鯉の滝登り

好きなものを、好きなように、好きなだけ。

米津玄師 - RESCUE Day2

7/14-15、2日間にわたって米津玄師がライブ「RESCUE」を開催した。

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場所は東京国際フォーラム ホールA。いくつもホールがあり同日にいろんなイベントが開催される中、1番大きなホールへ足を運ぶのはちょっと照れくさくもあり誇らしくもある。キャパは5012席。

 

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米津さんがワンマンを行うのは昨年12月のはうる以来。2017年の活動はかなり活発に行っており、秋冬のツアーも決まった中でのこの2日間。わたしは2日目に訪れ、2階席上手前列で観たのだが演者の表情がわかるほどステージが近く感じた。

早速2日目の公演を振り返る。

 

 

 

18:00。定刻で暗転。 The xxの"A Violent Noise"をSEに、まずは下手からバンドメンバーの須藤優(B)、堀正輝(Dr)、中島宏士(G)が登場。続いて米津玄師も下手から出てきた。この時点ではまだステージ暗め。

米津さんは白シャツにタックの入ったベージュパンツ、翡翠色のジャケット。

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(米津玄師が国際フォーラム2DAYSで未発表曲披露、ハチ名義新曲カバーも - 音楽ナタリー)

 

ステージは菱形の台4つで1つの菱形を形成していた。1番高い後ろの台に堀さん、中段左がすってぃー、右が中ちゃん、そして下段中央1番前が米津さん。

堀さんのバスドラにNINMARIマークがついててニンマリ。

 

 

01.ナンバーナイン

この曲はやっぱりトップバッターに相応しい。「はうる」のときも1曲目だった。

イントロが流れ始め、照明がつくと米津さんが両手をばっと広げる。「ああ、本当に米津玄師のライブに来れたんだ」という実感。アップチューンというわけではないのに会場のボルテージが高まるのがわかる。

今回も2番冒頭の《眩しくてさ》は歌わなかったんだけど、ライブではパスするようにしたのかな。

 


02.フローライト

"ナンバーナイン"とこの曲空気感似てるから繋ぎが心地よい。イントロの入りが少し長め。既に米津さんが汗かいてるのが見えて、「上着脱いでいいよ」って思った記憶。

サビ前にぴょんぴょんはねるすってぃー。

間奏の「ラーラーラーラー」では両手を広げてフロアを煽る。シンガロングが心地よい。ギター引き倒す米津さん。

 


03.メランコリーキッチン

個人的に大好きすぎる曲なので膝から崩れ落ちそうになった。1音目で震える。イントロのリズムがワクワク感を掻き立てられる。

オレンジベースの照明。曲に合わせてメンバーが乗る台の縁も光る。ライトの変化も見応えがあった。ガツガツ切り替わっててかっこよかった。

ライブのときちょっとキーが違う《もう一度!》をいつも楽しみにしてるんだけど、今回も然りでにやける。

 


04.あたしはゆうれい

イントロから沸き立ち方が尋常じゃなかった。ライブでもう聴ける機会ないんだろうなって思っていた矢先だったから。

バックがレモンイエローでまさに《ひたすら心に檸檬を抱いた》。シンプルでより可愛さが際立つ。

らーるらのところで手拍子する米津玄師。しかも左肩あたりで。可愛い。

地声ひゅーるるがすごく良くて、喉が強くなった証拠かなあと思った。曲最後のドン、で4人にスポットが当たる。

 


05.翡翠の狼

米津「どうも、米津玄師です。今日はよろしく!」

 

ライトな挨拶が心地よい。

エメラルドグリーンの照明が綺麗。翡翠色かな。

この曲のハイライトはやっぱり米津狼の遠吠え。2回やったかな。まさにはうるでした。必ず右を向くのは何か意味があったんですかね。

中ちゃんがギター投げ捨て気味に置いてドコドコし始めたのとても微笑ましかった。

 


06.Black Sheep

どこかのレポートに久々だって書いてあったけどはうるでもやってくれたよね。

イントロでノイズがなる。スクリーンには液晶が水没した時に出るようなカラフルなバグのような映像。ラスサビ?にも同じ演出。曲中は硝煙のような少しけむたい映像。ライトはホワイトベース

最後の方結構声絞り出してて圧巻だった。今までの米津さんだったらここで喉潰して早くも声ガラガラ、みたいな流れだけど今日はこれくらいじゃノーダメージでした。感動。

 


