鯉の滝登り

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Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 東京公演(6/29)

※この記事はMr.Childrenのツアー「Thanksgiving 25」のネタバレを含みます。これからライブに行かれる方は先入観なしで見てほしいので回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

国民的バンドが25歳になった。

25年ってすごいな。四半世紀。わたしよりも年上。

 

 

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25。お祝いに足を運んだ。

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このツアービジュアル、歴代の中でもかなり好き。溢れ出るMr.Children

個人的な話ですが、なんとMr.Childrenのライブを観るのが(イベント・対バン・フェスを含めて)今回が25回目でした。あとから数えてびっくり。

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東京ドーム公演1日目。F&M(Mr.ChildrenのFC)を抜けてからの方がチケットを確保出来ているという不思議。他にも理由はあるだろうけど。

 

 

11:00スタートの物販に15分遅れで並び始めたものの、進みが早く売り切れなしで1時間後にはゲット。ミスチルの物販はいつも円滑でありがたい。

 

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警備員さん同士が過去のミスチルライブについて語り合っていて、ああやっぱり国民的なアーティストだなあ、と。

 

辺り一面ツアーグッズを持った人で溢れかえっていて、軽くお祭り状態。

客の世代も幅広い。ここまで人間を見せつけられるファン層もなかなかない。

 

 

18:00開演。ドームだから押すかと思ったけどほぼ定刻でスタート。この規模を仕切るのって本当に大変だよなあ。スタッフの皆様本当におつかれさまです。

 

 

 

 

セットリストの話

01.CENTER OF UNIVERSE
02.箒星
03.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
04.youthful days
MC
05.GIFT
06.君が好き
MC
07.ヒカリノアトリエ
MC
08.CROSS ROAD
09.innocent world
10.Tomorrow never knows
MC
11.車の中でかくれてキスをしよう
VTR
12.思春期の夏~君との恋が今も牧場に~(Vo.ジェン)
13.抱きしめたい
14.Any
15.Making Songs
16.名もなき詩
17.1999年、夏、沖縄
18.こんな風にひどく蒸し暑い日
19.ランニングハイ
20.掌
21.ニシエヒガシエ
MC
22.himawari
23.足音 ~Be Strong
24.Printing
25.Dance Dance Dance
26.everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~
27.fanfare
28.エソラ

en.
29.overture
30.蘇生
MC
31.終わりなき旅

 

桜井さん曰く「焦らしたり抑えたりしていない、出し惜しみは一切ない」セットリストとのこと。言わずもがな。

 

26曲目の"跳べ"が変更になっていたのと、アンコールの"Marshmallow day"がカット。東京ドームの使用条件(時間等)によるものだと思う。

 

ミスチルの楽曲を31個も並べればどんな組み方だって「やばいセトリ」にはなりえるのだが、改めて見ると本当にえげつないセットリストだなあと思う。

緩急の付け方が本当に上手い。ミスチルのライブの好きなポイントの一つでもある。"思春期の夏"→"抱きしめたい"の自然な移ろいには戸惑ったが、それも一瞬で消えた。

あらゆる時代の楽曲がみごとに織り成す3時間半。初めて行く人もずっと応援している人も楽しさを見出せる。圧巻。

 

 

 

ぴったりの歌の話

桜井さんがMC度々口にした「この曲は外せない」「これは歌おうと決めていた」というような言葉。

ほとんどのMCで曲への想いを語っていた。"GIFT"は「欠かせない」と語り、"ヒカリノアトリエ"は8人のバンド名と朝ドラの話をし、"CROSS ROAD"は「初のドラマ主題歌」の嬉しさも相俟って「バンドの分岐点」と示唆し、"車の中でかくれてキスをしよう"は「デビュー前からずっと歌っている曲」と少しはにかみながら弾き語りを始め、ラストの"終わりなき旅"は「最後の最後はこの曲、と決めていた」と決意を話してくれた。

バンドの歴史を遡るにはあまりにぴったりすぎた。今回のセットリストに入った曲はもちろん、演奏されなかった曲にも各々のヒストリーが込められているが、それらの想いも載せてピックアウトしてくれたんだなあと強く伝わってくるアクトだった。

 

 

進化論の話

今回"進化論"はやってないです。紛らわしくてすみません。

桜井さんのMCにもあったように最近までホールツアーをしていたMr.Children。いつもよりも小さな空間で、はるかに少ないキャパシティで、シンプルな舞台で、最小限の演出で、ひとりひとりのお客さんと向き合って音を共有する。このツアーを経て彼らが得た感覚や音の繊細さが、ドームの規模になってもしっかり残っていたのが印象的だった。あんなベテランにこのようなことを今更言うのも失礼だが、4人が着実に進化しているのがわかるアクトだった。桜井さんの歌、まだ進化し続けていて本当に恐ろしい。ライブへ足を運ぶたび、その進化に心が震える。

