鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

ふしだらな夜も良いのさ

就活生は相変わらずライブに行っています。別に余裕なわけじゃありません。エネルギー補給。という名の言い訳。スーツは疲れるね。

 

 

2017年2月24日、中野サンプラザ

 

フジファブリックのツアー"STAND!!"の最終日(追加公演)を観てきた。

 

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フェスで何度も見ており新譜旧譜ともにそこそこ聴いてはいたものの、ワンマンを観るのは初めてだった。

 

フジファブリックのファンの皆さま、これからここで語られる事象はすべて新参者のフィルターがかかっておりますので、あたたかい目で見守ってやってください。

 

 

セットリスト

FREEDOM
Green Bird
STAND!!
ALONE ALONE ALONE
Splash!!
プレリュード
陽炎
have a good time
炎の舞
COLORS
the light
TEENAGER
流線型
夢見るルーザー
徒然モノクローム
夜明けのBEAT
ポラリス
Girl!Girl!Girl!

en.
カンヌの休日feat.山田孝之
銀河
STAR

 

ワンマンで1曲ずつ追うのは酷なので、感想を項目別にちょっとずつ挙げたい。

 

 

中野サンプラザの話

もうこのホールでライブを観るのは十数回目なのだが、なんと今回初めて二階席で観た。天井があみあみになっていて、ホールのサイド中間階に音響ブースがあるということも恥ずかしながら初めて知った。

結論から言うとめちゃ観やすい。NHKホールの2階席より全然視界良好。

素人耳ながら、中野サンプラザの音響は響きすぎないけど音がクリアですごく好きだなあと思う。

 

 

*ファン層と服装の話

ファンの人たちの年齢層の広さに驚く。というかわたし結構若い方(21)だったのでは。腕につけるライトを購入している人はとても多かったけどツアーTシャツを着ている人は想像よりも少なかった印象。ホール+平日っていうのもあるのかな。

上から観ていて通路にはみ出して観ている人が少ないなって思いました。それが普通なのだけど。

 

 

*演出の話

プロジェクターを使った演出が斬新だった。"FREEDOM"での歌詞を浮かび上がらせる演出をはじめ、何か生き物が暴れて水しぶきが上がっているような映像や、臨場感のある車の映像など。個人的にギラギラゴテゴテしたライブは好きじゃないけど、インパクトがありながらもアクトの邪魔をしていなくてすごく好感が持てた。

照明もなかなか粋だった。ドラムのリズムに合わせてぷちぷちするライトが好きだった。派手じゃないけど勢いがあって、盛り上げるサポートとして全力を尽くしている演出はいいなあ。

 

 

*総一郎さんの足の話

弾いてるときの足の動かし方が若かりし頃の桜井和寿さんにとてもよく似てた。でもさらに考えたらエルヴィス・コステロだな。この話は以上。

 

 

*ゆるい話

全体的にめちゃめちゃゆるい。冒頭の曲でダイちゃんと総一郎さんがステージの左の方でギターの上げ下げを一緒にやってたのがめちゃめちゃかわいかった。

MCとかただのゆるゆるかわいいおじさん。"YELLOW"の話、そうだ茅ヶ崎に行こうの話、全作品いいバンドなんてなかなかいない話、なんでもあるとこドンキの話、カンヌの展開聞いちゃう話...ゆるかった。反応が純粋で無邪気。

志村さんのお話のときだけやっぱり空気感は違ったけどね。

 

 

*そんなゆるゆるおじさんがかっこいい話

総一郎さんの1曲ずつの「ありがとう」がとても新鮮だったけどめっちゃええ声。

ダイちゃん"SUPER!!"で前に出てギター弾くとことてもかっこよかった。2階席からもわかるドヤ顔。その後ダイちゃんが帰ってくると総一郎さんがめっちゃあたたかい視線で背中をぽんと叩いたのがよかった。《今を生きている》で総一郎さんが真上指したのエモかったなあ。

 

 

*LINE LIVEの話

今回の公演はLINE LIVEで中継が行われた。ダイちゃんがスマホをステージ上で確認(ゆるい)。40何万人観てたらしいけどどういう数え方なんだろうね。ほんとだったらすごい数だ。

地方にお住まいだったり都合があったりで行けない人には素敵なシステムかもしれない。

 

 

*夜明けのBEATとTEENAGERと志村正彦の話

"夜明けのBEAT"志村キーだった。鳥肌たった。最高。

"TEENAGER"やってくれると思わなくてめっちゃ嬉しかった。《おなかはコーラでいっぱい》のところ志村さんもおなかぽんぽんするよね。わたし全然コアなファンじゃないけど、総一郎さんが同じ動きしてただけで目頭熱くなった。

 

 

山田孝之の話

来るかなと言われてはいたが本当に来たね。"カンヌ〜"の途中で彼が出てきた瞬間わたし結構感動したよ。かっこいいわ。タキシードの4人も最高。BOBOさんさすがの短パン。

アウトロでジャケット脱ぎ出したと思ったら背中に「芦田さん」は笑った。2階からも見えた。

あの1曲と最後のためだけに秋田から来た山田孝之、さすがです。

普通に歌上手くて引いた

 

 

*生き残る鍵の話

彼らのライブを観て、オリジナリティという言葉に集約されるかなあと感じた。

リズムの変化を飄々とこなしたり、不協和音や上がりきらないメロディを楽しんだり、サビ前がものすごくわくわくしたり、独特のビートを刻んだり...「これぞフジファブリック」というポイントが確固たるものになっていて、当人たちが何かしらに影響を受けて音楽をやっているとしてもやっていることは二番煎じではない。長く続いている・生き残っているバンドはどこまでもオリジナルだ。

よくあるジャンルや音楽性だって生き残ることは出来るが、その中で最強に突き抜けなければならない。ただいい曲を作るだけでは残っていけないんだなあ。

それに加えてあったかいファンとの信頼関係も重要。この関係の結び方はバンドによって個性出るんじゃなかろうか。

 

 

*ワンマン最高の話

当たり前のようだが、フェス・イベントとワンマンはやはり違う。ワンマンライブを観て感じることは本当に多い。いろんなバンドのライブを観て、「このバンドはここが強い」「一番好きなバンドとはここが違う」など、発見もたくさんある。少しでも興味があれば曲をそんなに知らないバンドでもチケットを取りたいなと思った。今年絶対に観たいのはストレイテナー

 

 

 

山田孝之の登場でだいぶ記憶飛んでるけど、本当に素敵なファイナルでした。19:00の開演(約10分遅れ)で終演が21:40頃だった。結構たっぷり。観に行けてよかったです。

フジフレンドパークUNISON SQUARE GARDEN呼んでくれるって期待してるんですがそのあたりいかがでしょうか。

 

fun time HOLIDAY6

〇〇×UNISON SQUARE GARDENの対バンを「〇〇ゾン」だとか「ユニ〇〇」と呼ぶ慣習、新聞のテレビ欄に書くならなかなか画期的な発想だが自分の中では風化させていきたい。単純な人間なので、「たぶちが嫌いそう」という理由だけでそんなことを考える。21歳の戯言なので放っておいてほしい。

 

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2017年2月21日。

ついにUNISON SQUARE GARDENの自主企画「fun time HOLIDAY6」の全12ゲストが発表となった。

 

Twitterにおける反応は様々であったし、UNISON SQUARE GARDENを好きな人の「他の趣味」や「音楽歴(どこを通ってきたか)」が垣間見えてよかった。

 

さてそのゲストバンドである。

超個人的な思い入れと共に見ていく。気になるところがあれば是非見ていってほしい。

 

 

 

4月21日(金) 北海道 Zepp Sapporo
18:00 / 19:00

the pillows

来てしまいましたー。わたしが唯一行ける公演(予定)ピロウズパイセン。ありがとうありがとう本当にありがとう。ああ本当に好き。

初日からピロウズでいいんかい。USG RADIOで言っていたようにファイナル感すら漂う。

この間対バン呼んで頂いたからかわからないけどこれもうちょっと感動してもいいことだと思うんだよなあ。まあ人それぞれだけど。

 「fun time HOLIDAY」シリーズでは稀な2度目の出演(ftH4,2012)。BIGMAMAや藍坊主は過去に出演経験があるので今回は無いだろうなという予想に則りピロウズもその線かと思っていたが、たぶちのピロウズ愛が募ってか今年再び対バンの運びとなった。また泣かないようにしないとね。後日「Suage+」の感想とともにレポします。

 


5月3日(水・祝) 新潟県 LOTS
16:45 / 17:30 

androp

やっときたー!斎藤枠。

個人的にUNISON SQUARE GARDENandropはファン層がそこそこかぶっているのではないかなあと思っている。宏介さんはandropのファンの方が可愛いと思っているようだけど(根に持ってはいない)。

温度感が決して低いわけではないのに、内に秘めて飄々とアクトをこなすイメージ。あとリズム隊が頭おかしい。前田さん弾き方の幅広すぎて1曲でいくつ使ってるのって感じだし伊藤さんは手数多いのに曲の邪魔をしない、むしろ彩りを加えるドラムを叩く。貴雄がメラメラするのも納得。

曲は結構聴くんだけどライブ2回しか行ったことないので新潟行きたかったなあ。3/20のLIVE HOLICで観れるのでそちらを楽しみにしたい。

 


5月10日(水) 福岡県 DRUM LOGOS
18:15 / 19:00 

9mm Parabellum Bullet

声に出して読みたい日本語。きゅーみりぱらべらむばれっと。対バンするのは「カオスの百年TOUR」の札幌公演(2015.10.10)以来かしら。この時期"instant EGOIST"、"リニアブルーを聴きながら"、"like coffeeのおまじない"、"フルカラープログラム"あたり結構やってた記憶。

 滝さんのアクトが観たいということはわたしが言わずとも皆思っていることであろう。しかしたぶちが言っていたように「長く続けてほしい」「ずっと観たい」バンドなので、治すことに専念して欲しいというのが切なる願いだ。

 


5月12日(金) 大阪府 なんばHatch
18:00 / 19:00 

THE BACK HORN

 大阪の大物とは彼らのことかー!!来るだろうなと思っていましたが名古屋・仙台予想だったので少し驚き。

ベースの岡峰さんがめちゃめちゃ好きなんです。まあ一言で言ってしまうと「すごく上手い」。和音を多用してすごく立体感のあるベースラインを奏でるので、楽曲に厚みを持たせることを本当に得意としているベーシストだなあと思います(主観)。わたし音楽かじってるけどベースは弾けないので詳しい方ごめんなさいね。

バクホンとの対バンは「『KYO-MEI対バンツアー』~命を叫ぶ夜~」の愛知公演(2015.10.24)以来。およそ1年半ぶり。先輩とのアツいライブに期待したい。

 


5月13日(土) 静岡県 浜松窓枠
17:30 / 18:00 

a flood of circle

窓枠でフラッドが観れるとな。チケット持ってるやつもうgood nightだわ。ダブルミーニングで羨ましすぎ。窓枠なんて(店長のせい?おかげ?もあって)もともと取りづらいのに更に取れなくなってしまった。

彼らはメンバーの入れ替えを乗り越えて今がある。岡庭さんは失踪したからどうしようもないけど、石井さんが腱鞘炎で抜けてしまったのはなんとも惜しかった。後任ベーシストがHISAYOさんで良かった。

佐々木さんの声は結構クセがあるけど個人的には好き。そしてこの人結構すごい人。気になる人は調べてみてほしい。

この2組の対バンを窓枠で観れる人たち、何度だって言うけど非常に贅沢だ。あー行きたい。いいないいな。ギブミーアチケット。



5月17日(水) 石川県 金沢EIGHT HALL
18:30 / 19:00 

SHISHAMO

このラインナップの中で数少ない若手。

彼女ら本当に歌も演奏も上手い。たぶちが朝子ちゃんを「クレバー」と称するのも納得がいく。

 昨年のSWEET LOVE SHOWERでユニゾンと出演日が同じだったので豪雨の中観てきたのだが、リリース直前のこの曲で泣いた(雨よこの瞬間だけはありがとう)。

殿方はどこぞのモデル出身のキャピキャピバンでにやにやしたいのかもしれないが、わたしはこのバンドにものすごい愛着がある。哀愁だって、言葉にならない複雑な感情だって、認めたくない悲しさだって、甘酸っぱい愛おしさだって、全部表現してくれる。ガールズバンドだからって、SHISHAMOを甘く見てはいけない。

三十路のおじさんとのスリーピース同士の対バン、非常に楽しみである。

 


5月18日(木) 愛知県 Zepp Nagoya
18:00 / 19:00 

東京スカパラダイスオーケストラ

スカパラ兄さん〜!昨年ユニゾンとフェスの出演日がかぶっていることが多くて結構アクトを観させてもらった。

 まず人が多い。そして上手い。Zepp NagoyaZeppの中でも割と好きなのでここでスカパラ兄さん観れるのはなんとも素敵なことだ。わたしよりも若い人たちは彼らのアクトを観てどんな感想を持つのかとても気になる。