07.砂の惑星 (新曲)

米津「新曲やります!」

 

ステージ上部のLEDディスプレイが降りてきて初音ミクの映像と共に"砂の惑星"の文字が大きく映し出される。「マジカルミライ 2017」のテーマソング。一応名義としては「ハチ feat. 初音ミク」なのでセルフカバーでした。まさかやるとは思わなくて驚き。

《あなたと私でランデブー》って聴こえた気がする。"マトリョシカ"の頃の魂は今もなおそこにあるってことかな。あと《ハッピーバースデー》って言ってました。

次のアルバムにセルフカバー入るかしら。

 

米津「ありがとう」

 


08.orion

満天の星空より綺麗なんじゃないかと思うくらい夜空のイメージバックが眩しくて少し眩暈がした。

途中から姿を現したミラーボールがラスサビで一際明るく光る。そこを起点として放たれるたくさんの光線が2階席にまで届く。星と星を繋ぐ線のように。

こういう切なくてあたたかい曲はやっぱり指定席で聴くのが好き。

 


09.ゆめくいしょうじょ

メンバーがモニターに覆われて見えなくなる。曲中ずっとそのままで、完全に世界観を作り出したいという意図が見えた。

 

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(米津玄師が国際フォーラム2DAYSで未発表曲披露、ハチ名義新曲カバーも - 音楽ナタリー)


モニターには絵画的なアニメーションが繰り広げられる。寝ているピンク髪の女性とゆめくいしょうじょのお話。加藤隆さんが担当者されたようで納得。
アカペラの時にハートの風船が浮かんでいて、その後ろに時折見える米津さんに何か神秘的なものを感じた。
最後には夢から覚めた女性が風船を持ったまま馬に乗って去ってゆき、ゆめくいしょうじょも森の中に消えていった。あのアニメーションもう一度観たい。口で説明しようとすると陳腐なものになってしまう。

 


10.ゴーゴー幽霊船

米津「まだまだ行けますか?後半もよろしく!」

 

冒頭歌詞間違えた気がしたけど気のせいかな。

フロアの盛り上がりが本当にすごい。ぶち上げチューンたるぶち上げチューン。

「なら全部忘れて?」の煽りで客の「ワアワアワアワア」の声の圧が半端じゃなかった。

「わ↑らうので 」「は↑びこれば」のライブキーが好きすぎる。音源にはない絶妙な加減。

1.2.3.4.5.6.7.8.のカウントでチカチカする照明良かった。「エイッ」のはね方が可愛い26歳。

この後"パンダヒーロー"来るんじゃないかと構えてたけど来なかった。

 

 
11.駄菓子屋商売

イントロで沸く。

いつも普通の顔して手でネズミ作ってチューチューチューチューするけど冷静に考えなくても可愛い。指揮からのネズミ本当に可愛い。

1日目この曲でステージから落ちたと聞いたのでステージ際に来るたびハラハラしてしまったけど今日は大丈夫でした。

diorama期特有の不穏なサウンドが心地よい。暗いようではつらつとしてるこの感じも好き。

 


12.ドーナツホール

おなじみの。赤×青の照明でギラギラ。今回のテーマカラーっぽさある。

堀さんがサビでアレンジ仕掛けてきててにんまり。2番終わりすってぃーもアレンジしてた。

ラスサビ前の部分で中ちゃんとすってぃーがクラップで煽る。

個人的にはボカロを通っていないので当初あまりこの曲に関心を示していなかったけれど、セルフカバーでアルバムに入れてくれて大好きな曲になりました。"砂の惑星"も期待してます。

 

米津「ありがとう」

 


13.アイネクライネ

"ドーナツホール"からの流れでスタート。この位置に来るとは思っていなくて不意討ち感。

青系の照明→ラスサビにかけてカラフルになっていくのがMVを想起させた。

演出ははうるのときの方が感動的だったけれど、演奏は間違いなく今回の方が良かった。それこそ音楽隊のときと比べても、後半負けしなくなっているのが顕著にわかるアクトだった。

唯一無二の名曲だなあと改めて思う。

 


14.LOSER

この流れ知ってるなと思えばはうるも同じだったっけ。イントロ、MVほどじゃないけどライトに踊ってた。

長い前髪で前が見えてない人が実際に《長い前髪で前が見えねえ》って歌ってるの観るのなんかシュールだよね。

「聞こえてんなら声出していこうぜ!」の煽り、今日イチの盛り上がりだったのでは。

あとフー!のところいいよね。

《ただどこでもいいから遠くへ行きたいんだ それだけなんだ》

 


