鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

9mm Parabellum Bullet - BABEL

(遅ればせながら5月分の記事です。)

 

 

5/11、9mm Parabellum Bulletが7枚目のアルバム「BABEL」をリリースした。

 

 

 

 

ご存知の通り滝さんがライブ活動を休止してから初のアルバムである。

前作「Waltz on Life Line」ではメンバー全員が作詞作曲に関わったが、1年経った今作は収録された全曲を新譜で挑み、作詞は卓郎さんが、作曲は滝さんが担当した。前作よりも「アルバム1枚を通して聴く」という付加価値が深く刻み込まれた印象。統一された荘厳さとロックなシンフォニーが胸に響く。

速弾きやタッピング、ギター・シンセが巧妙に練り込まれており、各楽器が思い思いにアンサンブルを紡ぐ。そしてありえないほどクサい(褒めてる)歌詞の応酬。

 

 

わたしは「The World」で9mmを知り、当初はかなりの熱量で追っていたのだが「Movement」あたりで離れてしまった。新譜だけは追っていて、もちろん好きな曲も山ほどあるのだがそこそこくらいの感覚。なぜかもやもやがすごくて。

そして畳み掛けるように滝さんの不調・休業。相手にする病気がジストニアなら、希望も不安も持てない。

 

 

そんな中でわたしの光となったのが"インフェルノ"である。今作に収録されている訳では無いが、この曲にタッピングを入れたことが転換のきっかけになったのでは。

 

 

今作は「原点回帰」とも言われているように、初期のサウンドを強く感じるアルバムとなった。正しく言うと、「新しい9mm Parabellum Bulletが昔の9mm Parabellum Bulletを弾く」みたいなイメージ。そこはかとなく懐かしいのに、その演奏技術は昔のものではなくひたすらにえげつない。ダサいのにかっこいい、絶妙な歌謡曲感。自分の中でも久々に9mmに引っ張られている感覚がすごい。

 

 

全10曲、約36分。主観とともにさくっと追う。

 

 


1. ロング・グッドバイ

1曲目から非常に飛ばしております。いきなりタッピングとブラストビートかましまくりのパワフルで激情的なイントロ。Aメロは穏やかに、サビは哀愁漂う四つ打ちディスコティック、プラス、ブラストビート。ドラムも恐ろしい。これぞ9mmたるクールさを見せつける。

 


2. Story of Glory

すごく1stの匂いがする。

またもやブラストビートでイントロへ。荒々しくも凛としたリフやブラストビートも絡んで疾走感がすごい。2曲目にして早くもメタリックなキラーチューンを入れてきた。歌謡曲っぽさも身に沁みる。

やっぱり卓郎さん上手くなってる。昔から彼の歌声は好きだけど、さらにレベルアップした歌唱力に引き込まれる。

 


3. I.C.R.A

最初曲名ざっと見たときイクラだと思って本当にごめんなさい。読めなかった。

タイトルとは裏腹にドラムが暴れまくっていてものすごい疾走感。歌謡曲の雰囲気も顕在。途中のスラップが印象的ですごく良い。久々にシャウトもありで、ああこれぞ9mm Parabellum Bulletという一曲。

個人的には滝さんソロ→和彦ソロ(ソロではないかも)へのトランスポートが最高。



4. ガラスの街のアリス

イントロからダサくてキャッチーで心を鷲掴みにされた。キメに絡むちーちゃんのドラム、本当に圧倒される。リフめっちゃ滝さんだなあ。

Aメロステイ→サビで爆発という9mmお気に入りの流れ。

なによりもアウトロ入りのギターにときめいた。これはやばい。動けなくなる。

リード・チューンらしい正統派。

 


5. 眠り姫

このアルバムに対して一つだけ言うならば、この曲はBABELっぽくないなと思った。前作の方が雰囲気は合ってる。実際に前作の時点でワンコーラスはできてたらしい。入れちゃっても良かったなあ。寝かせた方が良かったり、早く入れて上手くいったり、アルバムというのは難しいものですね。

でもベースはかなり上位に入るくらい好き。ありがとう和彦。

 


6. 火の鳥

メタリックたるメタリック。変拍子を駆使したキメがもうまさにメタリック。

「怒涛の弾丸音が猛スピードで連射炸裂する」とはまさにその通りだなと思った。タッピングの入れ方が最高すぎるキラーチューン。

自分の中の奥の奥の方に眠っているものを呼び起こされるような楽曲に仕上がっている。生命力がすごい。

 


7. Everyone is fighting on this stage of lonely

今作9mmっぽさ全開の歌謡ロック多いなあ。とても好き。
メロディは怪しげだけど、ブラストも入ってて焦燥を煽られる。サビがエモい。絶妙な歌謡感。ギターソロもエモい。メロディアスなパンクさを怒涛のカッティングが引き立てる。

 


8. バベルのこどもたち

バベルの名の通りかなりどっしりと構えた楽曲。終焉に向かっていくこの位置で、強い存在感を放つ。

リズム隊が最高。間奏では和彦の断末魔が久々に登場。

 


9. ホワイトアウト

バラードながらもこれまた歌謡感。冬を想起させるエモーショナルなテイスト作りはさすがです。

9mmはダサいのがかっこいいと思っているんですけど(褒めてます)、ちょっとおしゃれでびっくり(褒めてます)。艶やかでジャジーなエロいサウンドが印象的。

 


10.それから

ラストにキラーチューンぶち込むお決まりの展開。リフの迫り来る感じすごい。ほんとに滝さんすごい。アップテンポ曲だけどサビでは落とすクサい曲。好き。間奏がめっちゃダサい。好き。

シャウトや"Vampire Girl"以来(たぶん)の語りパートも盛り込まれている。

変則アレンジながらも爆走して去っていった。

 

 

 

めっちゃ良かった。本当に良かった。

旧約聖書バベルの塔の神話は神に逆らう人間が天高く塔を築いて破壊されるけれど、9mm Parabellum Bulletは塔を破壊しながら誰も届かない高みへ突き進んでいる印象がある。

彼らにしか鳴らせない音楽をこれからも鳴らし続けて欲しい。

 

 

 

5/10 fun time HOLIDAY6の福岡公演、非常に行きたかった。就活で行けなかったのだけど。

LIVE HOLICでアクトを観てとても満足したのだが今回のアルバムを聴いてやっぱり滝さんが帰ってくるまで待とうと思った。武田さんはじめとしたサポートの方々がめっちゃ上手いのはすごくわかるんだよ。

 

 

でもわたしのなかで9mmは滝さんなんだ。

 

 

「方向性の違い」なんていう覚悟の欠片もない理由で脱退・解散するバンドが多い昨今だが、ライブで十分なパフォーマンスができない状況に陥っても「9mmでやりたいことはまだまだたくさんある」と語る滝さんが好きだ。オリジナルメンバーの重要性を改めて感じる。完全復活するまでワンマンは行かないでおこうと思う。

 

 

 

特典DVDは以下の通り。 

[DVD]
■「TOUR 2016 “太陽が欲しいだけ"」 16.11.05 At 豊洲PIT
太陽が欲しいだけ
Discommunication
モーニングベル
インフェルノ
ロンリーボーイ
スタンドバイミー
反逆のマーチ
Lost!!
The Revolutionary
生命のワルツ
Talking Machine

 

■特典映像「BABEL」レコーディングドキュメンタリー

 

 

これからがますます楽しみになった。

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

パスピエ DANDANANDDNA NHKホール(ファイナル)

(遅ればせながら5月分の記事です。)

 

 

2017年5月10日。

やおたくや(Dr.)の脱退が発表された。

書いていたライブレポートをすべて消した。

あれが5人のパスピエ最後のワンマンであったなら、汲み取るところはもっと他にあるはずだ。

自分の中でこの事実を消化するのにかなり時間がかかってしまったので、さくっと振り返りたい。 

 

 

5月7日。

パスピエが3月から行ってきたワンマンツアーDANDANANDDNANHKホールでファイナルを迎えるとのこと。迷わずチケットを取った。

 

 

このツアーは今年1月に発売された自身4枚目のアルバム「&DNA」を引っさげている。今年は全体的にかなり豊作だが、その中でも極めて上位にランクインすると思っている。本当に傑作なので、お時間があればぜひ聴いてほしい。

 

 

 

さて、ツアー最終日である。

 

セットリスト

1. ヨアケマエ
2. ギブとテイク
3. とおりゃんせ
4. 永すぎた春
5. チャイナタウン
6. やまない声
7. ああ、無情
8. DISTANCE
9. くだらないことばかり
10. ON THE AIR
11. S.S(2017 ver.)
12. おいしい関係
13. トキノワ
14. メーデー
15. マイ・フィクション
16. ラストダンス
17. ハイパーリアリスト
18. MATATABISTEP
19. スーパーカー

en1.
20. シネマ
21. 最終電車

en.2
22. フィーバー

 

 

18:10。真っ白なステージに登場したのはなっちゃん。下手に置かれた台の前に立ち、オイルアートを始める。「リキッドライティング」というものらしい。バックスクリーンにその様子が映る。はっきりとした色合いで生命を宿すようにカラフルに彩ってゆき、最後にはツアータイトルが浮かび上がる。同時にメンバーも登場。

 

 

"ヨアケマエ"からライブが始まる。「&DNA」のラストに収録されているシングルでありながら、このアルバムの原点ともいえる曲。

"ギブとテイク"〜"チャイナタウン"の流れも豪華。"永すぎた春"では露さん・三澤さんもアクティブに動き、楽曲の生命力の強さを見せつける。"チャイナタウン"をこんな早い位置で演奏しても後半倒れないくらい強いセットリスト。

 


大胡田「いやー、ここからの景色、すごいよ?こんないい眺めなかなかないよ。正直、超嬉しいです。『&DNA』というアルバムを作って、いま私たちがやりたいこと・表現したいことを表現できたと思っていて。今日は私たちの遺伝子を生で感じて楽しんでもらえたらいいなと思います!」

 

 

中盤には「&DNA」の楽曲が次々と披露される。"やまない声"の露さんソロ、手元はほとんど見ていないにも関わらず弾いたフレーズは繊細かつ複雑で、思わず息を呑んだ。"ああ、無情"ではなっちゃんの歌声とナリハネさんのキーボードがなぞるメロディラインが絡み合っていて耳が心地よい。その流れを纏いながらもやおさんが骨格を形成する。"DISTANCE"におけるフレーズでは三澤さんによる「タッピング奏法」がリードになっている(奏法はじめて知った)。このバンド、スーパーミュージシャンしかいない。

 

 

印象的なのは今回のツアーのためにリアレンジされていた"S.S"。そのセルフアレンジからはひとつひとつの音が生きているということを主張されているような感覚をもらった。曲の途中では突然のブレイクから全員のソロに突入。オーディエンスからもメンバーの名前がコールされる。期待以上の完成度と盛り上がり。

 


個人的にアルバムでいちばん好きな曲、"おいしい関係"。曲のテイストも歌詞も楽曲そのものもポップなのに、やっていることはかなりロックで最高。"トキノワ"、ファンにとってはすごくエモーショナルな1曲になりましたね。"メーデー"→"ハイパーリアリスト"の駆け抜け方も凛としていて、オーディエンスのボルテージも最高潮。いつも以上の音の結束力、完成度。それが違和感には結びつかなかったけれど。

 

メーデー後のMC

成田「今回ライブハウスとホールをミックスしたツアーになったんですけど、みんなの顔を見てると、どこでどうやるとか、場所とかほんと関係ないなと思って。僕らも楽しくやらせてもらってす。本当にありがとうございます!」

 

本編は"ラストダンス"、"スーパーカー"で穏やかに締めくくった。

 

 

 

アンコールMC。ツアーの感想を語り合う。

やおさん「NHKと言えば『おかあさんといっしょ』……おかあさん!!ありがとーーー!!!!」

わらった

 

人気曲"シネマ"、"最終電車"を披露。メンバーがステージから去り、会場の照明が付けられてもコールは止まず、再びステージに登場してくれた。ダブルアンコールだ。

ラストのラストは"フィーバー"でツアーの幕を閉じた。

 

 

 

ライブ中ナリハネさんが「今日はファイナルだけど発表とかはありません!笑 なんか発表できたらよかったんだけどね」とけらけらしたのが今も脳内から消えない。この時既にやおさんの脱退は決まっていた。5人はどんな気持ちだったのかな。

 

 

 

パスピエは本当にライブバンドだなあと思う。セトリにせよ、テクニックにせよ、アレンジ1つ取ってもそうだが、完成度が高くないとライブ映えしない。妥協のないステージをこれからも見せ続けて欲しい。

 

4人になっても歩みを止めないでいてくれることに最上級の感謝を込めて。

 

 

 

今回のNHKホール公演の映像を収録したライブDVD『パスピエ TOUR2017 "DANDANANDDNA" -Live at NHK HALL-』が8月23日にリリースされることが決定。終演後にフライヤーで知らされた。こちらも楽しみにしたい。

 

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

BUMP OF CHICKEN 記念撮影

7/5、0:00。

BUMP OF CHICKENが突然の配信リリースをした。

次はCDでシングルを!と思っていたので個人的には悔しさもあるが、大人の事情もあるのだろう。今のところ配信にする理由として許せたのは"You were here"のみだけど。何はともあれBUMP OF CHICKENの新譜がリリースになるというのは嬉しい。

