鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

米津玄師 - fogbound 大宮2日目(11/9)

※米津玄師 TOUR 2017-2018「fogbound」大宮2日目の簡単なライブレポですが、ネタバレを含みます。ツアーも序盤ですのでこれから行かれる方は見ずに参加することをオススメします。いつもありがとうございます。

 

 

 

自身4枚目のアルバムBOOTLEG(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/kenshiyonezu_bootleg)がリリースされてすぐにまわり始めたツアー「fogbound」。11/9、大宮ソニックシティ2日目の公演を観てきた。

 

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米津玄師、初のホールツアーである。
今年7月に東京国際フォーラムホールAで「RESCUE」と題したワンマンライブを2daysで行ったが、今回は全国15都市20公演、プラス、武道館2days。ツアーの数をそこまで多くは行ってきていないにもかかわらず既にこの規模で切れるというすごさ。彼自身がここ数年で随分と遠いところまで来た証でもある。

 

 

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グッズのガチャ。とりあえず4回やってみたけど可愛すぎやしませんか。全8種、コンプ欲がそそられる。今回出なかったけどねこちゃんがしてる赤白マフラー、BUMP OF CHICKENのニコルっぽいなー、 なんて。

 

 

さて、今回は大宮公演2日目に関してざっくりだが書き留めておこうと思う。ライブ中にメモとか取れないタイプなので(レポのためにライブに行っているわけではないから)、正確性に欠けるところは多々ございますがご容赦ください。

 

 

公演時間

19:00 定刻開演
20:25 本編終了
20:32 再登場
20:48 全編終了

 

本編は約1時間半。以前のツアーも確か同じくらいの時間・曲数で、2時間やるには声がもたないのかなあという印象があったが、今回は最後の1曲まで力強く感情をこめて歌いあげてくれた。次回は本編1時間45分を期待。

 

 

 

セットリストについて

セットリストは記事の最後につけたのでご参照ください。アルバムBOOTLEGの曲たちを軸に仕上たセットリスト。

 

1曲目はこのところトップバッター常連の"ナンバーナイン"ではなく、アルバムスターティングナンバーの"飛燕"でもなく、ツアータイトルと同じ曲名を持つ"fogbound"であった。アルバムツアーだとその曲順にロマンを持って冒頭3曲同じ順で入れてくるなんてよくあることだけれど、これはBOOTLEGの再構築に相応しい幕開けだった。

 

ツアーはいつも来る人も初めての人もいるということを理解した上で言うけれど、今ツアーは"アイネクライネ"を外せる結構なチャンスだったんじゃないかなと。もちろんこの曲はすごく好きだから聴けて嬉しかったけれど、ここまで素晴らしい世界を提示した中で少し浮いている気がした。ライブで感じた唯一の違和感。

 

アンコールが当たり前になっているという状況がそもそも好きではないのだが、アンコールで披露した2曲がどっちもカップリングという事実だけで軽率に微笑んでしまう。本編で100%だけど、物好きだけ見ていってねと言われているような、そんな印象。そういえば以前のライブで「アンコールはやらせだ」って言ってたっけ。

 

MCを2回しか挟まず畳み掛けるように曲たちを披露してくれたが、あたたかい気持ちになったり、ノリノリだったり、哀愁漂ったりと、パート分けがすごく良く出来ていた。最後までオーディエンスの感情を引き付けながらも開放していた。

 

 

 

演出

毎度のことだが映像や照明が本当に素敵で、それはホール公演になってより顕著に表れていた。彼のライブを一つの作品として捉えざるを得ないのは、これも大きな理由だと思う。

"かいじゅうのマーチ"のときのオレンジ色は本当に綺麗だったし、"アイネクライネ"のサビ前の色の切り替えは1枚1枚写真を見ているようだった。床にもスクリーンが続いていて、オイルペインティングのような流動的な映像もすごく素敵だったな。"orion"では幻想的な星空が彼らのアクトをより煌めかせた。

 

"love""ゆめくいしょうじょ"では米津さんの前にスクリーンが降りてきて、「RESCUE」のときと同じ映像が4人と彼らが奏でる音楽を包み込んだ。あのライブ、本当にかなりの倍率だったから、行けなかった人たちへの救済にもなったのでは。

 

 

 

サポメンあれこれ

今回もギターは中ちゃんこと中島宏士、ベースはすってぃーこと須藤優、ドラムは堀正輝。大宮1日目はベースがまふまふさんだったらしくて(すってぃーはゆずのライブのサポートしてたらしい)、どうなるかなと思っていたけど2日目はお馴染みの3人でした。

 

配置もいつも通りで右から中ちゃん、堀さん、すってぃーだったんだけど、米津さんを見ながらというよりは3人で息を合わせるようにして弾いてたのがとても印象的だった。米津さんには最大限自由にやらせてる感じがあって頼もしい。

 

途中で中ちゃんとすってぃーがお互い指をさしあったり、すってぃーと堀さんが向き合って弾いたりしていた。UNISON SQUARE GARDEN斎藤宏介のソロ企画「SK's Session」などでも一緒にやっている人たちだから、あまり気負うことなくできるんだろうなあ。

 

"爱丽丝"のAメロあたりで悠長にエフェクター踏んでたと思ったら慌てて何かを調整していた中ちゃん。飲み仲間の曲なのに。そして髪色に驚く。

 

すってぃー足でリズムとるのかっこよかった。手を上げたりクラップしたりはいつも彼が先導をとるけれど、強制感がないというか無駄な煽り感がなくて凄く好きなんだよなあ。やりたいときだけやってます。

 

あと今回2階の最前ど真ん中で見てたんだけど、堀さんの照明の当たり方が神々しくてよかった。いつもちょっと上手側向いて叩くの好きです。

 

 

 

感想あれこれ

"かいじゅうのマーチ"ですごく衝撃を受けた《あなたと一緒がいい》という歌詞、字面のあたたかさとは裏腹にライトな感じであまり伸ばすことなく歌ってたのが涙腺にきた。

 

"ナンバーナイン"の2番出だしは歌わないってことでFAなんだね。

 

数少ないBOOTLEG外の曲の中でも"ゴーゴー幽霊船"は盛り上がった。以前よりも米津さんが煽り調子じゃなかったのがさらにかっこよかったなあ。


"Moonlight"
、予想通りのライブ映え。今作でのお気に入り曲です。


"灰色と青"
を歌い上げて颯爽と去っていく本編の締め方がよかった。2番の菅田将暉パートも米津さんが歌っていたけど、同じ歌詞でもやっぱり印象が違うなと思った。インタビューで米津さんは菅田くんについて「暴力的」「自分と真逆」であることを選出理由として挙げていたけど、なんだか頷けたな。

この曲でもう一点述べるとすれば、プリズマイザーがものすごい存在感を発揮していたことかなあ。ボーカルエフェクトはそこまで詳しくないんだけど、Francis and the lightsが発明して海外アーティストがこぞって使用しているこれ。

イントロではゴスペルを思わせるコーラスのように使われているのに、落ちサビではコーラスとも伴奏とも取れるような使われ方をしていて鳥肌が立った。ライブだとそこがすごく強調されていて、改めてこれは名曲だなあと思った。

 

"Neighbourhood"はカップリング曲でありながら、米津玄師をくっきりと象徴している楽曲。この曲で締められたらそりゃグッときちゃいますよ。ライブで感じたいろんなことを根こそぎ持っていかれた感覚があった。

 

 

 

MCなんとなく

*自己紹介

「どうも米津玄師です今日はよろしくぅ」

よろしくぅ?↑って感じでした。

 

*ボソボソ喋ってたのに同意求めるときだけ声大きくなる米津玄師

「『fogbound』っていうツアーが始まって...今 5とか6公演目?まだ前半なんだけどね。『BOOTLEG』っていうアルバムができて、その発売と同時にツアーがスタートするっていうのは実は初めてなんだよね。アルバムの曲たちもを実際に演奏してやっとこういう曲なんだ!って発見することもあるし、自分の中で段々とこう...肉体性を帯びてきてるんだよね。こうやって出したアルバムをライブで再構築していくのもすごい楽しいし、皆でこう作っていくのも、それはそれで面白いなって…...…ねっ?!

 

*いつものやつをとりあえずやっておきたい米津玄師

「ここから速い曲をどんどんやってこうと思うんだけど...みんな付いてこれんのかなあ?!付いてこれんのかなあ?!

 

*中ちゃん

米「中ちゃん、今日は情熱と冷静の狭間に居られた?」
中「結構いい感じに居られたと思う。でも途中結構熱くなっちゃったからなあ笑」
米「それはなんで?」
中「楽しかったから!!!!」
米「...楽しかったからって冷静さを失っちゃいけないんじゃないの?」
中「そうだけど笑...熱くなっちゃった部分もあったけど、でも結構冷静でいられたよ!」
米「笑。さっき熱くなっちゃったって言ってたじゃん笑。なんで言ってること変えんの?笑...まあ情熱と冷静の狭間に居られたということで」
須「そうだね」
米「ほら、堀さんも拍手してる」
堀「よかったと思います笑」
中「ありがとうございます笑」

 

*遠くへきた

「今日なんか2500人とか2000人とかの人が見に来てくれてて...なんか当たり前に思っちゃいけないなって。これだけ沢山の人が自分のために1時間とか2時間とか割いてくれて、お金も払ってきてくれて...本当にありがたいよね、当たり前だと思っちゃいけないなと思う。そうやってホールツアーをまわれるくらい遠いところまで来たんだなあって。来年の武道館で一区切りですけど、まあそんな武道館に思い入れはないんだけど笑。

徳島の片田舎に住んでて、毎日つまんないなつまんないなと思って家出て色んなとこフラフラしたけど、つまんなくしてるのはやっぱり自分自身で、自分の心で、自分の頭で、どこに行ったとしてもつまんなくて、自分が変わらないとどうしようもなくて。遠くへ行きたいっていうのは物理的な距離じゃないんだよね。それでも徳島から出てきて、本当に遠くまで来たなあと、そんなことを思いました」

 

 

*ライブへの思い

「ライブというものがあまり好きではなくて。今でもなかなか楽しめないときがあって......いや今日とかはすごい楽しかったけどね笑。自分が好きなアーティストのライブに行ったときも、周りの人と一緒になって拍手したり手をあげなきゃいけないっていう強迫観念がすごくあって。そういう中に溶け込めないというか、自分はどこか蚊帳の外で。自分とは関係ないところで起きてるんだなって思っちゃってて...大縄跳びでずっと入れないみたいなね。

だから拍手する人も、イエーイって人も踊り散らす人も、ぼーっとただ突っ立ってる人もいていいって思ってるし...ぼーっと突っ立ってるって言い方悪いか笑。何て言うんだろ…皆好きな形で…って思いました。今日は本当にどうもありがとう」

"フローライト"のMVで米津さんが大縄回してた謎が解けましたね。

 

 

オマージュ

大宮1日目のレポを読んで知ったが、彼が口にしたらしい「2000対1というよりも1対1のつもり」というのは完全に藤原基央を初めとしたBUMP OF CHICKENのメンバーの口癖。今日の「自分のために時間割いてくれて」も藤くんよく言うよね。BOOTLEGという作品でオマージュを全面に出してきた彼が、ここまで徹底してやってたとは。《本物なんて一つもない でも心地良い》とはまさにこのことか。

 

好きなバンドのオマージュほど厳しい目で見てしまうけど、米津さんはオマージュの仕方が誠実で、すごく心地よい。キャスでもBUMP OF CHICKEN"ダイヤモンド"歌ってたけど、全然つっかかってなかったもんなあ。

 

 

 

本当に素晴らしいライブをありがとうございました。スタンスが本当に好きです。ライブでストレスが少ないアーティストって意外に少ないけど、米津さんはその数少ない1人だなあと強く思います。

 

来年1月の武道館公演、2日目が当たったので行って参ります。少し緊張するけど、またわたしたちを圧倒してくれるだろうという期待を携えて。

 

 

 

米津玄師 TOUR 2017-2018 「fogbound」セットリスト

1.fogbound
2.砂の惑星
3.ナンバーナイン
4.飛燕
5.かいじゅうのマーチ
6.アイネクライネ
7.orion
8.LOSER
9.ゴーゴー幽霊船
10.爱丽丝
11.ドーナツホール
12.ピースサイン
13.Nighthawks
14.love
15.打上花火
16.春雷
17.Moonlight
18.灰色と青

en.
19.ゆめくいしょうじょ
20.Neighbourhood

米津玄師 - BOOTLEG

11/1、米津玄師が自身4枚目のアルバムとなるBOOTLEGをリリースした。ソニーミュージックに移籍してからは初のアルバム作品。

 

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(写真はブート盤。レコードの大きさほどもあるジャケット。先着特典は同じ柄のファイル。内容は本当に豪華だったが割愛する)

 

 

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山手線渋谷駅1番ホーム(新宿方面)にて。全面米津玄師。

 

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タワーレコード渋谷店。思えば作品を出すごとに展開の規模が大きくなっているように思う。彼の生み出すものに対する期待の膨らみが顕著に表れている。

 

 

 

3枚目のアルバム「Bremen」のリリースからおおよそ2年。彼を取り巻く環境は大きく変化していったように思う。

 

