※この記事はBUMP OF CHICKEN TOUR 2019｢aurora ark｣のネタバレを含みますのでお気を付けください。文中に演奏曲名の記載はございませんが、最後にセットリストを付けています。いつもありがとうございます。
8/21、新木場STUDIO COAST。
BUMP OF CHICKENのツアー｢aurora ark｣に行ってまいりました。BUMPのライブハウス公演、個人的にはおよそ7年半ぶり。｢GOOD GLIDER TOUR｣ってそんな前だっけ！ドーム・アリーナ公演は行ってたから感覚無くなってましたね。
今ツアーはアルバム｢aurora arc｣を引っさげて全18公演を行っています(新木場含め8公演は終了)。arkとarcの関係性やツアーに関する内容は藤原さんが各所でお話されてるので見つけてください。アルバムもまだ手に取っていない方がいらっしゃいましたら是非！
早速ライブの振り返りを。詳細知りたい方はTwitter等探してください。
今回は入場整番がC200番台だったので18:00開場→18:30頃の入場だったのですが、アルファベットがEまであってびっくり。新木場でCと出たら最後だと思っちゃいました。おそらく真ん中くらいの番号で入場。
覚えている範囲で開演前SEを記しておきます。
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近い。とにかく近い。
BUMPはかつてライブハウスバンドだったし何度も足を運んだことがあるけれど、ここまで近くで見たライブはかつてなかったように思う。
最初上手側のスピーカー前10列目あたりにいたのだけれど、気付けばセンターの縦柵を掴んでいて2m先真正面に藤原さんがいた。
増川大先生もチャマも秀ちゃんもちゃんと見える。なんたるボーナスステージ...
所作や表情まで細かく目に焼き付けてきました。この日ばかりは眼球に録画機能欲しいって本気で思いました。
藤原さんの真正面なんてもう一生立てないだろうけど、あれはダメですね。溶けました。
今回からベルト部分が調節可能になっていて嬉しい。以前のものは直接手をくぐらせるタイプだったのですが、後ろのゴム部分が細くてヒヤヒヤしてました。
発光部分が前に向いた方が演者からは綺麗に見えるんだろうなあ、とふと思ったので今回は文字部分を甲ではなく手のひら側に付けてみました。一人でチャレンジしてもあんまり意味ないか。
個人的にはPIXMOBがあんまり好きではなくて、というのも｢景色の一部にならなければいけない｣というプレッシャーが大きかったからなんですよね。
近年のツアーでは演出の要となっていることもあって毎回配られるようになっていますが、ドームやアリーナでは指定席ということもあり手を上げていないと申し訳ない気持ちになってしまうんです。綺麗だからこそそれを崩してはいけないという謎の責任感。
個人的には手を上げたり上げなかったりはそのときの気分で変わってくるので、勝手に光られても上げたくない時だってあるんです。わがままだけど自由に楽しみたい。
だからこそライブハウスでのPIXMOBはすごく良かったなというのが率直な感想です。もみくちゃになっているから物理的に上げられない人もいるし、周りとの距離感が近いからこそ周りが気にならない。好きに楽しめて良かったです。今回だけは結構満足。
細かい動きや仕草については他のレポをご覧下さい。おじさんたちいちいち可愛くてやってられません！(敗北宣言)
今回はライブハウス公演でステージとの距離も近かったので｢アンプやエフェクターこうやっていじってるのか｣とか｢前髪の下でこんな目使いしてたんだ｣とか｢この曲では裏拍でのってるんだ｣とか、視覚的な情報が多いという意味で非常に濃いライブだったのですが、それ以上に｢音がダイレクトに伝わってくる｣ことにこの上ない感動がありました。
もちろん他のバンドで全国各地の箱ライブに参加させてもらっていますが、やっぱりBUMP OF CHICKENの生音を直接浴びることが出来るというのは何事にも変え難いですね。