 

f:id:xxkanakoxx:20170705091603j:image

記念撮影

目的や理由のざわめきからはみ出した
名付けようのない時間の場所に
紙飛行機みたいに ふらふら飛び込んで
空の色が変わるのを見ていた

遠くに聞こえた 遠吠えとブレーキ
一本のコーラを挟んで座った
好きなだけ喋って 好きなだけ黙って
曖昧なメロディー 一緒になぞった

やりたい事がないわけじゃないはずだったと思うけど
思い出そうとしたら 笑顔とため息の事ばかり

ねぇ きっと
迷子のままでも大丈夫
僕らはどこへでもいけると思う
君は知っていた 僕も気付いていた
終わる魔法の中にいた事

昨日と似たような繰り返しの普通に
少しずつこっそり時間削られた
瞬きの向こうに いろいろいくつも
見落としたり 見落としたふりしたり

あれほど近くて だけど触れなかった
冗談と沈黙の奥の何か
ポケットには鍵と 丸めたレシートと
面倒な本音を つっこんで隠していた

固まって待ったシャッター レンズの前で並んで
とても楽しくて ずるくて あまりに眩しかった

そして今
想像じゃない未来に立って
相変わらず同じ怪我をしたよ
掌の上の 動かない景色の中から
僕らが僕を見ている

目的や理由のざわめきに囲まれて
覚えて慣れて ベストを尽くして
聞こえた気がした 遠吠えとブレーキ
曖昧なメロディー 一人でなぞった

言葉に直せない全てを
紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめた
レンズの向こうの世界へ 投げたんだ

想像じゃない未来に立って
僕だけの昨日が積み重なっても
その昨日の下の 変わらない景色の中から
ここまで繋がっている

迷子のままでも大丈夫
僕らはどこへでもいけると思う
君は笑っていた 僕だってそうだった
終わる魔法の外に向けて

今僕がいる未来に向けて

 

 

歌詞はリリックMVより↓

 

 

6月19日からオンエアされているカップヌードル2017年新CM「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」のために書き下ろされた楽曲。

https://youtu.be/z0kQ6nFN7us

(予告篇)

 

https://youtu.be/LWCUrr6kUTc

(魔女の宅急便篇)

 

初めてこのCMがOAされたとき、藤原基央の声がTVから聴こえてきて驚いた人は多いだろう。わたしもその1人で、藤くんの声間違えなくて良かったとほっとしています。

 

後にこれが「記念撮影」という楽曲であることが判明。CM中には黒板にニコルの絵と「BUMP参上!」という文言が書かれているという遊び心も。

f:id:xxkanakoxx:20170705135145j:image

 

聴いてみての印象としては、今までBUMP OF CHICKENが生み出してきたどの曲よりも「藤原基央」を感じた。

もちろん彼がどんな人なのかは知らないと言った方が適切だし、自分がこのバンドを応援してきた16年、その中でもわたしたちが見える部分は限られているから、「藤原基央らしさ」が何なのか定義付けはできない。

 

それでも、今まで以上に藤くんの歌だなあという気がした。

新曲が出る度に「僕は自分が経験したことしか書けない」「同じ歌詞が何度も登場するのは意図的な部分もあるけど、大半は芸がないんです」と語る。これは彼の曲の強みであって、自身の経験を普遍性の持った歌詞にわざとらしくなく変換できるからこそ多くの人の共感を呼んできた。聴く人それぞれの風景を投影できる幅の広さがある。

 

でも今回の「記念撮影」は、もちろん今まで通り根底にあるものは変わっていないのだけれど、「僕」に対して真っ先に投影したのは藤くんだった。何度も聴く度に強く思う。

 

あんまり歌詞解釈は好きじゃない、というか人それぞれだと思うし、藤くんはきっと「どれも正解だよ」 と言って笑うと思うので特に書かないけれど、これは藤くんじゃないと書けなかったストーリーだと思う。

 

 

今回思ったことはたくさんあるけれど、書くことはあんまりないな。

迷子のままでいいし、終わる魔法の外のどこまでも行ってほしい。

 

 

ツアーがさらに楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

TOUR2017-2018 PATHFINDER
■2017.09.16(土)千葉県 幕張メッセ 国際展示場1〜3ホール
OPEN 16:00 / START 18:00
■2017.09.17(日)千葉県 幕張メッセ 国際展示場1〜3ホール
OPEN 16:00 / START 18:00
■2017.09.23(土)北海道 北海きたえーる
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.09.24(日)北海道 北海きたえーる
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.10.03(火)新潟県 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.10.08(日)静岡県 エコパアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.10.09(月・祝)静岡県 エコパアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.10.31(火)大阪府 大阪城ホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.11.01(水)大阪府 大阪城ホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.11.18(土)広島県 グリーンアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.11.19(日)広島県 グリーンアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.12.09(土)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.12.10(日)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.12.16(土)石川県 石川県産業展示館4号館
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.12.26(火)徳島県 アスティとくしま
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.10(水)愛知県 日本ガイシホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.11(木)愛知県 日本ガイシホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.27(土)
福岡県 マリンメッセ福岡
OPEN 17:00 / START 18:00
■2018.01.28(日)
福岡県 マリンメッセ福岡
OPEN 16:00 / START 17:00

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

Suchmos F.C.L.S.

※この記事はSuchmosの2Tracks CD「F.C.L.S.」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

先月末Mr.Childrenのワンマンへ足を運んだのだが、そこで桜井さんがハンドマイクで歌い始めたときのことである。

普段ワンマンを観ていて他のアーティストに思いを馳せることはあまりないが、このときばかりは自分に驚いた。

 

YONCEを思い出した。

 

両者に敬意を表したいので先に言っておくが、動きや音楽が似ているわけではないし、似せてほしいわけでもない。

マイクしか持っていないという状況で、音楽を全身で表現する。簡単なようだができるボーカリストは少ない。

自分自身のYONCEに対する期待と、彼のポテンシャルの高さを噛み締める。

 

 

そんな中、新譜リリースとなった。

「F.C.L.S.」。先日ソニーミュージックエンタテインメント内に発足したばかりのレーベル「FIRST CHOICE LAST STANCE」に所属して1枚目。

 

f:id:xxkanakoxx:20170704213923j:image

相変わらずシンプルさがお洒落。

 

f:id:xxkanakoxx:20170704213948j:image

f:id:xxkanakoxx:20170705125307j:image

f:id:xxkanakoxx:20170704213954j:image

タワレコのポップ(渋谷店)とステッカー。

 

f:id:xxkanakoxx:20170705125335j:image

TSUTAYA渋谷店。

 

 

f:id:xxkanakoxx:20170704214038j:image

CDは銀盤が好き。SuchmosのCDは本当にシンプルでずっと眺めたくなる。

 

 

余談だが、このリリースに合わせて原宿・渋谷がSuchmosだらけ。

 

f:id:xxkanakoxx:20170704231447j:image

公式ツイートがあった原宿。

 

f:id:xxkanakoxx:20170704231506j:image

f:id:xxkanakoxx:20170705125406j:image

山手線渋谷駅ホーム。思わずにやける。

 

この他にもあらゆるCDショップのロゴに隠れていたり、原宿駅の広告ジャックしたりと派手なプロモーション。気合入ってるなあ。

代官山の蔦屋書店でもCD持参でTシャツかバッグにロゴをステンシルしてくれるとかなんとか。時間があればぜひ訪れたい。無地の白Tシャツとか持っていけばいいかな。UNIQLOいこ。

 

 

あまり掘り下げるつもりもないですが、早速CDの感想を少しだけ。大切なことはすべて音楽が教えてくれますからね。

 

 

1.WIPER

あれ!歌詞がYONCEらしくない!と思ったら見事にヒット。HSUさんでした。語感重視。

前回のツアー「THE KIDS」でセットリストに組まれており、VIVA LA ROCKでは大宮アルディージャ戦、新加入選手を紹介します」といって披露されたホープ

イントロからかっこいい。緊張感を纏ったロックにYONCEの艶やかなる歌声が絡み合ってディープな1曲に仕上がっている。

一聴目、YONCEの声色がいつもと違うなって思ったけどそれだけじゃない。本当に上手くなってる。ツアーを通して6人の演奏力が上がっていることは素人耳でもよくわかったが、今回も震えた。このボーカル、どこまでわたしたちを驚かせてくれるのか。

 《じゃれ合いな都会がなんだ》

根底にあるものは変わらない。

 

 

2.OVERSTAND

 f:id:xxkanakoxx:20170705133556j:image

こちらの作詞はYONCE。メッセージ性強い。歌詞もそうだけど、YONCEの語りかけるような、訴えかけるような歌い方も印象的。

穏やかなR&Bでありながら彼らの作り続けるブラックミュージック的なグルーヴは顕在。

泥臭いけど心にぐっと来るものがある。Suchmosには懐かしさを求める人や新規性を見出す人、関連やルーツを掘り出す人など様々だが、この曲はオールド感の醸し出し方が強いので強いて言うなら「懐かしい」なのかもしれない。

Suchmos、こっちにも振れるんだ。テイストという意味でも、演奏面でも。

 

 

 

そしてわたしは3曲目ににやけが止まりません。気になる方はぜひCDを買ってね。

 

ツアーも発表された。CDにはシリアルが封入されている。

彼らの地元がないのは正直驚いたが、キャパの問題かな。ファイナルが豊洲PITなのがとても嬉しい。チケット取れるといいな。

 

 

 

TOUR FIRST CHOICE LAST STANCE

■10月7日(土) 札幌 Zepp Sapporo

■10月13日(金) 広島BLUE LIVE 広島

■10月15日(日) 福岡DRUM LOGOS

■10月16日(月) 福岡DRUM LOGOS

■10月21日(土) 仙台GIGS

■10月28日(土) 名古屋 Zepp Nagoya

■11月4日(土) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月5日(日) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月10日(金) 東京 Zepp Tokyo

■11月11日(土) 東京 Zepp Tokyo

■11月19日(日) 東京 豊洲PIT

 

 

f:id:xxkanakoxx:20170704223322j:image

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

フジフレンドパーク2017 Zepp DiverCity TOKYO(6/30)

※この記事はフジファブリックの対バンツアー「フジフレンドパーク2017」のツアーネタバレを含みます。行かれる方は念のため回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

内容に入る前に書いておきたいことがありますが、飛ばしていただいても構いません。
文章を書くことに関しては素人ですが、このブログにも一応著作権があるので盗用・丸パクリはお控えください。文章を引っ張りたい場合は引用でお願い致します。

書く形式を真似ていただくのは非常に光栄ですが、明らかなコピペはお互い恥ずかしいのでオリジナルでがんばりましょう。

わたしもブログを書く際は細心の注意を払っておりますが、お気づきの点ございましたらお知らせください。

 

 

 

 

2017年上半期最終日の6/30。昨日の東京ドームから場所を移し、Zepp DiverCity TOKYOへ向かう。

 

f:id:xxkanakoxx:20170701132102j:image

フジファブリックの2マンツアー「フジフレンドパーク2017」。今年で4年目の開催。

アー写更新されてない!!って思ったけど、シングルリリースかツアー開始まではゆるす

 

先日のPerfumeは個人的に意外や意外という感じはあったものの、UNISON SQUARE GARDENは絶対来るだろうなと思っていたので嬉しい。SMAの先輩後輩での対バン。

 

f:id:xxkanakoxx:20170701132334j:image

 Zepp DCは本当にいい箱。音もいいし電波も入るしどこからでもステージが見やすい。およそ2500名のキャパシティでこんなにわくわくするライブハウスもなかなかない。

開演前SEにX JAPANの"紅"がかかっていて妙な違和感すら覚えたが、温度差が心地よくてなんとも不思議な感覚だった。

 

 

 

まずはUNISON SQUARE GARDENのアクトから。

 

19:03、暗転。青色の光と共にいつものSE。

鈴木→田淵→斎藤の順で登場。田淵の白Tシャツが新鮮。袖が長めでかわいい。ギターボーカルはステージ中央で右手を高く上げて一礼。誇らしげな表情が印象的。

 

 

01.サイレンインザスパ

対バンでもキレのある幕開け。

でもなんだか「目で殺す」みたいな恐怖感よりも激しさによる楽しさの方が勝ってたな、今日は。フジファブリックのファンの方が「やばい」「すごい」って口々に言ってて思わずドヤ顔。

テンプレート的なヘイ未遂。知らなかった人と知ってて引っかかってしまった人と引っかからなくてドヤ顔してる人と無関心な人が混在してて一瞬のプチカオス。嫌いじゃない。

この曲のギター大好きだし、間奏のギター弾きながらつま先上がる宏介さんも良かった。

 


02.ワールドワイド・スーパーガール

この流れは胸が高鳴る。

Bメロ3人のまあ楽しそうなことよ。いい顔してる。宏介さんと田淵さんのリズムの取り方が違うから2人を交互に見るのが好き。

サビ田淵、いつも通り耳上でぴょこぴょこ左手動かしてたけど、いつもよりかっこつけてた感。もっと全力で可愛くやってくれよ!だるそうにぴょこぴょこするのもよかったけど!

