※この記事はUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY6」のツアーネタバレを含みますが、前半はネタバレを踏まないよう留意して書きました。andropの部分だけでもぜひ読んでやって下さいませ。いつもありがとうございます。
5/3(水)。昨年Dr.Izzyツアーで9月に訪れて以来の新潟県である。
GWはフェスが詰まっているのであまりうだうだ書いてもいられない。早速公演を振り返る。今回はそこまで細かくMC書きませんご容赦下さいませ。
会場はお馴染み新潟LOTS。キャパはおよそ700名。やや縦長の箱。
17:30、定刻で暗転。どの会場でも遠征になりうるので時間通りに始めてくださることのありがたみを感じる。スタッフさんの努力の賜物ですね。本当に感謝です。
まずはandrop。
実はワンマンに2回しか行ったことがなく、最近ではLIVE HOLICでのアクトを見た。
1.Voice
オープニングに相応しいナンバー。押しに押されて5列目あたりで見ていたが、ユニゾンファンの人たちにも知名度のある楽曲だなあと強く感じた。
何回聴いてもAメロで鳥肌が立つ。特に前田さんがえげつない。爽快な楽曲であるもののすごくテクニカルで、ついつい聴き入ってしまう。
2.Boohoo
聴き覚えのあるベースラインでフロアの熱気も上がる。暗さを纏った赤の照明がさらに会場を煽る。聴きたかったので嬉しい。
激情的なサウンドの中で際立つ内澤さんの凛とした歌声に惹かれる。わたしのandropイメージは「静と動の間」なので、まさにそれの象徴たる楽曲。伊藤さんがめっちゃ前田さんのこと見てる。
サビになると結構張り上げるけど荒ぶるだけじゃない。そこにもちゃんと芯があってくっきりとしている。
3.MirrorDance
あたたまったフロアにクラップ音とギターの音が。だんだんとダンサブルなイントロになっていくのにAメロはスロウ、でもドラムは手数多いというなんともトリッキー。この曲めっちゃドラム見てたんだけど、伊藤さんと貴雄、ドラムのフレーズ?の組み方少し似てる。こんなこと言ったら貴雄拗ねそうだけど。
拓ちゃん横向いてにこにこしながら弾いててかわいい。
ラストサビ中だったかな、雪崩が発生。結構多くの人が倒れてしまってなかなか起き上がれない人が多く、とりあえず何人かを起こす。うっちーが心配そうな顔でフロアを見渡すも安定の歌声。
内澤「大丈夫?全員いる?みんなで一歩下がろっか。せーの!...はい」
ものすごくBUMP OF CHICKENを感じてひとりでにやけた。
内澤「周りに困ってる人いたら助けてあげてね。君たちに何かあったらユニゾン先生に怒られちゃうからさ笑」
4.Ryusei
5/10に発売されるシングル「Prism」の2曲目。
聴くのが2回目なので正確にはわからないんだけど、
これが夢なら夢でもいいからさ
もう何もかも全て忘れなよ
もう祈るように 祈るように
君は泣いて泣いて 泣いていたんだ
好き
5.BGM
こちらも新曲。ニューシングルの3曲目。
LIVE HOLICのときうっちーが入りミスって仕切り直したのは可愛くて笑ったけど、今日は完全に世界観を創りあげてた。
シングルのクオリティ、めちゃめちゃえげつないのでは。
6.新曲
曲名がわからなかったのだけど、どうやら昨年夏頃からやってる新曲らしい...?まだ音源化してないのかな?