両者が顔を突き合わせるのはACCIDENT CODE "R"(2015.5.18)以来だろうか、ちょっと自信が無い。違ったら後でこっそり教えてください。こっそり訂正します。

「スリーピースなのに音が厚い」と評価されているUNISON SQUARE GARDEN。この大人数のアクトの後に、どこまで音を響かせることができるか。

 


5月21日(日) 福島県 郡山HIPSHOT JAPAN
17:00 / 17:30 

SCOOBIE DO

就活が終わっていてチケットがあるという夢のような状況ならばこの公演も行きたいと強く思う。SCOOBIE DO観たーい。アメリカでやってたアニメ(Scooby Doo)じゃないからね。

先に言っておくがSuchmosを好きな人はSCOOBIE気に入るし、SCOOBIE好きな人はSuchmosハマるよ。異論は認める。

 

まあ聴いてみてよって話です。

引きこもりが奏でる最高のファンク。本人たちはファンクとして括られることをあまり好まなくて、「Funk-a-lismo!」(ファンカリズモ)と称してますね。

昔はMCを全くやらなかったらしいのですがあるとき客のノリが悪すぎたために今のプロレスみたいなMCになったようです。

わたしがSCOOBIEと出会ったのはまだイギリスにいたときでした。しかもイギリス人の友達に教えてもらった。今考えると彼女はなんでSCOOBIEを知ってたんだろうな。兎にも角にも出会わせてくれてありがとう。

本当に本当に羨ましい。レポ待ってます。

 


5月26日(金) 宮城県 仙台PIT
18:00 / 19:00 

syrup16g

今回一番の衝撃。UNISON SQUARE GARDENを低く評価していると勘違いして欲しくないが、まさかsyrupを呼べるとは思っていなかった。

 共通点といえば五十嵐さんの曲を書くスピードがめちゃめちゃはやいことかなあ。比べることは出来ないけど、たぶちよりもはやいイメージ。

デビューできるかどうかの大事なライブで、お偉いさんがあまりにも多くてプレッシャーのあまり五十嵐さんがギターを投げつけたというのは有名な話。中畑さんが「気が乗らない」って途中で演奏やめたライブもあったなあ。あれはちゃんとした理由があったんですけどね。

曲の方向性はユニゾンと真逆のような気がする。ハッピーエンドには帰結しない。だからこそこの両バンドがどこまで振り切ってくれるか、期待の幅も大きい。

 


6月1日(木) 香川県 高松festhalle
18:15 / 19:00 

パスピエ

 懲りないなあ。昨年彼らの対バンツアー「印象E」の新木場公演(2016.6.17)にお呼ばれしたわけだが、まあタジタジになるほどにやられ、"場違いハミングバード"のカバーでとどめを刺された。

でもユニゾンパスピエをすごく認めているし、本当に大好きなんだと思う。去年なら絶対に香川まで飛んでいたが、今年は彼らのワンマン、しかもファイナル公演をNHKホールへ観に行くので良しとしよう。

先日出たアルバム「&DNA」がめちゃめちゃ名盤なので是非聴いていただきたい。本当にたまげる。

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6月3日(土) 広島県 BLUE LIVE HIROSHIMA
17:15 / 18:00 

BLUE ENCOUNT

 意外〜!とても意外。1番繋がりがわからないので斎藤枠かなあと思ってます。

土曜日なので大物が来ると勝手に思っていたが、ブルエンとはまさかまさかという気持ち。Whistle Song(2016.3.27)で[Alexandros] と共に3バンドでイベント出演した。

ライブスタンスも、ファンの雰囲気も(両方好きな方がいることは重々承知している)、すべてが真逆のように思うのでそこが対バンとしてどう働くのか、とても楽しみである。田邊泣くなよほんとに。フリじゃないからね。

 


6月7日(水) 東京都 Zepp Tokyo
18:00 / 19:00 

クリープハイプ

うわあクリープだ。絶対来ると思ってたけど東京とは。高まりますねえ。

「レコード会社が正しい」事件を経て仲良くなった尾崎世界観田淵智也。どちらも友達が少なくて現在公式のTwitterアカウントを持っていない。

たぶちがクリープを呼びたいのはもう薄々どころかゴリゴリ見えていたのですが、東京に持ってきたあたりお互いのバンドを認めている感がすごい。どんな対バンになるかなあ。

東京だし行けたらなあと思ったけど、一応就活6月解禁なんですよね。それまでに決まってたら行きたいなあ。チケットは相変わらず取れないだろうけど。

 

 

何度見ても高まるラインナップ。時間とお金と運が許すならば全部観たい。

4月からはじまるこの企画にわくわくが止まらない。前回のツアーのDVD&Blu-rayにも期待しよう。カメラワークが素晴らしくありますようにというワガママも添えて。

ヨロコビに似た天気です

Twitterをばーっとみていたらこんな言葉を多く目にした。

 

「対バンというものに行くのが今回初めて」

 

おー、人生初対バンとな。いいですねえ。

ワンマンしか行かない派だったけどレア曲レアセトリに期待したのか。バンドというジャンルで初めてこの2バンド(もしくはどちらか)に最近ハマったのか。かつてはフェスで新しい音楽を開拓していたのか。やっと予定や場所に都合がついたのか。お金を出したい対バン相手だったからか。他に好きなアーティストが主に大きな会場でやる人たちだったのか。

 

理由なんてなんだっていい。対バンには行かないと決めている人に「行かないと勿体ないよ」なんてことも言わない。

 

ただ、自分はUNISON SQUARE GARDENに「対バン」というものの概念を大きくねじ曲げられた。曲がらないと思っていた鉄パイプをぐにゃぐにゃにされた。

 

 

普通に世の中で行われる「対バン」というものは大体の場合先攻後攻があり、MCで相手バンドとの出会いや思い出を語ったり彼らの曲をカバーしたりする。最後に一緒に演奏なんてこともある。お互いに拍手を!!みたいな感じで終わる。打ち上げの様子がSNSやHPに上がる。

 

いろんなバンドは好きだけど、バンドマン同士の馴れ合いを見せられるのがそもそも好きではない。何のために見ているのかわからないしサムいと思ってしまう。これには個人差があると思うので、こういう考え方をする21歳彼氏なし女子大生もいるんだなあ〜こんなことうだうだ言ってるから彼氏出来ないんだな〜くらいに捉えてほしい。

 

バンとなるとそれが目の前で起こる。本当に避けようがない。あれあれ、わたし音楽聴きに来てるんだけど。


否、もちろんUNISON SQUARE GARDENだって一般的な対バンの枠組みを完全に無視しているわけじゃない。

 

彼らは本当に必要以上の馴れ合いを見せない。長々と思い出を語ったりはしないし、少しMCがあっても(全くないときだってある)いつも通りのアクトをするだけだ。最後に一緒に記念撮影☆とかもしないし煽りだってない。ワンマンの短縮版のような真剣さでセトリは豪華。嵐のように去っていく。爪痕は強烈。うーん最高。

 

 

さて2月18日、LEGO BIG MORLは自身の10周年をお祝いする企画「Thanks Giving」の9回目の公演を行い、ゲストとしてUNISON SQUARE GARDENを岐阜に呼んで開催した。

 

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水戸LIGHT HOUSEへのアーケードをちょっと盛り上げたような通りを抜け、岐阜Club-Gへ。個人的には2回目のライブハウスである。キャパはおよそ600名。

 

LEGO BIG MORLUNISON SQUARE GARDENは同期とのこと(実質年数でいうとユニゾンがちょっとだけお兄さんの模様)。どんな対バンになっただろうか、早速ユニゾンのアクトから。

 

 

 

18:00。ほぼ定刻で暗転するも何故か"絵の具"がなかなかかからず。この数秒すら待ってられない人が絶対いるから、この間はあんまり作ってほしくなかった。しかし原因不明なので何とも言えず。

 

まずは貴雄が登場。いつものように白のロングカーディガンを身に纏い、左胸元にはふえるとフレンズ。颯爽とドラムの前に座り確認をはじめる。

 

続いてたぶちが登場。鋭い視線。

この時思ったけどクラブジーはステージが高め狭めですね。あまり動き回れなくてその場でへらへらしてました。

 

そして宏介さん。凛々しい表情。

中央で手を広げてからお辞儀をする大好きな一連の動作。イヤモニをつけながら準備。

 

3人が位置につくと、宏介さんがギターをじゃんと鳴らす。あれ?もしかしてカラクリカルカレ??

 

 

*セレナーデが止まらない

違いました。1曲目から3人が飛ばす飛ばす。

宏介さんツアー終えて感情の入れ方がさらに上手くなったなあと再認識。声も、表情も、弾き方も。今日はたぶち側2列目で観ていたけど、宏介さんがすごく熱を込めていて思わず彼を見てしまいました。

間奏での貴雄の吠え方めっちゃかっこよかったです。たぶちのコーラスが言い切らない(母音を濁す)歌い方ですごくときめいた。

 


*サンポサキマイライフ

わー、イントロから高まる。武道館でやってからは×BIGMAMA2日目でしかやっていなかったこの曲。めちゃ楽しい。3人も楽しそうだった。

 テーッテテーッテッテッテテー「ハイ!!」

声と上げる手の多さに、宏介さんが思わず笑みをこぼす。合わせることが好きではない人たちが合わせようとしてではなく各々の意志であの曲に対して意思表示をしてるってところが素敵ですよね。

 ちびちびステップたぶち。

 


シュガーソングとビターステップ

お、意外に早い位置で食い込んできた。毎回やるからこそ最後だったりすると予想ができてしまうので、前半の方が個人的には嬉しい。

最近《蓋然性合理主義》で両人差し指を前に出す仕草をする時たぶちフロア見なくなったなあ。

ロングヒットなダンスチューンという感じがひしひしと伝わってきた。慣れてはきたけど飽きたという感覚はあまりない。

たぶち、楽しそうにフロアを見て頷いてたらコーラスをワンフレーズ飛ばす。 

 

 

*オトノバ中間試験

ちょっと待ってなにこのご褒美。イントロで泣きそうになってしまった。CDJでも×ピロウズでもやってくれたので今日もやってくれるなんてそんなのいくらなんでも都合良過ぎるよねって思っていた最中...

たぶちはきっとこの曲が「何度もユニゾンを観ている人」にも「初めてユニゾンを聴く人」にもバズるということを改めて噛み締めたんだろうな。与えられた短い時間の中で爆発的に盛り上げることが出来るという意味ではフェスや対バン向きかもしれない。本当に好きな曲なので今日も聴けて嬉しい限りです。

幸せに浸りながら聴いてたらいつもたぶちが優しい笑みを向けてくるのであせる。自己満足だっていいじゃない。それよりも自分の表情がだいぶやばかったんじゃないかと心配になった。

《斎藤に任せといて》前回問題(?)になったこの部分ですが、今回はマイク前で左手を使って指してました。ドヤ顔で。マイクステイなの珍しかったかも。

《制限タイムはあと少し?》のフリをするときのたぶちの恍惚に満ちた表情なんなのほんと。すき。

《追試でございましょう》 今日は指ささなかったんですよ!!!ここでささなかったの初めてかもしれない

では代わりに何をやったかというと、両手を小さく広げてドヤ顔...そう、"mix juiceのいうとおり"でのシュビドゥバ2回目のフリと同じでした。

3つのツアーを経て確固たるぶち上げチューンにのし上がった1曲。最高オブ最高。 

 


*天国と地獄

いつものイントロ前のセッションを経て、宏介さんの「天国と地獄ぅ」でスタート。

イントロでいつもならたぶちは宏介さんの後ろまで走っていって殴るようなフリをしながらコケそうな勢いで戻って来るじゃないですか。しかし先述の通りステージが狭い。あんなことしたらベースヘッド流血事件の再来になってしまう。今日はマイク前からあまり動かず煮えたぎらせてました。

on the bassはほぼいつも通り。on the drumsはあんまり叩かないver.これドキッとして結構好き。

OK people one more time?のとき貴雄がばって立ち上がったのめちゃめちゃかっこよかったな。あの挑発的な表情、本能が出てる感じがしてすごくぞくぞくした。

 

 

*未完成デイジー

意味がわからない。イントロで口あんぐり。

fun time ACCIDENT2以来の披露だったのでおよそ2年ぶり。よくもまあこんなにためたものよ。

バンでバラードがないことも普通にあるので完全に油断していた。

音源より少しだけBPM落としてたかなあ。すごく優しい歌い方。たぶちもこわれものを扱うような繊細さと苦しげに儚げに、でも柔らかさを持ったコーラスで本当に聴き入ってしまった。