まずタイアップがとても多かった。多いというのはオファー自体も受ける数も、である。「Bremen」にも収録されている4thシングル"アンビリーバーズ"はMIZUNO「WAVE ENIGMA 5」のCMソングに起用された。映画「何者」の主題歌である中田ヤスタカの楽曲"NANIMONO"には「feat.米津玄師」として参加した。

そして今回のアルバムに収録されている"orion""ピースサイン""打上花火"、ハチ名義の"砂の惑星"はすべてタイアップがついている。これだけ並べてみても同じアルバムに収録されているピースとしてあまりに豪華だ。

 

加えて、音楽を構築していくに当たって今までにないくらい人と関わることが多くなったな、とリスナー視点でも強く感じる。

彼はかつて一匹狼というか、それもまた彼の良い所なのだが、曲書けます打ち込みできますMV作れます被写体にもなれます、といったように「完璧な人」というイメージが強かったし(本人が全くもってそう思っていない所が愛らしい)、実際今もその通りである。

 

1人の世界観を纏ったままでも遠くへと進んでいけそうだったが、この2年間は積極的に他者と関わり、時には巻き込んで音を鳴らしてきた。RADWIMPSのツアー「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPS胎盤に参加したり、中田ヤスタカやDAOKOとコラボレーションしたりという活動に加え、今作の+(プラス)アーティストの多さからもそれは明確だ。一通りこのアルバムを聴いてみても、過去の作品と比べてあらゆる部分に「他者」の存在をより強く感じた。

 

 

「Bremen」という自分の中の理想郷に辿りついた彼が、今作において米津玄師という音楽を社会に解放した。それは彼が自身の「多様性」や「独創性」を表現できる感性を持っているからこそ成せたことでもあるし、関わった他者が架け橋となって広がった世界でもある。

たった1枚で、様々な価値観が次々と塗り替えられていきそうなほどの革新的な勢いを提示した。1曲ずつ見ていきたい。

 

 

 

*収録曲

01.飛燕

風の谷のナウシカの漫画を読みながら書いたという1曲目。ここ最近の、それこそ「Bremen」以降の米津玄師を端的に表すナンバーとなった。

自分を解放していくことで、自分とは違うものがどんどん入ってくる。これはただの「相乗効果」 を指しているのではなく、彼は米津玄師という1人のアーティストを他者に託していこうとしている。その人たちが米津玄師を、彼の音楽を、どこまで連れて行ってくれるのかということに、米津自身も興味津々な様子が窺える。

 


02.LOSER

ポップをやりたいけどその器じゃない、自分はどこか暗い人間だ。米津玄師レベルでもそうなのか、と言いたくもなるが、このアイデンティティが根底にあるからこそわたしたちは彼の音楽を愛せるのだと思う。

《俺は負け犬》というネガティブなポジショニングを直視した上で、《ただどこでもいいから遠くへ行きたいんだ》とポジティブな地点まで目先を運んでいったところにぐっとくる。

MVではダンスにも挑戦している。自身を表現するとは言っても、こんなに色気を放出してくるとは思わなかった。

 


03.ピースサイン

最新シングルの表題曲。アニメ僕のヒーローアカデミア第2期第1クールののOPに起用された。

以前のレビューにも書いた記憶があるが、幼少期の自分と対話するような気持ちで作ったと語っていた。きっと彼の中でこういう書き方ができるようになったのは、ずっと遠くへ行きたいと思っていた米津少年を「他者」として認識できるようになったからだと考えている。過去を別のものとして考えているのではなく、作品を客観視するための術だ。

 
《もう一度 遠くへ行け遠くへ行けと僕の中で誰かが歌う どうしようもないほど熱烈に》

このフレーズがどうしようもないほど好きだ。

 


04.砂の惑星(+初音ミク)

恥ずかしながらボーカロイドを通ることなく生きてきたので初音ミクにもハチにも精通していないのだが、この楽曲がその界隈に論争を巻き起こしたということは知っている。

初めて聴いたのが「RESCUE」だったので、彼の声で音源化をと願っていたら叶った。

 

ボーカロイドで音楽を作る「ハチ」という名義を別に持っている米津。物理的に同一人物で間違いないのだが、彼は米津玄師とハチに対話をさせた。ある意味自分を解放し、「他者」である自分がいた場所を背負いながらやれることを模索した結果である。

2つの顔を持っていることで悩んだことも多くあるようだが、それに関して素人目では納得のいくところに着地したようにも思える。

 


05.orion

アニメ3月のライオンのエンディングテーマとして書き下ろされたこの曲。

ずっと好きなバンドのメンバーにこう言われてどんな心境だったのだろう。やはりBUMP OF CHICKENが日本の音楽シーンに与える影響というのはとてつもなく大きく、影響を受けたアーティストとして米津も例外ではなかった。特にこの漫画・アニメとBUMP OF CHICKENの結び付きは他者を寄せ付けないほどのものだったこともあり、このビッグバンド(本人たちは今もへなちょこ4人組だと思っているが)の後を担うというのは容易なことではなかったはずだ。

それでも彼はこの作品と、さらに作者である羽海野チカと向き合い、彼女が生み出す繊細なストーリーやキャラクターを楽曲に反映させた。脆い、儚い、だから美しい。

 


06.かいじゅうのマーチ

「ROCKIN' ON JAPAN」8月号から2015年12月号にて掲載されていた米津玄師の連載をまとめた「かいじゅうずかん」のために作っていた楽曲のリアレンジ版。やっと腑に落ちたため収録に至ったようだ。

彼はきっと「かいじゅう」というアイコンに対して物凄くシンパシーを感じている。「かいじゅう」は奇妙に思われて敬遠されがちだけど、実は攻撃なんてしないかもしれない。人間の方が恐ろしい動物かもしれない。実は自分たちだって「かいじゅう」なんじゃないの。

 

このテーマの曲において《あなたと一緒がいい》という歌詞が出てきたことに感動した。かいじゅう目線の言葉で、「他者」を求めるフレーズがあることでこんなに心があたたまるなんて。

 


07.Moonlight

アルバムの中で一番最後に出来た曲。この曲があるのとないのとでは全体の印象が相当違うだろうな、と強く感じたナンバー。ポップというよりはR&B的なサウンドだが、等身大の米津玄師を一番的確に象徴している。

 《本物なんて一つもない でも心地いい》というのはまさにこの作品を作っているときに実感したことなのだろう。今作にはオマージュも意図的にたくさん織り込まれている中で、何が本物かなどということもないだろう、ただ美しくあれば十分だ、と。

 


08.春雷

7月、2日間に渡って東京国際フォーラムで行われたワンマンライブ「RESCUE」で本編ラストを飾っていた曲。普段ライブ中にメモとかは絶対しないので終わってから思い出していくんだけど、春雷のところには「早口だけど柔らかい」と書き残されていた。ざっくりすぎて呆れる。でも口当たりが良いのは確かだ。

ちゃんと音楽を聴いてみると本当にフェニックス。さらにいうとこの頃のフランスのバンドミュージックってこういう感じだったなと思い出す。

「春」に対して「雷」。相反するものの絶妙なバランスの中にオマージュの美しさが映える1曲。

 


09.fogbound(+池田エライザ)

リリース日からスタートするワンマンツアーのタイトルと同じ題の曲。

池田エライザとこの曲を作ると知って、彼女のことはすごく好きなのだけど、音楽となるとどうだろうと半信半疑ではあった。

 

結果、彼女はこの曲に不可欠な存在だった。

 

ある種池田エライザへのオマージュとも取れるし、この雰囲気は彼女の歌声なしでは「BOOTLEG」に仲間入りできる美しさを構築出来なかったであろう。歌詞からは「diorama」期のテイストも感じられる。

 


10.ナンバーナイン

2016年にリリースされた。"LOSER"との両A面シングル。

ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」公式イメージソングとして制作された。

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この絵の前で音声案内99番リピートしましたよねわかります。

このタイアップは米津玄師が本当に最も相応しいと思う。ここまで漫画という文化を背負って高いクオリティで曲を書ける人は他にいないだろう。

漫画が歩んできた歴史に敬意を表し、「古いもの」「新しいもの」という真逆の2つに美しさを見出した。

 

 

11.爱丽丝

飲み仲間でバンド結成。

いつものワンマンでは(アルバムの制作にも携わっているが)中島宏士、須藤優、堀正輝の3人がサポートに入っているから、このメンツは新鮮だ。なにより元パスピエの矢尾拓也がドラムを叩いているのが衝撃。DANDANANDDNAのファイナル公演に米津玄師が見に来ていたのは知っていたが、このような形で一緒に音楽を作り上げてくれたのはなんだかほっとする。

やはり全員バンドマンだから、それぞれのバンドの要素を少しずつ持ち寄って音楽を構築したような印象。飲み会を覗いているような気持ちになる。

 


12.Nighthawks

BUMP OF CHICKENRADWIMPS、更に遡るとU2やコールドプレイのサウンドに対するオマージュであることが公言されている。2サビが終わったところでBUMP OF CHICKENの"天体観測"のリフを入れようと思ったが許可を取るなくて断念した、なんて話もあって心が高鳴る。RADWIMPSは対バン経験があるから、いつかBUMP OF CHICKENとやってほしいなと思うのがファン心理ではある。

自分の中でずっと駆け巡っていた音楽に手伝ってもらいながら、過去の自分を慈しむような、励ますような、そんな1曲。

 


13.打上花火

自身が作詞・作曲・楽曲プロデュース・ボーカルとして参加したDAOKOの3rdシングル"打上花火"のセルフカバー。劇場アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の主題歌に使用された楽曲である。

アレンジを変えていても米津玄師の曲だな、という印象はいい意味であまり変わらなかった。コラボしているときはDAOKOを自分の音に乗せているような印象であれも素敵だったのだが、やはりフルで彼が歌うとより米津色を強く感じる。

ちなみに少し話が逸れるがDAOKOが岡村靖幸とコラボした"ステップアップLOVE"、DAOKOがちゃんと岡村イズムと遊んでいて鳥肌が立った。

 


14.灰色と青(+菅田将暉)

ずっと(+?)と書かれており、なかなかビッグゲストなんだろうなと思っていた中での菅田将暉。「feat.菅田将暉」にしなかったところがなんだか嬉しい。歌い手としての米津玄師と菅田将暉が100%並列して存在している。

冒頭にはFrancis and the lightsが発明したボーカル・エフェクトであるプリズマイザーが使用されている(多分)。これも去年とか今年の話だったと思うから、そう考えると革新的な試みだ。

"打上花火"に関しても同じような感想を抱いたが、半分を菅田将暉に歌ってもらって思ったのが「米津玄師の曲は誰が歌っても米津玄師の音楽になる」ということ。それはもちろん「米津玄師が歌わなくても」ということでもある。彼が現在の音楽シーンに張っている根は、見えないところで想像以上に多く、太く、長いのかもしれない。

 

 

 

 

60分超のアルバム、すぐに聴き終えてしまった。

 

「他者」という言葉を多く用いたが、オマージュもたくさん散りばめられている。本物か偽物かなんてどうでもよくて、作品が100%美しくあれば良いという確固たる意志を貫いている。

 

彼はオリジナルファックだとよくいうけれど、あまりそうは思わない。どんなアーティストにも影響を与えた先人や音楽というものはあって、そこからインスパイアされたりオマージュしたりを経て自分のオリジナルが出来上がる。

みんなオリジナル=全くの唯一無二だなんて思っていなくて、影響を受けた要素を合わせて自分のスタンダードを構築した結果がオリジナルなのではないだろうか。この先米津玄師がどんな方法で作品を作っていったとしても、誰に頼ったとしても、すべて米津玄師の「オリジナル」のはずだ。捉え方の違いかな。

 

 

 

「美しい作品を作る」ということに対してすごく才能と意欲のある人だと改めて強く感じた。米津玄師の進化が怖い。それでも彼の音楽に魅せられてしまうのは、本人の芯が強いからだと思う。リスナーが衝撃を受けるような作品を生み出しても、肝心の生みの親はどこか客観的に自分を見つめている。この飄々とした視線がたまらない。

どこか社会に対して劣等感や居心地の悪さを抱いている人に響いていく音楽だ。かつて彼自身がそういった感情で反発しながら生きてきたからかもしれない。寄り添うとも背中を押すとも違うようなシニカルな応援歌が、今の時代を生きるひとりひとりの中に流れていく。

 

 

 

 

米津玄師「BOOTLEG

01.飛燕
02.LOSER
03.ピースサイン
04.砂の惑星(+初音ミク)
05.orion
06.かいじゅうのマーチ
07.Moonlight
08.春雷
09.fogbound(+池田エライザ)
10.ナンバーナイン
11.爱丽丝
12.Nighthawks
13.打上花火
14.灰色と青(+菅田将暉)

 

 

ポルノグラフィティ - BUTTERFLY EFFECT

10/25、ポルノグラフィティが11枚目のアルバム「BUTTERFLY EFFECT」をリリースした。「バタフライ・エフェクト」とは蝶の羽ばたきが巡り巡ってまた違う場所で嵐を引き起こすことを指す表現だ。「海から雲が生まれ雨になり、その雨粒が集まって川になってまた海に流れる。自分たちは音楽という大きな海に影響を受けて楽曲を作ってきて、自分たちの楽曲は小さな1粒の雨でしかないかもしれないが、それを絶えず生み出し降らせることで、また次の世代の楽曲の一助となってほしい」という期待を込めたそうだ。

