2ヶ月前、このシリーズで「ファンキーでミラクルな男達」と題したBRADIOとの対バン。何度もタイミングを逃していたから、観る機会をやっと貰えて嬉しかった。

 

今回は「甘くてビターな男達」。更に遡ること5ヶ月前、7/22。

このときはまだゲストバンドがBRADIOしか発表されてない状態での手売り。ほんのちょっとだけ期待しながらもクアトロマンスリー両公演購入。

 

発表を見た瞬間泣いた。

やっぱりとか、ユニゾン出るなら行こうとか、そういう言葉すら全く気にならないほど嬉しかった。ああ、また観られるんだ。

 

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前回はUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY 6」の福島公演で対バンした2組。

ニゾンのFCコンテンツなどでスクービーへの愛を語っていたように、3人の熱望のもと実現した公演。

終演後のスクービーメンバーのインスタ

「UNISONとは長い付き合いになるよ!またやろう!!」とリーダー、

「あまりにしっくりきた。またすぐにでも対バンしたい」とMOBYちゃん、

 

「またご一緒しましょ」とジョーさん。

 

社交辞令じゃなかったんだ、本当にこんな短期間でスクービーから呼んでくれるなんて。好きなバンドが好きなバンドに認められたこと、ただのファンだけど勝手に歓喜

 

 

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お気に入りのバンドはたくさんいるけど、自分にとってストレスのないライブをやってくれるバンドって意外に少ない。煽られるのが好きとか、みんなで踊るのが好きとか、各々楽しむのが好きとか、ライブスタンスの好みって本当に分かれる。個人的にはどんどん曲をやってくれて、楽しみ方を好きにさせてくれて、ステージと自分の1対1になれるライブが好き。UNISON SQUARE GARDENSCOOBIE DOはまさに筆者の好きなライブをやっているバンド。スタンスも一見異なるように見えて、この2組は根底で価値観を共有し合っている感じがある。ユニゾンがスクービーに憧れている節はあると思うけれど、それぞれのバンドの特徴を生かしながら同じ方向へ向かっているようで嬉しい。

 

 

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個人的なことですが、最前取れました。

といっても整番50台だったので柱あたりで見られれば、くらいに思っていたのですが...

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空いてまして。

おかげさまで両ベーシスト見つめ放題でした。手元をあんなに至近距離で見ることができる機会ってなかなかない。前にスペースがあるから適切な距離感、かつ、視界良好。ありがとうございます。

 

 

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クアトロマンスリーシリーズでは毎回対バン相手の曲をカバーする。今回も然り。

タイトルから察したけど、UNISON SQUARE GARDENの"シュガーソングとビターステップ"をアレンジして披露してくれた。とても泣いた。今までにも"シュガー〜"で泣いたことが無かったから自分でも驚いた。シュウさん歌詞うろ覚えだったなとかアレンジお洒落だったなとか後からいろいろ思い出すけど、あの瞬間は立っているのに精一杯なくらいで。

ftH6のセットリストに"シュガー〜"は入っていなかったのにな。感無量。

 

 

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ちょっと話は逸れますがこの日ステージで演奏した人、ほとんど早稲田卒、1人立教卒。学歴だけで人を測ることなんてできないし、卒業式行かなかったギターボーカルだっているけど、それでもやっぱり凄いよな...(ごめんね貴雄ちゃん好きだよ)

 

 

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先述の通り大好きなベーシスト2人を間近で見ることができたわけですが、ジョーさんがいつも以上に動いてて、ベースもガシガシしてた気が。ご本人も田淵さんに触発されたようなことを仰ってましたね。普段ベースに自信が無いようなことを話している(本当はすごく上手い)田淵さんが、ジョーさんのプレイにとてつもなく影響を与えていた。泣き笑いですよ。対バン前からQ-MHzでも一緒に活動した経験のある2人ですが、ベーシストとしてもいろいろ一緒やってほしいな、とファンより。

 

 

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終演後、MOBYちゃんのインスタ。

「#ユニゾンスクエアガーデン とは今後定期的に2マンをやるんだろうな...メンバー同士で、そう決めた」

 

最上級の賛辞、かつ、告白。

これからもよろしくお願いします。

 

 

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いい位置いい環境で見ることができたというのが大きいけれど、正直周りのことなんてほとんど覚えていない。自分とステージの1対1。

連番ではないものの隣に友達もいたけど、ライブ中はそのことすら忘れていた。スクービーのアクト中にあのベーシストが近くにいたことすら全く気付かなかった。

我を忘れる、理性が飛ぶ音楽とはまさにこれだなと。こういう音楽体験をたくさんしたい。

 

 

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別バンドの話になるけれど、先日打首獄門同好会のベーシスト・junkoさんが還暦を迎えたことを発表。他のメンバーも本人が言い出すまで年齢を知らないままバンド活動をしていたそう。

 

これって本当に素敵だなあと思う。年齢なんて型にとらわれず、音楽で繋がっている。年齢で排除することも無く、ただやりたいことを一緒にやっている。

 

音楽を好きでいると必ず年齢でマウントを取られることがある。世代で括られることもある。

若いから知らない、歳を重ねたから知っている、あなたはこの世代、わたしはこの世代。そんなの馬鹿馬鹿しいと思ってしまう。

 

ただ長く生きているだけで音楽を知っていると感じるならそれは傲慢だし、若いからといって年齢が自分たちより上のファンを排除するのも狂ってる。

年齢ではなく、その人がどんな音楽を聴いてきたか、音楽とどう接しているか、そういうところに目をやっていきたいと自分にも言い聞かせている。

 

「若いのによく知っているね」と言われることがある。若い人は音楽に詳しくないと思っている、そのステレオタイプに腹が立つ。スクービーのファンは若い人が少ない、ユニゾンのファンは若い人が多い、なんて囲ってしまうことにすら呆れる。

人生はいつ終わるかわからない。長く短い祭だ。生きているうちにたくさんの音に溺れたい。

 

ニゾン→スクービーの転換中、人を掻き分けて無理やり前に行こうとするスクービーファンのおb...お姉様方を遠目に見ていて、「ああいう熟したお姉様方、ミスチルにもトライセラにもいる」などと思ってしまったことに反省。どの世代にも人に嫌な思いをさせる人はいる。年齢ではなくその人自身の問題。

 

余計な偏見を捨てた、ただの音楽好きでありたい。

 

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ちゃんとしたレポート書けずにすみません。この記憶と愛情は胸の内にしまっておきます。

 

 

クアトロマンスリーシリーズ2018「甘くてビターな男達」 セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Catch up, latency
03.Invisible Sensation
04.ワールドワイド・スーパーガール
05.きみのもとへ
06.オリオンをなぞる
07.静謐甘美秋暮抒情
08.BUSTER DICE MISERY
09.天国と地獄
10.シュガーソングとビターステップ

SCOOBIE DO
01.アウェイ
02.真夜中のダンスホール
03.茜色が燃えるとき
04.45回転の夜
05.Cold Dancer
06.ensemble
07.新しい夜明け
08.シュガーソングとビターステップ
09.ロックンロールは未定
10.Back On
11.Little Sweet Lover
en.夕焼けのメロディー

 

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