終始薄暗くて後ろが明るい感じの照明の中、スポットが当たって宏介さんのソロ。どこをとってもすごくきれいでした。

この曲のベースラインよく聴いたらすごいお洒落ね。生で聴くと違う気付きもあるなあ。

 

 

*アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")

たぶち先生、しんみりさせてからのぶち上げチューンとしての使い方がすっかり気に入った模様。レア曲続きで油断してたけど実はここからがエモかった。

まだ音源リリースして1年経っていないのにこんなに耳慣れるとは。ツアーの威力を感じました。

八王子公演(2016.7.15)での微かな記憶を呼び起こしてみると、歌い方が馴染んできた宏介さん。前と違ってBメロに感情こもってたなあ。

最後のジャッジャッジャー ジャッジャッジャー ジャッジャッジャーーーー(シャンシャンシャンシャン) ツッツッツッツッジャッジャッジャジャッジャッジャ(UNISON SQUARE GARDENです!←心の中で) ジャン

めっちゃ好きです。

 

 

*フルカラープログラム
あー、そういうことしちゃう。いいけど泣き崩れるぞ。

ドンタンストントの破壊力よ。好きな曲は数多あれどこれとシャンデリア・ワルツは殿堂入りしてるから、普段にはエモすぎて聴けない。

貴雄が上着を一瞬で脱いだ。

3人が向かい合って弾いていたところが照明と相俟って武道館を思わせた。LEGOのお祝いですしミニ武道館ってことでいいんじゃないですかね。

《完全無欠のロックンロールを》のところ、宏介さんがすごく自信に満ちた表情で下を指さしたの本当にグッときた。

 

《ふざけろ!「いつか終わる、悲しみは」どうか忘れないでよ》

 

何度このフレーズに救われてきたんだろう。カラフルな照明とともに力強い演奏を魅せた。

 


*MR. アンディ

少しだけ長めのイントロからの入り。たぶちが気持ち良さそうに手を広げる。

 《君が残像に》

 

アンディたぶちめちゃくねくねしてて色気がすごかった。ここのクラップも"サンポサキマイライフ"と同じように「やりたいからやる」というフロアの意思が見えて良かった。たぶちがによによしてた。

"MR.アンディ"のAメロベースライン、"シュガー〜"のAメロに次いで好きなので1日に2回も観られるなんて!と興奮していたが、"1日に2回"はこれだけじゃなかった。後述。

 

 

*Cheap Cheap Endroll

「ラスト!」

締めの曲としてこちらもだいぶ成長したなあ。あまりの勢いに隣にいたLEGOファンの女の子が口あんぐり。

たぶちが終始ネックを上からおさえる。かわいい。

間奏のところでわたしの目の前にあったスピーカーに座ってけらけら弾いてた。近すぎ。みんな言ってたけどちょっと肉付き良くなったな。

貴雄とたぶちが間奏でばきゅんばきゅんしてたのってこの曲だっけ(曖昧)

 

 

 

ほとんどたぶちのこと言っててごめんなさい。めっちゃかっこよかったです。

アクトとしては全体的に拍手を送りたい。今までも良かったけど、さらに安心して楽しめる演奏をしてくれているなあと思う。

セトリからこの対バンへの熱が伝わってきてとてもアツかった。彼らにとってやっぱりLEGO BIG MORLはどんな意味でも大切なバンドのひとつなんだなあ。

Dr.Izzyの中でお蔵入りがほぼ決まりつつある曲も、今年どこかで聴けたらなという淡い期待を寄せて。

 

 

 

さて、お次はLEGO BIG MORLである。以前は一通り聴いていたものの最近全く手に取っておらず、ライブを観るのも今回が初めてだった。

 

セトリ

Wait?
テキーラグッバイ

Ray
Spark in the end

ワープ
Blue Birds Story

end-end

MR.アンディ *カバー
正常な狂気
RAINBOW

en.
新曲

 

 (曲名表記に自信が無いので間違ってたらごめんね)

 

一応曲は全部わかったが知識がなさすぎて何一つ書けない…だけど彼らのアクトも本当に良かった。ベースがレフティなのいいですね。

MR.アンディ。カバーなので判断しづらいのだけどparty style ver.だったかな。たぶん。

キーを少し下げても良かったかなと思ったのとLEGOのお客さんにあまり歌わせなくてもなあと(キンタさんの声聴きたい)

でもすごくリスペクトの伝わってくるカバーで心があたたかくなった。素敵でした。

 

LEGOはMCがめちゃめちゃ面白い。言葉の応酬がすごくて普通に笑ってしまった。MCの時間に熱が冷めてしまうタイプだけど、LEGOのMCは好き。

バン相手のMCをめちゃくちゃいじり倒すはずだったのに、当のUNISON SQUARE GARDENは、というか宏介さんは「Thanks giving(低い声)...LEGO BIG MORL10周年っちゅーことで、今日はこのイベントに呼んで頂きありがとうございます、精一杯演奏したいと思います!」「久しぶりに会ったけど...なんかドラムのダイちゃん大きくなった?」しか言わなかったので、

 

「あいつら全然MCせーへんやん!」

 

と会場を笑わせる。

貴雄に関しては「今日久しぶりに貴雄に会ったけどなんか泥棒みたいになってた。漫画みたいな泥棒なってたね。」と最近のおヒゲフェイスで笑いを取る。

「ある時貴雄がライブを見に来てくれてね?渋谷にあるキャバ100とか200とかの小さいライブハウスだったんだけど、終わったらメールがきてて、途中で出なあかんから感想を手紙に書いて楽屋に置いて来ましたって。いや、メールで書けばええやん!って。楽屋に戻って手紙が置いてあって開けたら字汚くて読まれへんの。」
「それこそメールでよかったよね」

と過去のエピソードも披露。

 

また今回の企画に関しては「大事にしてきたから、長年一緒にやって来たバンドとやりたいと思って今回back numberとユニゾンにお願いした。斎藤には去年の2月くらいから声をかけてて『来年の2月なら空いてるよ〜』って言われて。『売れっ子か!』って。...売れっ子か。」と自虐も交えつつ話してくれた。

 

「昔ね、埼玉の小さいライブハウスでback numberとユニゾンとやったのよ。しかも前座がback numberで、次ユニゾンが出て、俺らが最後...なんなん、俺らだけ売れてないやん!!」

 オチまで完璧ですこと。

 

たぶちに関しては「今日久しぶりにユニゾンのライブ見たけど動きが進化してたね。昔初めてユニゾン見た時ベースめっちゃ動くやんって思った。その時田淵は演奏中に何故かベース置いていなくなったんだよね。で、もう一回出てきたと思ったらTシャツを着替えてきた。」とユニゾンファンも「あ〜」と思わずニヤニヤしてしまうエピソードを紹介。会場を賑わせた。

 

これくらいしか覚えてなかったけどめっちゃ面白かった。ほんとに最高でした。

 

 

LEGO BIG MORLが信念を持って彼らなりに10年かけて作ってきたものに、UNISON SQUARE GARDENは非常に尊敬や共感の念を表していた。それは彼らのアクトやセトリ、表情からひしひしと伝わってきた。

しばらく距離を置いていた両者だが、お互いに意識し続けていたのだろう。その想いがぶつかりあった、清々しい対バンだった。

 

 

いいライブを観るたびに「これ以上いいライブなんてあるのかしら」と思うのに、どんどん塗り替えて来るから恐ろしい。最早、誰も手にできないような音を見る、いわば摩天楼。

2月の逆バレンタイン

フラゲ日」というのは不思議なものである。発売日というものが(一応)ありながら、前日もしくはそれよりも前にあっけらかんと店頭に並んでいる。禁止されている訳では無いし、入荷してから少しでも早い時間にリスナーの元へ届けるということを考えれば素晴らしいシステムではある。

一方で最近は様々なアーティストがCDショップまわりというものをするようになった。大体の場合公式発売日(もしくはそれ以降)に行われるため、僅かな可能性にかけて巡り会いたいという人はフラゲを我慢してリリース日にお店に行かなければならない。もしくは2日続けてCD店を訪れる必要がある。

CDフラゲとは話が少しずれるが、昔札幌に住んでいたとき、雑誌の入荷が遅いというのは日常茶飯事であった。発売日よりも前に買えるということはまずなかったし、発売日に行っても既視感しかない先月号が堂々と並んでいることがほとんど。地域差なので仕方ないと言えば仕方ないが、マドンナみたいに世界同時発売とかにしてくれないかなあと思っていた時期があった。

 

余計なところで話が長くなった。

本日2/15に米津玄師がシングル"orion"をリリースした。偶然とわかっていながら敢えて声高に言おう。これは米津玄師からの逆バレンタインCDである。異論は認める。わたしも異論あり。でも逆バレンタインってそこそこロマンじゃない?ってことで許して。

 

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 いつものようにタワーレコード渋谷店へ向かった。特設コーナーの前には意外にも男性ファンが多く、試聴したりCDを手に取りアートワークを眺めたりしていた。

 

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この左上で寒そうにしている米津玄師を撮ったカメラマンは中野敬久さんという方なのだが、彼が撮る米津玄師が本当に最高なのだ。昨年行われたツアーや夏フェスの写真も彼が撮っていた。臨場感がありながらも等身大で、米津玄師に内在しているものまで溢れてくるようである。探せば出てくると思うので是非。

 

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サイン。

 

 

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購入したのはこちらの「ライオン盤」。もう一つジャケットと内容が異なる「オリオン盤」も用意されているが、こちらはDVD付き+零くんということで個人的には即決だった。

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法人特典がこちら。クリアブックマーカーらしい。栞をつけて閉じてsee you next session!

 

本作はアニメ「3月のライオン」第2クールのエンディングテーマとして書き下ろされた。原作からのファンなのだが人間として考えさせられることが多くて、すごく心に響く漫画だ。

オープニングテーマの"さよならバイスタンダー"(YUKI, 2017)もシングルを購入したが、こちらも最高なので是非聴いていただきたい。次のアルバムを購入したら記事を書く(予定)。

 

第1クールはOP・ED共にBUMP OF CHICKENが担当していた(アンサー/ファイター)。以前漫画とのコラボレーションもあったため、BUMP OF CHICKENと「3月のライオン」の関係は相当に密である。ここから引き継ぐというのは大いにハードだと思っていたが、この2人が見事に成し遂げた。特にこの25歳はBUMP OF CHICKENのファンであることを公言している。BUMPの4人は彼のことを知っているのかなあと思っていたら、直井由文(Ba.)がこんな爆弾を落としてきた。

 

 

このツイートを見て米津玄師はどう思っただろう。大好きなバンドのメンバーのツイートに自分の名前が出ている。しかも最強スペシャルサンドイッチって。わたしが米津玄師なら泣き崩れた。両アーティストのファンとしても本当に嬉しかった。当の本人はしっかりとバトンを引き継ぎ、3月のライオンの世界に新しい彩りを添えた。

 

 

さて、そのシングルについてである。

前回のシングル"LOSER/ナンバーナイン"からあまり間が空いていない。"LOSER"で衝撃だったことと言えばなんと言ってもこのダンスであろう。

 米津さん踊れるんかーい!