15.ピースサイン

来ましたRESCUEの大本命。

赤と水色の照明でヒロアカ感。

ディスクレビューで書いたAメロクラップですが、やってる人とやってない人がいて個人的にはすごく好きな空間でした。

《さらば掲げろピースサイン》ではみんな思い思いにピースサインを掲げていて、あの光景はグッときましたね。ステージからの風景はどんなだったかなあ。

Bメロですってぃーがリズム取りながら足パタパタさせてたの可愛すぎて見つめてしまった。

バンドメンバーアイコンタクトしすぎ問題(楽しそう)

 

 

 

米津「元気? みんな」

 

MC完璧には覚えてなかったので概要だけ。

・子供の頃の記憶を思い出すことが最近多くなった。曲もそういう所からできている。

「自分が子供の頃を思い返せるようになるくらい大人になったのか、ただ子供に返っていっているのかわからない」

・次やるのはかいじゅうずかんに封入された"love"

・その後にやる新曲も子供の頃のことを歌っている。最近レコーディングを終えたばかりだそう

 


16.love

こちらもアニメーションとともに届けられた1曲。鶴みたいな鳥とか、イルカとか、いろんな形が見える大木とか...うまく説明出来ないけれど、ラストに「YANKEE」のジャケットの骸骨が出てました。これも加藤隆さんだって。

前回ライブで聴いたときはまだ音源を持っていなかったからイメージがふわっとしていたけど、今回はきちんと壮大なバラードとして受け取ることができた。

 


17.fogbound (新曲)

次のツアータイトルじゃないですか!アルバム出るかな...!この曲がツアーの軸になるのかしら。

照明はカラフルで、Aメロはエフェクトかかる→外れる→かかる→外れる を繰り返してた。後ろの映像はHQさんが担当。

ここまで16曲歌って、しかも新曲なのに堂々としていて素晴らしい。ハンドマイクのかっこよさが印象的。

 


18.春雷 (新曲)

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(米津玄師が国際フォーラム2DAYSで未発表曲披露、ハチ名義新曲カバーも - 音楽ナタリー)

 

これはHQさんと大橋史さんが担当。オイルペインティングのような映像。パスピエDDADのNHKホール公演でなっちゃんが書いてたやつに近いイメージ。

あたたかくて優しくて、シングルにはならないかもしれないけど個人的にはすごく好きな柔らかい曲。

サビ前は結構矢継ぎ早に言葉を紡いでいたけど、刺々しさはなかった。一部鼻歌でごまかした気がしたけど気のせいかな。

音源化を楽しみに待ちたい。

 

 

 

米津「どうもありがとうございました!米津玄師でした!」

 

颯爽と去っていく。

 

 

暗転中、拍手に紛れてずっとタムのリハが聴こえてた人は曲予想できてたのでは。



en1.アンビリーバーズ

米津「どうもありがとう」

アンコールで即ボルテージを上げられるほどすっかり成長したこの曲。青く照らされる中、すってぃーが序盤からクラップを煽る。

ちょっとぴょんぴょんしてた米津さん。つられてフロアもはねる。

どうしても原キーが好きなのでそこだけ毎回惜しいなとは思うけれど、かっこいいから許す。歌いやすさとかもあるもんね。
アウトロではスティックを持って軽くドコドコ。

 

 

 

米津「メンバー紹介していいすか?」

すってぃー→堀さん→中ちゃんの順に紹介。中ちゃんのときの歓声がすごい。


米津「中ちゃんね、幼馴染みなんですよ。もう小4?とかからの付き合いで。中ちゃん、今日あれやってないよ。2階席〜!ってやつ」
中島「あー」
米津「これ今日の公約にしてたんですよ」
客席から「やってー!」の声


中島「2階席〜!」
大歓声


米津「1階席もだって」
中島「1階席〜!」

大歓声

 

米津「えっと次で最後の曲なんですけど」

え〜?の声

 

米津「あ、うん、ありがとう。で」

こらこら、そこは「夜通しやっちゃう?」でしょうよ。唯一のMCだったから余裕がなかったのか、はたまたただのツンなのか。

 

