鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

ふしだらな夜も良いのさ

就活生は相変わらずライブに行っています。別に余裕なわけじゃありません。エネルギー補給。という名の言い訳。スーツは疲れるね。

 

 

2017年2月24日、中野サンプラザ

 

フジファブリックのツアー"STAND!!"の最終日(追加公演)を観てきた。

 

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フェスで何度も見ており新譜旧譜ともにそこそこ聴いてはいたものの、ワンマンを観るのは初めてだった。

 

フジファブリックのファンの皆さま、これからここで語られる事象はすべて新参者のフィルターがかかっておりますので、あたたかい目で見守ってやってください。

 

 

セットリスト

FREEDOM
Green Bird
STAND!!
ALONE ALONE ALONE
Splash!!
プレリュード
陽炎
have a good time
炎の舞
COLORS
the light
TEENAGER
流線型
夢見るルーザー
徒然モノクローム
夜明けのBEAT
ポラリス
Girl!Girl!Girl!

en.
カンヌの休日feat.山田孝之
銀河
STAR

 

ワンマンで1曲ずつ追うのは酷なので、感想を項目別にちょっとずつ挙げたい。

 

 

中野サンプラザの話

もうこのホールでライブを観るのは十数回目なのだが、なんと今回初めて二階席で観た。天井があみあみになっていて、ホールのサイド中間階に音響ブースがあるということも恥ずかしながら初めて知った。

結論から言うとめちゃ観やすい。NHKホールの2階席より全然視界良好。

素人耳ながら、中野サンプラザの音響は響きすぎないけど音がクリアですごく好きだなあと思う。

 

 

*ファン層と服装の話

ファンの人たちの年齢層の広さに驚く。というかわたし結構若い方(21)だったのでは。腕につけるライトを購入している人はとても多かったけどツアーTシャツを着ている人は想像よりも少なかった印象。ホール+平日っていうのもあるのかな。

上から観ていて通路にはみ出して観ている人が少ないなって思いました。それが普通なのだけど。

 

 

*演出の話

プロジェクターを使った演出が斬新だった。"FREEDOM"での歌詞を浮かび上がらせる演出をはじめ、何か生き物が暴れて水しぶきが上がっているような映像や、臨場感のある車の映像など。個人的にギラギラゴテゴテしたライブは好きじゃないけど、インパクトがありながらもアクトの邪魔をしていなくてすごく好感が持てた。

照明もなかなか粋だった。ドラムのリズムに合わせてぷちぷちするライトが好きだった。派手じゃないけど勢いがあって、盛り上げるサポートとして全力を尽くしている演出はいいなあ。

 

 

*総一郎さんの足の話

弾いてるときの足の動かし方が若かりし頃の桜井和寿さんにとてもよく似てた。でもさらに考えたらエルヴィス・コステロだな。この話は以上。

 

 

*ゆるい話

全体的にめちゃめちゃゆるい。冒頭の曲でダイちゃんと総一郎さんがステージの左の方でギターの上げ下げを一緒にやってたのがめちゃめちゃかわいかった。

MCとかただのゆるゆるかわいいおじさん。"YELLOW"の話、そうだ茅ヶ崎に行こうの話、全作品いいバンドなんてなかなかいない話、なんでもあるとこドンキの話、カンヌの展開聞いちゃう話...ゆるかった。反応が純粋で無邪気。

志村さんのお話のときだけやっぱり空気感は違ったけどね。

 

 

*そんなゆるゆるおじさんがかっこいい話

総一郎さんの1曲ずつの「ありがとう」がとても新鮮だったけどめっちゃええ声。

ダイちゃん"SUPER!!"で前に出てギター弾くとことてもかっこよかった。2階席からもわかるドヤ顔。その後ダイちゃんが帰ってくると総一郎さんがめっちゃあたたかい視線で背中をぽんと叩いたのがよかった。《今を生きている》で総一郎さんが真上指したのエモかったなあ。

 

 

LINE LIVEの話

今回の公演はLINE LIVEで中継が行われた。ダイちゃんがスマホをステージ上で確認(ゆるい)。40何万人観てたらしいけどどういう数え方なんだろうね。ほんとだったらすごい数だ。

地方にお住まいだったり都合があったりで行けない人には素敵なシステムかもしれない。

 

 

*夜明けのBEATとTEENAGERと志村正彦の話

"夜明けのBEAT"志村キーだった。鳥肌たった。最高。

"TEENAGER"やってくれると思わなくてめっちゃ嬉しかった。《おなかはコーラでいっぱい》のところ志村さんもおなかぽんぽんするよね。わたし全然コアなファンじゃないけど、総一郎さんが同じ動きしてただけで目頭熱くなった。

 

 

山田孝之の話

来るかなと言われてはいたが本当に来たね。"カンヌ〜"の途中で彼が出てきた瞬間わたし結構感動したよ。かっこいいわ。タキシードの4人も最高。BOBOさんさすがの短パン。

アウトロでジャケット脱ぎ出したと思ったら背中に「芦田さん」は笑った。2階からも見えた。

あの1曲と最後のためだけに秋田から来た山田孝之、さすがです。

普通に歌上手くて引いた

 

 

*生き残る鍵の話

彼らのライブを観て、オリジナリティという言葉に集約されるかなあと感じた。

リズムの変化を飄々とこなしたり、不協和音や上がりきらないメロディを楽しんだり、サビ前がものすごくわくわくしたり、独特のビートを刻んだり...「これぞフジファブリック」というポイントが確固たるものになっていて、当人たちが何かしらに影響を受けて音楽をやっているとしてもやっていることは二番煎じではない。長く続いている・生き残っているバンドはどこまでもオリジナルだ。

よくあるジャンルや音楽性だって生き残ることは出来るが、その中で最強に突き抜けなければならない。ただいい曲を作るだけでは残っていけないんだなあ。

それに加えてあったかいファンとの信頼関係も重要。この関係の結び方はバンドによって個性出るんじゃなかろうか。

 

 

*ワンマン最高の話

当たり前のようだが、フェス・イベントとワンマンはやはり違う。ワンマンライブを観て感じることは本当に多い。いろんなバンドのライブを観て、「このバンドはここが強い」「一番好きなバンドとはここが違う」など、発見もたくさんある。少しでも興味があれば曲をそんなに知らないバンドでもチケットを取りたいなと思った。今年絶対に観たいのはストレイテナー

 

 

 

山田孝之の登場でだいぶ記憶飛んでるけど、本当に素敵なファイナルでした。19:00の開演(約10分遅れ)で終演が21:40頃だった。結構たっぷり。観に行けてよかったです。

フジフレンドパークUNISON SQUARE GARDEN呼んでくれるって期待してるんですがそのあたりいかがでしょうか。

 

 

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