鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

米津玄師のファンは手拍子/クラップの呪いにかかっている

米津玄師 2018 LIVE/Flamingoの帰り道でこれを書いています。

タイトルで憤る人もいるかもしれないけどとりあえず読んでみてくださいね。ちなみに筆者も米津玄師さんのファンです。米津さんもお名前をこんな形で使ってしまって本当にごめんなさい。

 

 

本日10/28、米津さんのライブ「Flamingo」の幕張公演に参加してきました。やっぱり彼の音楽は素晴らしいし、"Lemon"のヒットによって多くの人にその才能が認められてきたことがファンにとっても喜びです。ニューシングルも期待。

 

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今日はかなりいい整番をもらってR1ブロック前方、花道の横で見てきたのですが、後方からやたら気になる音が。

 

これでタイトルに戻ります。

 

基本的に自由であるべきだとは思っているのですが、今日はさすがにひどかったなあ。

 

ただ「拍手いや!わたしにはそんな空間無理!」では説得力がないので、ライブを楽しみながらも少し考察してみました。なぜどんな音に対しても手拍子してしまう呪いにかかっているのか。

 

 

・オールウェイズ手拍子がスタンダード、もしくは一番良いノリ方だと思っている

とりあえず全部手叩いとこうぜそうすれば間違いない派

 

・とりあえず手を叩いていないと落ち着かない

音に関わらずひたすら叩く派

 

・他のノリ方がわからない

手をあげるの恥ずかしいし無難にクラップしとく派、みんなやってるから一緒にやっとく派

 

・棒立ちは悪だと思っている

ノリが悪いと思われたくない派

 

・音楽に身を委ねる経験をしたことがない

手や方や足や腰、全身を使って音に乗るなんてやったことない派

 

 

恐らくこのあたりだと思うのです。例えば近くにいた方は終始手を叩いていて、周りが静まっているときは音を出さずに手を叩いていました。この方は上に挙げたものの多くに当てはまると思います。

 

 

 

先日BRADIOのライブに行ったときに貴秋さん(Vo.)が「君たちが持ってるその素敵な楽器」と言って手(クラップ)を指しました。まさにその通りだと思います。手拍子は楽器になるんです。

 

わたしたちはアーティストの音楽を聴くためにお金を出して会場に足を運んでいます。彼らから発される音は何の障害もなくわたしたちの耳に届くのが理想的だとは思っています。

だからこそ、わたしは手拍子をするのに慎重になります。人が聴くべき音の邪魔をする可能性があるからです。その「音」というのは静寂も然り。ソロも然り。すべての音に耳を傾けもせず闇雲に手を叩くのは無責任だと思うのです。

特に米津さんのライブでは以前からベースサポートの須藤さんが手拍子や手を挙げる合図をしてくれていたり、米津さん自身も手拍子を一緒にしてくれたりと、タイミングをアーティスト側から示してくれているのにも関わらず、なんだかちょっと品がないなあと感じずにはいられませんでした。

 

 

一概に「ファンがライブ中に手拍子するなんて!」という話ではないのです。米津さんが彩りのある楽曲たちをセットリストとして組んでわたしたちの前で披露してくれているというのに、手拍手一辺倒というのは受け手としてあまりに貧相。

 

 

聴き入るパートってあるじゃん。心にくるフレーズってあるじゃん。飛び上がるほど嬉しい曲だって、悲しい思い出のある曲だって、何よりも好きな曲だって、きっとそれぞれ。

 

 

だったらもう少しいろんな形で音楽を感じませんか。全身で浴びるように楽しむのも悪くないですよ。

 

 

 

 

ただこれ、今までも結構大きく感じていたことです。すぐ手を叩く。すぐ右手だけ挙げる(これは音的な障害ではないので今回はあまり深く触れません)。音楽ってもっと自由でいいんじゃないのかなあ。

 

 

以前星野源さんが何かのインタビューで言っていたような(ソース出せなくてすみません、テレビだったかなと)、「ライブで全員が違う動きをしている状態」が当たり前になればいいなあと願わずにはいられません。

 

 

文化的に一体感を好むのはわかるし別に悪いことではないと思うんですよね。でもやっぱり音楽の受け取り方はそれぞれであってほしいし、周りを気にせず「アーティストと自分の1対1」をいつでも実現できる環境が増えてほしい。そのために少しだけ、手拍子の呪いから解き放たれてみませんか。

 

 

 

ライブ終わりでIQが2くらいまで下がった人間の拙い文章を読んでいただいてありがとうございます。大切なお話なのでもうちょっとしっかりした文章で長めに書きたかったのですが、米津さんのライブレポートも書きたいのでこのあたりで。読んでくださった方お一人でも音楽との向き合い方について再考するきっかけとなればこの上ない幸せです。

 

ライブは本当に素晴らしかったので、後日ライブレポートにて。

 

 

※追記 アンコール残るなら手叩くなり何らかのアクションしましょうね、何もしないのに曲聴きたいなんて傲慢ですよ。しっかりとアーティストへの意思表示を!