びっくりしたわ。しかもめっちゃ上手い。やってみたかったってだけでこんなに踊れるもんかい。屋上での横ステップみたいなやつ一番好きです。

 

そしてこちらが今回のMV。あれ、踊ってない。戻った感じある。

でもこの曲の世界観・テーマ的にダンスという感じではなかったのかもしれないなあと考えるとなんだか腑に落ちた。

 

1.orion

夜空やプラネタリウムを思わせるキラキラしたイントロ。Aメロからハモりが多くてメロディが綺麗。

このアレンジもしかして蔦谷好位置...?と思ったらドンピシャでした。

  

《心の中 静かに荒む 嵐を飼う 闇の途中で》

 

このフレーズがすごく"ファイター"っぽいなと思った。そういうビューで聴いてみると、"orion"は星座とあなたを歌いながらも「3月のライオン」の世界観をしっかりと表現しているなあと感じた。藤原基央がよく「タイアップ先に合わせて曲を書くのではなく、いつもと同じように自分の体験したことを書いたら話とリンクした。自分とかぶっているところの面積が多いからだ」というようなことを言うが、米津玄師にもそれが当てはまるのではないだろうか。もちろん両者のファンとしてはBUMP OF CHICKENの世界観に知ってか知らずか影響を受けた、とも思いたいが、純粋に彼とこの作品にリンクする面積が大きかったのではないかと強く思った。

3月のライオン」で柱となるのは零くん自身のへばりつくような闇、将棋や自分の境遇に立ち向かう強さ、川本家の明るさ・あたたかさなど。タイアップがついた曲はどれもこのあたりが上手く作品と絡んでいて素敵だ。ファイターに関しては何百回も聴いているのにいまだに泣かずにはいられない。

 

1番Aメロの歌詞。


《あなたの指がその胸がその瞳が 眩しくて少し眩暈がする夜もある それは不意に落ちてきて あまりにも暖かくて 飲み込んだ七色の星 弾ける火花みたいに ぎゅっと僕を困らせた それでまだ歩いて行けること 教わったんだ》

 

零くんと川本家(ひなちゃん)であり、米津自身のことでもあるように思う。タイアップとして聴いたらもちろん前者だが、米津玄師はよく人にあたたかさを教わっているような気がする。

 

 

c/wについてはCDで聴いていただきたいのでざっくりとだけ。

 

2.ララバイさよなら

大好きなライターさんの1人に蜂須賀ちなみさんという方がいるのだが、彼女がこの曲を推していた。聴いて納得。

コード進行にdiorama〜YANKEEあたりを感じて懐かしさすらある。

不協和音ギリギリを這うようなサウンド、古いような荒いような言葉遣い、僻み開き直り自己嫌悪イライラ自虐...これら全部米津玄師。

 

3.翡翠の狼

 タイトルからは想像出来ない南国みたいなサウンド。ラララの部分が妙に軽快。

これも表題曲に劣らずタイアップでよかったんじゃないかって思うくらいの歌詞。なんなら3曲すべてでもおかしくない。

3月のライオン」の世界観を米津玄師はこの3曲ですべて表現しきった。主人公である零くんと米津自身の重なる部分が大きかったり、作品の意図を汲むことができたりと要因はいろいろあると思うが、このタイアップが付くべくして付いたものであるとこの曲を聴いて思わずにはいられなかった。

 

 

 

初回特典として7月14.15日に東京国際フォーラムホールAにて行われるワンマンライブ「RESCUE」の先行シリアルが封入されている。19日までの応募なので、まだの方はぜひ。

 

前回のツアーのチケットが本当に当たらなくて焦った。ギリギリのところでお譲りいただいたのだが、音楽隊まではサクッと取れていたために衝撃が大きかった。今回も2公演のみですしきっとものすごい倍率でしょうよ。こればっかりは仕方ないですね。ホールで観たいな米津玄師。

 

 

米津玄師の凄いところは、才能にしてもその方向性にしても、多様性という言葉を1人で体現している点にある。世の中を皮肉りながらも人のあたたかさに触れて微笑む。止めたくなるくらいに自虐をしても愛する人への気持ちの伝え方はとても清々しくてかっこいい。

どこまでも人間らしく、どこまでも愛おしい25歳。次の一歩はどちらへ。2017年も活躍が楽しみだ。

 

BUMP OF CHICKEN 20-21

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2月11日という日がBUMP OF CHICKENのファンにとってより特別な日となったのは、恐らく一年前のライブに違いない。往年のファンだって、記念日を意識しない人ならあまり特別に感じたことはなかっただろう。それは4人が自分たちの記念日を公式に盛大に祝うということがかつてなかったからだ。もちろん毎年お祝いしている人もいるので、そこは誤解しないでほしい。

 

2016年の彼らはこれまで以上に自分たちと向き合い、オーディエンスと向き合い、今の音楽シーンにいるBUMP OF CHICKENと向き合った1年だったと思う。臆病で勇敢な4人に感謝したい。

 

 

さて、自分とBUMP OF CHICKENの出会いについて僭越ながら語らせていただく。

 

出会ったのは16年前。当時は父の仕事の都合で、イギリスを中心とした海外と日本を行き来する生活を送っていた。今となっては面倒なので「生まれてから12年間イギリスで過ごしました」と言うが厳密に言うと結構日本にもいた。

 

ある日CDのCMを目にした。不健康そうな男性が最後のワンフレーズをアカペラで歌い、右の目元でピースした。

 

これがわたしがBUMP OF CHICKENに惹かれた日だった。

 

自分では覚えていないのだけれど直後「あのCDが欲しい」と言ったそうだ。誕生日プレゼントとして、近くのCD店に母と一緒に買いに行った記憶は鮮明にある。

 

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その年が明けてすぐ、またイギリスに戻ることになった。転校が多かったので友達は少ない。浅くはすぐに打ち解けられるけれど、心を開くには時間がかかるというのは今も変わっていない。

友達の少ない少女は音楽にすごく助けられた。洋楽も聴いていたけど、日本が本当に恋しかったのでポルノやミスチル、サザンなど、聴きたい曲を見つけては日本にいる親戚に頼んで送ってもらっていた。BUMP OF CHICKENもその中にいた。メジャー1枚目、通算3枚目のオリジナルアルバムである"jupiter"は、文字通りずーっと聴いていた。詳しく書くつもりはないが、BUMP OF CHICKENに救われていた部分は本当に大きい。

 

 

エモくなってきたので話を飛ばす。

2016年2月11日。

幕張メッセで20周年記念ライブが行われた。

 

実は落選していたのだけれど、素敵な方のおかげでAブロックで観ることができた。本当に感謝してもしきれない。後にこの方とはUNISON SQUARE GARDENのライブでお会いできたのだが、感謝が募って月並みなお礼しかできなかった。改めて本当にありがとうございました。

 

海浜幕張駅降りたら「チケット譲ってください」の数々。申し訳なさと、恐怖感と、優越感と、感謝と、期待感と...いろんな感情を抱えながら道を進んでいった。

 

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ゆるゆる向かったので物販に5時間かかった。まあこんなもんよね。

 

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セットリストが思い入れのある曲ばかりで、1人で行ったのに終始号泣。ああ、わたしまだ音楽でこんなに泣けたんだなあ。前日に発売されたアルバムを全く引っさげていなかったけど、なんだかそれすら嬉しかった。

DVDには収録されていなかったけれど、藤くんが「この看板は20歳になりました」って言ってくれたのが本当にぐっときた。表現が好きすぎるし、短い文章の中に凝縮された感慨深さが伝わってきた。

 

 

そしてその年の4月から、STADIUM TOUR "BFLY"がスタート。

 

個人的にBUMP OF CHICKENは「ライブを数多く観たい」というバンドではないし、「なるべく近くで観たい」というバンドでもない。1回のライブで心打ちひしがれるほどに圧倒されるからだ。逆に何度も観て楽しいというバンドもいる。これは好きの程度の問題ではないと思っている。BUMP OF CHICKENの放つ音はいつも側に居てくれる感覚。

 

日産2日間のライブを観させてもらった。1日目はありがたいことにお譲りいただいたのだが、2日目は自分で当てることができた。しかもアリーナのブロック。それだけで幸せ。

 

物販が1時間半しか並ばなかったことが衝撃的すぎた。個人的な見解を述べさせていただくならば、グッズのために前日から徹夜で並んだり、始発で眠さや寒さをも引き連れて列へ向かったりしなければならない状況はあんまり楽しくないなあと思っていた。悪びれもせずに代行を頼むのも違うし、それを引き受けて前列で買い占めるのも違うなあ。仕事・学校帰りで滑り込む人たちにも買えてほしい。そういう意味ではMr.Childrenの物販は完璧だった。

日産スタジアムの2日間でも売り切れを危惧してか早くから多くのファンが並んでいたようだが在庫・テントともに本当に十分で、過去最高にスムーズな物販だった。レディクレよりもフェスの物販感(ディスではありません)。スタッフの皆さま本当におつかれさまでした。

 

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開演前のカウント、スタジアム童貞を2日とも言ってみせたチャマ、ゆるいウェーブ、はじめてのアリア、号泣したファイター、夕焼けについて語る藤くん、rayで相変わらずチャマを見るヒロ、喋らないけど愛されているのが伝わってくる秀ちゃん、シールドを壊す藤くん、花火、天体観測小机駅までの帰り道、夏の夜のくすぐったい匂い、金麦7本。ザイロバンドいらない派ではあったけど、これを見ると書き切れないほどの思い出が甦る。

 

彼らは今年もロックインジャパンフェスに出場し、1番大きなステージのトリを飾った。藤くんのうっかり問題発言(?)もあったものの、安定の演奏でフェスを締めくくってくれた。あの日は朝から本当に楽しかったしすごく戻りたい。

 

 

アリア・アンサーの配信リリースを経て、昨晩である。急遽決定した配信スタジオライブで新曲"リボン"を披露してくれるとのこと。

 

当日、ライブ開始まではわくわくしていたのだが、始まった瞬間から心臓が止まりそうになり、終わったときにはスマホを放り投げて泣いていた。

 

録音・録画はなんだかしたくなくて(そもそもやり方がわからないけど)、アプリで見ながらパソコンでがんばってタイプしてみた。誤植あっても許してね藤くん。

 

*リボン
嵐の中をここまで来たんだ
嵐の中をここまで来たんだ
出会って生まれた光追いかけて

ポケットに勇気がガラス玉ひとつ分
それぞれ持ってるガラス玉ひとつ分

並べても同じ数 あの日から始まりから

つぎはぎの傘 汚れたカンテラ
手作りの地図 大事にいっしょに使った

ここはどこなんだろうね どこに行くんだろうね
誰一人分かってないけど
そばにいることを選んで 
今そばにいるから迷子じゃないんだ

たくさん笑ったり それより遥かに少ない
泣いたり怒ったりしたことの全部が
音符になって繋がって僕らを結んだ

ポケットに恐怖が宇宙と同じくらい
それぞれ持ってる宇宙と同じくらい

同じ時に震えたら強くなれた 弱くなれた

指差したUFO すれ違った野良猫
あくびのユニゾン あと何があった
教えて

意地が恥ずかしさに 負けないで
心で正面から向き合えるよ
僕らを結ぶリボンは解けないわけじゃない
結んで来たんだ

君の勇気を僕が見れば星だ
並べても同じでありたい

ああ ここはどこなんだろうね
どこに行くんだろうね 迷子じゃないんだ

嵐の中をここまで来たんだ
嵐の中をここまで来たんだ

カウントからせーので息を読み合って
泣いたり怒ったり笑ったりの全部で
嵐の中をここまで来たんだ
出会って生まれた光を追いかけて

嵐の中をどこまでも行くんだ
赤い星を並べてどこまでも行くんだ

 

 

UNISON SQUARE GARDENの"プログラムcontinued"のように、自分たちの過去を、楽曲を、紡いでできた唄だ。

"ファイター"、"カルマ"、"ウェザーリポート"、"セントエルモの火"、"グングニル"、"ランプ"...数え出したらきりがない。

 

でもそれより、これらを繋ぐ歌詞にも注目したい。

うまく説明出来ないけれど、どこを掬ってもBUMP OF CHICKENだなあと思う。ある意味で藤原基央の書いてきた歌詞が細部まで実体験でありながらどこまでも普遍的であるということを象徴しているかのようだ。

 

BUMPの4人はリボンにする紐をどこかで買ってくるんじゃなくて、紐になりそうな素材を道端や川辺で拾い集めて全員で紡ぐところからはじめそうだなあ。ただ結ぶだけなら10秒も要らないところを、敢えて何日間もかけて紐を作っていそうだ。

4人にしかわからない言葉を交わし合いながら紐を作る。彼らはきっとそれで満足なんだろう。だからこそこの20周年の1年の終わりを結んでくれたことに感謝が溢れる。わたしたちも仲間に入れてくれてありがとう。20周年という節目を、いろんな場所で、いろんな形で、いっしょに祝わせてくれてありがとう。

 

 

普段いろんな音楽を聴くが、BUMP OF CHICKENには祖父母の家のようなイメージがある。毎日帰る場所ではないが、いつ行ってもあたたかい。迎え入れてくれる雰囲気。原点。日常に戻るときは少し寂しいけど、変わらず明日はやってくる。

 

辛くなったとき、背中を蹴ってほしいときとただ側に居てほしいときがある。BUMP OF CHICKENは後者だ。そのおかげで立ち上がれても、彼らは驕ることなく微笑んで手を振ってくれる。

 

これからもきっとこのへなちょこ4人組にはお世話になるだろう。21年を経ても好きなようにやってほしい。彼らを追って出てきたバンドは本当にたくさんいるのに、当の本人たちはあっけらかんとしている。好きだなあ。

出来ればホールかライブハウスで観たいな。倍率高いのなんて百も承知だから。

 

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the pillows presents "Shoegazer speaker in swanky street"

2017/01/26、Zepp DiverCity TOKYO。

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"Shoegazer speaker in swanky street"

 

エモいという言葉の賛否はさておき、こんなエモい対バンタイトルがかつてあっただろうか。

 

ライブ前からこの公演については書こうと決めていました。個人的に待ちに待った2017年初ライブであったし、この2バンドを1日で観たらわくわくしすぎて書きたいことだらけであろうと思ったからです。

 

しかし終わってみると想像以上の多幸感と感動で言葉にならない。センチメンタルピリオドってこういうことを言うのかな(言わない)。

 