貴雄ちゃんが奇声がデフォになりすぎてる。初めて聴いた人絶対びっくりする。

 


03.オリオンをなぞる

イントロからもう嬉しい。

Aメロのクラップ少なかったな。クラップが悪だとは全く思わないんですけど、波及していくクラップが好きじゃないんですよね。意志のなさが露呈している気がして。周りに合わせなくたって、叩こうが地蔵になろうが好きなようにやればいいじゃない。

貴雄ちゃんが自分の叩くリズムを口ずさむのが本当に好き。すごく幸せそうな表情するんだよね。

《立てないわけがないよ》の感情の入れ方最高すぎた。

いつもラストの《ココデオワルハズガナイノニ》、田淵さんはマイク前あたりでやや俯きながら口パクしたりしなかったりなんだけど、今日は下手側に出てきてた。ちょうど目が合ってしまってわたしも口パクしてたから勘違いしちゃう。あんまり目が合ったとか言うのどうかなと思った時期もあったけど、勘違いして幸せな気持ちになれるならそれでいいじゃない。

音楽を通じてのみ空間を共有できるこの感じ。最高。

 

 

斎藤「こんばんは、UNISON SQUARE GARDENです!フジフレンドパーク、よろしくお願いします!」

 

 

04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

絶対やると思っていました。何曲か予想していたけどこの曲は確実に来ると思ってた。

昨年のゴーゴーの日以来?(RSR以来でした!Aさんコメントありがとうございます!)

田淵さんの横跳び好き。

《きっと誰かは忘れちゃってるかもしれないな》のフレーズ終わりの仕上げ方が色気をまとっていて最高。

アラレちゃん田淵も顕在。

《フロンティアーの真実》 の所のドラムのリズム取りが好きすぎて、ライブで改めて聴くと感動する。

 


05.蒙昧termination

CITS好きにもたまらん展開が用意されているところが素敵。これで後半ポップに振り切るのが計算されているように感じる。ユニゾンのファンはすぐ深読みするからね(田淵談)。セトリのレシピはいつまでも知らないままでいたい。

2番冒頭のマイクチェック最近凝ってる。

今日の田淵に言っといてあんまり殺気なかったな。自分で書いた歌詞に自分の名字が載ってても意に介さずベースべんべんしてるベーシスト好きだなあ。

《ご勝手に》の後の気怠げな表情最高じゃないですか。最高なんですよ。

 

 

06.天国と地獄

この枠は"場違い〜"が来ると思っていたから外した。

柴さんがYouTube説を提唱していて本当にその通りだなあと思っていたけれど、シングルカットすらされていないこの曲でボルテージを上げられるのは改めてすごいなあと思った。

もうこの話何回もしていて聞き飽きたとは思いますがon the drumsのたった一音、めちゃめちゃエロくないですか。すごく好きですあの余韻。

きついスタンディングのときに来るとつらいけど、今日は快適に見れたのでひたすらに楽しかった。

 

 

斎藤「改めまして、どうもUNISON SQUARE GARDENです。僕ら結構長くバンドやってて、もう13年くらいやってるんですけど、こうやってがっつり対バンさせていただくのは初めてなんですよ。もともと事務所の先輩と後輩なんだけど、僕らステージ上のフジファブリックさんしか知らないからこの対バンを機にどうにかして仲良くなりたいなって思ってたんだけど、ステージ上の皆さんしか知らないからビビり上がってて。そんなときにフジファブリックさんのネットラジオに呼ばれたの。この対バンの前にね。これは仲良くなるチャンスだと思って。でもなかなか突破口がなくて。考え付いた策が下ネタ笑。ここ(田淵と貴雄)は小学校の同級生なんだけど、田淵の家に置いてあったちょっとエッチな本を貴雄が持って帰っちゃった話とか。で結構盛り上がって打ち解けたと思ったの。でもうちの事務所優秀で。見事にOAには載ってませんでした。綺麗に全カット笑

でもそのおかげで、フジファブリックの皆さんと仲良くなれました。なんたって魂の交換を済ませたからね!笑

今日は最後までよろしくお願いします!」

 

 

07.Silent Libre Mirage

ツアー(ftH6)以外では初披露。速さといい明るさといい本当にライブ映えする。

歌い始め直前の「タタタタン タタタ」のリズムが大好き。

2番Aメロ後半がライブだと更にカオスで(特に貴雄ちゃん)本当に楽しい。やりたい放題なのにテクニカルなのがこのスリーピースバンドの強いところ。

近いうちに歌詞カード欲しいな。

 


08.アイラブニージュー(アウトロセッション)

去年のBIGMAMAとの対バン2日目以来...!およそ1年ぶりで泣ける。このタイミングでやってくれるとはなあ。

イントロの3人のドヤ顔よ。悔しいけど嬉しすぎるからゆるす

田淵さんが横向きでマイク拾うの可愛い。1サビ入り遅れてたけど。アンドレカンドレもファンタとコーラも可愛い。

アウトロセッションかっこよすぎた。ここからの"桜のあと〜"とか素晴らしすぎるわ。

 


09.桜のあと(all quartets lead to the?)

多幸感攻撃。ほとんどのセットリストに入っていると言っても過言ではないのに、来るとやっぱり嬉しい。

《君は自由なんだから》の田淵さんの表情が優しすぎて震えた。

Dr.Izzyファイナル公演からもう半年以上経つのにいまだに引きずってるからエモーショナル。

ここまでの圧倒的なポップネスとさわやかさを兼ね備えた後釜曲の誕生に期待。

 


10.シュガーソングとビターステップ

シュガー終わりってめちゃめちゃいいですよね。"Silent〜"からの超ド級無敵ポップラインがひたすらに幸せ。

ftH6のセットリストから外れたことでこの曲が更に好きになった。天邪鬼とかではなく、"シュガー"の存在の大きさを再認識したという感覚。

あともう耳にたこができるくらいお伝えしておりますがAメロのベースが本当に好き。UNISON SQUARE GARDENの楽曲の中ではダントツ。宏介さんの《超天変地異》のフリを目にする余裕もなくベースラインを追ってしまう。

 

 

 

そういえば今日バラードなかったな。

終わりたくなかった。ずっとあの幸せな空間にいたかった。

9/17まで彼らのライブが見られないなんてだいぶ耐えられない。最近ではもっとも長いブランクかも。

制作期間かなという淡い期待を寄せながら、ニューシングル"One roll, One romance"のリリースを楽しみに待ちたい。

 

 

 

 

約20分間の転換を経てフジファブリックのアクトへ。

個人的には今年2回目。前回観たのは中野サンプラザのツアーファイナル公演。

リアルタイムで聴き始めたのが5年ほど前なので志村さんのいた時代を知りません。いわば新参ですが感想をさくっと。

 

 

SEと共に3人とサポートドラマーのBOBOさんが登場。かとをさんのアンプの所に石川さんコラボの石川慎一置いてあって笑ってしまった。田淵さんにあれあげてよかとをさん。

 

 

01.夜明けのBEAT

志村さんの置き土産。サビの総くんキー、初めてライブで聴いたときは少し違和感もあったのだがいつの間にか慣れていたし結構お気に入りでもある。

1曲目にこれはテンション上がる。今もこの曲を歌い続けていることに感動もつのる。

 ジャジャッ ジャジャッ「イェーーーー!!」がすごく好き。

 


02.TAIFU

ライブで初めて聴きました。まさか聴けるとは思わなくてつい両手で口元を覆う。

この志村節炸裂の超ド変態曲(褒めてる)を今のフジファブリックが綺麗に踏襲したアクトだった。妙な中毒性はそのままで、総くんの色がくっきり出ていてすごく良い。

しかしこの曲も本当に変態的に天才的だな。かっこいい。ダイちゃんのキーボードのはね方は可愛い。

 


03.SUPER!!

一度聴くと耳からしばらく離れなくて本当に好き。個人的にはフジファブリックの中でも常時TOP5に入るくらい好き。

ギター金澤ダイスケのところで総くんと一緒にヘッドの上げ下げするの何回見ても可愛い。あんな可愛いおじさんいていいんかい。

一皮むけたフジファブリック流ウルトラポップに心踊る。

 


04.Sugar!!

これは嬉しい。

まだちゃんとフジファブリックのことを知らない頃、野球のハイライトで流れてきたこの曲にわくわくしたのは確かに覚えている。

ダイちゃんのキーボードのラインが印象的で高まる。

全力で走らなきゃ。

 


05.ブルー

アオハライド

フジファブリックのノスタルジーをきちんと受け継ぎながらもちゃんと地に足が着いている感じがあって泣けてくる。

Bメロが切なくて優しい...歌っている総くんの表情からも切なさがこみ上げる。

 


06.銀河

山内「今からここを地球で一番盛り上がってる場所に...いや違うな、"銀河"で一番盛り上がってる場所にしましょう!」

 

曲振りが総くんらしくて良かった。

初めて聴いたときの衝撃が今もなお消えない。こんなに少ない言葉と擬音だけでこんなにかっこいい音楽が作れるのかと。今聴いても鳥肌が立つ。

 本当に変態的なかっこよさなんだよね。フロアもめちゃめちゃ盛り上がってた。

 


07.徒然モノクローム

山内「次の曲は田淵くんがね、話の中で好きだって言ってくれてた曲で。リクエストじゃないんだけど、それを聞き逃さなかったのでやってみようと思います」

田淵さんは前に違う曲を挙げていた気がする(Monster?)ので意外だったけど嬉しい。

総くん、前は「ギター上手いなこの人」って思ってたけど、最近は見る度本当に歌が上手くなってる。素晴らしいギターボーカルだ。

《徒然しちゃう》のワクワク感が相変わらずすごい。

かとをさんのベースに必死に耳を傾けていたら当たり前だけど田淵さんのベースと全く音が違っていて、一口にベース・ベーシストと言っても様々だなあと。わたしはまだまだベースを語るに至らないな。

 


08.カンヌの休日

前回観たとき山田孝之が来てくれた回だったので総くんが1人で歌うバージョン初めて観た。贅沢。

初めて聴いた時テイストが好きすぎてiTunesで即購入した。

ダイちゃん本当に楽しそうにキーボード叩くなあ。

 


09.Surfer King

一歩ずれたらダサいだけになりそうなのに、変態的なセンスでここまでの名曲にさせている。ワードチョイスがシュール。

フフーフフーで許されるだけの力がある。本当に志村さん天才だなと思った曲のひとつ。

3人ともめちゃめちゃ楽しそうだったな。

 


10.虹

"虹"に限らないけれどダイちゃんがキーボードで拾うラインが好きすぎるんだよなあ。自分がピアノを長く続けているからというのもあるかもしれないが、痺れる。

 

 

颯爽と去っていく様も清々しい。

 


en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)

山内「ここでセッションをやってみたいと思います。えー、ユニゾンから、斎藤くんです!」
斎藤「お邪魔します!」
山内「いやいやどうもどうも。Tシャツ、お揃いですねえ」
斎藤「ほんとですね。いや、お似合いですよ
山内「いやいやお似合いですよ。あのねえ僕と斎藤くんが揃うとね、縁起がいいんですよ」
誰もわからない
山内「ギターの色がほら!赤と白で!紅白!」

2人でギター掲げる。かわいい

山内「いやあユニゾンよかったよ」
斎藤「ありがとうございます」
山内「なんでそんなよそよそしいの〜!なんか上から言ってるみたいじゃん〜!もっと『でしょ』とか言ってよ笑」
斎藤「...まあね」

頭の回転速い宏介さん最高

斎藤「いや君たちもなかなかよかったよ?」
山内「ありがとう笑」
斎藤「いや嘘ですよ笑...なんか漫談みたいですね笑」
山内「ギター漫談?」

金澤「ストラト漫談だね笑」

昨年のVIVA LA ROCKでの企画「VIVA LA ANTHEMS」で斎藤宏介がこの曲をカバーしたのは記憶に新しいが、ついにこの時が来た。

1番を歌う宏介さんはキーを少し高めにしていたが、間奏が終わったときにはあっという間に原キーに戻っており、総くんが2番を歌い出していた。転調がナチュラルすぎて驚く。あの部分だけもう一度聴きたい。

リリース時を知らないだけにあまり多くを語るのもはばかられるのだが、それを除いてもこの曲には心を鷲掴みにされる感覚がある。何年経っても色褪せない。

宏介さんの歌声でまた聴くことができて嬉しかった。彼も本当にすごいギターボーカルだ。

 


12.LIFE

イントロの本当に最初のあたりで総くんが一瞬ドヤ顔したのが良かった。この対バンの成功を確信したかのような満足げな笑み。

サビではわたしもすごくニコニコしながら手を振った。本当に楽しかった。

コーラスしながらフロア見渡していい顔するかとをさんとダイちゃんも最高。

間奏のギター聴くとやっぱり総くんギター上手いなって(原点回帰)。

穏やかなエンドロール。

 

 

タイミングが思い出せないMCの概要だけさっくりと。

 

♪フジフレンドパークの話

・バーサスじゃなくて仲良くやりましょう
・4年目だけど事務所の後輩とやるのは初

 

♪事務所の偉い人の話

・お互い中堅
・上が詰まってる(ユニコーン真心ブラザーズスカパラ)
・下も詰まってる(OKAMOTO'S、チャランポランタン)
・事務所の偉い人がたくさん見に来てるから盛り上がらないと今後活動しづらくなる

 

UNISON SQUARE GARDENとの話
・曲の毒っ気がすごくて親近感
ネットラジオの同じ話をして総くんの天然が炸裂「フジフレンドパーク、個人的に波乱の幕開けです」