レゲエ調というか、ゆったりその音の波に身を委ねたくなる楽曲。でも正直今歌えって言われたら思い出せない。結構好きだったのでまた聴きたい。
うっちー×拓ちゃんMC、概要としては
・どうやらラジオ(USG RADIO)の企画らしい
・斎藤くんにピコ太郎できるみたいなこと言われたけどやらないよ
・斎藤くんこそ片手に黒ラベル持ってフリースタイルラップやるよね、という逆フリ
・拓ちゃんよく喋るな
7.Prism
ニューシングル大本命。
イントロのリフ、暗いわけじゃないのにすごく心にくる。痛みや悲しさを乗り越えるんじゃなくて、それらを纏って新たな一歩を踏み出すんだという決意のようなものがすごく感じられた。
うっちーのコメントからも「andropの次なる道しるべ」のような思いが伝わってくる。前述だがこの3曲でシングルとは恐ろしい。
8.Sunny day
新曲が続いたところで定番曲でぶちあげる。
キラキラした曲たちとは対極にいるエッジの効いたナンバーもちゃんとした形で生み出してくるのが本当にすごい。
サビになるまでうっちーめっちゃ早口だけど表情にも歌声にも焦りがなくて、逆にその淡々とした感じがすごい。すごく荒れ狂う波、サーファーにちょうど良いくらいの波、平穏な波、心地よい波、波のない状態...いろんなうねりを使い分けていて聴いている方が踊らされる。
9.One
これ狙ってやったとしたらandrop好きすぎる。
もしかしたらこの世界は
小さな箱庭になっていて
神様とかいう誰かが
空から覗いたりなんかして
箱庭ー!
レア曲ではないしやってもおかしくないけど、これ意図的だとしたらすごく嬉しいなあ。一生言及されないだろうから都合の良いように思っておく。
それ抜きにしてもめちゃめちゃ好きなんです。キラキラ感の疾走感のバランスが絶妙。andropのコール?一緒に歌うところ?は嫌味がなくて好きだなあ。
10.Yeah! Yeah! Yeah!
ご存知三ツ矢サイダー。
andropって本当にAメロおばけ。ゴリゴリ過ぎて鳥肌。こういうバンド好きなんだよなあ。
ラストに相応しい盛り上がりや知名度もありながら、ギリギリまで魅せる4人。最高。
andropのアクトをみて早くも「あー今日新潟まで来て良かった」と強く思った。本当にかっこいいし本当に上手い。またワンマンあるよと言っていたけれど、近いうちに観たいと素直に思った。
※ここからツアーネタバレあります
約20分の転換を経てUNISON SQUARE GARDENの登場。いつも通り絵の具、いつも通りの順番。宏介さんが中央であいさつ。ゲストの時は両手を開き、ホストの時は右手を堂々と上げるというのは今のところ外れてない。
1.to the CIDER ROAD
1曲目からセトリ変えてきたー!
前回の札幌公演(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/fth6sapporo_pillows)では"メッセンジャーフロム全世界"を披露。どこかいじってくるだろうと思っていたら1曲目からとは...。
イントロからぐっと来すぎて正直あまり覚えていない。アルバム「CIDER ROAD」が大好きな数多ある理由のうちの一つがこの曲。
2.Silent Libre Mirage
ご存知最新曲。潤いに満ちてる。
やっぱりライブ向きだなあと再認識。新曲をライブで聴けるありがたさよ。
《漂って癪に障るけど》の直後のギター、ライブバージョンがとても好き。まだ聴いてない方はお楽しみに。
3.桜のあと (all quartets lead to the?)
なるほどー!"Silent〜"と順番が入れ替わりました。
1-3曲目のテンポの良さがすごい。"桜のあと〜"のラスト曲感。田淵さんは本当にこの曲に愛着や自信を持っているし、だからこそちゃんとセトリに入ってくる。本当に名曲。この系統でこの曲を超えられるナンバーに期待したい。
4.プロトラクト・カウントダウン
サビの田淵さんの顔が怖くて好き。その感覚は理解できないとよく言われる。貴雄ちゃんが雄叫び上げてたのってこの曲だったっけな。間奏のところ。
ポップラインから一転して鋭い楽曲を差し込んでくるのとても好きです。
5.instant EGOIST
札幌でも思ったけど最初の入り方変わったよね。前はカウントしてたと思ったけど今はダカダカダカダカダン!になった。どっちも好き。
間奏の田淵ステップが好きなのはもう何十回も言ってるけど、その時のギターで悦に入る宏介さんの表情もいい。
6.オリオンをなぞる
あっ"23:25"はずしてきたー!固定だと思っていたので少し驚き。
《軽くテンションMAX》で本当にぶち上がってしまったな...やっぱり好きだわオリオン。
7.光のどけき春の日に
今日の演奏は100点。いや120点。
本当にコーラス綺麗すぎる。思わず目を閉じて耳を傾けてしまった。調和度合いににやけが止まらない。
宏介さんに対して後光のような広がり方の光が当たるところも雰囲気出てて良し。
8.ため息 shooting the MOON
ここも札幌と変わったー!かっこよさをより見せつけてくるセトリ。
3人のソロのところ、貴雄ちゃんの表情が本当に色気だだ漏れすぎてだいぶときめいた。ひたすらにかっこいい。
9.フルカラープログラム
ドンタンストントで涙腺がやられる。本当にいい曲ですよね...