少し長くなると思いますが、素人の書く文章に寛容な物好きの皆様はなにとぞお付き合いいただければ。特にレポという訳では無いです。

 

 

 

19:05、暗転。青色の光。

 

いつものSE、"絵の具"が流れる。鈴木→田淵→斎藤の順で登場。田淵がいつも以上に凛々しい表情で出てきた。気合いの表れなのかな、胸が高まる。

フェスなどでは時間や演出の都合上(?)3人がそのまま定位置につくことも多いが、この日の宏介さんはきちんと真ん中でオーディエンスと向き合い、手を広げ歓声を噛み締める。礼も忘れない。フロントマンとして対バン相手・そのバンドのファン・ユニゾンのファン、そして自分たち自身への敬意を表しているようで、この一連の流れがすごく好き。

 同じ"絵の具"だって、「これからAlien now!するんだな」というときと「1曲目はなにがくるんだろう」というときでは全然違う。なのに「今からUNISON SQUARE GARDENのアクトがはじまる」という感覚が確実に呼び起こされる。SEについて語り出すと止まらないのでまた別の機会に。それかSEについて飲みながら語ってくれる人いたら教えてください。

 

 

*Fool on the planet

この始まり方なかなかぐっときましたね。UNISON SQUARE GARDENがライブでやったのは2回目かな?(違ったらめっちゃごめんなさい) 以前対談で田淵が「必要に駆られればやる」というようなことを言っていたため、いつかまたやってくれるだろうなと思っていました。対バンであっても自分たちの曲をざっとやって帰っていくことが多いので、やっぱり今日は特別なんだなあ。

the pillowsのカバーでありながらユニゾン節が効いていて心地よい。最後の方の「流されて歌ったりしないぜ」だけ絶妙にさわお感。

 

*サイレンインザスパ

この曲の安定したぶち上げチューン感よ。すっかり定着。ちょっと予想していたので嬉しい。

UNICITY Vol.1.5のときも書いたけど、相変わらず2番ヘイ未遂する人多くて、そこで田淵が口元をほんの一瞬だけ緩ませるのだいぶ好き。貴雄のサビ前のビートがいつも以上に正確で(拍がわかっていてもライブでは毎回くずされるのに)緊張感が伝わってきた。めちゃ楽しかった。


シューゲイザースピーカー

演奏してくれるであろうと期待してはいたんだけどCatcher In The Spy…?

the pillowsがなぜこの曲を表題に入れたんだろう。ピロウズの知識が浅すぎて深読み不可。

地味に前々回のツアー「プログラムcontinued」以来のセトリ入り。最終公演が1/28だったから約1年ぶりでしたね。ライブバージョンだとより宏介さんが感情を込めて歌い上げてくるのでとても好きです。

 

*桜のあと(all quartets lead to the?)

あ、Catcher In The Spyだわ。何なら無意識でカウントとってたわ。あな恐ろしや。

Dr.Izzyゴリゴリ引きずりマンなのでラストの桜のあとを思い出しすぎてつらかったけど楽しかった。ピロウズのファンの方もすごく楽しそうに《All quartets lead, lead to…?say la-la-la…》のところのってくれていて本当に素敵な方々だなあと思いました。

このあたりで気が付いたんだけど田淵今日相当声仕上げて来てない…?


*ライドオンタイム

「Ladies and gentlemen…"ride on time"!!」

"オリオンをなぞる"じゃなかったー!

貴雄のドコドコドコドコドコドコドコドコでテンションが最高潮になる。なんて素敵な魔法。

昨年は音人・ビバラ・×BIGMAMA2日目で聴いて、確かモンバスでもやったはず。開演前「ライドオンタイム聴きたいね〜」なんて話をしていたものだからさあ大変。今聴きながらこれ書いてるんだけど涙目。一般知名度はあんまりないけれど、フェスや対バンでもしっかり機能するってすごいこと。

Bメロ貴雄のツツッツッていうリズムの取り方めちゃ好きなのでひたすらにありがとうございますって感じでした。

 

*蒙昧termination

あれ?きゃっちゃ(以下略)

さわおさんがあのアルバムをべた褒めでもしたんだろうか。

「あのねかぁし書いたのぼ↑くじゃ、ないんで、たぁぁぶちに言っといてぇぇぇ!!!」

 ライブで見た中では最高に僕じゃない感出てたと思うんですが異論認めますのでどうぞ。

あとものすごい個人的なこと言っていいですか、言いますね。宏介さんのマイクチェック、音源だと「アアアアアア」じゃないですか。この日は「ん、ん、アアア」って感じでとてもセクシーでした。思わず宏介さんのこと二度見しました。現場からは以上です。


*Runner's high reprise (新曲)

 ピロウズ大好きな田淵がピロウズの楽曲10個分のエッセンスを詰め込んだというこの日のための新曲。さわおさんが「田淵ピロウズ好きっていうくせに全然影響受けてない」っていうのは本当にそう思ってるわけじゃなくて、UNISON SQUARE GARDENの長所や才能・個性を認めつつ「オマージュするならもっと大胆にやっていい」っていうさわおさんからの遠回しなメッセージだと思うんですよ(個人的見解)。だって明らかにパク…オマージュしてる楽曲たくさんあるじゃないですか(個人的見解)。先輩愛。

イントロからもうゴリゴリオマージュでファンから歓声・クラップ・笑顔。田淵が思わずにやける。宏介さんもオーディエンスの反応を見て照れ笑い。貴雄も口元と目元を緩ませていました。

ちょこちょこ歌詞が聞こえてこれかな?あれかな?って思ったりしたけれど、願わくば音源化してほしい。めっちゃ良い曲だった。答え合わせしたい。


*kid, I like quartet

 やっときたーーー!フェスでやるかな?と思いつつなかなか入らなかったこの曲。昨年の×パスピエ以来かなあ。

サビで田淵を観たことのある方は思い出せると思うのですが、いつも左手にすごく4つの感情が行き交ってるんですよ。でもこの日は行き交うとかのレベルじゃなかった。爆発してました。

コーラスしてる田淵が楽しそうすぎてこっちまで笑顔になった。


シュガーソングとビターステップ

おこがましいながらも敢えて一つ言わせていただくとするならば、今日のお客さんは「シュガーをやらなくても許してくれる人たち」だったのではないかなあと思う。でもさわおさんの言うように代表曲で取り込みたいみたいなプライドは大事だもんね。いずれにせよ大好きな曲です。

前列で観ていたピロウズファンと思しき方々もすごくのってくれていて、しかもそれが嫌なのり方じゃなくて、すごく上品だけど元気な?形容が難しい…ただウェイウェイするんじゃなくて、1種のダンスチューンとして捉えてくれている感覚が強くあって、少し涙しそうになった。


*オトノバ中間試験

"RUNNERS〜"が終わった時点で宏介さんがあと3曲と言っていて、喜怒哀楽が来た、シュガーも来た、…え?

いつもだったら"天国と地獄"で終わってもおかしくないなあと思いながら、この対バンでそれはないか…え?まさかオトノバ?

 

はい、オトノバ中間試験でした。

いくらなんでも都合良過ぎるから夢かと思ったわ。踊っちゃったわ。

 

今日やってくれたこと(LITTLE BUSTERS説はさておき)、最後に持ってきてくれたことが本当に本当に本当に嬉しくて泣きそうになりながらめっちゃ笑顔で聴かせてもらいました。バイト中でも作れないほどの笑顔だったと思う。初めてライブで聴いてからもう1年以上経つのかあ。早い。数えてみたら個人的にはツアー含めて36回目のオトノバ中間試験でした。

 

《息継ぎがてんでないじゃんか 心配ですsee? see?》の時のてんでなさが半端じゃなくて(おそらく過去最高)、田淵が思わずなのか意図してなのかわからないけどおお?、みたいな顔をしていたのが印象的。今まであの部分手元見てたのにね。

《あのね歌ってるのは快気怪奇な僕なんで 呆れるまで斎藤に任せといて》のところ。今まではドヤ顔で宏介さんのこと指差してたけど、今回は違った。宏介さんに近づいていって…あのね歌ってるのは快気怪奇な僕なんd

 

ばんざーい!!!!!

 

……

 

か   わ   い   す   ぎ

 

もうこの件に関してこれ以上のコメントはありません。好きです。

 

田淵の《オトバ情緒で繰り広げたりける制限タイムはあと少し?》の→↑⤵︎のフリはライブで披露した当初からあったんじゃなかろうか。あれを田淵自身が考えたのかなって考えると思わず頬が緩む。

 

《いくらなんでも都合良過ぎるからあんたなんかと踊れない》

 

このフレーズに救われすぎてる。「なんでも」が平仮名で「よすぎる」を「良すぎる」じゃなくて「良過ぎる」って書いてくれたのがなぜか嬉しくて…この話もオトノバ中間試験大好きマンの方、相手してやってください。

田淵がコーラスしながら片脚ダンダンするのも好き。

 

いやもうなんか、オトノバ中間試験大好きです。本当に好き。

 

 

 

いろいろ書いてきたけど今回はセトリが良過ぎた最高!とかではなく(いやもちろんよかったんだけど)、「大好きな大先輩との対バンの先攻のアクト」という感じがすごく滲み出ていて素晴らしかったです。ユニゾン終わったあと言葉にならなすぎてすごい勢いでビール飲みほした。

 

 

 

さてお次は主催者・the pillows

 

*セットリスト

Xavier

Ritalin 202

ノンフィクション

HAPPY BIVOUAC

WALKIN'ON THE SPIRAL

Funny Bunny

日々のうた

Swanky Street

TOY DOLL

About A Rock'n'Roll Band

この世の果てまで

Locomotion, more! more!

 

en.1

Ride on shooting star

RUNNERS HIGH

 

en.2

ハイブリッド レインボウ

 

 

今回のセトリはほとんど田淵のリクエストだそう。後々ピロウズファンのコメントを読んだら「UNISON SQUARE GARDENのベーシスト、ゴリゴリのピロウズファンすぎる。今日行ってよかった」「田淵さんのリクエストがとことん好みでセトリ良すぎた」「Xavierチョイスわろた(最高)」など称賛の声が本当に多くて、自分が褒められたわけではないのに泣きそうになってしまった。

 

ところで「さわおさんが田淵にやってほしい曲はあるかとメールしたところ20曲くらい送ってきた」っていうネタ、どこかで聞いたことあるなと思ったらfun time HOLIDAY4(2012)の時に同じネタありませんでした?そこで田淵がNAKED SHUFFLEをリクエストしていたのを知ってテンションが上がった記憶が…ただ記憶があいまいなのとソースがないので違ったら流してください。

 

全曲書きたいんだけど知識が無くて薄すぎる文章になりそうなので、思い入れのあるアンコール3曲について少しだけ。

 

 

*Ride on shooting star

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人生で初めて聴いたピロウズのアルバムがこちら。"LOSTMAN GO TO YESTERDAY"。とりあえずたくさんの曲を知りたかったのと、BUMPがカバーした"ハイブリッド レインボウ"が聴きたかった。確か"ストレンジ カメレオン"や本公演のタイトルにある"Swanky Street"も収録されていたはずだ。Ride on shooting starがダントツで好きだった。

 

さわおさんが田淵を呼ぶ。両脇を固められ照れくさそうな顔をして連行されてきた田淵。声が仕上がってたのはこのせいかー!あたたかく迎えてくれるピロウズのファンが本当に本当に素敵。そしてベースに入ったと思ったらこの曲。

文字通り号泣しました。田淵の嬉しそうな泣きそうな表情見てたらほんと良かったねって思ったし、自分自身も生きているうちにこのコラボレーションを観れるなんて思ってもいなかったから、コンタクトがずれそうになるほど涙が出た。演奏も良かったし、「ああ本当にピロウズ好きなんだな」って誰が見てもわかるような動き方だった。

そして楽曲が本当にかっこいい。

 

*RUNNERS HIGH

repriseじゃなくて本家。快諾してくれたことももちろんだけど、今日やってくれること(しかも田淵と一緒)に懐の深さを感じた。

照れ笑いする田淵。いつもは天邪鬼でひねくれ者のベーシストも今日に限ってはバンド小僧。

そしてやっぱりこの曲めちゃめちゃかっこいい。27年やってるおじさんたちすごすぎるなあ。

弾き終わって去っていくピロウズのメンバーもとてもかっこよかったし、田淵の嬉しそうな笑顔と涙目が忘れられません。

 

*ハイブリッド レインボウ

ピロウズを知るきっかけとなった曲。大好きなBUMP OF CHICKENがカバーしてたんですよね。そっちを先に聴いたので本家聴いたらちょっと驚きました。

 

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ピロウズが結成15周年を記念して結成日にリリースしたトリビュートアルバム"SYNCHRONIZED ROCKERS"。

これ、本当に豪華。

BUMP OF CHICKENをはじめ、ストレイテナー(RUNNERS HIGH)、ELLEGARDEN(Funny Bunny)、Mr.Children(ストレンジ カメレオン)といった顔ぶれ。ゴリゴリわたしの趣味なんですけど、メンツとしては本当にすごいところが参加しているなあと思いました。

生で聴いたのは今回が初めて。BUMP OF CHICKENの思い出と重なってエモかったです。

 

さわおさんが最後に「素敵な夜をありがとう」みたいなことを言ってた(泣いてたのであんまり覚えてない)のがすごくお洒落だなあと思いました。

 

 

かっこいいおじさんたちが好きなように音楽を鳴らしている。the pillows、素敵なバンドです。

 

 

 

公演後、本当になにも言葉にできなかった。すごく心に響いた。対バンがこんなにあたたかいものだなんて。素敵なアクトを続けて見られるなんて。2017年初ライブがこんなに素敵なライブでいいんだろうか。こんなに幸せな瞬間を目撃した1人になっていいんだろうか。

 

音楽は自分を肯定してくれる。

好きな音楽に、好きなバンドに、いちいち背中蹴ってもらう人生だっていいよね。

 

 

言語化するのに非常に時間を要しました。お付き合いいただきありがとうございます!