 

 

過去と未来と交信する話

桜井さんの歌い方や、お辞儀や、「どうもありがとう」一つやMCから、わたしたちはいつまでMr.Childrenの音楽を聴いていられるのだろうと考えてしまった。

 

彼らは日本の音楽シーンの最前線にいることを常に自覚しているし、桜井さんがよく口にする「このバンドは売れると思っていた」「早く売れたかった」という言葉の数々からも自信が窺える。

そんなバンドだからこそ、昔から現在までずっと応援している人や早い時期に愛想をつかしてしまった人、最近興味を持って聴き始めた人など様々いることもわかっている。

 

 

桜井「10周年のときはインタビューとかで『10周年をむかえてどうですか?』って聞かれても『それは事務所とかレコード会社が盛り上げてるだけですから』みたいなこと言ってて、本当にそう思っていて、今僕たちの音楽を聴いてくれている人もいつかは離れていくんだって思ってた。でも25年経っても、これだけの人が聴いてくれている」

 

 

25年を経て、今この瞬間東京ドームに来てくれた人々への「どうもありがとう」。

 

ファンを囲う囲わないの規模ではなくなってきたビッグバンドだからこそ、ミスチルの音楽と向き合ってくれたすべての人々を大切にしたいという想いがひしひしと伝わってきた。

 

 

これからどうなっていくんだろう。名古屋で桜井さんが歌えなくなってしまった件を経て、尚一層このことを考える。

 

音楽はずっと残っていくけれど、それらを共有できる空間は永遠じゃない。心に刻まれた。一瞬一瞬を大切にしていこう。

 

 

時代とか社会とかの話

世間一般のミスチルイメージって"シーソーゲーム〜"、"しるし"、"くるみ"などで、ラブソングという認識なのかしら。昔から知ってる人はそうでもないのかな。いずれにせよもうファンフィルターかかってるからわからないけれど。

一素人の考えるMr.Childrenの魅力は時代とか社会とか家族といった具体的なものから感情のような抽象的なものまでひっくるめて扱うことで「人間」という存在そのものを浮かび上がらせる点にあると思っている。だから結構強烈なものもある。社会批判とか、自己嫌悪とか、性とか。

その肉々しいほどのリアルさが突き刺さってくる感覚がたまらない。

そこまでディープに問い詰めながらも「夢想家」というワードが出てきたときにはこれまた楽観的なようですごく現実的だなあと思った。

 

Mr.Childrenの楽曲を聴くと必ず考える。

「わたしとは?」

 

 

himawariの話

新曲披露。

映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌であるこの曲。

桜井さんはこう語った。

「激しいけど穏やかで、まっすぐだけどねじ曲がってて、美しいけど醜くもあって」

人間としてもこうありたいと思えるような対比。

月並みな感想だが楽曲をきちんと映画の主題歌として完璧に作り出すのが本当に上手いなあと思った。

フルを楽しみに待ちたい。

 

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水道橋駅方面へと歩いていたら向日葵が。曲と重なって思わず泣きそうになった。

 

 

泣いたり笑ったり不安定な想いの話

個人的なことだが、ここ数年Mr.Childrenのライブを観ると必ず泣く。

これは思い入れがある曲をやってくれたからだとか、過去のことを思い出してしまうからだと思っていたがどうやらそれだけではないらしい。

 

わたしは彼らの音楽に家族を重ねている。

もっというと「家族の中の自分」だ。

 

父が病気をした。今も完治はしていないがなんとか会社へも行けるようになった。

救急車で運ばれたと連絡があったとき、人がいつかは死ぬということ、生命は永遠じゃないということ、頭ではわかっていたつもりなのに急に現実として降ってきた。幸い命は救っていただいたものの、抱いた恐怖は依然癒えない。

 

その頃からすごく「家族の中の自分」を考えるようになった。家族仲はとても良い方だけれど、それを体現できる時間が限られていることも知った。

 

ミスチルの楽曲たちはそのどん底から救ってくれた。だからこそそのときの恐怖も蘇るし、これからの希望も見せてくれる。

人間たる自分を自分の中に取り戻してくれる。

 

 

Oh Rock me baby tonightの話


本編ラストの"エソラ"。POPSAURUS2012のトップバッターに君臨して会場のボルテージを120%に仕立てあげたのは記憶に新しい。個人的に「SUPERMARKET FANTASY」が好きというのもあるが、この曲の多幸感は本当にすごい。文字通り一瞬で人々を笑顔にする。
MV2サビの桜井さんのクネクネが好き。

「楽しんで、満足して帰ってほしい」という意気込みを後押しする締め方。本当に最高。

 

 

Thanksgivingの話

 

君とだから探せたよ

僕の方こそありがとう

 

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