MCこんな感じ

・子供の頃は「自分のいる場所から早く出ていきたい」「遠いところへ行きたい」という気持ちが強かった、徳島好きじゃなかった

・上京してバンドメンバーや袖にいるスタッフ、今日来てくれてるみんなと出会えてよかったありがとう

・言えることがあるとすれば「遠くへ行け」ってことかな

 


en2.Neighbourhood

最後にこの曲ってねえ。本当にいろんな思いが込められているラスト。

彼自身、早く地元から抜け出して遠くへ行きたいと思っていた頃の気持ちを思い出して書いたという。こういう気持ちって誰しも持っているんじゃないかなあ。大人になったら正解がわかるのかな。そもそも正解ってあるのかな。

自分をごまかして生きるんじゃなく、自分の意志で切り開ける強さが欲しい。

 

 

 

素敵な1時間45分をありがとうございました。

 

 

 

米津玄師は音楽を表現しているというよりも音楽で自分を表現していると言った方が適切かもしれない。

子供の頃自分のいる場所にフラストレーションを感じていた彼は、ボーカロイド、アート、ミュージックと、自分を放出する手段を自分の力で手に入れた。「米津玄師」を音楽で表現できるようになった26歳の彼が、遠くへ行きたいと願っていた幼い頃の彼自身に差し伸べることができるその手、音楽こそがまさに「RESCUE」なのではないか。

 

わたしたちだってきっと同じように過去の自分を救済できるはずだ。そこから掲げるピースサインは、きっと何よりも清々しい。

 

 

 

 

■米津玄師 2017 LIVE / RESCUE
東京国際フォーラム ホールA
7月14日・15日

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sumika - Familia

※この記事はsumikaのアルバム「Familia」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

7/12、sumika「Familia」をリリースした。4枚のミニアルバムを経て初のフルアルバムである。

 

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Familia。家族。7年前から1stにつけるならこれ!と決めていたというこのタイトル。

Familyじゃないの?と思う方もいると思いますが、スペイン語ではFamiliaですね。かの有名なサグラダ・ファミリア(Sagrada Familia)と同じです。イタリア語もFamiliaだったかな。ちょっと自信が無いですすみません。結局何語だと思ってつけたんだろうねこれ。

 

一つの作品を通して聴いてもらうことに強いこだわりを持ち、これまでフルアルバムを作らずにミニアルバムを続けてリリースしてきたsumika。

 

彼らのこれまでをまとめながら、蔦谷好位置山口寛雄、東出真緒(BIGMAMA)、桑迫陽一、ハヤシベトモノリ(Plus-Tech Squeeze Box)、河原太朗(ampel)、田口恵人(LUCKY TAPES)、鈴木正人(LITTLE CREATURES)といった豪華プロデューサー・ミュージシャン陣を迎え、新しいsumikaを放出していく作品に仕上がった。

 

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タワーレコード渋谷店、フラゲ日に訪れたら展開はこんな感じでした。

 

 

 

まずは全14曲を。知ってる知識だけで書いたので間違いもあると思いますが大目に見てやってください。事実確認をしていないので訂正してくださらなくて大丈夫です。

 

 


01. Answer

蔦谷好位置プロデュースの楽曲。およそ80秒。

最初のアカペラ部分からもうワクワクが止まらない。1曲目に相応しすぎて震える。

この曲、今作の中では1番最後に出来たんだそう。歌詞も蔦谷さんに会ってから書き直したとかなんとか。

しかしやはり蔦谷さんのプロデュース力たるや。sumikaも知らないようなsumikaの良さを根こそぎ引っ張り出しておきながら、とんと背中を押すだけの感覚。蔦谷カラーはもうバリバリに出てるけど、「蔦谷好位置の曲」にしちゃわないのが蔦谷さんのいいところ。

「なるべく最短で、これまでの音楽人生の答えを出し切る」というコンセプト。今までのアーティストとは逆の発想だなあ。

ベースがすってぃーなの本当にぴったり。こじつけだけど、sumikaと米津玄師はまとめてfun time ACCIDENT3に呼ばれてください。

 


02. 春風

価格設定自由という販売方法で話題を集めた最新シングル「Dress Farm #3」の1曲目。大々的な企画に負けない曲の繊細さと強さが際立つ。

ロックでもポップでも勝負できるメロコアという印象。片岡さんもこの曲が出来上がって「闘える!」と思ったそう。おがりんが入ってから鍵盤ベースのポップな名曲をいくつも作り出してきたが、この曲はある意味原点回帰とも言えるギター主導。2曲目に組み込まれたことでこのあたりのプライドや主張を垣間見ることができる。