 

♪ダイちゃんと貴雄ちゃんの話
・イベントで一緒になって2週間くらい毎日一緒にごはん行ってた
・ダイちゃん的には貴雄はバンドメンバーかつ推しメン
・総くんの「フレンドじゃん」というちょっとよくわからないツッコミ

 

♪かとをさんと田淵の話
・田淵に影響されていつもよりたくさん動いてたかとをさん
・総くんの視界に入ってくるかとをさん
・みんな気付いてないと思いきや意外に気付かれてたかとをさん

 

 

 

 

最高に楽しかった。満足感が尋常じゃない。

こんな素敵な対バンを観れて本当に良かった。フジファブリックもまた近いうちに観たい。最高の空間をありがとうございました。

 

 

ライブ最高、バンド万歳。

 

 

 

 

セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

01.サイレンインザスパ
02.ワールドワイド・スーパーガール
03.オリオンをなぞる
04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
05.蒙昧termination
06.天国と地獄
07.Silent Libre Mirage
08.アイラブニージュー(アウトロセッション)
09.桜のあと(all quartets lead to the?)
10.シュガーソングとビターステップ

 

フジファブリック

01.夜明けのBEAT
02.TAIFU
03.SUPER!!
04.Sugar!!
05.ブルー
06.銀河
07.徒然モノクローム
08.カンヌの休日
09.Surfer King
10.虹

en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)
12.LIFE

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 東京公演(6/29)

※この記事はMr.Childrenのツアー「Thanksgiving 25」のネタバレを含みます。これからライブに行かれる方は先入観なしで見てほしいので回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

国民的バンドが25歳になった。

25年ってすごいな。四半世紀。わたしよりも年上。

 

 

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25。お祝いに足を運んだ。

f:id:xxkanakoxx:20170630063411j:image

このツアービジュアル、歴代の中でもかなり好き。溢れ出るMr.Children

個人的な話ですが、なんとMr.Childrenのライブを観るのが(イベント・対バン・フェスを含めて)今回が25回目でした。あとから数えてびっくり。

f:id:xxkanakoxx:20170630122411j:image

東京ドーム公演1日目。F&M(Mr.ChildrenのFC)を抜けてからの方がチケットを確保出来ているという不思議。他にも理由はあるだろうけど。

 

 

11:00スタートの物販に15分遅れで並び始めたものの、進みが早く売り切れなしで1時間後にはゲット。ミスチルの物販はいつも円滑でありがたい。

 

 f:id:xxkanakoxx:20170630122430j:image

f:id:xxkanakoxx:20170630122426j:image

警備員さん同士が過去のミスチルライブについて語り合っていて、ああやっぱり国民的なアーティストだなあ、と。

 

辺り一面ツアーグッズを持った人で溢れかえっていて、軽くお祭り状態。

客の世代も幅広い。ここまで人間を見せつけられるファン層もなかなかない。

 

 

18:00開演。ドームだから押すかと思ったけどほぼ定刻でスタート。この規模を仕切るのって本当に大変だよなあ。スタッフの皆様本当におつかれさまです。

 

 

 

 

セットリストの話

01.CENTER OF UNIVERSE
02.箒星
03.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
04.youthful days
MC
05.GIFT
06.君が好き
MC
07.ヒカリノアトリエ
MC
08.CROSS ROAD
09.innocent world
10.Tomorrow never knows
MC
11.車の中でかくれてキスをしよう
VTR
12.思春期の夏~君との恋が今も牧場に~(Vo.ジェン)
13.抱きしめたい
14.Any
15.Making Songs
16.名もなき詩
17.1999年、夏、沖縄
18.こんな風にひどく蒸し暑い日
19.ランニングハイ
20.掌
21.ニシエヒガシエ
MC
22.himawari
23.足音 ~Be Strong
24.Printing
25.Dance Dance Dance
26.everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~
27.fanfare
28.エソラ

en.
29.overture
30.蘇生
MC
31.終わりなき旅

 

桜井さん曰く「焦らしたり抑えたりしていない、出し惜しみは一切ない」セットリストとのこと。言わずもがな。

 

26曲目の"跳べ"が変更になっていたのと、アンコールの"Marshmallow day"がカット。東京ドームの使用条件(時間等)によるものだと思う。

 

ミスチルの楽曲を31個も並べればどんな組み方だって「やばいセトリ」にはなりえるのだが、改めて見ると本当にえげつないセットリストだなあと思う。

緩急の付け方が本当に上手い。ミスチルのライブの好きなポイントの一つでもある。"思春期の夏"→"抱きしめたい"の自然な移ろいには戸惑ったが、それも一瞬で消えた。

あらゆる時代の楽曲がみごとに織り成す3時間半。初めて行く人もずっと応援している人も楽しさを見出せる。圧巻。

 

 

 

ぴったりの歌の話

桜井さんがMC度々口にした「この曲は外せない」「これは歌おうと決めていた」というような言葉。

ほとんどのMCで曲への想いを語っていた。"GIFT"は「欠かせない」と語り、"ヒカリノアトリエ"は8人のバンド名と朝ドラの話をし、"CROSS ROAD"は「初のドラマ主題歌」の嬉しさも相俟って「バンドの分岐点」と示唆し、"車の中でかくれてキスをしよう"は「デビュー前からずっと歌っている曲」と少しはにかみながら弾き語りを始め、ラストの"終わりなき旅"は「最後の最後はこの曲、と決めていた」と決意を話してくれた。

バンドの歴史を遡るにはあまりにぴったりすぎた。今回のセットリストに入った曲はもちろん、演奏されなかった曲にも各々のヒストリーが込められているが、それらの想いも載せてピックアウトしてくれたんだなあと強く伝わってくるアクトだった。

 

 

進化論の話

今回"進化論"はやってないです。紛らわしくてすみません。

桜井さんのMCにもあったように最近までホールツアーをしていたMr.Children。いつもよりも小さな空間で、はるかに少ないキャパシティで、シンプルな舞台で、最小限の演出で、ひとりひとりのお客さんと向き合って音を共有する。このツアーを経て彼らが得た感覚や音の繊細さが、ドームの規模になってもしっかり残っていたのが印象的だった。あんなベテランにこのようなことを今更言うのも失礼だが、4人が着実に進化しているのがわかるアクトだった。桜井さんの歌、まだ進化し続けていて本当に恐ろしい。ライブへ足を運ぶたび、その進化に心が震える。

 

 

過去と未来と交信する話

桜井さんの歌い方や、お辞儀や、「どうもありがとう」一つやMCから、わたしたちはいつまでMr.Childrenの音楽を聴いていられるのだろうと考えてしまった。

 

彼らは日本の音楽シーンの最前線にいることを常に自覚しているし、桜井さんがよく口にする「このバンドは売れると思っていた」「早く売れたかった」という言葉の数々からも自信が窺える。

そんなバンドだからこそ、昔から現在までずっと応援している人や早い時期に愛想をつかしてしまった人、最近興味を持って聴き始めた人など様々いることもわかっている。

 

 

桜井「10周年のときはインタビューとかで『10周年をむかえてどうですか?』って聞かれても『それは事務所とかレコード会社が盛り上げてるだけですから』みたいなこと言ってて、本当にそう思っていて、今僕たちの音楽を聴いてくれている人もいつかは離れていくんだって思ってた。でも25年経っても、これだけの人が聴いてくれている」

 

 

25年を経て、今この瞬間東京ドームに来てくれた人々への「どうもありがとう」。

 

ファンを囲う囲わないの規模ではなくなってきたビッグバンドだからこそ、ミスチルの音楽と向き合ってくれたすべての人々を大切にしたいという想いがひしひしと伝わってきた。

 

 

これからどうなっていくんだろう。名古屋で桜井さんが歌えなくなってしまった件を経て、尚一層このことを考える。

 

音楽はずっと残っていくけれど、それらを共有できる空間は永遠じゃない。心に刻まれた。一瞬一瞬を大切にしていこう。

 

 

時代とか社会とかの話

世間一般のミスチルイメージって"シーソーゲーム〜"、"しるし"、"くるみ"などで、ラブソングという認識なのかしら。昔から知ってる人はそうでもないのかな。いずれにせよもうファンフィルターかかってるからわからないけれど。

一素人の考えるMr.Childrenの魅力は時代とか社会とか家族といった具体的なものから感情のような抽象的なものまでひっくるめて扱うことで「人間」という存在そのものを浮かび上がらせる点にあると思っている。だから結構強烈なものもある。社会批判とか、自己嫌悪とか、性とか。

その肉々しいほどのリアルさが突き刺さってくる感覚がたまらない。

そこまでディープに問い詰めながらも「夢想家」というワードが出てきたときにはこれまた楽観的なようですごく現実的だなあと思った。

 

Mr.Childrenの楽曲を聴くと必ず考える。

「わたしとは?」

 

 

himawariの話

新曲披露。

映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌であるこの曲。

桜井さんはこう語った。

「激しいけど穏やかで、まっすぐだけどねじ曲がってて、美しいけど醜くもあって」

人間としてもこうありたいと思えるような対比。

月並みな感想だが楽曲をきちんと映画の主題歌として完璧に作り出すのが本当に上手いなあと思った。

フルを楽しみに待ちたい。

 

f:id:xxkanakoxx:20170630102225j:image

水道橋駅方面へと歩いていたら向日葵が。曲と重なって思わず泣きそうになった。

 

 

泣いたり笑ったり不安定な想いの話

個人的なことだが、ここ数年Mr.Childrenのライブを観ると必ず泣く。

これは思い入れがある曲をやってくれたからだとか、過去のことを思い出してしまうからだと思っていたがどうやらそれだけではないらしい。

 

わたしは彼らの音楽に家族を重ねている。

もっというと「家族の中の自分」だ。

 

父が病気をした。今も完治はしていないがなんとか会社へも行けるようになった。

救急車で運ばれたと連絡があったとき、人がいつかは死ぬということ、生命は永遠じゃないということ、頭ではわかっていたつもりなのに急に現実として降ってきた。幸い命は救っていただいたものの、抱いた恐怖は依然癒えない。

 

その頃からすごく「家族の中の自分」を考えるようになった。家族仲はとても良い方だけれど、それを体現できる時間が限られていることも知った。

 

ミスチルの楽曲たちはそのどん底から救ってくれた。だからこそそのときの恐怖も蘇るし、これからの希望も見せてくれる。

人間たる自分を自分の中に取り戻してくれる。

 

 

Oh Rock me baby tonightの話


本編ラストの"エソラ"。POPSAURUS2012のトップバッターに君臨して会場のボルテージを120%に仕立てあげたのは記憶に新しい。個人的に「SUPERMARKET FANTASY」が好きというのもあるが、この曲の多幸感は本当にすごい。文字通り一瞬で人々を笑顔にする。
MV2サビの桜井さんのクネクネが好き。

「楽しんで、満足して帰ってほしい」という意気込みを後押しする締め方。本当に最高。

 

 

Thanksgivingの話

 

君とだから探せたよ

僕の方こそありがとう

 

f:id:xxkanakoxx:20170630102229j:image

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

米津玄師 ピースサイン

※この記事は米津玄師さんの7枚目のシングル「ピースサイン」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

趣味には必ずきっかけがある。

わたしが音楽やスポーツ、映画を好きになったのは完全に父の影響だ。触れる機会がなかったら一生興味すら持たなかったかもしれない。

 

必ずしも趣味を持つ必要は無いし、なにかにどっぷりはまらなければいけないわけでもないけれど、様々なものに触れ合う機会は大切にしたいと思う。そこから自分の人生が大きく変わるかもしれないから。

 

しかし趣味を持つ人に対して「なんでそんなにはまるのかわからない」と攻撃する人は結構多い。

そんなのわかるわけないだろう、人によって違うのだから。自分は自分の好きなことをしていればいいし、誰かの「好き」を否定している暇なんてないはずだ。たまにそんな暇人もいるけれど。

 

 

前置きが長くなった。

6/21、米津玄師7枚目のシングル「ピースサイン」がリリースとなる。

本日フラゲしてきた。

f:id:xxkanakoxx:20170620125754j:image

ピース盤。先着特典でステッカーもついてきた。

 

 f:id:xxkanakoxx:20170620175650j:image

ピースリング。かわいい

 

f:id:xxkanakoxx:20170620125850j:image

タワーレコード渋谷店。1階のエントランス中央に展開されていて嬉しい。

 

f:id:xxkanakoxx:20170620125845j:image

3階の展開がこちら。

タワレコのポップは本当に毎回愛がこもっていて素敵です。

 

f:id:xxkanakoxx:20170620175737j:image

CDのデザインが好き。銀盤は本当に最高。

 

f:id:xxkanakoxx:20170620175742j:image

アニメのOPクレジットが収録されたDVDはこちら。同じデザインで青地。

 

 

"ピースサイン"はテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のOPに起用された。その表題曲も含めてざっくりと感想を。

 

 

01.ピースサイン

 

歌詞カードに驚いた。歌詞カードというよりもピースサイン。ひたすらにピースサイン

疾走感のあるイントロから始まるアッパーチューン。

Aメロでの タン タン タン タン タタン タン タタン タンのクラップはライブでもやるのかしら。ライブ映えしそうな曲がまた一つ増えたという印象。

 