本当に素敵な対バンだったなあ。

 

音楽をカテゴライズして敬遠するのは勿体無い

聞きたいことがたくさんあるのにその人に会う機会がない。話したいことが山ほどあるのにその人に会えるのは来月。論破したーい。言っていたこととやっていることが違うじゃーん。学生だからってバカにしてるのそこの社会人。性格だけがどんどん悪くなっていく。それでも音楽はやって来る。わたしの救世主。

 

 

さて本日1/25、Suchmosのセカンドアルバム"THE KIDS"がリリースとなった。昨日フラゲしたが、立ち止まってMVを観たり試聴している人が多くて驚いた。もし予約していて今日以降に購入される方がいれば、聴いてから気が向けば読んでいただきたいです。 

 

 

まずはSuchmosの話をしよう。

2013年、神奈川県出身者を中心にYONCE(Vo.)、TAIKING(Gt.)、HSU(Ba.)、OK(Dr.)、KCEE (DJ)、TAIHEI(Key.)の6人で結成された。バンド名の由来はジャズジャイアンルイ・アームストロングの愛称サッチモである。

 

www.youtube.com

Honda「VEZEL」のCMに起用された"STAY TUNE"。聴き覚えのある方も多いと思う。

 

彼らのやっている音楽は何かと尋ねられると非常に困る。アシッドジャズだのシティポップだのネオソウルだのと言われているが、正直なところどれにもぴったりは当てはまらないと思う。確かにブラックミュージックの影響はゴリゴリに受けているし、YONCEのMV中の動きでJamiroquaiを連想した方たくさんいるんじゃなかろうか。

 

しかし聴くとわかるのだけど洋楽の系統を踏みながらJPOPを体現している。形容が難しい。

 

メンバーの中には音大を卒業している人もいるし、各々の音楽の趣味もJPOPの歌モノから洋楽、ジャンルも様々だ。フロントマンは「俺はSuchmosはロックンロールバンドだと胸を張って言い切れる」と言っている。それぞれがそれぞれの感性に影響を与え合い、自分たちのやりたいことを取り込んで新しい上質な音楽を生み出している稀なバンドだ。

 

彼らは既存の価値観にはめられることを嫌がっているようだから、"Suchmos"というジャンルでいいんじゃないですかね。

 

 

 

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話を戻してフラゲ日のタワーレコード渋谷店。1階の大スクリーンで既にMVが流れていた。

  

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中央のドアを入るとど真ん中にポップが。こんないい位置に……思わずにやける。

 

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3階上がってすぐのところにも。大体この場所は大御所に持って行かれがちでこの右側に続く新譜コーナーに並んでいることが多いのだけど、堂々たる席巻。

 

 

 

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こちらが購入した初回限定版(CD+DVD)。ステッカーついてきた。Suchmosのアートワークはどれも洋楽好きの心をなかなかくすぐるんじゃなかろうか。

 

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ちなみにDVDはこちら。白の部分が銀盤だったら好みドンピシャだった。 2016.10.28、恵比寿リキッドルームで行われたTOUR MINT CONDITIONのライブの模様が収録されている。

1. Pacific
2. YMM
3. JET COAST
4. GAGA0
5. Dumbo
6. STAY TUNE
7. MINT
8. Life Easy

わたしはこの日Zepp DiverCity TOKYOでUNISON SQUARE GARDENのワンマンを観ていたので、DVD化してくれて本当に嬉しい限りである。

このライブ映像を観ていただけるとわかると思うが、彼らは予想以上にライブバンドだ。

 

 インタビューでYONCEはこんなことを言っている。

 「どのフェスのどのアクトも俺には代わり映えしないものに見えたんです。ステージに立つ演者はみんな『踊れー!』『手を挙げろー!』って同じようなことを言ってフロアを煽り、お客さんもその指示に従うようにみんなで同じ手の動きをして盛り上がってる。そういう光景を何度も目にして、俺はヤバいと思った。もちろんそういうことが好きな人がいるのもいいと思うし、否定するつもりはまったくないけど、俺はそれぞれが勝手に楽しめばそれでいいと思う。人はそれぞれ違うし、世界もそれぞれ違う。その多様性が俺は好きだから」(SWITCH 2月号)

 

確かにレディクレで観たときYONCEは煽るMCを全くしなかった。いわゆるライブキッズたちが動揺しているのが手に取るようにわかった。「リズムに任せて身体を揺らす」ことが苦手な人が多いという現実へのカウンターとして、いい役目を果たしてくれそうなバンドだ。

ちなみにYONCEがオールバックにするシーンが好きでした。観た方感想待ってます。

 

 

さてCDである。

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CDのデザインがお洒落。かわいい。ロゴこれになって本当によかったなあ。

1. A.G.I.T.
2. STAY TUNE
3. PINKVIBES
4. TOBACCO
5. SNOOZE
6. DUMBO
7. INTERLUDE S.G.S.4
8. MINT
9. SEAWEED
10. ARE WE ALONE
11. BODY

 

各曲感想を書き連ねたいところだが今回はアルバムのリード曲について少しだけ。他はCD買って・借りてゆっくりじっくり聴いてね。

 

アルバム1曲目でありリード曲、"A.G.I.T."。

www.youtube.com

 

メンバーも言っていたが、"STAY TUNE"からこの曲に飛んできた人は少し驚いたのではないだろうか。印象的なギターリフから始まり、グルーヴを形成しながら後半へと高まっていく。まずはYouTubeでぜひ聴いていただきたい一曲だ。


彼らの音楽は枠にはまらなくて、どこまでも自由だ。特にYONCEの歌がそれをより確固たるものにしていると感じる。彼は滑らかに歌っているようで声色の変化の付け方がとても上手い。音程の切り替えも器用にやっている。adidasが大好きなフロントマン。すごいボーカルが出てきたなあと思う。

 


TAIHEIがこんなことを言っていた。
「ドラムが地面を作り、ベースが道を整備する。その上にDJやギターが建物や木を作っていく。そうしてできた『街』を歩くのがボーカル。じゃあキーボードは何をするのか、というと、その街に流れる空気や空の色を作っているんです。」(SWITCH 2月号)

Suchmosの強いところはその編成にある。
ベースはVo.+Gt.+Ba.+Dr.という一見ロックバンドだが、そこにKey.とDJが加わっていることが彼らの音楽の幅を広げていると強く感じる。2人の存在は大きい。しかし6要素でSuchmos。当たり前のようでこの通り。

 

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余談ではあるが、先日SWITCH2月号を購入した。ポスターまで付いてきた(写真)。ほとんど1冊Suchmosなので、このバンドについていろいろ知りたい方はぜひ。

 

目指すところはMr.Children横浜スタジアムグラストンベリー。もう誰も笑わない。好きなようにやってほしい。彼らは現代の音楽シーンをどこまで変えてくるのだろうか。

 

「おしゃれすぎるから」「洋楽みたいでわかんないから」ってカテゴライズして敬遠するのは勿体無い。

 

 

あなたに伝えたいんだ はうる初日のあれこれを

(ぷらいべったーからお引越しした記事です。)

誤字も愛嬌。
ネタバレを含みます。これからはうる行く人は回れ右。曲目とかゴリゴリ書いてますよ。セトリ知りたくない人もそっ閉じで。もしかしたら追加公演あるかもしれませんよ。思い出しながら書いたので順番違う所も沢山あると思います。+拙い文章でも気にしないという方、ようこそ。

 

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11/23(木・祝)、米津玄師TOUR2016はうる@豊洲PIT行ってまいりました。ツアー初日です。
はうる、前回の音楽隊よりもはるかにものすごい倍率で全先行全滅し、1週間を切ったところで譲っていただきました。あーちゃさん本当にありがとうございました!!!
でも本当に良いライブだったのでふわっとしたツイートで終わりたくなかったんです。ごめんなさい。思い出しつつ書こうと思います。


はうるは前回のツアー終わってLOSER/ナンバーナイン(とNANIMONO)のリリースのみで迎えました。実質ひっさげないツアーですね。

 

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10:30物販列に到着。12時からなのにすでに400人近くが並んでおり、わたしの後にもすごい人。前回こんなに並ばなかったよ。初日+祝日というのもあって、ものすごい人でした。

わたしが買えたのは13:00頃。売り切れは特になし。でも1時間後にはパーカーのLが売り切れてたとか。その直後トートも売り切れたみたいです。参考までに。

 

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さて、本題のライブ。

19:00ほぼ定刻。暗転。中ちゃん、すってぃー、堀さん登場。拍手の中続いて米津さん登場。ブルーのシャツ(三角の模様たくさん)+黒パンでかっこよすぎて、みんなが息をのむのがわかった。歩くだけで色気だだ漏れすぎ。抑えて。


1.ナンバーナイン
1曲目にこれ来るか〜!イントロからめっちゃくねくねしてて、かっこよすぎて鳥肌。本物だ〜!!!
しかし1番サビ伸ばしすぎて2番の入り遅れる。ごまかす。かわいい。許す。
多才なのに相変わらず人前で緊張しがちなところに人間味を感じます。こっちまで緊張しちゃう。年上なのに親目線。


2.アンビリーバーズ
たたみかけるように最近のシングル曲を。もう転調ver.がスタンダードなのかな。ドコドコするシルエットめっちゃかっこいいんだけど太鼓の面が低く感じるよね。米津さんが背高いから。
ついこないだリリースされたと思ったらもうライブに馴染んでいた。


米「どうもこんばんは米津玄師です!よろしく!」


3.ミラージュソング
お気づきの方も多いと思いますが、この流れやばいです。

今日聴けたらいいな、でもやらないだろうな、って思ってたので眩暈がしました。「いつだって僕は君の髪の毛を撫でたいと思った」を生で聴いたら死ぬことがわかりましたありがとうございました。あとこの曲のときのすってぃーの微笑みがエロかった。バンドマンとは付き合っちゃいけないみたいな危険さを感じた。


4.メランコリーキッチン
わ た し の 大 好 き な 曲
たたみかけすぎ。一音目で発狂しそうになったよ。めっっっっっっちゃよかった。「もう一度!」のドヤ顔めっっっっっっちゃよかった。もうほんとこの曲好き。ギターを豪快に弾いてて良かった。嬉しすぎて言語化不能。


5.駄菓子屋商売
今回勝手にやらないだろうなと思っていた。なんか懐かしい感じもした。CDと歌い方が違って新しい感じもした。イェイ・チューインガム・ブーイングコールのくだりができたので満足です。歌詞に迷いがなくて清々しさがありました。


米「えーっと改めて米津玄師です。ここでMCでいいんですよね?笑 …いいんですよね?忘れそうになっちゃった笑。今年のはじめ…えっとまあいいや笑(おそらく前回のツアーの話をしたかったんだと思う) 久しぶりのライブなので、最後まで楽しんでいってください!」


6.Undercover
ここからちょっとかっこいい系。これ結構くねくねしてたなあ。「僕は引き金を引きたい」のところで右手が出てきて、引き金引くのかと思いきや引き出し開けるみたいな仕草しててちょっと笑った


7.KARMA CITY
だんだん米津さんの暗い方が出てきた〜!好き
〜!KARMA CITYをここに置いたの、今回のセトリの中で最もナイスだと思ったのですが詳細は次の曲で。


8.amen
これですよ。最新にして問題のこの曲。ライブ映えするんだけど前後を考えると浮きそうな気がしていて、どう繋ぐか楽しみにしていました。そう考えると前にKARMA CITY置いたのだいぶ正解じゃないですか。むしろ聴きながら「次amen来るな」って思ったもん
バックが障子みたいなライトアップになってました。最初暗がりの中米津さんの影が浮かび上がってて、ライトやセットと一体化していて米津さんが作品の一つだと錯覚するくらい芸術的な動きでした。暗い面の最深部まで行くような曲だけど、すごく人間味があって、かつナイフを首ギリギリまで突きつけられているような緊張感もあって、鳥肌立ちました