 

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"アポロ"での鮮烈なメジャーデビューから19年を経た彼ら。思えば自分が最初からほとんどリリース日に作品を手に入れてきたバンドはポルノとBUMP OF CHICKENだけだなあと思い返す。

 

 

前作RHINOCEROSから2年と2ヶ月。この月日も非常に躍動的な期間となった。通常のツアーに加えて2016年の9月には横浜スタジアム「横浜ロマンスポルノ'16~THE WAY~」を開催。約6万人を動員した。その間にもアニメや報道番組、スポーツなど幅広いタイアップを獲得し、2017年3月には台湾で初のワンマンライブPORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan」の開催に至った(後述するが、このときのライブ音源が初回限定盤のDisc2に収録されているのでぜひチェックしていただきたい。圧倒的な歌唱力と爆発的に安定感のあるライブの雰囲気が楽しめるだろう)。5月にはスガシカオデビュー20周年の祭典「スガフェス!」に駆け付け、圧倒的なアクトを見せつけた。

 

今年の夏はフェスへも乗り込んだ。ROCK IN JAPAN FESTIVALSWEET LOVE SHOWERには初出演、MONSTER baSHへは3年ぶりの出演となった。晴一さんはTwitterでセットリストを模索していて少し不安も垣間見えたが、ロッキンのGRASS STAGEを沸かせる様子を見ると別格だなと思わざるをえない。

 

9月には晴一さんが自身2作目となる小説「ルールズ」を発表し、その翌月にこの一連のテンポの良い活動を象徴するアルバムが出来上がった。

 

 

友人であるレンタルCDショップ店員さんはポルノグラフィティをJ-ROCKに入れようかJ-POPに入れようかいつも悩む」と話していた。それでいい。ポルノグラフィティはそういうバンドだ。そして今回のアルバムにもそれがそのまま反映されていて、どの部分をとっても「ポルノグラフィティのアルバムだ」と感じさせるものに仕上がっている。20周年を目前に控えたバンドの、作風の広さと技術の高さを見せつけられる1枚である。

 

 

 


アルバムはアニメ僕のヒーローアカデミアのオープニングテーマとして起用された43rdシングル"THE DAY"を皮切りに展開する。9作連続でのオリコン週間シングルランキングTOP5入りとなったこの曲。晴一さん曰く、ライブを"THE DAY"で始めると気持ちが乗ってくるそうで、これを意識してアルバムでもトップバッターに持ってきたとのこと。

 

"Working men blues"。月1の配信番組「しまなみテレビ」において、アルバムリリース前のちょっと出しに選ばれたのがこの曲だった。

フラゲ日には新橋で働く人々に向けてゲリラライブを行った。歌入れまでしてから2人の中でイメージがすごく変わった曲だと語っていた。 

 

"君の愛読書がケルアックだった件"。爽やかさを意識して書かれた楽曲。架空のキラキラ映画へのタイアップの話があったら、という想定で歌詞を書いたそう。くすぐったいほどの爽やかさが嬉しい。

 

"I believe"は昭仁バラード。英語の入れ方がおしゃれ。このあたりでアルバムの流れを緩くするのめっちゃポルノグラフィティ。昭仁さんが「今回のアルバムは歌に自信がある」みたいなことを言ってたけど、これを聴いて納得(いつも上手いけど)。

 

"LiAR"はこれぞミスターポルノグラフィティというようなラテン系の楽曲。"真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ"との両A面となった44thシングルで、日本テレビ系番組「スッキリ!!」のタイアップ。自分たちでもポルノにおけるラテン曲を再評価していく流れで出来た曲だと晴一さんが話していた。

ライブで初披露されたときは"liar"表記だった。"Liar Liar"という案もあったらしいがB'zとかぶっているという理由で却下。小文字のiをそのままにしたのは、本人としては「爪痕を残した」という意識があるらしい。

 

"Fade away"は仮タイトルが"dark song"。アルバムの中では暗さが際立ち非常に印象的なナンバーだが、「こういう曲でシングルを出したらどうか」という話まであったという。これをシングルカットするのは結構チャレンジングだなあ、かっこいいけど。

 

久々のクリスマスソングは昭仁さん曲、"クリスマスのHide&Seek"。ポルノのクリスマスソングと言えば入社1年目の人を主人公にした"Hard days, Holy Night"だけど、晴一さんは今回の曲が定番になることも期待しているようだ。

 

"MICROWAVE"電子レンジ。
"Part time love affair"の音作りでやったことが気持ちよかったと語る晴一さん。トオミさんにアレンジをたのんでシティな感じにしてもらった作ってもらったそう。

 

"夜間飛行"康兵さんのアレンジ。アレンジャーの得意分野を理解し、理論に則り生楽器で楽曲を構築していくピアニスト康兵さんの特徴を最大限に引き出した。曲としての自然な美しさにうっとりする。今までのアルバムだったらもっと後ろに入ってそうなのにな。

 

約11年ぶりとなった両A面シングルより、"真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ"。昭仁さん、歌うのがすごくしんどいらしく、「ライブのセットリストに入れるのを嫌がってる感」があるらしい(晴一談)。嫌とは言わないながらも積極的にはいかない雰囲気だと。楽曲がすごくかっこいいからこそ、超えるハードルも高い。

 

"170828−29"2017年8月28日にこの曲の歌詞を書いたら、29日に北朝鮮のミサイルが初めて北海道の上を超えていったという実体験に基づくタイトル。「書いてから飛んだ」、この順番が重要。

こういった重みがあり世間を反映したテーマもこれからも落とし込んで行きたいと意気込んでいた。若かりし頃に同じことが起きても彼は書かなかっただろうな。19年のすごさを改めて感じる。


"Montage"昭仁さんがガンズ・アンド・ローゼス好きで歌詞に曲名を潜ませるというのはファンの中ではよく知られていることだけど、今作には"Don't cry"が入っていてにやけた。思い返すと"東京ランドスケープ"には"It's so easy!!"、"Let's go to the answer"には"Welcome to the jungle"などがあったが、ここまで表向きの曲に入っているのはなかなか珍しい気もする。

"スパイス"。いつものアルバムならハードめな曲の前後に緩和剤として入っているイメージの曲。ステージでは激しいアクトを見せつける彼らだけど、カントリーのジャンルもちゃんとこなせるのが本当にすごい。晴一さんとしては「ほっとする」曲だそうだ。

 

そしてラスト、"キング&クイーン"

45thシングル「キング&クイーン/Montage」として2作連続、通算4度目の両A面リリースとなった。グラチャンバレー2017のテーマ曲にもなり、2017年のポルノといえばこの曲!という印象。

ACEかJOKERかと考えると絶対ACEに収録されるなという感じ。この曲本当に好きすぎて、これで締めてくれるアルバムを+20%くらい愛せる。聴くたび目の奥がツンとなる。

ポルノおなじみの定義づけが入ってます。今回は「強さとは」。

 

 

 

安定したポルノグラフィティのアルバムだったけど今回は曲順があまりにも良すぎてつらい。アルバムをその順番で聴きたい人間なので、凝った曲順は嬉しすぎる。

 

 

 

そして先述したように初回生産限定盤にはDisc2として今年の3月に台湾で行ったライブ音源が収録されている。とりあえず聴いてほしい。ここまでクオリティの高すぎるライブ音源はあまりない。

更にDVDには、台湾ライブのドキュメンタリー"LiAR""真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ""Montage"のビデオクリップを収録されている。とりあえず買って欲しい。

 

 

11月17日からは約2年ぶりとなるホールツアー「15thライヴサーキット BUTTERFLY EFFECT」をスタートさせる。彼らの20年に向かう活動にわくわくが止まらない。

 

 

"アポロ"のMVをかじりつくように見ていた自分に伝えたい。あなたが衝撃を受けた歌声はまだちゃんとそこにあるし、初めて好きになった音楽は今も走り続けているよ、と。

 

 

RUNNERS HIGH REPRISE 解決編

UNISON SQUARE GARDENの最新シングル「10% roll, 10% romance」がリリースされて早いもので2ヶ月以上が過ぎ、ワンマンツアーももうすぐ1/3が終わろうとしております。本当にあっという間ですね。

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ちなみに先月の9/30に発売されたROCKIN' ON JAPAN、読んでいただけましたでしょうか。「JAPAN REVIEW」というコーナーに鯉の滝登り名義で"10%〜"のディスクレビューを載せていただいておりますので、ぜひご一読ください。米津さんが表紙の号です。

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さて、今回はライブレポでもディスクレビューでもなく、最新シングルのカップリングである"RUNNERS HIGH REPRISE"について好き勝手語る回です。

 

記事のタイトルでなんとなくお察しかと思いますが、UNISON SQUARE GARDENthe pillows両方好きなわたしがついに解剖した内容を公開しようと決意しました。完全無欠ではないのは自分でもわかっているのですが、もうそろそろギブアップなので書きます。他にも見つけたよという方、こっそり教えてください。

 

 

そもそもすぐに書けばいいものをこんなに溜めたのには理由があります。単純につまらないかなあと思ったからです。

好きなものや事柄に関しては自分で調べたいという方も多いと思います。何度もthe pillowsのCDを聴いて探して照らし合わせて...なんて素敵な時間を過ごしているうちに「解剖しましたー!」なんて記事がリリース後すぐに出たらもやもやする方もいるはずです。わたしがまさにそうで、恐らく最後まで自力で探しますがモチベーションは下がると思います。

 

そんなことを書きながら今回はその解剖しましたー!な記事をついに公開しますが、絶対に完璧ではないので安心してください。ここまで読んでいただいてやっぱり自分で調べる!な方は閉じていただいても全く問題ないです。

 

 

 

前置きが長くなりましたが、少しずつ見ていきたいと思います。

 

 

 

この曲は 皆さんご存知the pillowsの名曲"RUNNERS HIGH"がベースになってます。イントロとか本当にそのまま。ピロウズのライブではここでクラップするので、せっかくならばとわたしもバスターズ精神をユニゾンのライブに持ち込んでます。フロア側からの全力のオマージュでしょうか。いいえ、自己満足です。

 

 

 

*歌詞編

まずは発見しやすい歌詞から。

先述した曲の基礎となっている"RUNNERS HIGH"からいくつか入ってました。

 

《Just, runners high!》

これはもうそのまんまですね。


《Silly my way》

後半部分は《Dizzy my future Silly my way》の繰り返しなのでここからだと思います。

余談ですが「Dr.Izzy」の由来がdizzyに似てる+dizzyを治すドクターみたいな意味があるって深読みしてました。意味は無いって言ってたので違ったみたいです。また田淵さんに「ユニゾンのファンはすーぐ深読みするから」って言われてしまう笑。


《鼓動はちゃんと聞こえたから 同じ様に響かせて今日まで来た》《鼓動はちゃんとこの胸で鳴り響くから 刻み込み今日を急げ》

→《息をとめてずっと走り続けた 鼓動が聞こえるか》へのアンサー。初めて今年の1月に聴いた時、ここの部分がすごく鮮明に聴こえて思わず泣いてしまいました。エモーショナル。

 

 

お次は"RUSH"

《誰かの呼吸リンクするなら 何度もドアを叩くだろう》

→《閉ざされた彼女のドアを 壊れる程何度もノックした》かしら。最近リンクも多いね、《リンクしたってしばらく内緒にしよう》とか。

 

 

上の二つは"LITTLE BUSTERS"の《同じドアをノックしたい この声が聞こえたら 飛び出して》にも関連がある感じがしますね。

 

 

あとこれはちょっと「そうだったらいいな」という期待なんですけど"About A Rock'n'Roll Band"
《君の奏でた文字が重力を操り凸凹道をフラットにする》

→《今夜もロックンロールの引力は万能で道なき道を切り開いて行くんだ》かなあと。空気感的にはフィットしません?