「子供の頃の自分と対話しながら作った」と語る米津さん。マンガ・アニメが好きだった頃の米津少年に語りかけながら、時に貶されながら書いたというこの曲には「子供」の普遍的な感情へ訴えかける要素が詰め込まれている。時代が変わろうとも、響く部分はきっと共通しているのだろう。

 

米津さんは冒頭の《いつか僕らの上をスレスレに 通り過ぎていったあの飛行機を 不思議なくらいに憶えてる 意味もないのになぜか》という部分が一番最初に思いついたという。実体験と「ヒロアカ」との共通点を探しているときのことだったそう。

インタビューでは「果たしてこの曲は『ヒーローアカデミア』に相応しいものにできているか」と考える時間が長かった」と語っているが、相応しいどころか普遍性もあり、より幅の広い楽曲になったのでは。彼の中でもきっと手応えのある作品になったことであろう。アニメのOPとしても最高の役割を果たしている。

 

さらば掲げろピースサイン 転がっていくストーリーを

 

 

02.Neighbourhood

キャスで"カントリー・ロード"を歌っているときの米津さんを彷彿とさせるような1曲。

"ピースサイン"はマンガ・アニメが好きだった自分との対話を通して作られたが、"Neighbourhood"はより生活に根差した自分と話しながら作ったとのこと。みんなが思わず目を背けたくなるようなつらかった過去の出来事やくすぶっていた感情を抽出し、現在の米津さんと対比させながら形にしていった曲。

 

自分のことしか歌えないと語る米津さん。藤原基央(BUMP OF CHICKEN)もそんなことを言っていたが、彼らにしか歌えないことを歌うからこそリスナーはその中に共感を生み出せるのだろうと思う。こちら目線になったつもりで語りかけられたって突っぱねたくなる人も多いだろう。自分のことを歌うだけで、そこに共鳴する声や心はたくさんある。本人の真っ直ぐな姿の素敵さゆえでもあるけれど。

 

 

03.ゆめくいしょうじょ

 

2010年にハチ名義で発表したボーカロイド楽曲"沙上の夢喰い少女"のセルフカバーである。

"パンダヒーロー"や"ドーナツホール"など、ボカロ曲のセルフカバーはライブで何度もやっているが、こういった形での音源リリースは初めて。

 

聴いて驚いた。ゆったりとしたアレンジ。ボカロ曲に詳しくないから偉そうなことは言えないが、ボカロ曲の原型がほとんどない。

以前はハチ曲と米津曲を分けたいと考えていた米津さん。ボカロに歌わせる曲に自分で歌う必要性をまったく感じていなかったと語っていた。それからいろいろな曲に対して試行錯誤を重ねていくうちに、少しずつ自分の声を許せるようになってきたという。

 

今回のシングルとは別に、「マジカルミライ2017」のテーマソング"砂の惑星"をハチ名義で発表した。このときの気持ちを彼はナタリーのインタビューで次のように語っている。

 

米津「初音ミクを使って楽曲を作ったのは7年ぶりだったんですが、そのときに印象深い出来事がありました。自分自身と初音ミクの声にちょっと距離ができてたんですよね。それはたぶん、自分の声に慣れ過ぎたからだと思うんですよね。さっき『自分の声が好きではなかった』と言いましたが、『自分で歌う』って決めてからは自分の声との格闘だったんです。活動を続けていく中で少しずつ自分の声が許せるようになってきたんですが、そうすると不思議なことに、ボカロの声があまりよいと思えなくなって。それはつまり、自分とボカロの間に距離ができたからだと思うんです。今回"砂の惑星"という曲を作るにあたっては、その距離感に対応する必要があったし、そのためにかなり長い時間を要したんですよ。すごく悩みましたけど、ちょうどいい落としどころを見つけられたと思ってます」

 

ハチ⇔米津玄師のシフトはすごく勇気のいることだったと思うが、彼はこの2つの曲でその壁を乗り越えたことが証明されたのではないか。

米津さんは「自分とボカロの間に距離ができたから」と表現したが(彼の中ではそれが正解なのかもしれないが)、米津玄師という1人のアーティストとして、歌い手としての成長の証でもあると思う。彼自身も間違いなく、自分の歌に手応えを掴み始めているのだろう。それに関してはリスナーの方が魅力に気付くのが早かったな。

「ハチ」と「米津玄師」という2つの人物を飼い慣らす、そのコントロールができるようになっている。自然な流れのようで、努力の末の突破。

 

 

 

 

米津玄師のシングルはカップリングも含めて収録曲すべてが異なる顔をしていて毎回驚く。今回も然りだ。引き出しの多さにたじろぐ。

 

 

 

このCDに最速先行のシリアルが封入されているが、11月からツアー「Fogbound」がスタートする。全指定席(一部公演注釈付指定席・後方立見席有)でのホール公演であることが本当に嬉しい。一番指定で見たいアーティストだった。豊洲PITももちろん大好きだけど。

20公演、どこかの公演を目撃できますように。

 

何よりも驚いたのがチケットボード経由の電子チケット制になったことだ。やっぱり転売多かったんだなあ。身分確認があるから定価でのお譲りもできなくなるのが難点だが、リセールシステムもあった気がする。もうちょっと充実させて欲しい気持ちもわかるけれどこれからに期待。

 

昨年Mr.Childrenのツアーでチケットボードを利用したが、なにしろ電子チケットの利用が初めてだったもので当初は「チケットを手元に残したいのになあ」などと文句を言っていた。しかし入場後にデザインチケットテイストの小さいリーフレットのようなものが用意されていてなるほどこういうアイデアもあるのかと思った記憶。

米津さんの絵が本当に好きだから、何かあるといいな。

 

 

音源を出す度に、ライブをする度に、彼の音楽にわくわくが止まらない。

才能が人間離れしている、人間らしさ溢れる26歳。これからも目が離せない。

 

 

 

米津玄師 2017 TOUR / Fogbound
2017年11月1日(水)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月2日(木)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月4日(土)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月5日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月8日(水)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月9日(木)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月18日(土)徳島県 鳴門市文化会館
2017年11月19日(日)愛媛県 松山市民会館
2017年11月23日(木・祝)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月24日(金)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月26日(日)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
2017年11月29日(水)新潟県 新潟県民会館
2017年12月1日(金)北海道 ニトリ文化ホール
2017年12月7日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
2017年12月9日(土)福島県 郡山市民文化センター 大ホール
2017年12月14日(木)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2017年12月16日(土)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月17日(日)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月23日(土・祝)岡山県 岡山市民会館
2017年12月24日(日)広島県 上野学園ホール

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

Band T-shirts Museum

バンドグッズといえばタオル、ラバーバンド、リストバンド、ストラップ、缶バッジ、トートバッグなど様々ある。全部集めたい人もいれば全く興味の無い人もいる。

 

わたしは本当にバンドというものが好きで現在も様々なライブに足を運んでいるが、かつてはいくら好きなアーティストのグッズでもTシャツだけはその日だけの着用と決めていた。

 

言ってしまえばダサいと思っていた。

いや確実にダサかった。普段使いができない。それなら他の服を買った方がマシだなどとのたまっていた。

 

意識が一気に変わったのはUNISON SQUARE GARDENに出会ってからである。

Tシャツが可愛い。単純に欲しいと思った。

今もUNISON SQUARE GARDENのライブは所謂「フル装備」で行くし、彼らのグッズTシャツは普段着にもしている。

 

ここまで変えてくれたお洒落集団がLUCK'A Inc.である。数あるバンドのグッズデザイン企画・制作を行っている会社だ。UNISON SQUARE GARDENのグッズも、ドラムの鈴木貴雄さんと共に彼らが作ってくださっている。

 

LUCK'Aさんが10周年を迎えるにあたって、今まで彼らが生み出してきた素晴らしいTシャツたちを展示してくれる「Band T-shirt Museum」を開催するというので早速見てきた。

 

 

 

 

1件目に訪れたのは、原宿の少し奥まったところにあるLUCKAND -Gallery Cafe&Bar-というお店

f:id:xxkanakoxx:20170614115607j:image

LUCK'Aさんがギャラリーとしても活用しているというカフェ&バーである。

展示を見に行く際はワンドリンク制であったが、フードも美味しそうだったのでまた訪れたい。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614115636j:image

f:id:xxkanakoxx:20170614150918j:image

店内。凛として時雨THE NOVEMBERSクリープハイプ、Kidori Kidori 、Mrs. GREEN APPLEUNISON SQUARE GARDENなどのTシャツがずらり。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614121309j:image

UNICITY Vol.1.5のパカ雄Tシャツも。田淵さんに引っ張られて栓抜き買ったけどギターとアルパカも可愛かったな。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614121317j:image

テイクフリーの冊子「BT MAGAZINE」も。詳しくは中を見てほしいが、バンドTシャツをもっとお洒落に着こなさなきゃなあと思った。着る側のセンスも問われる。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614121330j:image

アイスルイボスティー美味しかった。あと店員さんが可愛い。素敵な時間をありがとうございました。

 
f:id:xxkanakoxx:20170614121210j:image

 

 

 

2件目はお馴染み恵比寿LIQUID ROOM

f:id:xxkanakoxx:20170614142816j:image

UNICITY Vol.1のことは一生忘れませんね。いろんな意味で

 

この日BAND-MAIDの追加公演であったようで2階では物販の準備が進められていたが、そこを抜けて奥のギャラリースペース「KATA」へ。

 f:id:xxkanakoxx:20170614142910j:image

f:id:xxkanakoxx:20170614142916j:image

f:id:xxkanakoxx:20170614142922j:image

壁にはTシャツがずらり。スピッツRADWIMPS、Mrs.GREEN APPLEa flood of circleUNISON SQUARE GARDENなどに加え、LIVE HOLICをはじめとしたイベントTシャツも。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614142944j:image

f:id:xxkanakoxx:20170614150312j:image

サイン入り。

 

 f:id:xxkanakoxx:20170614150327j:image

ストレイテナー×androp。行きたかったやつ。

 

f:id:xxkanakoxx:20170614155243j:image

f:id:xxkanakoxx:20170614155248j:image

割と最近のTシャツなのに懐かしさもある。

 

 

中央のスペースにはレコードのようにプレスされた歴代のTシャツがアーティストごとにどっさり置いてあった。撮影は出来なかったのであなたの目で見てきてほしい。とても懐かしいデザインがたくさん。

LIVE HOLICなど対バンのTシャツもあり、どんなライブだったか想像するだけでわくわく感が止まらない。

 

 

会場にあらゆるアーティストの曲も流れていて嬉しい。"mix juiceのいうとおり"を聴きながら見ることができたので余は満足。

 

 
このライブ、当時付き合ってた人と行ったなあ
これ行ってこのバンドにハマったんだよなあ
あの日のセトリ最強だった
あの曲はじめてあのライブで聴けたなあ
あのTシャツめっちゃ悩んでやめたのに!かわいい!

いろんなTシャツを見て想起される出来事がきっと人それぞれあることでしょう。

 

 

選ばれた30枚のTシャツから投票で1位を決める「BEST T-shirts Awards」なるものも開催されていたので、訪れた方々は清き一票を。

投票理由考えるの楽しかった。

余談だが、隣で投票用紙書いてた女子高生がわたしのことを書いてるツイートを後に発見してしまった。SNSってこわいね。

 

 

LUCK'Aさん、改めて素晴らしい展示をありがとうございました。これからも素敵なグッズ期待しております。

本当に素敵な会社。LUCK'Aさんでライブレポ書きたい人生だった。

 

 

1件目のお店で行われるという「LUCK'Aゆかりのアーティスト」によるスペシャルライブ...誰なのか気になる。

 

 

 

Band T-shirt Museum

第一会場:恵比寿LIQUID ROOM KATA

東京都渋谷区東3-16-6-2F

・バンドTシャツ1,000点展示
・会場限定<BEST T-shirts Awards>開催

2017.06.13(火)〜06.18(日)
OPEN 12:00 / CLOSE 21:00
※06.13(火)18:30 CLOSE
※06.18(日)19:00 CLOSE

入場無料

 

第二会場:LUCKAND -Gallery Cafe&Bar-

東京都渋谷区神宮前2-24-4-1F

・バンドTシャツ30点を展示

2017.06.13(火)〜06.24(土)
OPEN 11:30 / CLOSE 22:30(L.O. 22:00)
※月曜定休

入場無料・ワンオーダー制

 

オフィシャルサイト:http://luckast.com/btm/artist/

Instagram:http://instagram.com/band_t_shirts_museum

Twitter:BAND T-shirts Museum (@BT_Museum) on Twitter

 

 

LUCK'A inc.

オフィシャルサイト:株式会社 楽日 | LUCK'A Inc.