サビ終わりから刻まれるビートが爽快感を生み出している。

 


03. Lovers

ライブの定番。

単独で聴けばアルバム2曲目あたりに入りそうだなと思っちゃうこの曲がこの位置に入った。

先ほども少し触れたが、おがりん加入後sumikaはポップに振れるようになり、それがリスナーからもポジティブな反応があった。この"Lovers"や"MAGIC"はその良い例だと思う。ただsumikaのイメージを"ふっかつのじゅもん"や"雨天決行"だけにおいたリスナーには必ずしもいい進歩には捉えられなかったようだ。

そこでこの曲順である。sumikaの根底が変わったわけではなくて、選択肢が増えたのだと示せるように。いいなと思ったのは、ポップまっしぐらにならないような配置であったことに少しだけ安心したからかもしれない。

 

 

04.KOKYU

ファンクもできるんですね皆さん。

片岡さんが体調を壊したときにヨガにハマり、ヨガの思考法と呼吸法を反映した一曲。「セミナーみたいな曲」だって。

この曲を聴いて思ったのは、例えばだけど"くの字"に折れ曲がったものがあるとする。「これ投げてみたら帰ってくるかな?」とメンバーの1人が提案する。物体に角度をつけたり模様を描いたりする。投げてみる。戻ってきた。じゃあこれをブーメランと名付けよう、みたいな。

何が言いたいかというとものすごく「発見家」で「発明家」なバンドだなあと思うんですね。トライの幅が広い。

そしてバイオリンが入ってると思えばまさかのBIGMAMA真緒ちゃん...!素人耳なので聴いただけでは真緒ちゃんとはわからなくて、でもバイオリン...?と思ってたら彼女でしたね。曲のアクセントになってる!

ファンクって言い切っちゃったけど、正確にいうとファンク風にもできるっていうまたこの天才感。フルアルバムだからこそ出せた曲。

 


05. Someday

来ました梅酒ソング。どう考えても自宅で梅酒ロックと手作りおつまみで迎え入れたい一曲。

お昼でいうと喫茶店かな。渋谷の少しはずれにある古めのお店を彼氏と二人で訪れる。入口で「カランカラン」ってなるドアを開けて、わたしはドリップコーヒー、彼はラテ。ここ重要。

席に着く。お互い少しだけ話したと思えばそれぞれ別の本を読み出す。マスターが運んでくれた目の前のマグカップにも気付かない。

おもむろに本を閉じる。二人同時にカップに手をつける。ここで彼が一言。

「冷めちゃったね」

これでいい。「猫舌だから別にいいんだけど」って強がるわたしに「ハイハイ」って笑ってくれれば120点。

 


06. アネモネ

花言葉「儚い恋」。ファンならお馴染みのトピック(片岡健太ギャルには耳の痛い話かもしれない)だろうが、片岡さんの「高校生の頃自分がコピバンやってた時代にオリジナル曲やってたバンドに奪われた彼女」 の話である。宣言通りの「フラれたあとに振り向かせた編」、やってまいりました。何人と付き合っても基準になってしまうという元カノ、どんな人なのか気になる。

意外にこの曲、アルバムのリードチューンというかキラーチューンのような役割も果たしているのでは。切な爽やかさがMAX。落ち着いているようで感情はかなり膨らんでいる。

わたしも鎌倉の134号線走らせながら聴きたいな。

 


07. ここから見える景色

ウエディングシンガー業の経験があるという片岡さん。人生の喜怒哀楽のピークに関わることで自身も成長できるのではないかと思ったそう。片岡さん結構なんでもやってるんですね。そりゃ音楽の幅も広いわけだ。sumikaはソングライターが3人もいるからバンドとして持つジャンルが本当に多岐に渡るなあと思う。

間奏のピアノがすごく綺麗で印象に残った。

ストリングスアレンジが林田さんというの本当に納得です。

アコギベースで仕上げてるから弾き語りでもいけるんじゃないかな。それも狙いなのではと思うので、いつか聴けるかなとこっそり願いながら。

 


08. ピカソからの宅急便(Instrumental)

SEで使用している楽曲の作曲者ハヤシベトモノリとの共作。

インストって結構飛ばす人多いと思うんですけど、この曲に関しては飛ばすのがあまりに勿体無さ過ぎる。最近同じような感想持ったなと思って思い返してたら、「Fabula Fibula」でした。詳しくはリンク貼るので読んでみてください。書いてなかったらすみません。