9.Black Sheep
聴けて嬉しかった〜!!!ギターのアレンジがすっっっごくよかった!amenのあとちょっとアウトロが長くて、ぎゅいーんって高まってからのBlack Sheep。これも聴くとamenの受けはこれしかない気がしてくるから不思議。騒がしい箱庭でにやけたのはわたしだけですねすいません。


米「えっと、12月10日にかいじゅうずかんが発売されるんですけど、そのかいじゅうずかんに合わせて曲を作りました。なので今日はその曲を聴いてください」


10.love(新曲)
これはCD出るので割愛。演出で言えば、暗闇の中にろうそくの火のような灯りが何個も浮き上がっていて綺麗でした


米「えーっとじゃあ、後半戦入っていいですか?後半は結構盛り上がるやつをやろうと思ってて…みんなあれでしょ?暗い曲ばっかでテンション下がってるでしょ?(会場爆笑)なので次は盛り上がる曲、やっていいですか。LOSERという曲です」


11.LOSER
やっときたーーー!今ツアーの大本命。なんとくねくねが少なかったー!ほとんどなかった!!「踊る阿呆に見る阿呆〜」のところの挑発的な表情がなんとも良かった。声枯れてなければなお最高。


12.アイネクライネ
普通に泣いた。アイネクライネの照明すごく凝ってて曲に合ってて素敵でした。色味とか。
キャスかなんかでも思ったけど米津さん最近「だと"すれば"勘違いも〜」って歌うよね


13.Neon Sign
歌詞探り探りな感じもまた一興。濃い曲が続く中しっかり存在を主張してたアルバム曲でした。どの部分か忘れたけど堀さんのキメがめちゃかっこいいところがあって、思わず二度見しました


14.ゴーゴー幽霊船
ライブでの盛り上がりすごいね。これも意外曲だったかも!今回はやらないと思っていました。UNISON SQUARE GARDENにカバーしてもらいたみが強い。「あんまり急に笑うので」でたぶちにへらへらしててほしいです


15.パンダヒーロー
定番盛り上げ曲。知らない人も結構いたなあ。サビで黄色の光になる演出、音楽隊でもやっていたから記憶がフラッシュバックした。やっぱり初期曲ほど身体に染み付いているものなのか、歌い方に迷いがなかったです。むしろ堂々としていてかっこよかった


16.ドーナツホール
文句なしに盛り上がったので感想を。この辺りの曲で本編締めるあたり彼の意地を感じました。ボーカロイドに歌わせていたメロディを自分の声がなぞるってすごく勇気がいったと思うんだよね。それでも彼はこの曲を歌い続けている。「ハチ時代の方がよかったよね」っていう人多いなと思うし時代によって好きなところとそうでないところがあるのは自然なことだけど、彼自身の中には変わらず「米津玄師」と「ハチ」どちらも内在しているんだなあと再確認できた気がしました。


米「ありがとうございました!」


おお、ずいぶんすっきりした終わり方。UNISON SQUARE GARDENさんですら最後の曲の前に「またね!」とか言うよ。Mr.Childrenさんも「次が、最後の曲でぇす」って言うよ。急に終わったね。でもこの終わり方がまた良かった。純粋に曲で勝負しに来てる感じ。

 

アンコールで再び登場…と思いきや出てきたのは中ちゃんだけ。中ちゃんも会場も笑いつつ、遅れて3人登場。米津さん口を手で抑えながら出てくる(かわいい)

米「本当は俺が1人で先に出るはずだったのになあ…(一同爆笑)なんか先に出てったね。果敢だね(にこにこしながら)」

なんだこれかわいい…!すってぃーも堀さんもにこにこしてたから中ちゃんはめられたんだろうなあ笑 無邪気かーーー!


En1.花に嵐
米津玄師の花モチーフの曲はいくつもあるけど、花に嵐みたいな歯がゆくて気恥ずかしくてちょっと切ないみたいな曲をアンコールに持ってくるこのセンスよ。だめだ、思い出しただけで鳥肌。


米「もう次最後の曲だよ。(えー!) ね、じゃあいつまでやる?(朝までー!)朝まで?やっちゃう?(今日一番の歓声)…はっはっはこれもう定着しちゃってるね。えっと…アンコールありがとうございます!えっとえっと…12月、何日だっけ忘れたけど(さっき言ってたよ)かいじゅうずかんという書籍を出版します。で、その曲がさっきのやつだったんだけど、どうでしたか?(会場拍手)…あぁ、よかった、ありがとう。
えっと、それはマネージャーにさっき聞けって言われてて…俺喋ること何も決めてない…あーそうだ、えっとえっとえっとえっと、何だっけ、待って、名前が思い出せない…えっとえっとえっとえっと……SWEET LOVE SHOWER? 来てくれた人っている?(1/3くらい手あげる)あぁ結構いるね。来てくれた人はご存知の通りだと思うけどその日事件が起こりまして(言わなかったけど声でなくて歌えなくてみんなが歌ったやつ)。でそれが今年最後の夏フェスだったんだけど、どうにかこうにか挽回したくて今日までやってきて。今日は数曲目にして早くも声が枯れたりしたけど、最後まで清々しい気持ちでやることが出来ました。どうもありがとうございます。」


En2.ホープランド
ソングフォーユー 聴こえている?
いつでもここにおいでよね
そんな歌 届いたら
あとは君次第

これ最後の曲はずるいですよね。音楽に頼ってもいいんだよ、でもあとは君次第だから、僕は背中を押すだけだよって。そんなのまた来よう、来たいな、ってなるじゃない。


初日公演終わって率直な感想としては本当にセトリがよく出来ているな、という感じです。すべての曲が役割を持って、あるべきところに置かれ、米津玄師と共にはうるが出来上がっていくような感覚がありました。


あと米津さん自身がライブ慣れしてきたなあと思います。歌詞間違えたりもするけれど、「ライブで何を見せるべきなのか」というのが彼自身の中ではっきり見えてきたのかな、という感じがしました。Bremenというアルバムを引っさげて開催した前ツアー「音楽隊」よりも、引っさげないツアー「はうる」の方が、さらに彼のやりたいことが明確化していたように感じます。もちろん前回もよかったのだけど、1年経たずこの進化はすごい。ラブシャよっぽど悔しかったのかな。
MCが少なかったことも印象的でした。MC少ないことで有名なUゾン大好きなわたしとしてはそっちと結びつけたくなってしまうんだけど、純粋に彼が音楽によっていろいろ伝えたかったからなのかなあと思いました。あんまりだらだら喋んないライブ、テンポ良くてめっちゃよかったよ。

あと個人的な意見ですが豊洲PIT最高。豊洲の街が最高。公演前にツイートしたけどわたし豊洲が人だったら豊洲と付き合いたいの。近くにららぽーとあるの最高。ロッカーたくさんあるの最高。音響最高。段になってるから見やすさ最高。スタッフさんが優しい。大好きなライブハウスのひとつです。


米津さんは多才で人間離れした芸術性とライブで見せる人間性が掛け合って強烈な人間味を生み出しているなと強く感じました。色気がありすぎる動きも、お茶目なところも、強烈なビブラートも、歌詞忘れちゃう緊張感も、マイクがっつり落としちゃうところも、全部米津玄師。恐るべし、愛すべき25歳。


追加公演、してほしいな。もっとたくさんの人に見て欲しい。次ツアーやるときは倍の公演数でも何の問題もないと感じました。これからが楽しみ。


じわじわ思い出しちゃってきりがないな。読んでくださって本当にありがとうございます。全部わたしの記憶に基づくものなので、ごっちゃなところもありますがなにとぞ。

 

博士と牛の異常な日常

21歳の戯言なので斜め読みしてくださいね。

 

2017年に入ったというものの、いまだライブに行けていなくてとてもうずうずしている。音楽がなくなったらわたしは生きていけるのだろうか。どこぞの黄色地に赤字のCDショップじゃないけれど、NO MUSIC, NO LIFE.とはどうやら本当らしい。

 

さて、UNISON SQUARE GARDENは2016年7月に6枚目のアルバムである"Dr.Izzy"をリリースし、それを引っ下げる形で48本というバンド史上最長ツアーを行った。昨年の話だしなんならCDJよりもレディクレよりも前だが、このツアーを割と引きずっている。だって本当に楽しかったんだもん。

 

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7月15日(金)東京都 オリンパスホール八王子
7月18日(月・祝)岡山県 岡山市民会館
7月20日(水)広島県 JMSアステールプラザ大ホール
7月22日(金)静岡県 静岡市清水文化会館(マリナート)
7月23日(土)岐阜県 岐阜市民会館
7月29日(金)石川県 金沢市文化ホール
7月31日(日)東京都 昭和女子大学人見記念講堂
8月2日(火)大阪府 オリックス劇場
8月3日(水)大阪府 オリックス劇場
8月5日(金)奈良県 奈良県文化会館国際ホール
8月8日(月)神奈川県 神奈川県民ホール
8月15日(月)東京都 中野サンプラザホール
8月16日(火)東京都 中野サンプラザホール

 

9月10日(土)新潟県 新潟LOTS
9月11日(日)福井県 福井まちなか文化施設 響のホール
9月16日(金)鹿児島県 CAPARVO HALL
9月18日(日)長崎県 DRUM Be-7
9月19日(月・祝)熊本県 熊本B.9 V1
9月22日(木・祝)秋田県 Club SWINDLE
9月23日(金)岩手県 Club Change WAVE
9月25日(日)青森県 青森Quarter
10月1日(土)茨城県 水戸LIGHT HOUSE
10月5日(水)福岡県 DRUM LOGOS
10月7日(金)高知県 X-pt.
10月8日(土)愛媛県 新居浜 Jeandore
10月10日(月・祝)鳥取県 米子 AZTiC laughs
10月18日(火)愛知県 Zepp Nagoya
10月20日(木)大阪府 なんばHatch
10月21日(金)大阪府 なんばHatch
10月27日(木)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
10月28日(金)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
10月30日(日)山梨県 甲府Conviction
11月2日(水)北海道 帯広MEGA STONE
11月3日(木・祝)北海道 Zepp Sapporo

 

11月18日(金)福島県 郡山市民文化センター 中ホール
11月21日(月)神奈川県 よこすか芸術劇場 ※追加公演
11月23日(水・祝)宮城県 東京エレクトロンホール宮城
11月25日(金)長野県 ホクト文化ホール 中ホール
11月26日(土)群馬県 桐生市市民文化会館シルクホール ※追加公演
11月28日(月)福岡県 福岡国際会議場
11月30日(水)香川県 サンポートホール高松
12月1日(木)愛知県 日本特殊陶業市民会館
12月5日(月)兵庫県 神戸国際会館こくさいホール ※追加公演
12月6日(火)京都府 ロームシアター京都メインホール
12月9日(金)埼玉県 大宮ソニックシティ
12月11日(日)栃木県 栃木県総合文化センター
12月16日(金)千葉県 市川市文化会館
12月24日(土)沖縄県 ミュージックタウン音市場 ※追加公演

 

各公演のレポならば、遠征の猛者たちのツイートを見るといい。毎公演一言一句違わずMCを記憶している猛者やファッションをレポートしてくれる猛者まで様々だ。

 

今回は牛さんツアーを通して持った感想たちを成仏させる回です。

 

 

*セットリストがちびちび違った話

ツアー期間中、Twitterでよくお見かけした「セトリパターンまとめ」。岡山公演で変更があった時点で既にパターンを追うのをやめた身であるので、まとめている猛者たちは本当にすごいなあと感心していた。

今回ツアーのセットリストを微妙に変更したのは仰っていたように「長いツアーで自分たちが飽きぬように」が最たるところなのだと思う。

以前の全国どの公演に来ても同じ体験が出来るようにツアーのセトリは変えない、というようなスタンスはとても好きだった。今ツアー序盤では「あー変えるのか」とは思っていたけど、セトリに変化があってもなくてもおそらく行けるならば複数回行くと思うし実際に行っていた。今回のツアーで言えば"like coffeeのおまじない"が聴けたらいいな!だとか私情はあったものの、セトリ変更があることでさらに行く回数を増やそうとは思わなかった。つまりは単に彼らのライブやそのアクトが好きで観に行っている感覚が自分の中で認められたということだ。3人が楽しくやってくれれば勝手に観に行くよ、という気持ち。

 

 

*演出の話

最初の鉄骨と幕の役割は最後までわからなかったけど、慣れてくると"アトラクションがはじまる(they call it "NO.6")"のイントロと共にあれらがなくなる過程に爽快感すら覚えてるようになっていた。むしろ地方の小さい箱だとあの演出がなかったため気恥ずかしさすらあった。