代表Instagram:http://instagram.com/halhisa_kato86

Twitter:株式会社 楽日 / LUCK'A Inc.(@luck_and)さん | Twitter

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

ストリップ歌小屋 東京公演

※この記事はクリープハイプの自主企画「ストリップ歌小屋」のネタバレを含みます。既に行かれた方、あたたかい気持ちで読んでいただける方はぜひ。

 

 

 

 

6/8、Zepp Tokyo

f:id:xxkanakoxx:20170609153836j:image

クリープハイプの自主企画、「ストリップ歌小屋」の初日公演が行われた。ゲストはUNISON SQUARE GARDEN

前日にも彼らは全く同じ場所で対バンをしているが、UNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY 6」の最終公演なので正確に言えば2daysではない。2daysだけど2daysではない。

レポを期待して読んでくださっている皆さまには申し訳ないのだが、いやもちろん簡易的には書くけれども、主に感じたことを書き連ねて行こうと思います。お付き合い願えれば。

惑わされると思ったのでTwitterを開かないうちに全部書きました。完全に主観です。

 

 

UNISON SQUARE GARDENセトリ全替えの話

文字の通りである。前日のセットリストと1曲もかぶっていなかった。定番曲さえも。

意地が見えるね。今日の方が緊張感あった。昨日はひたすら楽しい、かっこいいという感じ。いつもそうだけど。

 

 

UNISON SQUARE GARDENのアクトの話

見たこと思ったこと羅列。

*箱庭ロック・ショー

最高です。

おそらく君が真ん中な世界とかがジャッジャッジャッ←好き

最近宏介さんかまないね。

 

*シャンデリア・ワルツ

イントロの「UNISON SQUARE GARDENです!」がなかった。いいけど。

世界が始まる音がする田淵さんの表情かっこよすぎ。


*マジョリティ・リポート

×GRAPEVINEでもやったけど嬉しい。

イントロ田淵。

Aメロどうしても宏介さんのノリ方見ちゃう。

《ユニゾンスq...あー読めない》のとこ、なんか訛ってるみたいな言い方するの可愛い。はっきり発音するからそう聴こえるのかな。

マイノリティの出番もぜひ。


*流れ星を撃ち落せ

唇ツーマンぶり。

宏介さん巻き舌最高。

《ヒカル星 ミライ話 まにまに繰り広げ恭しい》の田淵さんの乗り方好きすぎる。


*場違いハミングバード

昨日入ってないセトリだったから絶妙だなあと思った。

安定のぶち上げ感。

どうしても裏で取りたい。

 

*オトノバ中間試験

ライブで見たのちょうど40回目。相変わらずの多幸感に痺れる。

制限タイム、DVD/Blu-rayのおかげでみんなできるようになってて少し悲しい(わがまま)。

好きすぎる。


*何かが変わりそう

イントロで天を仰ぐ田淵さん。

Dr.Izzyツアー思い出す。

コーラス綺麗だったなあ。


シュガーソングとビターステップ

おかえり!

イントロ入りの貴雄ちゃん、めっちゃいい顔してた。

Aメロ田淵が相変わらずちょこまかしてたけどちょっと奇妙さ軽減。

こんな日常を平和と見間違う斎藤宏介。


ガリレオのショーケース

カオス。

宏介さん、ギターソロで悦に入る。
田淵さん座る、ごろりん、V字開脚。ドラムセットの後ろを全力疾走。途中でマイク直しに来たスタッフさんがはけてから隣のスタッフさんと指さして爆笑してた。
貴雄ちゃん、目隠しプレイ。頭おかしいくらいえげつないドラム叩く(褒めてる)。手で叩いたりスティック急に出してきたり。

終わりに貴雄ちゃんと宏介さんが何か話す。宏介さん珍しく爆笑。

 

アナザーワールド

次に書きます。単純に上手かった。

 

 

 

アナザーワールドの話

書かないわけにはいかないね。

斎藤「クリープハイプとは昨日もここでやらせてもらってて2日連続なんですけど、昨日は僕らの自主企画、今日はクリープのイベントに呼んでもらうって形で。でね、クリープとの出会いってどこでも話した事なかったなって思って。東京に吉祥寺っていう街があるんですけどそこのイベントで出会って。そのイベントは僕ら以外にもたくさんのバンドが出てたんですけど、その時にクリープハイプを見てかっこいいなって思って。当時僕らぜんぜんお客さんいなくて、ライブ終わったあとスタッフもいなかったから物販とかも自分たちで手売りしてて。でそこの近くに尾崎さんもいて、声をかけにいったの。そしたら尾崎さん僕らのこと知ってくださってて。ユニゾンの人でしょ、って。で尾崎さんに『かっこ良かったです。CD売ってください』って言ってCDを買おうとしたら尾崎さんが『じゃあ交換しましょうよ』って。その時にいただいたのが『ねがいり』で。僕らは『新世界ノート』っていうCDを渡して。今はもういろんな事情で廃盤になっちゃったんだけどね。その時から11年、尾崎さんは今のメンバーと出会ってさらにかっこよくなって僕らは僕らでこんな3人なんでそれなりにやってて。お互いちょっとずつ動向を探り合いながらここまできて。お互い見ていただければわかると思うけど仲良しこよしが好きじゃないから、今日このタイミングでできてよかったです。クリープとは11年一緒に歩んできた途中だと思っていて、これからもずっと一緒に進んでいきたいバンドです。今日はありがとうございました。僕らはあと一曲で次はクリープです。次の曲はUNISON SQUARE GARDENクリープハイプに捧げます」

からのアナザーワールドですよ。イントロから泣くわ。

宏介さんが「新世界ノート」とちゃんと名前を出したからあの中からやるのかなと思ったけどまさかのでした。田淵さんがMC中からずっと懐かしむように微笑んでて、MCのときにあんな表情するの珍しいなって思ったの。で上を向く。既にめちゃめちゃ涙目でした。曲中も下向いてる時は涙堪えて、両目を拭く仕草も。曲終了後はフロアをあまり見ず、早々に立ち去りました。

フラッドの佐々木さんが事あるごとに田淵さんに助けられていたように、田淵さんやユニゾン自体も尾崎さん、そしてクリープに助けられていたんだなあ。それは直接べったり仲良くするということではなくて(尾崎さんと田淵さんは飲み友達だけれど)、常に意識し合う存在ということ。2日とも何度も何度も「なかよしこよしじゃない」「今というタイミングだった」と両者が繰り返していたのがその証でもある。前に田淵さんがオーラルのやまたくに「対バンを受けるけれどなかよしこよしでは絶対にやらない。お互いロックバンドとしてやろう」と伝えたのを思い出した方も多いはず。いずれもすごくいい関係。

昔の彼らの苦労や苦悩をわたしは知らないし、知らなくていいことだと思っているけれど、今日の"アナザーワールド"では彼らの道のりが目に見えるようですごくぐっと来てしまった。この感情に名前はつけられないけれど、演奏の凄みを見せつけられた。

両者ともに頑固おじさん。そのままでいてほしいな。信念を持って歩み続けてきたからこそ今日のような日に辿り着けたんだと思うと目頭が熱くなりますね。

 

 

クリープハイプのアクトの話

長くなりそうなので印象に残ったところだけ。

 

最初

尾崎「僕の好きな野球のチームは負け続けてるけど、今日は負けたくないんで勝ちに行きます。な?カオナシ?」

カオナシ「勝ちに行くから、ついてこいよ。」

悲鳴にも似た歓声。あれはずるいわ。

 

ひねくれ

尾崎「セトリってやつ?どうせいつもとおんなじでしょとか色々煩いから、今日はいつも全くやらない曲をやってどれくらいお客さんの反応があるか見ようかと思います」

尾崎「昨日もここでライブをやったんだけど、終わった後やめときゃいいのにエゴサーチをしたんですよ。そしたらユニゾンのファンの方が『友達にクリープ全く知らないけどどうしたらいい?って聞いたら、"今度会ったらセックスしよう"だけ知ってればいいよって言われたけどその通りだった』って書いてあって。悔しいから今日は一曲目にしました」

ひねくれ具合が好きすぎる。

 

ファン愛

尾崎「昨日も言ったけど僕対バンって嫌いで。でも流行りに乗って対バンツアー3本やる事になったから大好きなバンドを呼びました。昨日はユニゾンのお客さんの前でやって本当にいいお客さんだったの。でもやっぱり僕らのお客さんが愛しいんですよ。メンヘラばっかだけど。だからね、取られたくないんですよ」

クリープのファンは愛されてるなあ。ちょっとだけいいなとも思ったけど、あれだけの本数のライブをやってくれてあれだけの音楽体験をさせてくれるからユニゾンのファンも十分愛されてるよね。方法が違うだけで。

 

セックスしよう

尾崎「今日は観覧車に乗ってるカップルに届くくらいデカい声でお願いします」

もちろんです。

 

愛の標識

銘菓のところ「UNISON SQUARE GARDEN」って歌ってませんでした?空耳だったらごめんね

 

ABCDC→蜂蜜と風呂場→週刊誌→グレーマンのせいにするの流れ最高。本気出しすぎててビビった。

社会の窓と同じ構成→社会の窓も。同じ構成の方が約2年ぶりと聞いてビビった。

イノチミジカシコイセヨオトメ→手と手の流れ、2011年のストリップも同じ終わり方だったらしい。終演後に言ってる人がいた。

 

新曲いいよね。イトも相変わらず好き。曲が良すぎるんだ本当に

 

手と手

尾崎さんの「離したくないので、離したくないので!」でわかったけど、無性に終わってほしくない気持ちになった。それでも明日はやってくる。

 

 

改めて最高の対バンをありがとうございます。

 

セットリスト 

UNISON SQUARE GARDEN

01.箱庭ロック・ショー
02.シャンデリア・ワルツ
03.マジョリティ・リポート
04.流れ星を撃ち落せ
05.場違いハミングバード
06.オトノバ中間試験
07.何かが変わりそう
08.シュガーソングとビターステップ
09.ガリレオのショーケース
10.アナザーワールド 

 

クリープハイプ

01.HE IS MINE
02.愛の標識
03.寝癖
04.ABCDC
05.蜂蜜と風呂場
06.週刊誌
07.グレーマンのせいにする
08.NO SWALLOWS, NO LIFE.
09.鬼
10.百八円の恋
11.社会の窓と同じ構成
12.社会の窓
13.イト
14.イノチミジカシコイセヨオトメ
en.
15.手と手

 

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。

fun time HOLIDAY 6 東京&12/12

昨年のクリスマスに開催が発表された「fun time HOLIDAY6」もついに終わってしまいましたね。

ただ「Dr.Izzy」ツアー後半のMCで宏介さんが度々言ってた「今作ってる新曲を軸にしたツアー」をこんなに早くやってくれるとは。"Silent Libre Mirage"を軸にしたftH6

皆さんお気に入りのアーティストには巡り会えましたか。元々好きなアーティストの対バンがあったならその喜びもひとしおのはず。

そしてなんと新たなシングルリリースとその引っさげツアーの告知も。詳しくは公式サイトへ。ずっとライブをし続けてくれることが本当に嬉しい。

ラスト幕張は驚いた。幕張メッセでライブ観るのは一生の中でも(個人的には)BUMPとCDJしかないと思っていたから。それについても小生田淵さんがよく語ってくれた。ライブをやるなら行くしあまり心配していないので謝らないでほしいけれど。

 

 

今回は終わったばかりのftH6、全12公演を振り返ろうと思います。東京公演のみ簡易レポ書いてます。わたしは4公演しか行っていないので、持っている限りの狭い知識と皆さまのレポを頼りに。

 

 

 

 

札幌(4/21) ×the pillows

初日ですね。Zepp Sapporoにて。言わずもがな田淵回。ftH4にも出てくれてるし、すごくUNISON SQUARE GARDENのことを可愛がっている先輩。

1/26にはthe pillowsの対バンツアーの最終公演にお呼ばれしましたが、3ヶ月も経たないうちに再び夢の共演。ピロウズのアクトに関しては(特にセトリに関して)Zepp DiverCity Tokyo公演の再演という印象。

サンシャインthe pillowsやってくれたのは本当に懐が深いなあ。
 「斎藤くん大好き」な田淵さんの話と安定の過剰リクエストネタありがとうございます。
「ライブやってるといつも来てくれてるやつは覚えちゃう」けれど「未だにファンとの関わり方の正解はわからない」と語るさわおさん。フロアとステージの関係性はUNISON SQUARE GARDENも大事にしている部分。

個人的には"パーフェクト・アイディア"が最高でしたね。先日ピロウズのワンマンにも足を運んだのですが、ハンドマイクのときのエロさは札幌の方がすごかった(何の話)。

instant EGOIST→23:25でにやにやしてしまった。ついにやりおったなという気持ち。

 

the pillows

01.‪プロポーズ‬
02.‪Ritalin 202‬
03.‪ノンフィクション‬
04.‪HAPPY BIVOUAC‬
05.‪WALKIN’ON THE SPIRAL‬
06.‪Funny Bunny‬
07.‪日々のうた‬
08.‪TRIP DANCER
09.‪パーフェクト・アイディア‬
10.‪About A Rock ‘n’ Roll Band
11.‪この世の果てまで‬
12.‪ハイブリッド レインボウ

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.23:25
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団 (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.Runner's High Reprise
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6") 

 

 

新潟(5/3) ×androp

新潟LOTSのお相手は宏介さん念願のandrop

新潟→ビバラ2日目→スガフェス→パスピエファイナルのGW、最高でした。

"MirrorDance"の終わりの方で雪崩が発生して、内澤さんが「一歩下がろっか」って言ってくれたのめっちゃ藤原基央(伝われ)。

ピコ太郎やらないくせにフリースタイルラップをふる拓ちゃんと内澤さん。倍の面白さで返す斎藤宏介。

andropは特に"One"をやってくれたのが嬉しかったです。珍しいわけじゃないけれど、「箱庭」ですし。彼らの音楽は静と動が混ざりあっていて、温度感も冷たいけど温かくて、それでいてぼやけていない、凛とした表情があってすごく好きです。

ハプニング賞は"mix juiceのいうとおり"の田淵さんですね。全くもって田淵さんのせいではないのだが途中でベースが鳴らなくなった。お手上げポーズをしたと思えば両手でスタンドマイクを握りしめ大熱唱。レアなもの観れました。次の日のビバラでは梅さんがめちゃめちゃ入念にベースチェックしてたけどね。

ドリンク代がマストじゃなかったのが驚き。

 

androp

01.Voice
02.Boohoo
03.MirrorDance
04.Ryusei
05.BGM
06.新曲
07.Prism
08.Sunny day
09.One
10.Yeah! Yeah! Yeah!