 

 

*なぜかピロウズじゃない編

歌詞編の延長ですが、ちょっと事件ですね。ソングライターTomoya Tabuchiさんはピロウズの要素10曲分くらい入れた」って仰ってましたよね。ピロウズじゃないの入ってるんですけど。

 

THE PREDATORSというバンドをご存知でしょうか。さわおさん、GRAYのJIROさん、ELLEGARDENの高橋さんで構成されたスリーピースロックバンド。2010年あたりまではストレイテナーのシンペイちゃんが叩いてました。

 

彼らが2005年(たぶん)にリリースした"爆音ドロップ"という曲があるのですが、《'神に誓って'って 神を知らない》という一節がありまして...これは《神は知らないよ 見えないからね》と捉えていいと思うのですがいかがでしょうか。

 

そしてこの曲、後のプレイ編にも登場するので少し頭の片隅に置いておいてください。しかし田淵さんの徹底したさわおギャル感には参りました。本当に好きなんだなあ。

 

 

 

*コーラス編

この曲、特徴的なコーラスがいくつかありますね。まずはAメロ。《意味がない》 Ah-Ah のコーラスは"Back seat dog"をイメージしたものかなと。この曲はピクシーズの"Here Comes Your Man"という曲のオマージュなので、もしこれが正解ならばピクシーズのオマージュをしたピロウズのオマージュをユニゾンがした」っていうめっちゃ興味深い事象の誕生です。ハッピーバースデイ。

 

"サリバンになりたい"も入ってますね。後奏って言うんですかね、宏介さんがRunners highを連呼するところの裏のコーラスがあの曲イメージなのかなと思いました。

 

 

*フレーズ・コード編

 《時計は23時半の5分前で そう、永遠の様に止まる 人類がこの地球残し消えさった海よりも静かに》の裏でなっているベースラインは"MY FOOT"ですね。

 

サビのコード進行は"ノンフィクション"かなあ。歌ってみて一番しっくり来るんですよね。《Please Please me》のあたりで《Just, runners high!》がハマる感じがして笑。

 

間奏(2:10)あたりから鳴るベースは"サードアイ"のイントロをアレンジしてます。原曲はギターですが。その直後のギターはちょっと"tiny boat"っぽいなあと思ったのですがそんなに音が似てるわけではないので感覚的な問題ですね。

 

ラストサビ前は"Funny Bunny"のオマージュかなあ。

 

 

*プレイ編

そして先ほどの"爆音ドロップ"
《偽善者は誰だ》のところ、「誰だーあーあーあーあーーあーーっ」って歌うじゃないですか。あれは完全に狙ってますね。からの《神は知らないよ》だなんて!繋ぎまで完璧。

 

宏介さんの最後の最後に出す《Just, runners high!》のフレーズの締め方はさわおさんよくやるけど、思い当たるのは"Fool on the planet"かなあ。トリビュートで参加してるしね。

 

ラストの貴雄さんの締め方、シンちゃんっぽいといえばめちゃめちゃシンちゃんっぽいんですけど、いうなら"ONE LIFE"かな。

 

 

 

RUNNERS HIGH
RUSH
LITTLE BUSTERS
About A Rock'n'Roll Band
爆音ドロップ
Back seat dog
サリバンになりたい
MY FOOT
ノンフィクション
サードアイ
tiny boat
Funny Bunny
Fool on the planet
ONE LIFE

 

 

わたしはもうこれでひとまずFAですね。気付けたのに書き忘れたとかあるかもしれないけど、自分でわかってると思うのでメモ読み返しはしません(ごめんなさい)。

他にもいろいろ思うんですよ、《容疑者を炙れ》 が"Hang a vulture!"っぽいな!とか。でも今回はある程度確証を持ったものだけ出してみました。正解はどれくらいあるかしら。

 

 

これだけピロウズ愛に溢れたラブレターを作る時も、《時計は23時半の5分前で》なんてちゃんとUNISON SQUARE GARDENのファンも置いていかない(本人はそこまでは言わないだろうけど)セルフオマージュも用意されている。ツンツンしているようで、本当に愛のある人たちだなあ。

 

 

ピロウズのファンにも浸透している田淵智也ピロウズ愛。こんな形でリスペクトを表してくれたことが本当に嬉しかった。

 

いつか逆オマージュやってくれないかな。RUNNERS HIGH REPRISEをthe pillowsが歌うっていう。それかピロウズ×テナー×ユニゾンのRUNNERS HIGH対バンでもいいです。期待してます。

 

 

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2017-2018 「One roll, One romance」@高崎club FLEEZ

※ツアーが来年の1月まで続くことを考慮し、セットリストのネタバレを避けて書かせていただきました。想像が出来ない程度の表現で、〇曲目、などと記していこうと思います。いつもありがとうございます。

 

 

 

ツアーも4本目。既に1/6が終わったという事実、なんだか実感がないが、彼らは着々と各地をまわっている。

 

10/17、高崎club FLEEZ。

以前は前橋にあったこの箱。高崎でのこけら落とし公演は↑THE HIGH-LOWS↓が務めたというのだから何か不思議な縁も感じる。

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一昨年club FLEEZにUNISON SQUARE GARDENが来たときは試験があって行けなかったので、今回訪れることが出来て本当に嬉しい。

 

普段は東京に住んでいるけれど西側だからZeppは遠いし、最近はもはや埼玉の家にいることの方が多いので、「お近くの会場」ではある。ZeppもCLUB CITTA'もclub FLEEZも実際同じくらいの移動時間なんだよなあ。嬉しいことでもあるけれど、地元がある人やその地元に来てくれる公演があるというのはなんとも羨ましいことね。それに加えて生まれた国が違うからどの地方MCも絶妙に共感できないのが悲しい。純日本人だし、日本大好きなんだけどね。

苦し紛れに言うならば、以前Zepp Sapporoの(まあまあ)近くに住んでいたことがあったので、そこが一番お近くの会場感があるかなあ。

 

 

前置きが長くなりました。今回もネタバレなしで書いていこうと思うので、お付き合い頂ける方はよろしくお願い致します!

 

 

 

*時間

18:20 開場

19:05 開演

20:40本編終了

20:59アンコール終了

 

 

*服装

【本編】

斎藤:黒襟白シャツ、黒ネクタイ、黒スキニー(右尻に白丸)

田淵:紋章Tシャツ、ボロボロデニム、オレンジ紐スニーカー、リストバンド

鈴木:白セットアップ、UNICITYバッジ(たぶん)、白Tシャツ、水色NIKE

 

【アンコール】

斎藤:音楽隊Tシャツ、他同様
田淵:サメTシャツ、他同様
鈴木:そのまま

 

 

*MCなんとなく

・お久し群馬

「どうも、群馬お久しぶりです。UNISON SQUARE GARDENです!えー久しぶりのワンマン、そして久しぶりのフリーズで出来るのが本当に嬉しいです。今日は最後まで自由に楽しんでってくださいよろしく!」

 

・MCネタ探しと井森美幸のダンス

「いやー...MC喋ることないな笑。ライブでは毎回MCをさせてもらってるんだけど、群馬には...特に高崎はね、もう何回も来てて、ネタに困るんですよね。MCは正直なくてもいいかなとも思うんですけど、そうなるとこう...みんな引いちゃうじゃないですか笑。でね、今日僕が楽屋で困ってたんです。そこのね(ステージ後方を指す)。

そしたら2人が優しいから、ウィキペディアで群馬って調べてくれて。そしたら群馬県観光大使井森美幸さんなんですって。だから僕YouTubeで検索して、井森美幸さんのね、みんな井森体操って知ってる?その井森さんがやってるエアロビのダンスを踊ったんです。そしたら2人固まっちゃって、地獄のような雰囲気になって、でも側で踊り続けたの、しんどいけど、こうやって」

↓宏介さん、結構本気で井森体操披露。終わり際田淵も少しだけ真似する。向かい合って踊ってる図がなんとも可愛かった。

「2人は知らなかったみたいで。エアロビのやつ。みんな知ってます?知ってるよね?...ほら知ってるって!笑」

↓再び踊る。その後のMCにて

「最悪だよ。井森体操やったからギターのここの所(レバーを指して)がクッてなって角度変わっちゃった。ここ変わると結構音がズレちゃうんだよね。だから前半かなり音ズレてました!全部井森美幸のせいです!もう二度と真似するもんか!ギター持ってるときは絶対やらない!」

 

 

*Aメロデクレッシェンド事件

出雲のとき間違えたあの曲はちゃんとこなしていたけど、今回は12曲目でした。1番Aメロの歌詞が途中で混ざってわからなくなってしまい、徐々に小声になる宏介さん。何度もいうけど普段涼しい顔で歌いこなしてる方がすごいんだよね...とはいってもやっぱり自分に厳しそう。次こそ!

 

 

*あの曲にクラップを入れたい

完全に要望というか、もっとやってる人が多いと思ったんですよね正直。普段は「とりあえずクラップやめろ」とか「フェスだからって手拍子してればいいってもんじゃないぞ」とか散々言ってますけど、これだけはやり続けたい。みんなでやろうとかそんな気持ち悪いことは言いません。ただわたしは幕張で誰ひとりとしてやっていなくても叩く所存でございます。ちらちらやってる人はいるけどね。

 

 

*斎藤宏介

ピックくわえてるの久々に見た。

井森体操がだいぶ可愛かった。あれ楽屋でやってると思うとめっちゃ癒される。

宏介さんがスピーカー?台?に立つ時間が長くて驚いた。すごくいい表情で後ろのお客さんまで眺めてたなあ。やっぱりフリーズはステージが低いので前の方のお客さんに隠れてしまうから、みんなの顔見たかったんだろうなあ。

田淵と向かい合って弾くところで田淵にギターをべんべんいたずらされてはにかむ表情もまた一興。

 

 

田淵智也

ワンマンでしか見せないあの表情はなんなんだい本当に。口悪いベーシストと同一人物なのかい。

MCで爆笑した時の生声が響き渡ってた。終始楽しそうだったな。

上手まで行ってたらコーラス微妙に間に合ってないところあった笑。

宏介さんのエフェクター切り替えるやつまたやってた。やっぱりそういう流れなんだね。かっこよすぎてそこだけ映像化してほしい。

本編ラストとアンコール2曲目の笑顔度合いが半端じゃなかった。

 

 

*鈴木貴雄

最後の最後にドラムセット倒し未遂してた。昂ったままの人だったんだろうね。ちょっとあせってて可愛かった。

田淵に振り向かれた時のニコッが優しすぎてつらい。
全編終了後はける前にスピーカー?台?に登ってみんなに挨拶しようと思ったらうわっと集まってびっくりしてた。シッシッみたいなジェスチャーしながらも笑ってた彼素敵すぎやしませんか。

そして今回は音も冷静に聴けたんだけど、全体的にアレンジ激しすぎて笑いが止まらなかった。大好き。

 

 

 

ワンマン本当に楽しい。3人だけで作り上げる音や空間のすごさがひしひしと伝わってくるライブだ。また早く観たいけど、終わってほしくない。贅沢な悩みだ。

 

 

BIGMAMA 武道館

BIGMAMAの音楽が本当に好きだ。CDは擦り切れるほど聴いた。でもBIGMAMAのスタンディングライブは本当に苦手だった。もっと正しく言うとBIGMAMAのお客さんのノリが苦手であった。そしてそれは今も変わらない。

 

リフトやらダイブやらがもっと起きるバンドは他にも知っているし、安全性が保障されていればそこは咎めるべきではないけれど、何よりもステージに背を向けているお客さんが許せなかった。BIGMAMAの音楽ではあなたにとってBGMなのか。その人にとってはそうかもしれないが、わたしの認識は違う。ライブにおいて彼らの音楽は主役であってわたしたちの背後で鳴っているただの音ではない。

しかしやはりBIGMAMAのライブというのは批判を承知で表現すると「あまり治安の良くないライブ」なので、目の前で鳴らしている5人と自分の「1対1の糸」が、音に合わせた身体的接触によって場を楽しむ人々によってどうしても切られてしまう。メンバーもメンバーで糸をのばそうとするリスナーを特別大切にするような姿勢は見せてこなかったし、それは平等性のある彼らの素敵な所だと思っていた。あれが所謂内輪ノリならば、わたしがBIGMAMAのスタンディングライブから身を引こうと決意した。

 

その後昨年の6月に大阪でUNISON SQUARE GARDENとの対バン「You Are The SPECIALS」が開催され、やはりこの組み合わせはどうしても観たかったので行ってきた。2日間とも素晴らしいアクト、素晴らしいセットリストではあったが、わたしにはUNISON SQUARE GARDENのライブスタンスが合っていたし、BIGMAMAのスタンディングライブは時を経ても苦手なままだった。比べるものではないけれど、自分にとってはその事実しかなかった。

 

 

だからこそBIGMAMAを武道館で観れると知った日には泣いた。

嫌な思いをすることなく彼らのアクトだけを目に焼き付けられる機会。行かないわけがない。

 

 

 

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公表されてから約8ヶ月経った10/15、BIGMAMAが武道館でワンマンライブを行った。今のメンバーになって10年のお祝いである。

 

 

13:00になろうかという頃に1度会場を訪れたのだが、ちょうどメンバーが出て来るときとかぶってしまった。アイドル並の大歓声に驚く。

 


用事を済ませてから開演予定時間ギリギリに九段下に戻り、着席。1階席であったが、全体が見やすい。

 

 

さすがに記念となる日のライブともあって、UNISON SQUARE GARDENTHE ORAL CIGARETTES(しげちゃん不明)、9mm Parabellum Bulletの卓郎さん、リトルブラック彩ちゃん、the telephonesPOLYSICSのハヤシさん、NICO Touches the Wallsの古くんと板倉さん、ストレイテナーのシンペイさんはおそらく見た。だからなんだという話でもないのだけれど、やはり同じ世界でがんばっている人は見方が違うのだろうなと思う。あと金井くんのブログでお父様がいらっしゃるって言ってたね。本当に特別な日。

 

 

やっとのことで指定席。自分だけの場所で、BIGMAMAの生音を聴ける日がようやく訪れた。

初期のファンの方には今回の武道館には「行けない」と言っている方も多く見かけた。もちろん人それぞれだ。きっとお祝いの気持ちを持ちながらも複雑な心境で足を運んだ人もいるだろう。

 

 

 

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UNISON SQUARE GARDENからのお花。

他にもハリセンボンの春菜さん、住野よる先生、BLUE ENCOUNTTHE BACK HORN、LiSA、sumika、THE ORAL CIGARETTES安めぐみさん、[Alexandros] 、HY、Shout it Outなどからお花が来ていた。

そういえばTwitter検索してたら「UNISON SQUARE GARDENを好きというくらいでBIGMAMA武道館行かないで」みたいな論調が目立ったけど、両方好きな人の気持ちも考えてくれ。UNISON SQUARE GARDENのことは好きだし、BIGMAMAのことも好きだ。今日はBIGMAMAのお祝いの日。That's it.