 

照明がとても良かった。"君はともだち"のラララ部分と"桜のあと(all quartets lead to the?)"の大サビの部分で客席にもライトが当たったり、"マジョリティ・リポート"の《青い珊瑚礁》で照明も青くなったり、"mix juiceのいうとおり"ではカラフルに曲を彩ったり。アクトの邪魔は決してしないが最大限に引き出す手助けをする、という意味で本当に最高だった。照明のスタッフさんおつかれさまでした。

 

 

*ホールかライブハウスかの話

どちらも好きだが、選ばなければならないとすればホールの方がいい。

学校、会社、試験、大会、面接。何かをがんばった帰りに向かうライブというのがとても好きだ。ホールならば荷物量や服装を気にする必要が無い。自分だけのスペースを確保出来ることも本当に大切だし、貴雄のドラムがちゃんと観れるというのも嬉しい。席の位置はあまり気にしないし、いろいろな場所で観ることで思わぬ発見がある。

しかしライブハウスが嫌いというわけでもない。地方の300-400くらいのキャパの箱は本当に近くて眩暈がするほどだ。スラップだって目の前で観れる。

ただ押し合うのはやっぱり好きじゃない。地域や客層によるなあと強く思ったが特にそれに関してわーわー言うつもりもない。人に迷惑かけないように好きに楽しもうね。

 

 

*本編最後の曲の話

"シャンデリア・ワルツ"終わりが1番好きでした。現場からは以上です。

 

 

*公演数と複数公演行くことの話

今回はすごく細かく回ってくれたと思う。帯広公演に行ったときに、「こんなところまで来てくれて、札幌じゃなくてこっちまで来てくれて本当にありがとう」という話を開演前から終演後までしきりに言っている方が本当にたくさんいた。都民ですら住んでいる所に近い場所でライブをしてくれた公演の日は本当に嬉しかったので、地方に住んでいる方ならその喜びは計り知れないだろう。

一方今回近くでライブが行われず、断念した人もいるかもしれない。このバンドの理想はまだまだ追いかけ続けてくれるのかな。

 

そして事あるごとに問題になるやつ。

その地域の人は絶対に行けるというのは前提として、今回のキャパの切り方は余裕があったと思う。

チケットが多少余っても観たいやつが観れるならそれでいいとおっしゃるベーシストもいるが、観る側としてはやはりソールドアウトしているのを見ると嬉しくなる。

複数回行ってても目を瞑って貰えませんかね。自分の働いたお金だけで行くので。席も整番も後ろで良いので。

複数回行ける状況にあって地方へ行く際は考慮するという最低限のマナーは持っていると思うので。

 

 

 

2017年の彼らはどんなライブを魅せてくれるだろう。いくつかの対バンや自主企画を控えている。タイアップも決まった。新曲もきっとわんさかあるのだろう。

個人的なことであるが、今年は勝負の年である。上半期は本当に忙しくなりそうだ。その合間にライブに足を運んでは背中を蹴られて来ようと思う。

 

 

やっと書けたー!

長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございます!今年もUNISON SQUARE GARDENのライブにたくさん行きたいです。

 

 

ヒカリノアトリエ、25周年、わたしとミスチル

先日、Mr.Children25周年のアートワークが複数の新聞で公開された。

 

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開いた瞬間泣いた。

目にしたその瞬間、膨大な量の記憶に脳を貫かれた。

 

4人の配置が君がいた夏(1992)のジャケットのオマージュというのはすぐに気付いたのだけど、全体としてもただ過去のアートワークを散りばめただけじゃなくて、Mr.Childrenの25周年の歴史とともに自分の思い出も飛び出してくるようで…ああ、こみ上げる想いというのはこのことかと思った。これは田原さんの案なのか、それともみんなで考えたのか。

 

 

このアルバムの時は受験生だったな、とかこの曲あの人に勧めたな、とか。

 

音楽と生きてきた自分を感じた瞬間であった。

 

幸運にもうちは朝日新聞をとっていて、祖父母の家は読売新聞をとっているので、2枚手に入れることができた。一生大事にしたい。

 

 

 

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さて、1/11にリリースとなった″ヒカリノアトリエ"である。連続テレビ小説の主題歌であり、昨年もツアーで披露していたが、やはりCDを買って聴くというのは全然違う。

 

 

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CDのデザインが好き。写真だと反射してしまってわかりづらいけれど、こういう銀盤がベースなのにお洒落な感じドンピシャ。カーテンのような柔らかさと、虹を連想させるその色遣いと、ベースカラーの強さがMr.ChildrenのCDであることを物語っている。

ジャケットには少年少女がいたりやや近未来的・非現実的なものが登場しているのが相変わらずミスチル

昨年「醒めない(スピッツ, 2016)」を貸してもらったときも右スタートのブックレットにやられたのだけど、今回も然り。歌詞カード凝っていると高まる。

 

 

1曲目のイントロで泣いたのは久しぶりのことであった。贅沢な6+1曲について少しだけ。ネタバレありです。

 

 

 

1.ヒカリノアトリエ

連続テレビ小説OPのShort ver.に慣れすぎて油断していた。これだからフルというのは恐ろしい。

 

アコーディオンがメインとなるメロディアスなフレーズが入る前のピアノ部分。"HANABI"を思い出させるような、儚くも芯があり意志を持ったイントロ。朝ドラではこの部分がカットされていたのでそれが逆にぐっときた。

Aメロの後半、桜井さんお得意のオクターブでのコーラス。よくよく聴くと、上下で声色が違うのが本当に素敵。明るいだけじゃないし暗いだけじゃないって思わせてくれる。

サビのラストの音のまとめ方も完全に桜井節が効いている。

 

明るい曲調でありながら、つらい現実だってちゃんと受け止めなければならない。それでも前を向けて生きていこうというミスチルからの応援歌だ。

歌詞を引用しようと思ったら全部引っぱりたくなる。ミスチルを普段聴かない方にも是非聴いてほしいと思った1曲。

 

 

2.つよがり(Studio Live)

微妙な距離感のはずなのに、こんなに温かい気持ちになるなんて。

1番の《孤独な夜を越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 早く》はすごく痛切で、

2番の《悲しみを越えて 真直ぐに向き合ってよ 抱き合ってよ 強く》はもっと切実。

  

《「優しいね」なんて買被るなって 怒りにも似ているけど違う》

 

これ自分がよく思ってしまう。いい人ポジションになりがちでやるせなくなるんだけど、本当はもっとあなたと向き合いたいのよ。もともとが優しいわけじゃないのよ。

《着かず離れずが恋の術でも傍にいたいのよ》

 

お互いに惹かれあっていると気付いているけれど、一歩ずつ、すごくちびちびと距離を近づけて、徐々に向き合って…傷ついている自分を受け入れようとしてくれる人がいるならば、それはものすごく幸せなことなんだろう。

 

 

3.くるみ(Studio Live)

おそらく知名度としては今回のシングルの中で最も高いのではないかと思う。Mr.Children史上最高のくるみなんじゃないかと感じるくらいすごく魂に刺さるくるみ。

《ねえ くるみ》の言い方が「ねえ、くるみ。」 だったり「ねえ、くるみ?」だったり「ねえ!くるみ。」だったり…たった5文字に物語的な付加価値を付けられる桜井さんのセンスよ。

くるみ=来る未来 というのは知られた話だけど、呼びかけている君はもう道の上にはいないんだよな…といつも少しだけ不思議な気持ちになる。

《どこかで掛け違えてきて気が付けば一つ余ったボタン 同じようにして誰かが持て余したボタンホールに出会う事で意味が出来たならいい》

この歌詞が好き。

《君のいない道の上》の音程が音源と違うけど、この置きに行ってる感じがなんとも愛おしい。

名曲がさらに名曲となって帰ってきた感覚だ。

 

 

4.CANDY(Studio Live)

声色から漂う色気が強烈。

《気付かせたのは君》を「気付かしたのは君」 と歌うのがとても口語的で素敵だなあと思う。

狂おしくも愛おしいってこういうことを言うんだろうな。

 

《昨日の夜 いつもの偏頭痛が僕を襲って 飲み込むタブレット やけに会いたくて 声が聞きたくなって》

 

こんな風に想われてみたいや。

 

 

 

5.ランニングハイ(虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)

ドラムと共に桜井さんの

「行こうか!」

この一言でボルテージが急上昇。

 

「後ろ!」

言っている姿や表情まで想像できる。

 

ランニングハイのライブバージョンは、感情をこれでもかというほどぶつけてくるから好き。

 

《あれっ 俺ッ 何してんだろう? 忘れた 分からねぇ 太陽が照りつけるとやけに後ろめたくて》に込められる感情がすごく自分の中の焦りと重なって、鼓動が早くなる。

《まだ走れるんだ》の力強さに打ちひしがれる。

 

「いいぞ、いいぞ福井……まだ行くぞ!」

 

 

 

6.PADDLE(虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)

ランニングハイから続きで始まるこのトラック。聞き覚えのあるドラムとギター。

 

いつもはそこまで好きじゃない手拍子だって、この「タン、タタン」は本当に嬉しくなる響きだ。

 

「きっとうまくやれる、カモン!」『行こうぜ!』

「軽くゆすってみよう、カモン?」『It's OK!!』

このレスポンスが出た時の4人の表情が想像できるし、勝手に嬉しくなる。

 

歌詞の通り「まだ」じゃなくて「"あと!"もう少し君を愛していれる」ってなんかいいなあ。

 

「笑顔ででいりゃ良い事あると思えたらそう、その感じ!」

こんなこと言われたらテンション上がるに決まってるでしょう。桜井さんは本当にオーディエンスを盛り上げるのが上手いなあ。

 

「揺すっ、てみよう!」の言い方もいい。溜めて歌うというのをただのかっこつけでなくできる人は本当にすごい。

 

「時々 上手に
息抜きしながら
身をかわしながら 熊本!」

サビ前のドラムの盛り上げも最高。

 

パドリングとパドリングの間に「そう」って言うの良かった。

 

武道館公演でも熊本に関してのMCがあって、このバンドは本当に被災地を気にかけているんだなあとあたたかい気持ちになった。

 

 

7.Over

 

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さて、先述したように昨年10月、武道館公演に行ってきた。

ありがたいことにチケットが当たったというのももちろんだが、すごく個人的な感情でミスチルを聴けないでいた自分から脱するチャンスだと思ったからだ。

 

正直すごくよかったし、こんなにわかりやすくいろいろなものから解き放たれたライブはかつてなかった。

 

やっとわたしとミスチルの1対1になれた気がした。

 

その立役者がこの"Over"であった。

 

失恋ソング(Love is "Over")でありながらその悲しみを乗り越える(Over)楽曲。

悲しみに暮れながらも、桜井さんが言う「人懐っこいメロディ」と物議を醸した《顔のわりに小さな胸》という歌詞に助けられていたなあと思う。声色も明るいんだよね。

 

MCでウケを取っていたけど、そんな余裕もなく終始泣いていた。この曲何回聴いたかわからない。

《心変わりを責めても空しくて》

 

Overが収録されたのはAtomic Heart。1994年ですよ。どうでもいいけどわたし1995年生まれなんですよね。ごめんなさい。

 

Over秘話についてはCDでお聴きください(宣伝)。

 

でもね桜井さん。目の一重二重と胸の大きさを同じ土俵に乗っけちゃあかんぜよ( ´ー`)

 

素敵な弾き語りをありがとうございました。

 

 

《ALONE AGAIN, NATURALLY》

 

 

 

ヒカリノアトリエ自体も最高だけど、この円盤1枚通してすべてが素敵すぎる。素敵な1枚にまた出会えた。

 

考え方がおこちゃまな自分にとっては、恋愛観や価値観・人生観・物事の見方や考え方を(自分に直接反映していなくても)Mr.Childrenからたくさん学んだ気がする。

これからもきっといろんなことを教わるんだろう。楽しいことばっかりじゃない。美しい面ばっかりでもない。そんなことはわかってる。

だけど、それでも、前を向いて 歩いていこうねって。

わたしはこのバンドから学んでいる。

 

このバンドの好きなところは、自分たちが第一線を走っていると自覚している点だ。そこに関しては謙遜はしない。自らをPOPSAURUSと称し、ボーカル自身も「このバンドは売れると思っていた」と語る。インタビューを読んでも4人それぞれが自分の置かれている環境を理解しているし、その上で活動の案が出てくる。

そういった意味で昨今のホールツアーは本当に英断だったと思う。こんなバンドをホールの規模で見られるなんてね。

 

今年はホールツアーを経て、ドームツアーの開催も決定した。アニバーサリーイヤーの彼らの活動に期待したい。

 

 

Mr.Children

トップに君臨しながらも愛おしいバンドだ。