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

福岡(5/10) ×9mm Parabellum Bullet

福岡DRUM LOGOS。行こうと宿まで取っていたものの就活で断念。あれ祈られてたら一生許さないところでした。

以前恵比寿リキッドルームのアニバーサリーイベントで対バンした際に卓郎さんが言っていた、「滝さんのギターヘッドが卓郎さんの頭にダイレクトヒット、なんとかやりきってステージを降りたら貴雄ちゃんがタオルを差し出してくれた」というなんとも素敵な逸話を使い回し(失礼)してて笑った。よっぽど印象的だったんだろうなあ。あれがちょうどThe Worldツアーのときで、今回のセトリには...ああ最高です。

この公演で初めて"天国と地獄"という選択肢があることを知る。

本当に最高な一夜であっただろう。ロックバンドは楽しいんだから。

長く続けるべきバンドがかっこいいのなら
9mm Parabellum Bulletはかっこいいバンドです。

(BABEL Special siteより)

 

9mm Parabellum Bullet
01.Answer And Answer
02.反逆のマーチ
03.The Revolutionary
04.ガラスの街のアリス
05.生命のワルツ
06.Everyone is fighting on this stage of lonely
07.The World
08.Black Market Blues
09.ハートに火をつけて
10.Cold Edge
11.Discommunication

 

UNISON SQUARE GARDEN

01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.23:25
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


大阪(5/12) ×THE BACK HORN

なんばHatchバクホン先輩と。対バンは2015年のKYO-MEI以来かしら。

開演前に田淵さんが岡峰さんのベース持ってる画像が岡峰さんのインスタに上がってるのを見て嬉しさのあまり泣きそうになりました。2人ともタイプは違えど大好きなベーシストです。ベースだけで言ったら他のどのベーシストよりも岡峰さんの弾く音が好きなんだけどね。

3人とも好きで学生時代からコピーしていたこともあって、その話に花が咲いたよう。松原くんの話とか。

"空、星、海の夜"ってライブで聴いたことないかも。いいなあ。彼らのライブは本当にかっこいいという言葉がよく似合う。

なんばHatchしばらく行ってないから行きたいな。ツアー...?

 

THE BACK HORN
01.涙がこぼれたら
02.声
03.罠
04.悪人
05.空、星、海の夜
06.あなたが待ってる
07.コバルトブルー
08.シンフォニア
09.刃

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団 (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


静岡(5/13) ×a flood of circle

浜松窓枠〜!佐々木〜!

フラッドは本当に好きなので行けなかったことが悔しくて仕方ないです。サーカス2017やってUNISON SQUARE GARDEN呼んでくれ。

音源ください、以上です。

佐々木亮介のFCPGMとか絶対モノクロで説明できちゃうよ。なのに完全無欠のロックンロールなんだよ。やばくない?行けなかったけど。後日ラジオで"気まぐれ雑踏"のカバーもしてて、とりあえずセトリおじさん早く口笛練習してという気持ち。

ライブハウスのテキーラ飲み干すのに田淵さんが付き合ってくれた話とか、1つ上だけどTBCって呼ぶと毎回「誰がメンズエステじゃい」って返してくれる話とか、もう最高ですね本当にありがとう。

ちなみにわたしの自慢聞いてください。イギリスに居たうちの1年だけ通ってた小学校が佐々木さんと宏介さんと同じです。多分。

失踪・腱鞘炎・他バンド専念など、メンバーの壮絶な入れ替えをずっと見てきたからエモい。a flood of circleとして走り続けてくれて本当にありがとう。

どうせ"シーガル"だって俺たちとあんたたちの明日に捧げたんでしょう。最高に決まってるじゃんそんなの。

ぜひまた近いうちに対バンを。窓枠も行きたいな。

 

a flood of circle
01. Dancing Zombies
02. Dirty Pretty Carnival Night
03. シーガル
04. フルカラープログラム(Cover)
05. Black Eye Blues
06. Flyers Waltz
07. プシケ
08. Honey Moon Song
09. New Tribe
10. ベストライド

 

UNISON SQUARE GARDEN
01. メッセンジャーフロム全世界
02. 桜のあと
03. Sirent Libre Mirage
04. プロトラクト・カウントダウン
05. instant EGOIST
06. 23:25
07. 光のどけき春の日に
08. デイライ協奏楽団(セッションあり)
09. フルカラープログラム
10. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11. 場違いハミングバード
12. mix juiceのいうとおり

en.

13.シュプレヒコール〜世界が終わる前に〜
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")


石川(5/17) ×SHISHAMO

金沢EIGHT HALLとかいう最高な箱で年下スリーピースガールズバンド・SHISHAMOと対バン。行きたかった。

1曲目からカバーはあかんやん。しかも"ワールドワイド・スーパーガール"という絶妙なチョイス。後日ラジオで音源が流れましたが本当に最高でした。コーラスはちゃんと音源なぞってて、本家もなぞってくれよと思う次第。

貴雄ちゃんの奇声までカバーしてたら120点。

なのにけらけらと「男性でこの音域凄いよねえ」とか先輩を褒め称える恐るべき女子たち。恐るべき宮崎朝子。湘南のヤンキー。

"明日も"めっちゃ好きなんだけどまだライブで聴いたことないな。今年出た「SHISHAMO4」というアルバムがあまりにも良過ぎるのでまだの方はぜひ。ただのガールズバンドと思っちゃいけない。この公演に行かれた方々は彼女らが「HOLIDAY」に呼ばれたのも深く頷けるだろう。

 

 

SHISHAMO
01.ワールドワイド・スーパーガール(Cover)
02.好き好き!
03.すれちがいのデート
04.量産型彼氏
05.僕に彼女ができたんだ
06.きっとあの漫画のせい
07.バンドマン
08.君と夏フェス
09.タオル
10.明日も

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.ワールドワイド・スーパーガール
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 


愛知(5/18) ×東京スカパラダイスオーケストラ

Zepp NagoyaZeppの中でも結構好きです。そこにやってくるスカパラ兄さん。UNISON SQUARE GARDENも高学歴だけど(貴雄ちゃんすきだよ)、兄さんたちもかなりの高学歴集団。谷中さんは斎藤田淵の先輩(貴雄ちゃんすきだよ)、しかも除籍というクレイジーさ。かっこいい。

シュガーのレスポンスに戸惑う事件は笑いました。あと谷中さんが肩くんでもらうか悩んだというのも頷ける。それでも楽しかったという声が多かったのだからそれが答えなのでしょう!最高の対バンだったようでなにより。

急にフライデイノベルス入れてきたのは驚き。ファイナルでようやく巡り会えて良かった。

 

東京スカパラダイスオーケストラ
01.Paradise Has No Border
02.DOWN BEAT STOMP
03.火の玉ジャイヴ
04.Routine Melodies Reprise
05.(there's no) King Of The Ants
06.君と僕
07.スキャラバン
08.SKA ME CRAZY
09.道なき道、反骨の。
10.ペドラーズ
11.All Good Ska Is One 

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "No.6")

 


福島(5/21) ×SCOOBIE DO

郡山HIPSHOT JAPAN、初めて訪れたのですがめちゃめちゃ見やすい箱ですね。窓枠といい勝負だけど今ツアー最小キャパだったのでは(500前後)。みんな好きなようだけど田淵起点なので田淵回。

満を持してのSCOOBIE DOとの対バン。わたしも大学生になってからは初かも。偶然にも最後に観たのがフラッドとの対バンだったと思う。

コヤマさんのMCがすごく心に響いた。これからも音楽を好きでいます。

彼らのアクトが相変わらず恐ろしいほどに楽しすぎる。個人的には"アウェイ"をライブで聴きたかったので、予想以上の楽しさに心も体も踊らされてしまいました。

ステージでは好きなことを自由にやるから、フロアも自由に楽しんでくれというスタンスはかなり影響を受けているなと思う。

 

SCOOBIE DO
01.新しい夜明け
02.真夜中のダンスホール
03.What's Goin'On
04.イキガイ
05.Last Night
06.ensemble
07.アウェイ
08.Back On
09.夕焼けのメロディー

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.メッセンジャーフロム全世界
02.桜のあと (all quartets lead to the?)
03.Silent Libre Mirage
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON (セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6”)

 


宮城(5/26) ×syrup16g

仙台PITで行われたのはftH6イチの問題回。

何回でも言うけどまさかsyrupが対バンを引き受けるとは思っていなかった。UNISON SQUARE GARDENの実力云々ではなく、syrupはもうずっと対バンの類に出ないものだと思っていた。

今年は何か違う。その突破口となった一夜。

がっちゃんはただ一言「UNISON SQUARE GARDEN、いいバンドだと思います。今日は呼んでくれて本当にありがとうございます」とだけ。どうせぼそぼそ言ったんだろうな。

宏介さんは今も昔もこれからも本当にがっちゃんに憧れてギターボーカルを続けているんだなあ。歌詞や演奏がひどかったと聞いたけど、追い続けてきた人たちと対バンするってなったらそりゃ震えるよねえ。彼なりの答えを見つけて、UNISON SQUARE GARDENのギターボーカルとして立っている。斎藤宏介の声で届ける"シュプレヒコール〜"。

後日ナカハタさんのTwitterで打ち上げがあったことを知る。

UNISON SQUARE GARDENと対バンしてくれて本当にありがとう。

 

syrup16g
01.I'll be there
02.翌日
03.生活
04.Share the light
05.生きているよりマシさ
06.Deathparade
07.天才
08.coup d'Etat
09.空をなくす
10.リアル

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる (they call it “NO.6”)

 

 


香川(6/1) ×パスピエ

高松festhalleでは新体制1発目のパスピエと。

もうわたしが述べるまでもないけど、やおさんが抜けて初のライブである。

"トキノワ"で終わって"トキノワ"で始まる。わたしがこの場にいたら間違いなく泣き崩れていたことであろう。先月DDADのファイナルを訪れたが、「今日お知らせは特にないんですけどね」とけらけら笑ったナリハネさんが脳内に焼き付いて離れない。

バンドとして大変な時期ですが、アクトをやりきってくれて感謝しかない。本当にありがとう大好きです。

 

パスピエ
01.トキノワ
02.とおりゃんせ
03.チャイナタウン
04.スーパーカー
05.花
06.名前のない鳥
07.永すぎた春
08.メーデー
09.MATATABISTEP
10.最終電車

 

UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団(セッションあり)
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール ~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

広島(6/3) ×BLUE ENCOUNT

BLUE LIVE 広島のお相手はBLUE ENCOUNT

チュートリアルの徳ダネ福キタルでも熱弁していたけど、田邊さんは宏介さんのこと好きすぎ。

しかしMCでは泣かなかったようで、むしろ唯一宏介さんが誕生日お祝いしてくれた話とか...やっぱり宏介さん大好きね。宏介さんの対バン相手のMCを10倍に広げる頭の回転の良さはさすが。

ダイバー問題が出てたね。わたしはダイブをすごく理性的なものだと思っています。理由は単純で、感情表出方法として既存の「ダイブ」を選んでいるから。本当に感情が爆発したなら誰も名前をつけられないようなアクション取ってみて。

話は逸れたけれどこのバンドではダイブが発生する、しないというのは事前にわかっているわけです。名のつかないもっと荒れるような行為ではなく、形態のわかっているダイブ。嫌なら行かなければいい話。行くならダイバーを送る覚悟で。

1番思い入れというか関連性、呼んだ理由についてメンバーからの言及が少なかったのですが異色の対バンもアリだしノープロブレム。

 

BLUE ENCOUNT
01.Survivor
02.DAY×DAY
03.LAST HERO
04.ルーキー ルーキー
05.LIVER
06.NEVER ENDING STORY
07.ロストジンクス
08.もっと光を

 

 UNISON SQUARE GARDEN
01.to the CIDER ROAD
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと (all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.ため息 shooting the MOON
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.場違いハミングバード
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

東京(6/7) ×クリープハイプ

さてファイナルはZepp Tokyo

チケットが本当にレア度高かった。複雑だけどチケキャンで出品されたチケットはすべて売り切れていたし、Twitterには取引専用アカウントが多数作られどうしても行きたい人に高値で売りつけるなんてこともされていたようだ。急に行けることになったよ、ちょっと多く払ったけどね、みたいな。「東京公演」で「ファイナル」かつ「何か発表されることが期待される」という要素揃い踏み。

f:id:xxkanakoxx:20170609001421j:image

f:id:xxkanakoxx:20170609001424j:image

 

19:00ほぼ定刻、場内SEが大きくなってきたと思えばぷつりと切れて暗転。

 