 

 

17:30開演だったけれどそこそこ開演が押した。しかしそんなものは武道館あるあるだから全く問題ない。

 

 

いつもならここから曲順に追ったり適当なレポート入れたり、項目別に書いていく所だけど、今日中に表出したかったので感想だけで許して欲しい。名の知れたライターさんがこぞって訪れていたので、詳しいレポートはそちらを見ていただければと思う。

 

 

金井くんは第一声に「似合ってるかな?」と問いかけた。彼はこういう空気感だとか相応しさを物凄く気にする人だなあと思う。

ベストを除いた最新アルバム「Fabula Fibula」(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/2017/04/06/210501)でも曲ごとに街を作り、それぞれの世界観やストーリーを大切に扱っていた。

また、昨年のCDJ1617で"Make Up Your Mind~運命に着火する~"を披露したときも、イントロから「ここに似合うと思うんだよね」という言葉と共にコールアンドレスポンスを要求していた。あの文章の「ここ」はいまだにわからない。CDJなのか、GALAXY STAGEなのか、単にフェスを指したのか。

今回に関しては「僕たちが」「武道館に」という質問でほぼ間違いないと思う。結論から言うとそれはもう非常に似合っていた。わざとらしい言い回しをすると、初めてとは思えないほどの貫禄があった。今回はお祝いを兼ねた特別なワンマンであり、演出や特攻、音の面でも普段よりも豪華にはなっていたが、それでも「特別な1回」という感覚はなかった。きっともっと早くチャンスがまわってきていたらこうはならなかっただろう。頃合いを見計らい、九段下に思いを募らせて来た人たちだけがたどり着ける「通過点」である。

 

20分にわたる金井くんのMCはここに書けるほど覚えてはいられなかった。しかし不要なMCは減らし音楽に集中したからこそ、あの長さにすべてが込められているようにも感じた。

 

 

金井くんはいつもより怯えていた。かっきーはいつもより落ち着いていた。まおちゃんはいつもより凛としていた。リアドはいつもより緊張していた。安井さんはいつも通りだった。安井さんで落とすつもりはなかったけど、なんだかそんな感じ。

 

 

BIGMAMAにはBIGMAMAにしかできない音楽がある。これはどのバンドにも当てはまるようで案外当てはまらない。

彼らには先駆けとなるバンドが存在しないと思う。新しいことをやっている、と表現してしまうとチープな感じがするので避けるが、5人にしか鳴らせない音楽というのは確かに存在している。

厳密に言うと結成当初からずっとメンバーが同じだった訳ではないし、楽して水面に上がってこれたバンドでもない。武道館からのフロア、ずっと観たかった景色であろう。彼らの鳴らしたい音楽が5人をあの場所へ連れて行ってくれた。

 

 

来年はUKPROJECTからユニバーサルミュージックへの「お引越し」があると発表された。移籍だと思っていたけどそういうわけではないのかしら?いずれにせよ活動の幅が広くなっていくことは間違いない。ツアーも控えている。

 

わたしはまたしばらくBIGMAMAのライブには足を運ばないと思う。それでもずっと応援している。5人が連れて行ってくれる、その先の景色を期待しているから。

今日ライブが終わった瞬間に、これからもBIGMAMAというバンドに身を委ねていこうと決めた。

 

 

BIGMAMA 武道館 セットリスト

01. No.9
02. the cookie crumbles
03. #DIV/0!
04. Paper-craft
05. Make Up Your Mind
06. Swan Song
07. 最後の一口
08. ダイヤモンドリング
09. alongside
10. Neverland
11. (50) days of flower
12. 春は風のように
13. awasekagami
14. 君想う、故に我在り
15. かくれんぼ
16. SPECIALS
17. CRYSTAL CLEAR
18. 荒狂曲"シンセカイ"
19. BLINKSTONEの真実を
20. 秘密
21. CPX
22. ファビュラ・フィビュラ
23. Sweet Dreams
24. MUTOPIA
25. 愛はハリネズミのように

en1. We have no doubt
en2. HAPPY SUNDAY
en3. 神様も言う通りに
en4. until the blouse is buttoned up

en2-1. 新曲
en2-2. I Don't Need a Time Machine

 

UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2017-2018 「One roll, One romance」@出雲APOLLO

※ツアーが来年の1月まで続くことを考慮し、セットリストのネタバレを避けて書かせていただきました。ただし、本ツアーがシングル「10% roll, 10% romance」を引っさげたツアーであることから、表題曲である"10% roll, 10% romance"はセットリストに必ず含むという了解の元で文章を進めますのでご承知おきください。いつもありがとうございます。

 

 

 

やっとのことでワンマンである。

2時間まるまるUNISON SQUARE GARDEN。本当の意味での「3人と自分の1対1」がようやく楽しめる。

 

 

10/10の夜からバスで14時間かけて島根県出雲市へ。起きたときには誕生日を迎えており、なんだか不思議な気持ちで降車した。

 

 

とりあえずお風呂を、と思い出雲市駅南口出てすぐの「らんぷの湯」へ。

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図らずしてこの温泉もお誕生日だったようで、不思議な縁を感じた。さすが縁結びの神が居らっしゃるところである。

お湯は茶色く濁っているのが特徴だそうだ。1人用の浴槽が数個置かれていて、竹林を眺めながら入る露天風呂も最高だった。

 

 

そしてバスに30分ほど揺られて着いた先は出雲大社

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平日の昼間にもかかわらず観光客で賑わっていた。きちんと「二拝四拍手一拝」でお参りしてきた。

 

 

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お昼は「出雲割子そば」。3段になっていて、残った汁を次の段にかけながら食べるのが決まりらしい。たかがそば、されどそば。本当に美味しかった。次訪れたときも必ず食べたい。

 

 

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スタバ店員魂に火がついてコンセプトストアのスタバにも。2階めちゃめちゃ素敵。

 

 

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出雲はぜんざい発祥の地らしくて(「ぞんざい」が語源とかなんとか)冷製ぜんざいもいただいてきた。

 

 

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そしてライブハウスの最寄り駅、高浜。

ここから30分くらい歩いたのもよしとしておこう。

 

 

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さあさあお待たせしました。やっと到着でござるよ。

 

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10/8.9に本ツアーの高知公演が行われたが、会場となったクロスポイントのスタッフさんがパネルを作ってくださったらしい。無事に島根まで辿り着いてましたよ。これからの公演へも無事に運ばれますように。

 

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出雲APOLLO。キャパは250で今ツアー最小。入ったら本当に狭くてびっくり。

UNICITYからのバースデープレゼントだとそれはもう大変勝手に思っているのだけど、整番が7だったので最前に行ってきました。最下手側一番前、あまりの近さにおののく。スピーカーもマイクもさわれる距離。絶対さわらないけど。

 

 

今回はネタバレなしなので項目別に書いていきますね。

 

 

 

*服装

 【本編】
斎藤:白ストライプシャツ、黒スキニー(右尻に白丸)、足の甲がちょっとクシャっとなる黒靴
田淵:紋章Tシャツ、ボロボロデニム、オレンジ紐黒スニーカー、リストバンド
鈴木:刺繍セットアップ、白Tシャツ、えんじ色のタンクトップ、水色NIKE

【アンコール】
斎藤:音楽隊Tシャツ、他同様
田淵:黒DIESEL(手+花)Tシャツ、他同様
鈴木:そのまま

 

 

*MCなんとなく

・最初の方

「ようこそぉ!」「こんばんは島根!」

 

・暑かった宏介さん

「暑いから扇風機の強さ大にしちゃうもんね」

↓しゃがんで足元の扇風機を抱き抱える

「扇風機の強さ中から大にしちゃうもんね!!これで今日はT.M.Revolution styleでやります!!」

↓風に煽られる西川さんのモノマネ

「あれ、意外と風強くなかった笑」

 

・島根お久しぶり

「いやー島根お久しぶりです!ワンマンしばらく来れてなくて...松江は来てたんだけどね、考えると出雲って初めてなんだよね!いや、桃鉄では何度も来たことあるんですよ、真っ先に抑える物件だからね。出雲そば屋は1000万円で100%だから。1000万で100%はすごいよ」

 

出雲そば

「せっかく出雲に来たからお蕎麦を食べようと思って。ホテルに置いてある蕎麦マップみたいなのを見て、でここにしよう!って思って行ったわけ。着いて暖簾見たらでっかく『らーめん』って書いてあって。蕎麦食べに行ったんだけど、結局ラーメンを食べました笑」

↓フロアからのブーイング

「いや待って、聞いて!笑 初めて行くお店だからさ、味とかわかんないわけよ。俺が初めて食べた出雲そばがもしまずかったらさ、俺のイメージそうなって広まっちゃうじゃん、出雲そばは美味しくない!って。でラーメンとそばを比べたときに、もし不味かったとしてもラーメンの方がきっと点数高くなるなって、ダメージが少ないなって思って。結果、ラーメンすごい美味しかったです笑。これが言いたかったんだけどね!」

結局お蕎麦食べられたのかしらって思ってたら終演後同じようなこと言ってる人多くて笑った。

 

・"10% roll, 10% romance"事件

次の見出しにて。

 

 

*"10% roll, 10% romance"事件

宏介さんです。歌い出しからあちこちの街角がざわついちゃいました。持ち直そうとするもまた間違えて、思わずたぶちの方を見て苦笑い。その直後に「斎藤くん大丈夫?!え?!」って感じで詰め寄るたぶち。No problem.と言わんばかりに右手で制する宏介さん。一連の流れを見てにやける貴雄。

 

その後アンコールMCで釈明会見。

「今回のツアーはさっきやった"10% roll, 10% romance"っていうシングルを軸にまわらせてもらってて、1番を間違えるっていうコンセプトでやらせてもらってまして」

↓フロアは大爆笑・拍手喝采。一方2人は真顔。貴雄はシャンシャン煽り始め、たぶちは「他に言うことあるんじゃないの?」みたいな視線。

「大変申し訳ありませんでした」

↓深々とお辞儀

「俺出雲でのライブ一生忘れないわ!これがあったから!」

みんなはあたたかく見守ってたし、そもそもクレイジーな曲だからとは思うけど、本人は結構悔しかったんだろうなあ。次回、期待してます!

 

 

エフェクター

最前だと足元が見れて良いね。

機材パッパラパーなので事象を110%理解しているとは言い難いんだけど、某曲で宏介さんが上手側前方でギターを引き倒してるときにたぶちが足踏みしながら上手側行ったの。そしたらその足で宏介さんのエフェクター踏んでしれっと帰ってきて!!アイコンタクトとか全くしないの。驚いた。宏介さんが踏み忘れたわけではないと思うから...って考えるとめっちゃかっこよくないですか。

あとたぶちの足元にスイッチが横に3つ並んでて、開演前梅さんはいろんなスイッチ試してたんだけど、結局使用してたのは真ん中だけでした。たぶちの踏み方ほんとかっこよかった。

 

 

*その他足元事情

周知の事実かもしれないけどたぶちが靴にボトムスインしてるの知らなかった。内側のチャック両方2cmくらい下ろしてた。

あと宏介さん、手もうるさいけど足もなかなかうるさかった(褒めてる)。踵で四つ打ちみたいにのったり、つま先と踵交互に打ったり、靴の中で指折り曲げてリズム取ってたり。

貴雄はバラードのキック数が想像以上だった。というか今回貴雄のアレンジえげつなさすぎる。ぜひ目撃してください。

 

 

*ライブの感想あれこれ

まず宏介さんの歌とギターが本当に凄かった。あの細い身体で伸びやかに歌い上げる姿、極限まで引き倒す姿、本当にかっこよかった。ドヤ顔したり、楽しそうに笑ったり、めっちゃ真剣な顔したり、2人の様子みて微笑んだり。

 

たぶちは相変わらず楽しそうだった。某曲Aメロで上手から貴雄の方見ながらじりよってきたりドラムの周り反復横飛びしたり。

 

最前でスピーカーの目の前だったんだけどたぶちがそこに足掛けて弾いたのが5回くらいあって。スピーカーでステージが見づらい人たちや後列の人たちへの気遣いなんだろうなと思って嬉しくなったけど、まあ近いの。わたしの顔とたぶちのすねが。さわらなかったの褒めて欲しいくらい。去り際に見下ろしてニヤリを残していくのずるいなーと思いつつ、間近でベース弾いてるところ見れたからラッキーでした。

 

セットリスト本当に最高。楽しいと感動、それだけ。セトリおじさんの才能に恋してるなあと再認識。 

これから行かれる方、本当に期待して良いと自信を持って言えます。必ずそれを超えてくるので。

 

 

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大好きなロックバンドのおかげで素敵な誕生日でした。ライブ後お祝いもしてもらって本当に忘れられない1日になりました!!

