鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

藤井風を知ってしまった

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先日、木梨憲武さんのソロデビューアルバム「木梨ファンク ザ・ベスト」を聴いていたときのこと。

 

そういえば矢島美容室ってあったな、久々に聴きたいかも。

 

 

YouTubeで検索すると

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結構上位に歌ってみたが出てきた。Fujii Kaze...?

 

 

本家そっちのけでタップしてみた。そういえば藤井風って聞いたことある。本当に名前聞いたことあるだけで、何を生業にしている方なのかもよくわかってなかった。

サムネの躍動感よ

 

 

うわあ、凄いものを見てしまった。とりあえず藤井風がミュージシャンということはわかったのだけど、それにしても何なんだ、この退廃的な色気、圧倒的なピアノ技術、内側に滾るリズム...

アーティストとの出会いって色んなところに散らばってますけど、出会ってしまうともう無視できない何かがあるんですよね。

 

 

次々に動画を見進める。どうやら岡山県出身らしい。藤井風って本名なんだ。12歳の頃からピアノ動画をYouTubeにアップ...?この頃から目を付けてたリスナーの方々本当に尊敬する。

矢島美容室の動画が初見だったのでロン毛がデフォだと勘違いしてたけど違ったらしい。文豪のような気難しげな見た目からたまに覗く幼い表情が魅力的。4兄弟の末っ子っていうのわかる気がする。

 

 

正直な所この文章を書いている現在も彼の活動をよく調べ切れていなくて、ファーストインプレッションの衝撃を1週間くらい引きずってるだけなんですけど。

筆者はネクストブレイクを見極める力が全然ないのですぐには手(耳)を出せないことが多いのですが、藤井風の場合はそんなこと言ってる場合じゃなかったです。新参者、気付けば両足どっぷり。

 

 

デビューはこの楽曲らしい。「何なんw」って何なん!とか言ってた自分を恥じる。方言でこんなかっこよくなる...?今まで筆者の岡山県イメージは「千鳥」「デニム」「きびだんご」だったけど、新たに「藤井風」が入りました。

 

 

動画を見漁って印象的だったのは、やはり岡山人としてのアイデンティティの強さ。海外の文化に触れたとき、日本人はそれらに染まりきってしまいがちだなと感じることが多かったのですが、藤井風は染まらない強さと馴染む柔軟性を兼ね備えてるなと思ったのです。Fujii KazeをKaze Fujiiと表記しないところ、英語で話しつつも字幕は岡山の方言(口語)であるところ、曲名を言う時ダブルクオテーションではなく鍵括弧のジェスチャーするところ(あれいいなと思った、真似したい)。広く発信できる才能とツールを合わせて持っているのが本当に素晴らしい。

自分のルーツを愛せる・誇れるっていいよね。

 

 

こんなアーティストに出会えるなんて、邦楽の世界にはまだまだ才能が散らばってるなあ。今ちょうどお昼休みなんだけどタワレコ来てアルバム初回盤買っちゃった。知ってしまったが事の始まり、知りたい気持ちには抗えぬ。

 

 

 

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