まずはクリープハイプの4人が登場。

尾崎「どうもクリープハイプです。初めからこんな事言うのもあれなんですけど、対バンというものが苦手でして。対バンして誰かと何かを変えようとも思わないし、成し遂げようとも思わないし。あんまり仲良しこよしとかしたくないし。馴れ合いでイベントとかやりたくないし。だからユニゾンに呼ばれるのにこんなに時間がかかってしまいました。そして対バン相手のお客さんの前で演奏するのも苦手です。でも僕はユニゾンが大好きです。だから今日は、そのユニゾンが信じたお客さんを信じてみようと思います。ユニゾンと一緒に何か成し遂げようとは思わないけど、長くやってきたからこそこうして一緒にやれるんだと思うと本当に嬉しいです。よろしくお願いします」

言うこと好きだなあとは思ったけど、ユニゾンってお客さんのこと信じてるっけ。ピック投げたら転売されるからやだとか真顔でいうギターボーカルがいるのに?笑

でもこの距離感、関係性は好き。音楽だけで繋がるこの感じ。

 

"左耳"スタートとはグッと来た。以前尾崎さんが「クリープハイプはこの曲で始まったと思ってます」って言ってた気がする。そんな曲をゲストで1曲目にやってくれるとは。ドラム最高。

そしてお馴染み"エロ"。カオナシさんがどこ向いて弾いてるかわからなくてすごく色気があった。たまに下手側に出てきてくれるのも良きかな。

"おやすみ泣き声、さよなら歌姫"は幸慈さんのギターが耳から離れない。最後のとこだけ《無き声》になってるの、知ってると聴き方変わるなあ。
"5%"でカオナシさんが椅子ずりずりしてたの思い出した。可愛かった。一番搾りスーパードライ

 

そして"ラブホテル"では曲中にMCを挟む。

尾崎「僕田淵さんとよく飲むんですけど、飲んでたときに『絶対に言わないで』と言われたことがあって。で僕絶対に言わないでって言われた事『絶対言わないでね』って言って結局言っちゃうんですよね。...いや今日は言いませんよ?だって怖いじゃないですか。なんか絶対許してくれなさそうだし。アー写とかこんなんじゃん。」

尾崎さん、腕組んでしかめっ面して田淵の真似。表情が結構似ててフロアからは納得の声。前髪をわさわさしてより田淵に寄せるとまたしかめっ面。


尾崎「その代わりと言ってはなんですが、最高のサビをお届けします(ラスサビへ)

 

わかってはいたけど"イト"が名曲すぎて陥落。ラジオで田淵さんが言ってたけど、映画の主題歌にぴったりすぎる。顔色一つ変えずコーラスするカオナシさんかっこよすぎ。オール美メロで痺れる1曲。

"鬼"、中毒性ありますよね。MVの椎木さんのイメージが強い。《俺だよ あれ、コレ誰?》のところ、間違えなくてすごいなって(余計なお世話)。


尾崎「斎藤くんとはあまり喋った事ないからなんか緊張しちゃって。今日本番前に会った時に『そのTシャツいいですね』って言われて。『そんなにいいかな?』って思って胸元見たら『BEER』って。こういう事を嫌味なく言えるのは天性のものなんですよね。おんなじハイトーンボイスなのにね。あれくらいが良かったなあ。いきすぎちゃったんだよなあ。今日初めてクリープハイプを見た人もたくさんいると思います。なんだこいつって思った人もいると思います。でもツイートしないでください。10年前に会ったときからこの声で歌ってます。自分にはこの声しかないし、この声でしか伝えることができないです」
 
"社会の窓"でも歌われてるけど、まあ声が高いといろいろ言われるんでしょうね。愛着のわく声だけど。人の好みもそれぞれなんだから。好きになれないものを見つけたらわざわざ嫌わなくていいって藤原基央も言ってますし。
"身も蓋もない水槽"聴きたかった!!嬉しい!!ばーか!!ばーーーか!!世界観ギャルに怒られそうだけど目の剥き方田淵に似てたよ。

 

尾崎「ユニゾンのお客さんにはちょっと頼みづらいんですけど...お願いしてもいいですか?一緒にあっちの方のオリオンなぞってもらってもいいですか?」

ほらみんなそうやってすぐオリオンをいじる。"HE IS MINE"きました。でもセックス後の尾崎さんの一言ですべてを許した。

尾崎「たいへんよくできました」

これはなんだか自分の中の女の部分をくすぐられますね。最高です。

 

彼らのアクトは"傷つける"で締めた。最後の方で上はオレンジ、下は青の照明が4人を照らしていて、段々暗くなってラストは中央2つの光だけが尾崎さんを照らしていた。綺麗でした。

颯爽と去っていく4人。素敵なステージをありがとう。

4人ともめっちゃ集中してたなという印象。空気が張り詰めてた。尾崎さん声調子悪い?って思ったけどそうでもなかったのかな。

 

 

約20分の転換を経て、UNISON SQUARE GARDEN。fun time HOLIDAY6のラストアクト。

青色の光と共に鈴木→田淵→斎藤が登場。宏介さんはステージ中央で大きく右手を上げて一礼。

 

SEがぷつりと切れて"フライデイノベルス"へ。やっと聴けて嬉しい。前回のツアーのときより宏介さんも田淵さんも狙った高音が出てて綺麗。

3人とも1曲目から楽しそう。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENです!今日は最後の最後まで楽しませてもらいます、よろしくお願いします!」

 

そのまま新曲"Silent Libre Mirage"へ。改めてこの曲がftH6の軸になったことが嬉しい。"癪に障るけど"のあとのギターが音源と違って(CDは同期なのかな)好きでした。

安定の"桜のあと〜"。先に言ってしまうと、新曲"10% roll,  10% romance"は後釜曲になりうるほどのポップネスが期待できそうなので楽しみにしたい。

 

斎藤「えー本日、fun time HOLIDAY 6最終日、クリープとの対バンということで、より良いライブをするために昨日、大好きなお酒を封印したんです。で今日会場に着いてクリープに挨拶しようと思って扉を開けたら尾崎さんがいて、『今日はよろしくお願いします』って言ってTシャツ見たら胸元に"BEER"って。やられたぜ」

相手のMCから広げる得意技ですね。さすがです。

斎藤「なんか色々喋ろうかと思ったんだけど、クリープハイプのライブ見てたら僕らもライブで返した方がいいんじゃないかと思って。このまま最後までいきます!」

 

からの"プロトラクト・カウントダウン"ですわ。初披露ftH3じゃなかったっけ。×藍坊主ではやらずに×バクホンでやったような。チクタクと共に点滅する照明がいい感じ。

"instant EGOIST"ですよ。昨年対バンの代名詞となりつつあるなあと思っていたら今回固定でとても嬉しい。田淵さんのダンスにも磨きがかかっていて、 思わずにやける。最後3回繰り返すのも良かったね。ここからの"23:25"の流れ、明らかに意図的だったのに固定じゃなかったね。"オリオン〜"だから許すけど。《光る声は》の宏介さんの儚さも力強さも兼ね備えた歌い方最高。

バラード枠は"光のどけき春の日に"。コーラスのクオリティが音源並で感動しました。斎藤+田淵もそうだけど、田淵+鈴木の調和度が回を追うごとに増していてゾクゾクした。

 
斎藤「たくさん曲やったからちょっと喋りますか。あのー、僕らとクリープハイプとの出会いを話した方がいいかなと思って。クリープとの馴れ初め、知らない人がほとんどでしょ?クリープとは11年前に出会いまして。その頃からかっこいいバンドがいるなって思ってて。言わば僕らは古参ですよ。ここにいる人たちはみんな新参ですよ。にわかよにわか」

こういうネタ挟む宏介さん好きすぎる。声を出して爆笑する田淵さんもかわいい。

斎藤「えっと今から10年前ですね。伝説の自主企画ライブがありまして。『鈴木貴雄presents 箱庭フェスティバルvol.1!』っていうんですけど、これやったのが確か1/7とかで。お正月ムード抜けきらない中、なんと、動員数81人を記録しました!で何が伝説かっていうと、なんと!貴雄自らロビーで餅をついて配る!お正月ムード引きずってるからね。しかもきな粉かけ放題!これが伝説の自主企画、箱庭フェスティバルvol.1です!」

貴雄ちゃん苦笑いしてる可愛い。

 

斎藤「で、この伝説の自主企画ライブのゲストがクリープハイプだったんだよね。でもこの日クリープは次の日大阪かなんかで移動だから打ち上げできなくて。で打ち上げの間貴雄はテンション低くて。きな粉が意外と高くて3万円の赤字だったんだって。お客さん81人しか入らなかったし。でも深夜にいきなりスイッチが入ったらしくて次の日の昼の11:30まで飲んで、最終的に下北沢のマックのトイレから出てこなくなって俺が救急車を呼ぶっていう」

 めっちゃ笑った。宏介さんの話の持っていき方上手すぎて見習いたい。

 

そして"デイライ協奏楽団"。Bメロの田淵さんの動きが可愛い。アウトロセッションもかっこよかった。
そして"フルカラープログラム"。何度この曲に救われてきたことか。宏介さんの歌い方がより涙腺に来る。
"徹頭徹尾夜な夜なドライブ"→"天国と地獄"でフロアは一気にダンスホールへ。田淵さんめっちゃ動いてたけどそれすら楽しそうだった。


ラストは"mix juiceのいうとおり"。イントロで宏介さんが一言。

斎藤「fun time HOLIDAY6、次でラストの曲です。本当にありがとうございました!」

1番Aメロで「ぱっぱっぱーぱっ」てベースライン口ずさみながら肩で乗ってたら田淵に真似された衝撃。にやけちゃって耐えられなくて下向いてまた顔上げたらよりニヤニヤしながら真似されて楽しさが止まらない。本当に32歳ですか。

"mix juice〜"で締めるftH6、最高でした。

 

アンコールに登場してくれた3人。

斎藤「クリープハイプとの対バンはずっとしたいと思ってて、間に向こうの対バンに呼ばれたりもしたけど、今このときっていうタイミングの対バン相手を呼びたくて。対バンって、尾崎さんも言ってたけど、仲良しこよしじゃないからさ。馴れ合いでならいつだってできるけど、そうじゃないから。お互いが真っ当にお互いのライブをやっただけで素晴らしい対バンになる日を待っていて。でずっと今じゃない、今じゃないって言い続けて...fun time HOLIDAY、もう6回目なんですけど、こんなに経っちゃいました。

あんなバンドは他にはいない。僕らも、こんなバンドは僕らしかいないと思われる様にやっていきたいと思います。多分、また一緒にやれる日は近い未来ではないと思いますが…あ、明日あるのは知ってるから明日じゃないよ。また相まみえるその日まで」

 

本当はアンコール1曲目に新曲をやってくれるのかなと考えたりもしたけど、最後まで貫いてくれて良かった。次のツアーがシングル引っさげなら今日披露しないのも納得よね。

"シュプレヒコール~"を入れてくれて本当に感謝。4回しか行ってないけれど、毎回違う表情を魅せてくれたのが印象的。

そして、"アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")"。2番Aメロのドラムアレンジがすごく良かった。

終わりなのにはじまる。次のツアーへの意志を感じる。

 

斎藤「ありがとうございましたっ...あ、どうぞ、続けてて」

貴雄がフロアに手を振るタイミングと宏介さんの喋り出しのタイミングがかぶる。

 

斎藤「fun time HOLIDAY 6、今日ですべての公演が終了です。でも続けていればまたいつか皆さんと交わることが出来ると思うので...またライブで会いましょう。実はこの後シングルの発表があって。ツアーもね、10月からスタート...」

大歓声。今思い出しても涙目。

斎藤「えっ、なになに、そんな喜んでくれんの?そーんなに喜ばなくたって俺らずっとライブしかしてないよ?笑

じゃあマジで10月からのライブ頑張るから。またお近くの会場で会いましょう!今日はありがとうございました!」

言い方本当に素敵でした。このバンドのこと、これからもずっと信じてついていっていいんだなって再認識しました。今夜も最高のライブをありがとう。

 

ストリップ歌小屋(6/8 Zepp Tokyo)は別記事上げてます。

 

クリープハイプ

01.左耳
02.エロ
03.おやすみ泣き声、さよなら歌姫
04.5%
05.ラブホテル
06.イト
07.鬼
08.社会の窓
09.身も蓋もない水槽
10.HE IS MINE
11.傷つける

 

 UNISON SQUARE GARDEN
01.フライデイノベルス
02.Silent Libre Mirage
03.桜のあと(all quartets lead to the?)
04.プロトラクト・カウントダウン
05.instant EGOIST
06.オリオンをなぞる
07.光のどけき春の日に
08.デイライ協奏楽団
09.フルカラープログラム
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
11.天国と地獄
12.mix juiceのいうとおり
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
14.アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

 

 

 

全12公演やり遂げてくれたUNISON SQUARE GARDENと12組のゲストに心からの拍手を。

 

ロックバンドは楽しいんだから。

 

 

当ブログの内容(テキスト、画像、構成等)の無断転載・無断使用を固く禁じます。改変しての盗用もお控えください。

まとめサイト等への引用もおやめください。

記事をシェアして頂く際にはスクリーンショットではなくURLでお願い致します。

ご協力感謝申し上げます。