みんなが合唱していても藤原さんの生声が聞こえたり、機材の音がダイレクトに耳に届いたり、4人の息遣いが伝わってきたり...最近はドームやアリーナが主流になってきたからこそ、こういった小さいキャパでの公演は演者に人間味を感じられて鳥肌立ちました。
最後まで泣かないつもりだったんだけど、ライブ終了後の藤くんのMCに本当に感動してしまいまして...あの距離で矢継ぎ早に言葉を紡いでくれたロックスター、めちゃくちゃかっこよかったです。
こんなようなことを言ってくれました。
藤原｢君たちの顔を見て伝えたいことがあったんだけど、たくさんあるんだけど、全然一つも言葉に出来てません。俺にはそれを音楽で伝えることしか出来なくて。
君たちと今日、2時間3時間一緒に過ごすことができました。君たちの長いか短いかわかんないけど、60年70年80年と生きていくとして、その人生のほんの一瞬かもしれない。俺たちは39年40年と生きてるんだけど、君たちにとっての人生の中のたった2時間3時間、ほんの一瞬だけど、その時間が俺たちの40年を肯定してくれてる。ああ生きててよかった、ここまでやってきてよかったって、そう思わせてくれる。 君たちが俺らを肯定してくれるから、 君たちからエネルギーをもらって俺たちはそれを音楽を変えて届けて、そうやって作った音を君たちに聞いてもらえて、それは本当に幸せなことなんだ。
最近強く思うことなんだけど、僕たちラジオとかやってるんですけど、『ライブに行きました』とかすげーお便りがたくさん届くわけ。で読んでくとその中に『夢のような時間でした』とか『夢から現実に戻って闘ってます』っていうお便りが来るんだ。ライブ終わった時の気持ち、君たちも分かるだろ？俺もわかるよ。ラピュタ終わった時みたいな気持ちね。
君たちはこの時間の続きを明日も生きていく。でも君たちは明日になったらそのことを忘れる。今日のことは夢でもなんでもないのに、明日は今日からずっと続いてるのに、昨日は昨日、今日は今日って割り切れちゃう。昨日は夢みたいだったなって、すぐ現実に戻れちゃうんだ。で、現実に戻って辛いなって感じるかもしれない。たくさんあると思う。俺だって仕事やだなって思うときあるからわかるよ。
でも君たちは、君たちの存在は、俺たちをこんなにも肯定してくれる。この中には自分に自信がなかったり自分なんてちっぽけだと思ってる人もいるかもしれないけど、君たちにはそういうパワーがあるんだってことを忘れないで欲しい。俺たちはこれからも、ずっと音楽を鳴らしているから、それを思い出して欲しい。気づいて欲しい。まだ新曲とか全然作ってないけど、また新しい曲が生まれたらそのときは、短くてもいいから、5分でいいから、君たちの時間を僕らにください。 ありがとう。 愛してるぜ｣
藤原さんの好きなところ、BUMP OF CHICKENの好きなところってまさにこういう部分なんですよね。
彼はわたしたちがバンドを肯定していると言っていたけれど、同じようにわたしたちも4人と彼らの紡ぐ音楽によって肯定されながら生きています。同じようにエネルギーを貰っているんだよって知って欲しい。知ってもらう術がないから、またライブに行くよ。何回でも会いに行きます。
あの時間は夢のようだったけど、夢だったとは思いたくないなあ。この日常の続きでまた会えますように。
といいながら次は東京ドーム。早く11月にならないかな。
01.aurora arc(SE)
02.Aurora
03.虹を待つ人
04.天体観測
05.シリウス
06.車輪の唄
07.Butterfly
08.記念撮影
09.話がしたいよ
10.ダンデライオン
11.リボン
12.望遠のマーチ
13.GO
14.Spica
15.ray
16.新世界
17.supernova
18.流れ星の正体
en1.宝石になった日
en2.ガラスのブルース
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