 

 

 

余談ですがライブ翌日、朝ごはんにと思って行った「cafe naka蔵」というカフェがすごくお洒落で落ち着いていてめちゃめちゃ美味しかったので、出雲を訪れた際にはぜひ。

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最終公演の幕張が本当に楽しみ。

 

SCANDALの対バンツアー(w/UNISON SQUARE GARDEN) @Zepp Tokyo

一口に「対バン」と言っても、開催に至る経緯は様々だ。

 

学生時代から憧れていたバンドをお誘いしてやっと叶った対バン。

同期同士ライバルのような関係を長く続けてきた上での久々の対バン。

バンドの色は真逆のように見えるけれど、メンバーの強い意志で実現した対バン。

他のアーティストも多く出演するようなイベントで意気投合して臨む対バン。

 

ファン待望の組み合わせもあれば、予想外の新鮮なものもある。みんなちがってみんないい。

 

 

 

10/6(金)、Zepp TokyoにてSCANDALの対バンツアー」の東京公演が行われた。ツアー初日のお相手はUNISON SQUARE GARDEN

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会場に入って圧倒的男性の多さに驚く。最前ブロックの最後列、田淵マイク前あたりで待機。

 

先に断っておくけれど、今回久々に片方があんまり詳しくないバンドでした。曲は大体わかるしメンバーもわかるしフェスにいたら観るんだけど、ワンマン経験はないしちゃんとライブハウスで観るのは初なのです。あまりにも無知なので今回SCANDALパートは書かないことにしました。ご承知おきください。

でもね、SCANDALめちゃめちゃかっこよかったんですよ。他の方のレポでぜひ。

 

 

19:00、ほぼ定刻で暗転。UNISON SQUARE GARDENのアクト。

いつものSE"絵の具"が流れる中、青く光ったステージに鈴木→田淵→斎藤の順でメンバーが登場。宏介さんは中央で止まり、右手を大きく上げて歓声に応える。

 

【服装】

斎藤:中央が黒のシャツ+白ネクタイ+黒スキニー+(靴見えなかった)
たぶち→ScopeMOON Tシャツ+ボロボロデニム+リスバン+オレンジ紐靴
貴雄→白刺繍セットアップ+白インナー+(靴見えなかった)

 

3人のアクトは"セレナーデが止まらない"からスタート。宏介さんのシャウトがキマってる。そこまで久々という感じがしなかったのは今年岐阜(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/2017/02/19/135415)で聴いたからかな。2年前の今頃立て続けに披露してたイメージがあるので勝手に10月の曲だと思ってたけど、冷静に考えてそうとは限らないよね。

フェス並にコールとクラップがすごかった。おそらくSCANDALのファンのスタンダードなので特に文句とかはない。

 

息付く間もなく"桜のあと(all quartets lead to the?)"。長いこと対バン・フェスのド定番に君臨している曲だけど、相変わらずトップオブポップスだなあという爽やかさ。


食い気味に続いたのは"オリオンをなぞる"。貴雄があんまり見えなくて残念だったんだけど、いい顔してたかなあ。

最後の《ココデオワルハズガナイノニ》、田淵は最近ちゃんと止まって横にグー出したりニヤッとしたりしてたんだけど、今日はマイク近くを上手に向かって歩きながら聴いてたなあ。

 

少しの暗転を経て、

斎藤「UNISON SQUARE GARDENですよろしく!」


聴いたことのあるドラム..."Miss.サンディ"。昨年行われた全国ツアー「Dr.Izzy」ではセットリストに入っていたため、もう今年は聴けないものだと勝手に思っていたし、なんなら来年も怪しいなと踏んでいたけど見事に裏切ってくれた。

ベースのインのタイミングが2フレーズくらい遅かったけど、わざとなのか音が出なかったのかは不明。

歌い出しフレーズの伸ばすところで田淵が右人差し指を立てる→横に流す というのをやっていてまるでボーカリストのようだった。

ツアーのときは《わがまま》でめっちゃ跳ねてたけど今日はなめらかに歌ってた宏介さん。


そして最新シングルの"10% roll, 10% romance"。生で聴いたのが今回で3回目だったのだけど、回を追うごとに進化していて恐ろしい。ツアーがより楽しみになった。

最後の最後の《right!》でたぶちが左に首傾げたんだけど、そのときの表情が過去見た中でトップ3に入るくらい慈愛に満ちた優しい表情をしていてときめいた。

最後の《だからさ》をためるのは今回もやってたんだけど、SCANDALのファンの人たちがそこで拍手しててなるほど...と思いました。

 

チューニングしながらのMC。途中でピックをさりげなくスタンドから取ってて不覚にもときめいた。

斎藤「どうも、UNISON SQUARE GARDENです!...SCANDAL...SCANDALね…フェスとかイベントとかで何度かご一緒させていただいたことはあるんだけど、こういう対バンみたいな形でガッツリやるのは初めてで。なので今回呼んでいただいて本当に嬉しいです。SCANDALはね、一見華やかなんだけど、ロックで、泥臭くて、バンド然としていて、でも華やかで...すごくいいバンドだと思います。...いや、偉そうに言ってるけど向こうのがデビュー先だからね笑

で、SCANDALと言えば...ちょっとよさ話なんですけど、僕ら去年MelodiXっていう番組に出させていただいて、そのときちょうどSCANDALと収録が一緒だったんだよね。去年の7月かな、『Dr.Izzy』っていうアルバムを僕ら出しまして、でちょうど同じ頃SCANDALがシングルを...確か"テイクミーアウト"だよね?(田淵に確認。田淵頷く)

その『Dr.Izzy』っていうアルバムは12曲入りなんだけど、アルバムを作っていくうちに1曲だけどうしてもアルバムの色に合わないねって外されて、お蔵入りになった曲があって。MelodiXの収録の時にSCANDALが隣のスタジオで演奏してたから観に行こうぜってみんなで見に行ったら、そのお蔵入りになった曲とめっちゃ似てる曲が演奏されてて笑。今からちょっと頭だけその曲をやってみます」
パッパッパラー言ってた。がっつり"テイクミーアウト"やん。演奏し始めた時のSCANDALファンのリアクションが"RUNNERS HIGH REPRISE"初披露時のBUSTERSのリアクションと似てて懐かしさすらあった‬。
斎藤「みんなよくわかったね、すごいね。似てるでしょ?危うくパクリ疑惑が出る所だった笑。しかもこの曲ね?タイトルが"シンパシーを感じる"って言うんですよ笑」

もうちょっと弾く3人
斎藤「(田淵と貴雄に)よく合わせられたね笑!でもこれはさすがに似すぎてるなってことでこれの代わりにアルバムに入った曲があるんですけど...次はその曲をやります」

宏介さんギター構えてたし以前SCANDALメンバーが好きだって言ってたから"マイノリティ・リポート(darling, I love you)かと思えば"フライデイノベルス"。ツアーで育ち過ぎたこの曲、ポップさはそのままでどんどんゴリゴリさが増してる。田淵の首振りは顕在。何回聴いても《曲がり角 見覚えのある足音》って名歌詞すぎる。

 

続く"シュガーソングとビターステップ"知名度だけでは測りきれない多幸感があるよね。

間奏では緑の照明の中、ギターをどんどん張り上げていくところで宏介さんが右肩をだんだん上げてて、頬についたらさらに後ろに仰け反って口開けてた。かっこよかった。

ツアーのセトリに入っていて欲しい気持ちが強い。

 

嫌な予感(いい意味で)がしたと思ったら"ガリレオのショーケース"。最高でしかない。

田淵が安定のやりたい放題。突然脚伸ばしたまま歩き出したり、アンプに座ったまま駄々捏ねたり、ベース銃撃ったり、ライトスタンドに激突したり。

「がっそう!」のところ、マイク内側からそり返る感じでコーラスしてたんだけど、めちゃめちゃにこにこしててこっちまで笑顔になってしまった。

かぶり貴雄も登場。

 

斎藤「ラスト!」
おなじみのセッションから"天国と地獄"。"ガリレオ〜"と逆では?と思ったけど楽しかったからよしとする。

1番サビ前、田淵が右手を銃のようにして頭に突きつけてたときの表情がかっこよかった。

そして貴雄ソロのときの色気ある表情よ。

 

斎藤「UNISON SQUARE GARDENでした!お次はSCANDALです」

 

安定して楽しかったですありがとうございました。

そしてSCANDALパート書けずでごめんなさい。

 

 

明日からワンマンツアーがスタートしますね。わたしはまず出雲へ行ってまいります。緊張と期待を携えて、いざ。

 

 

SCANDALの対バンツアー@Zepp Tokyo セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

01.セレナーデが止まらない
02.桜のあと(all quartets lead to the?)
03.オリオンをなぞる
04.Miss.サンディ
05.10% roll, 10% romance
06.シンパシーを感じる(MC中)
07.フライデイノベルス
08.シュガーソングとビターステップ
09.ガリレオのショーケース
10.天国と地獄

 

SCANDAL

01.瞬間センチメンタル
02.テイクミーアウト
03.お願いナビゲーション
04.STANDARD
05.Rising Star
06.Flashback No.5
07.太陽スキャンダラス
08.恋するユニバース
09.LOVE SURVIVE
10.会わないつもりの、元気でね
11.SCANDAL BABY

氣志團万博 【UNISON SQUARE GARDEN】

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台風が接近する中行ってきましたよ氣志團万博2日目。

シャトルバス駐車場から会場までかなり歩いたので大変でした。既に田んぼ状態だったからね。さすがに去年のラブシャほどではなかったけれども。

 

2日目。氣志團はもちろんのこと、MIYAVIや岡崎体育山下達郎米米CLUBまで観れて大満足の1日。

 

大本命、MOSSAI STAGEトップバッターのUNISON SQUARE GARDENのアクトだけレポートします。

 

 

10:30、MOSSAI STAGE到着。両脇のスクリーンにYASSAI STAGEで行われているゴールデンボンバーのパフォーマンスが映し出されていました。めっちゃ面白かった...彼らのような歌えるパフォーマンス集団は引っ張りだこだろうなあ。

 

 

ステージの後ろ半分はビニールハウスがたてられ、スタッフさんと機材はギリギリまでそこで待機。

11:00くらいになって梅さんが登場。いつものサウンドチェックやってたんだけど、田淵マイクの足元で何かいじってるときにやっちまったみたい。何かはわからなかったけど。近くにいたスタッフの方が「あ〜梅さーん」って言ってるのが口パクでわかりました。

ベース2台目が下手から出てくる。でもとりあえず無事修復できたようなので何より。

 

11:10。突然"シュガーソングとビターステップ"のイントロが。先ほどまでゴールデンボンバーを捉えていたスクリーンに"シュガー〜"のMVが映し出される。オープニング映像!

 

氣志團團長の綾小路翔さんが映る。

翔「ユニゾンはうち(SMA)の稼ぎ頭ですから。もうすごい輝いてて、後輩の中でも群を抜いてる。俺らの先輩っていうとユニコーンスカパラPUFFYとか大御所ばっかりだからそこに取り入るのも難しくなってきたのね。だから今後は後輩に行くしかないと」

 

"ヤンキーの世界は上下関係が厳しい。そんな世界と真逆の所で生きてきた3人。作詞作曲を担当するベース・田淵智也はこう語る"


田淵「基本的に上下関係とかと全く無縁のまま大人になってしまったので、そういう先輩後輩とかもあんまり...」
貴雄「田淵は先輩したら可愛くないんだよね。だって田淵はヨイショしないじゃん」

翔「UNISONさん...いや、UNISON兄さんと呼ばせていただきたい」

 

斎藤「そんな僕らみたいな下っ端にもすごく優しく接してくださって」
鈴木「メールの返信めっちゃ早いからね!送るとホントすぐ返ってくる」
斎藤「え、貴雄メル友なの?笑」
鈴木「笑。下手すりゃそのへんの友達より早いからね」

 

翔「UNISONとUNION(結合)したい。来年からはUNISON万博になってるかも」


"媚びを売る團長" "騙されるUNISON"みたいなテロップ。ストーリー性があっていいね。

 

あと「新しきメロディの殿堂」みたいなこと言われてたけど、MADISON SQUARE GARDENの別称が「プロレス·格闘技の殿堂」だからなのかな。

 

最後にこの絵が出てた。UNISON SQUARE GARDENにかけての庭師さんモチーフ。四角庭って書いてあるー!