完全無欠のロックンロールをこれでもかというくらい見せつけてくるから感情が追いつかない。
10.徹頭徹尾夜な夜なドライブ
田淵さんもうちょっとマイクで遊んでくれぇ〜⤴︎
いつものように何かを探すようなフリはするけど、正面なんですよね。そろそろまたリンボーとかやろうぜ。あのクレイジーさかなり好きなのですが!別にいいっちゃいいけども。
11.場違いハミングバード
《負け惜しみならさあこちらのアドレスまで》のところ、いつもはこちらって下を指す田淵さんが今日は前に指さしてた。
イントロだけでぶち上がる。終わりが近づいてるのもわかるけど。
12.mix juiceのいうとおり
イントロ、貴雄ちゃんの「ツッツッツッ」のところで
斎藤「次が最後の曲です!」
この曲ラストなのほんといい。まだリリースされて1年も経っていないのに堂々たる風格。
2番Bメロで事件発生。田淵さんのベースが鳴らなくなった。べんべんするも全く音が出ず、お手上げポーズ。すぐにベースを置いたと思ったらスタンドマイクを両手で握りしめ、大熱唱。手を横にへらへらしながらも、大熱唱。宏介さんは一瞬にやっと田淵さんを見るもすぐ真顔に。いつもは宏介さんだけのパートの部分もかぶせて歌ってて笑った。サビ中にはちゃんとベース再開。
曲の終わりにベースの脇腹(?)にキスしたのが良かった。なんだかんだ言いながらもちゃんとベース愛ある。
本編は1.6.8曲目がチェンジ、2曲目と3曲目は順序入れ替えというセトリでした。
en.
13.シュプレヒコール~世界が終わる前に~
×ピロウズのときはあのオマージュ曲だったから今回はなにやるかなあという今世紀最大の関心事。新曲も期待したけどこの曲なら許す。
最後のところでフロアも照明が当たっててグッときた。宏介さんめっちゃ声に力入っててかっこよかったなあ。
14.アトラクションがはじまる(they call it “NO.6”)
ハローNO.6。何回考えても6枚目のアルバムを出した翌年に6回目の自主企画ってすごいよね。狙ったか偶然かは知らない。
ジャッジャッジャー ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーーーー(シャンシャンシャンシャン) ツッツッツッツッジャッジャッジャジャッジャッジャ
斎藤「UNISON SQUARE GARDENで し た!」
ジャン
大好きですありがとう。
斎藤枠のandrop、すごく冷静で情熱的なアクトを魅せてくれました。本当に上手いなあいい曲作るなあというただそれに尽きる。
あと宏介さんのフリースタイルラップ(?)良すぎた。詳細はTwitterとか見てください。彼ほんと頭良い。最高。
まだ2/12公演しか終わっていないのに既にカラーが違う不思議。各アーティストへの思いも、関係性も、バンドの方向性も、全部違って12色。次の福岡公演(×9mm Parabellum Bullet)には残念ながら行けなくなってしまったのだが、楽しみに待ちたい。
お次はビバラ。エモすぎて記事が進みませんがなんとか書き上げます。
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