そして絵の具。上手から鈴木→田淵→斎藤の順で登場。宏介さんはギター首に掛けたまま出てきてた。

【服装】
斎藤:白シャツ黒縦線黒袖+黒タイ+黒スキニー+黒靴
田淵:オレンジ白花の黒T+迷彩パンツ+オレンジ紐靴
鈴木:刺繍セットアップ+白T+黒インナー+水色ナイキ

 

先日のリリースライブと同じように、いや少し荒々しかったかな、貴雄のカウントで"場違いハミングバード"がスタート。宏介さんの前髪は雨のせいで既にセンター分けに。

斎藤「UNISON SQUARE GARDENです!」

 

続いて"オリオンをなぞる"。こんな天気でも貴雄は楽しそう。2サビ前、田淵が今までにないキメ顔しててめちゃめちゃかっこよかった。

リンクは貼らないけどWOWOWにも少しだけ動画が載ってたのでぜひ。


そして最新シングル"10%roll,10%romance"を披露。2Bメロ、「さあ純情コーディネート"ちょっと着替えたら"いや、真実なんかはない」になっちゃってたけど田淵動じず。最後の《だからさ》のタメでオーディエンスがすごく盛り上がってた。

 

そしてなんと"crazy birthday"。フェスで少しだけ振り回してくれるセトリの組み方が嬉しい。それでいて「バカー!」をちゃんと誘導してくれる田淵の優しさよ。本人は自覚あるのはわからないけど、先日のリリースライブではやってなかったもんね。
「おしまい...はこの曲!」→"シュガー" の流れを想定していたのに、まさかの
斎藤「サンキュー!」

 

貴雄がヘッドホン装着。


斎藤「なんかもう逆に楽しいね笑

次で最後の曲です、最後まで楽しんでってください!」

 

"シュガーソングとビターステップ"でした。やっぱりこの曲強いなあ。田淵の動きがいつもより少し控えめな気はしたけど。貴雄のラストのやりきった感のある表情を見ただけで、今日来てよかったなと思いました。

 

斎藤「バイバイ!」

 

今年ほとんどフェスに出なかった彼らだが、その中でも唯一のアクトを観ることが出来てよかった。わたしはやっぱり出来るだけ雨の中ずぶ濡れで観たくないので、「濡れてるかー!」みたいな、「雨でも関係ないぜー!」みたいなのはちょっと「うっ」と来てしまうんですね。だからこそ、「なるべくなら雨の降らない方がいい」「お客さん寒いから」と、いつもは冷たいくせに来てくれる人たちのことを考えてくれているスリーピースバンドが大好きです。

 

氣志團万博、晴れてたらもっともっと楽しかっただろうなあ。初めてだったけど、最後まで充実した1日でした。

1番嬉しかったのは、やまたつがコーラスに奥様を連れてきたこと。両親の影響でどちらの音楽もたくさん聴いてきたので、感無量でした。

 

 

UNISON SQUARE GARDENのワンマンの足音も徐々に近付いてきている。夏、ライブのない時期が本当に長く感じた。いよいよである。

 

 

 

氣志團万博2日目 UNISON SQUARE GARDEN セットリスト

01.場違いハミングバード
02.オリオンをなぞる
03.10%roll,10%romance
04.crazy birthday
05.シュガーソングとビターステップ

BUMP OF CHICKEN - PATHFINDER 幕張1日目

※この記事はBUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018「PATHFINDER」のネタバレを含みますが、冒頭はネタバレを踏まないよう留意しました。お気を付けてお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

彼らがこれだけ定期的にワンマンツアーを続けてくれているのはただひたすらにありがたい。今までどんな潜伏期間だって待ち続けることが出来たけど、やはり彼らに会って音楽を共有できるのは嬉しい。「バンドは生モノ」とどこぞのアーティストも言っていたように、生きた音楽を肌で感じるのが最高だ。

 

 

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9/16、ついにBUMP OF CHICKENのツアー「PATHFINDER」がスタートした。先日再追加公演として久々のライブハウスとさいたまスーパーアリーナなどが加わり、さらに盛り上がりを見せている。

ツアーの皮切りである幕張メッセ国際展示場1-3ホールでのアクト1日目を観てきたのでレポートします。記憶力が低いのでお手柔らかに。MCのタイミングが本当に覚えられないのですみません。間違ってるなあと笑い飛ばしてやってください。

 

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13:00に物販列に並び始め、15:30には買い終えた。なんと円滑なことか。7時間とか並んでた時代が嘘のようだわ。BUMP OF CHICKENの物販に関わるすべての方々に感謝です。物販と待機スペースで4-6ホール使えるバンドって何。

ガチャは全然並んでなかった。両替列が停滞していたので、500円玉のBUMP OF CHOKINが功を奏しました。

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念願の「オーとイェーとヘイとアハーン」×2。

 

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ツアートラック×3。

 

駅前で腹ごしらえしてから再び会場へ。今回スマチケにしてみたんだけどありがたいことに前方ブロックのチケットをいただけました。思い返すとBUMPのライブはそんなに前で見たことがないし、ライブハウスでも好んで後ろを取ってたなあ。

 

 

4ホールで呼び出しがはじまる。ブロック毎にゲートが分かれていて、番号がスクリーンに映し出される。身分証を結構厳重に確認していたようでわたしも手元に準備していたのに1度も確認されなかった。

 

入場時にPIXMOBが配布される。

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中に入る。広い。いつもの9-11よりもはるかに広い。CDJのEARTH STAGEと同じだけど、オールフラットだから本当に広く感じる。もはや果てしない。今回は約32000人入れたらしい。

 

 

開演前SEが好みだったのですがあまりノっている人が見られなくて残念。Bruno Marsはさすがに有名だったようだけど。

17:40、ドラムからサウンドチェックがスタート。バスドラの響きに胸が高鳴る。

17:43、ベースとギターの音が続けて会場に響き渡る。いよいよだ、と思いながらもまだ実感がなかった。

18:00になろうかというところで場内放送が。PIXMOBの説明や諸注意、撮影が入ることなど。

 

※ライブの内容に入りますので、これからこのツアーに行かれる方はここで閉じることをおすすめします!ありがとうございました!

ネタバレ可な方、引き続きお付き合いください。ちなみに今回セットリストがめちゃめちゃ変わるようです。

 

 

 

そして18:03、暗転。

左右のライトが紫色に光る中、OPムービーがはじまる。おそらく東市さん(A4A)たちの作品だと思う。

言葉で上手く説明出来ないけれど、暗闇に白のスクエアが浮かび上がったり、白の点線の並が揺れて、それが集まって球体を作ったり。素粒子みたいだったな。美しいという言葉が相応しい映像。SEはQuickOneでもなくボレロでもなく...藤くん作ったのかな。詳細は不明です。

 

 

そして4人が登場。近い。ヒロがめっちゃ近い。 ファーストインプレッションは「ヒロ大きいな」

 

【本編衣装】

藤くん:カーキジャケット、白Tシャツ、黒スキニー、黒レザーの紐靴

チャマ:黒Tシャツ、チェックシャツ(腰巻き)太い赤ラインのジャージ、緑×白のスニーカー

ヒロ:黒Tシャツ(ツルツルした黒で模様)、黒スキニー、ベージュの靴

秀ちゃん:迷彩Tシャツ、黒ズボン、黒靴

 

これ。米津感あるジャケット

 

4人ともかっこいいからナポレオンジャケットだって似合うんだけど、彼らはやっぱりシンプルでいてほしい。今回はその点ですごく良かった。

秀ちゃんが来ていた迷彩Tシャツ、去年日産直前の木曜に都内で秀ちゃんを目撃したときと同じだったので間違いなく私服です。急いでタクシー探してるようだったから声かけなかったけど、全然変装してなかったなあ。

 

タトゥーシールもそれぞれ付けていて、見えたのは

藤くん:左耳直下の首にキラキラ、右手の甲にPFの四角

チャマ:首右前にPFの四角、右手の甲にPF

ヒロ:右手の甲にPFの四角

後は見えず...藤くんの首にあるキラキラが1番セクシーだったなあ。今度真似しよう。

リストバンドは藤くんとヒロが右手首に黒を、チャマはベースストラップに同じく黒を付けてました。秀ちゃんは見つけられなかったな。

 

 

 

アルバム「Butterflies」の1曲目"GO"からスタート。コンフェッティと紙吹雪が舞う。前回のツアー「BFLY」のときからこの曲を1曲目にやってほしいなと思っていたので、やっと理想が叶ったなあ。やっとBUMP OF CHICKENのライブに来ている実感がわき出して、思わず涙。

噛み締めるように何度も小さく頷きながら歌ってた藤くん。間奏後の《とても素晴らしい日になるよ》で両手をばっと広げたのがめちゃめちゃかっこよかった。

藤「こんばんは、BUMP OF CHICKENです!会いたかったぜ幕張!」

わたしも会いたかった。


続いて聞き覚えのあるイントロ前セッションから"天体観測"。アンコールで使われることが多いこの曲を早々に出してきたあたり、今ツアーは少し違うぞと感じる。Aメロの煽り、チャマは拳でリズム取ってたけど、ヒロは拳突き上げっ放しだった。銀テープが放たれる。


そして出島(後述)に出てきながらの"ray"。ベースソロの音がめっちゃ綺麗に鳴ってた。BUMP OF CHICKENの新しいアンセムと言われるだけあって最近のライブでは定番曲になっているけど、こんなに早く入れてくるのはこれもまた意外だった。ヒロがやっとチャマを見ずに手振り出来るようになってて感慨深い。途中知らないうちにヒロとチャマの立ち位置が反対になってたなあ。

ヒロのギターソロ後、藤くんの歌い出しか遅れててヒロが笑いこらえてたんだけど、ヒロが何したかは見えず。邪魔だったのかな。
最後の藤くんソロって今まで青のレスポールで弾いていたような?今回はそのまま黄色の通常レスポールだった...元からそうだっけ?ちょっと自信ない。

 

 

直「どうもー!BUMP OF CHICKENでーす!ツアー PATHFINDERへようこそ!みんな!会いたかったぞー!!BUMP OF CHICKENのライブ初めての人はいっ!おぉー。初めまして〜。僕らBUMP OF CHICKEN、男4人でやってます。全員幼なじみで、千葉県佐倉市出身です。メンバーの4分の3が末っ子長男、以後お見知り置きを!

久々のオールスタンディングのLIVEなんで、気分悪い人は周りの人に助けてもらって最後まで楽しんで行ってください!

ここでメンバー紹介してもいいですか!さっきからめっちゃ喋ってる俺、俺はーまず金髪担当、ベース担当、グッズ担当、ツイッター担当...あとお喋り担当!BUMP OF CHICKENのチャマでーす!

そしてお隣が、藤原担当、作詞作曲担当、ボーカルギター藤原基央
みんな、せーので、せーので藤くーん!って呼んでね、いくよ、せーの!」

客 「藤くーん!!」
藤くん両腕交互に横に突き出してへにゃへにゃ


直「続きましてBUMP OF CHICKENのギター担当、唯一の、本当の長男、1番背が高い、最近もまた少しずつ背が伸びている...努力の賜物だねえ。増川弘明ー!みんな、せーので、ヒロー!って呼んで、いくよー、せーの!」
客「ヒロー!」
ヒロちょっと照れてて可愛い。背が伸びている、のところで自分の頭上を右手ですすすっと動かしてた。

 

直「そしてそしてー、唯一の大卒、うちのインテリジェンス、意外とインテリジェンス、英語ペラペラ、多国籍な顔立ち、割と間違えられる、ドラム、升秀夫ー!みんなでせーので、秀ちゃーん!ね、せーの!」
客「秀ちゃーん!」

秀ちゃん手フリフリ

盛り上げるつもりでギターを鳴らすもコードが悲しくなってしまった藤くん
直「悲しいコード!なんでセブンス?笑」
藤「秀ちゃんはジミヘン笑」

 

直「ツアーが2月まで長いですが、メンバーのみんな、最後までよろ...」
藤「そういうのいいよ!笑」
直「あは笑 よろしくお願いします」

4人でお辞儀し合う可愛さよ。

 

直「そして一緒にまわってくれるスタッフの皆さんも、2月までよろしくお願いします!そしてなにより聴いてくれる皆さん、よろしくお願いします!
次はみんなで声出して欲しいんですけど、声出せますか!」
客「いぇー!!」
直「じゃあ、後ろ!いぇー!」
客「いぇー!」
直「いいねえ。じゃ次中盤らへん!いぇっ!」
客「いぇー!」
直「今自分が中盤か前の方が分からないけどとりあえずいぇー!って言った人最高!笑
じゃあ前の人たちいぇー!」
客「いぇー!」
直「いいね、このわっ!て言うと間髪入れずに返ってくる感じ。じゃ最後。ここにいる全員いぇー!」
客「いぇー!!!」
直「最高!」

 

次は"トーチ"。比較的最近の曲なのに、やっぱりBUMPはどんどん進化しているんだなしているんだなと印象づけるアクト。濃すぎる3曲の後ろに付いても薄れることなく、何より4人が楽しそうに弾いてたのが印象的だった。最後の《会いたい》のところでスクリーンに映った藤くんの横顔と切実な歌声が120点。締めの音めっちゃ良かったね。《見ていて欲しい 僕の中 さよならの場所から》が抜けてたりとかいろいろあったけどそんなの気にならない。

 

そして事件です。"メロディーフラッグ"。大号泣だよね。中学時代のわたしを助けてくれた大切な曲。歌い出しから会場がざわめく。メンバーが本当に慈愛に満ちた表情で演奏していて、その優しさに包まれた空間で涙が止まらない。まさかセットリストに入ってくれるなんてね。

 

そしてライブでは初披露の"記念撮影"。この曲のリリックMVがスクリーンに映し出されてた。

藤くん舌で唇をペロペロしすぎ問題。セクシーすぎる。数えてたよっていう方いらっしゃったらこっそり教えてください。

《その昨日の下の 変わらない景色の中から ここまで繋がってる》で会場を半周指差し。《君は笑っていた》で何度か指差し。《僕だって そうだった》のところは右手で左胸をグッと掴んでた。新曲なのに懐かしさすらあるアクト。
曲終わりには「ありがとう」

 

 

直「幕張!本当に会えて嬉しいよ!!今日のために生きてきたようなもんだ!! さっき僕らのLIVE初めて来たって人もいて、で今回のツアーはね、割と昔の曲もやったりするんですけど、初めての人とか曲分かんないかもしれないけど新曲気分で聞いてもらって笑。知らなくてもとりあえずこうね、この曲なになに〜?いぇーっ!て隣の人とかのノリ真似したりして、楽しんでいってください。いぇっ!いぇっ!いぇっ!いぇっ!なんだっ!この曲っ!知らねぇっ!つってノってもらって笑」

めちゃめちゃノリノリのチャマ。

 


そして再び事件が。幻の"pinkie"ですよ。泣き崩れるよね。藤くんギターかけたままハンドマイクで歌い出し、ヒロと向き合う。入りのフレーズ歌い終わったところでヒロの右胸を優しくグーパン。お互いはにかむ。何かとわかりあえる2人、見せつけてくれるなあ。そのまま藤くんは出島へと歩き出す。いつも丁寧だけど、本当に壊れ物を扱うように大切つむいて紡いでいたのが印象的だった。左手で調子とってたのもなかなかレアだった。音源+同期のアレンジがあった(ような気がした)。


"友達の唄"。PIXMOBが黄色に光る。いつ聴いても心があたたかくなる。
《きっと思い出してね》で首を傾げるあざと藤。直後再び舌ペロを繰り出すあざとすぎ藤。

2サビで気付いたときにはPIXMOBはオレンジ色になっていた。

 

長めの暗転を経て"三ツ星カルテット"。出島にドラム移動してたからかな。
メンバー自由に動き回る。音源よりちょっとエレキ強め。

以前Fujikiでこの曲に仕掛けがあると語っていたけど、その部分凄い誇らしげに歌っていてにやけた。気付いてほしかったんだね。

 

藤「ピック多いな...みんなでチャマのこと呼んであげて。いくよ、せーの」
客「チャマー!」
直「ありがとーう!後ろの方まで見えてるぞーい!」
チャマが自分の紹介をサラッと終えたのをわかっていた藤くん。何でもお見通しですね。思わず照れるチャマ。
藤「さっきチャマがこの日の為に生きてるって言ってたけど、こいつ美味しいお肉食べたときにも同じこと言ってっから」
直「言う笑。誰かの誕生日でも『何歳になったの?いい歳じゃん!!』って言う笑
あと藤くん、昨日アクネのTシャツ勝手に着てごめんね」
藤「ああ笑。昨日、そう、一緒に飯食ってて、目の前にこいついて、あれ俺のシャツにすげえ似てるなぁ...同じやつ買ったのかな?って10分くらい温めてて笑。『俺のと同じの買ったの?』ってやっと聞いたら、『は?藤くんのだよ?』って笑。なんで俺が『は?』って言われんの笑」
直「いやーしっくりきちゃって笑。ちゃんと洗ったから笑」
藤「いや全然着て良いけど笑」
直「はは笑。...(ヒロに)どうですか」
増「はい?!」
直「ツアーPATHFINDER、どう?笑」
増「ざっくりだな...笑。楽しいです!
なんつーの、この...出島?出島でいっか。なんか俺たちが20mくらい?こう歩いてきて出島に来たからゴマ粒から米粒に昇格したかなって?
最高に楽しんでます!」
拍手
直「秀ちゃんどう?」
...
直「今めっちゃ鼻声で、ちっちゃい声で『最高!』って笑」

 

そのまま出島に残って"You were here"。WILLPOLIS2014の東京ドーム公演以来なんとなく聴くのを避けていて、というのも個人的な位置付けとしては「あの日と共にある曲」だったんだよね。でも今日聴けたことで、なんだかよりこの曲が愛おしくなりました。
チャマは出島に腰掛け、藤くんは途中からハンドマイクに。マイクのコードがマイクスタンドに巻き付けられてる→歌いながらコードを解く→なんとか解ける→ピース。かわいい。

そのまま歌いながらおもむろに歩き出したと思ったらヒロに近づいてヒロの頭を撫でる。可愛い...ヒロ照れないで。可愛すぎるから。
会場中を見渡しながら歌ったり、《君の》でたくさんの「君」を指さしたり。


そして"アンサー"。イントロのギターは少し苦戦してたけど、今回ヒロのギターが本当に上手くて感動してしまった。過去のあれこれを知ってる人はきっと同じ感情を抱いたであろうが、今日下手側にいたのは間違いなく「ギタリスト・増川弘明」だった。めちゃめちゃかっこよかったなあ。

 

そして"分別奮闘記"。いつも聴くと隠しと勘違いしちゃう。まさか今日聴けるとは...何回も言ってるけど。

2番のサビ前、「持って行かれてないぜ?紙が貼ってあるぜ?!」って感じで楽しそうに歌ってた。《なんてこともない》のリズムに乗せた首の動きが軽快。チャマとヒロは出島で向かい合って演奏。めっちゃ笑顔。
アウトロアレンジがありました。途中で藤くんのギターソロを加えたアウトロ繰り返し。

 

"アリア"。去年の夏を思い出す。出島へ進みながらオーディエンスのシンガロングを煽る。ウェイに出てきて周りを煽りながら進み出島へ。ちょっとだけミスチル桜井さんを感じた。

曲後の暗転と同時に走ってメインステージに戻る藤くん。レアなもの見たなあ。

 

"Butterfly"は最近らしいエレクトリックな照明とサウンド。前回のツアーの軸となったこの曲は、今回も圧倒的な存在感を魅せた。

2番になると、チャマがランウェイを歩き出し出島へ、サビでヒロも出島へ。藤くんはメインステージを縦横無尽に歩き回る。

最後の「ダンスタイム」はなかったです。「BFLY」の円盤の特典映像で藤くんが言及してたの思い出して笑ってしまった。

 

藤「楽しんでますか?俺らもめちゃめちゃ楽しませてもらってます。体調悪い人いないですか?大丈夫?アハーン?一歩下がるやつやる?大丈夫?

ねぇ、もうね、そろそろ...あと何曲かで終わりますよ。やだねぇそうだよねぇ、俺も同じだよ...でもそのえーって気持ちを払拭するくらいの演奏をするんで、ばっちり聴いてください。体調悪い人いないですか?大丈夫ですか?体調悪い人いたらね、あともう少しで終わるんで、我慢してください笑。

次の曲、一緒に歌おう!一緒に歌ってください!」

 

またまた事件です。"fire sign"。これ書いてるだけで思い出して泣きそう。本当に嬉しい。
オーディエンスとの合唱部分は、メインギターはアウトして、チャマとヒロは出島へ行って一緒に歌ってくれた。チャマのベースソロ→ヒロのギターソロが交互になっていて、最近のBUMPではなかなか実現できなかった掛け合いに感動。最後は藤くんも出島へ出てきて大合唱。ここに参加できたことが本当に幸せでした。


そして20周年を記念する"リボン"
スクリーンに映るモノクロのメンバーがMVを思わせる。藤くんは終始目を閉じて、素敵な時間の終わりを噛み締めるように歌っていた。

本当はCMソングには使って欲しくなかったけれど、4人がそれでいいならいいかなあ。

 

手を振り、お辞儀をして去っていく4人。


en.

【グッズ】

藤くん:PATHFINDERロゴ黒Tシャツ、白タオル

チャマ:ルーズTシャツ、黒タオル

ヒロ:PATHFINDERネイビーTシャツ、黒タオル

秀ちゃん:PATHFINDER黒Tシャツ、白タオル

 

直「アンコールどうもありがとう!ここで皆さんにお願いがあるんですけど...写真を撮っても良いですか?」
客「いーよー!」
直「断られたら死んじゃ〜う♡じゃあ、古溪さん、お願いします!」

後ろにいた女の子たちが「誰?タケさん?」って言っててわたしの腹筋が崩壊しました。

 

 

撮影後、起き上がって服についた紙吹雪やコンフェッティを払い合う藤くんとヒロ。藤くんはメインステージに戻りながらも右手のひらについた紙がなかなか取れず悪戦苦闘。撮影前に文字が見えるように払ってくれてたからね。

 

 

直「あれだね、本当に久しぶりだね。みんな顔テッカテカだよ笑。危ないね。そのまま帰ったら逮捕されちゃうかもしれない。『お兄さんテッカテカなんでちょっといいですか』って。危ないから、物販でタオルでも買って拭くといいかもしんない。汗かいちゃった人はTシャツでも買って着替えるといいかもしんない...お願いしまーす(笑)」
藤「例年よりなんか、あっさりしてたね笑」
直「だってこれ以上みんなに嫌われたくなーい笑」
藤「誰も嫌いなんて言ってねえよ笑。あのー、物販で売ってるもの、このかっこいいタオルとか、全部チャマがデザイン・プロデュースしてくれるんで、ぜひ物販覗いてってください。」
直「...藤くんこれで次の曲行きにくくなった」
藤「全然そんなことないよ笑」

 


"ハルジオン"。わたしが初めて買ったBUMP OF CHICKENのシングル。言葉になりません。
黄色レスポールだったことしか覚えてない。覚えてないというか、この感情は自分の中に取っておきたいな。

 

 

藤「僕たちのキャリアの中でツアーというものは何度もあって、何度もリハしたり時には4人で話し合って、時にはスタッフに助言をもらったりして...こういう話いいか?笑」
客「えー!」
藤「大丈夫?笑 でそうやってスタッフとかと話し合って話し合って今日を迎えるんですけど、どうしてもツアー初日っていうのは慣れないですね。慣れることが出来ないですね笑。簡単に言うとさ、なんかこうばーって来てわーって来るじゃん、すげえ嬉しいんだよね笑
ずっと会いたかったです。初日のお客さんがあなたたちでよかった。なんかもうファイナルみたいな感じだけど今日がまだ初日なんだよね。だから今日来てくれた君たちからパワーをもらって全国まわってきます。…まあ明日も幕張なんですけど笑。
じゃあ最後にもう1曲、聴いてください」

 

 

ラストは"ガラスのブルース"。もうお馴染みっちゃお馴染みだけど、これだけ心拍数高まるセトリを上手くまとめてくれたなあと思う。

《僕は今を叫ぶよ》→《君と今日を叫ぶよ》の歌詞替え。ヒロのギターソロ前の「ギター・増川弘明!」が聴けて嬉しい。 ギターソロに合わせてヒロは出島へ向かっていた。
合唱に4人が耳を傾ける。幸せな空間に金のテープが舞う。

 

アンコール終了後、水やらピックやらリストバンドやら投げる4人。ヒロが出島へ向かいながらポケットの中とか必死に探すも何もなし。残念がってるヒロに藤くんが駆け寄り、腰をポンポンしながら一緒にステージに戻る。かいわれ仲良すぎる...

 

直「本当に会いたかった!ツアー初日にこうしてみんなに会えて良かった!
僕、ふざけてるように見えるかもしれないけど、上半身裸だし。でも、言っていることは全部本当です。ありがとう!」

いつの間にかTシャツ脱いでたチャマ。投げたのかな、見てなかった


増「みんな、ありがとう!最高の初日をありがとう!またね!」

これで許されるの本当にヒロくらいだから!

 

藤「今日は本当にどうもありがとうございました」

長めのお辞儀してくれる藤くん。こちらこそ本当にありがとうございました。


藤「なんだろうね…今年、デビュー?あ、結成?何年?教えて?結成21年。もうね忘れちゃうんだよね、何年とか。年齢も39か40か…40は流石にないな、よく39と間違えちゃうんです。
あれ、俺何の話しようとしてたんだっけ?笑
何年やっても、大人の貫禄とか全然なくて…さっきチャマも何か言ったり、増川くんのテンションも相当なものだったと思うんですけど...もうなんかね、嬉しい!ってなっちゃう笑。
そういう喜びとか、何度も何度もみんながわからせてくれるんです。今日、みんなの前で出来て本当に良かった。なんか、ツアー終わるみたいになっちゃってるけど、明日も幕張だけどさ笑、ここで貰ったものをツアーにもっていくんで。
本当にどうもありがとう。
今日はたくさん汗かいたと思うんでね、汗拭いたりとか…汗、拭いたりとか笑、着替えたりして、うち帰ってお風呂入ったりして、ね、そういうことをしてください笑。風邪ひかないようにね、気を付けて帰るんだよ、じゃね、またね、ばいばい、おやすみ」

 

 

 

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BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-18 PATHFINDER 9/16 幕張メッセ国際展示場1-3ホール セットリスト

01.GO
02.天体観測
03.ray
04.トーチ
05.メロディーフラッグ
06.記念撮影
07.pinkie
08.友達の唄
09.三ツ星カルテット
10.You were here
11.アンサー
12.分別奮闘記
13.アリア
14.Butterfly
15.fire sign
16.リボン
en.
17.ハルジオン
18.ガラスのブルース