 

溢れ出る遊園地感。この盛り上がりを序章に携えて、"MAGIC"へと繋いでいく。

同じインストでも単にメンバーの技量を見せつけるトラックだと胸やけしちゃうんですよね。世界観にそっと引きずり込むための一曲、なかなか効果的で痺れる。

 

宅急便で思い出したのだけど、魔女に仕える猫の姿した精霊のことを「familiar spirit」とか「familiar」とか言いますね。全然関係ないけど。

 

 


09. MAGIC

こちらもライブ定番曲。

単体でもはじけるような多幸感で溢れているのに、インストからの高まりでみずみずしさが頂点。身体が動かないわけないじゃない。

 《さあ始めるよ》で転調するところ、初めて聴いたとき本当に鳥肌たった。

どんなに嫌なことがあっても、疲れきっていても、何もかもやめたくなっても、魔法をかけてくれる曲ってあるんだなあと再認識した一曲。

 


10. アイデンティティ

おがりん曲は本当に素直で、彼のパーソナリティが染み出ているなあ。

ギターリフが印象的。sumika流応援歌。

何かテレビでもタイアップつけてもらいたいくらい。ドラマか、CMか、アニメでもいい。ってくらいの圧倒的な疾走感。

歌詞が本当にいいなあ。誰しもあと1歩の勇気が欲しいときってあるよね。

trailerに渋谷がうつってて驚いた。あんなところにsumika普通にいるんだ。

 


11. Summer Vacation

冒頭の「Summer Vacation」、MV限定仕様かと思ってたらちゃんと収録されていて嬉しい。

MVに出てる菅沼ゆりちゃん大好きです。「チュートリアルの徳ダネ福キタル」を観たことある方にはお馴染みでしょう。

最近のシティポップブームを意識してるのかしら。Suchmosの爆発的な売れ方(Suchmosをシティポップに分類しきってしまうのは少し癪だけど)しかり、急上昇のACCしかり、2017年のJamiroquaiしかり。

ゆったりしたBPMで大人の雰囲気を纏ったジャジーなポップ。ひとつひとつの音符も長くもたせている。こういう曲にはやはり鍵盤が活きる。

ここまで幅が広いと一つのバンドだとは思えなくなってくる。本当になんでもできるんですね。

 


12. まいった

インタビューで意外に触れられないなあと思っていたけど、こんないじらしい曲だったなんて。でもこれきっと聞きづらいよね。聴いてる方が恥ずかしくなるくらいの可愛さ。

思い出すのが《赤い鼻の事》っていうのが妙にリアル。これ確か作詞は隼之介さんだったはず。可愛い。

空気感としては優しいのに、もどかしくてこちらから声掛けたくなるくらい。

「君だけが頭の中から消えないみたい」

 

すごく個人的な感想だけど、back numberを感じる。伝えたら同意してくれた人はいたので安心して書く。

 


13. 「伝言歌」

これもライブ定番中の定番と言っていいでしょう。8曲目くらいかなと思っていたけれど大正解だと思う。1枚を通して聴くというコンセプトで14曲構成なら、最後の山は結構がっちり固めなきゃだもんね。そもそもアルバムに入ったことがすごく嬉しいけれど。

この曲の裏話がドラマチックというロマンチックというか...鳥肌立ちました。

愛に溢れたエピローグにぴったりの一曲。

ちなみにDVD観た人、伝言板になってるのはわざとですか...?

 


14. Door

"「伝言歌」"で締めたと思いきやふたたびドアを開けだすsumikaちゃん。どこまでも前向きで積極的。

フォークっぽい要素が入っててこれもまた新鮮。アルバムの締めという落ち着きよりも、送り出されるような感覚。Familia - 家族という住処から、「いってらっしゃい」「いってきます」が聴こえてくるような、あたたかさも前向きさも兼ね備えた楽曲。

いつだって楽しいことの後は現実が待っている。この曲はそっと背中を押してくれる。つらくなったらまた"Answer"に戻ってくればいいじゃない、ってね。

 

 

 

いやーまいった。別に上手いこと言おうとしてるわけじゃなくて、本当にまいりました。

1枚通して聴いてほしいという彼らの願いが上手く反映されたアルバムだなあと思いました。

主観で書いてるので下手なこと言ってたらごめんなさいね。

 

 

通して聴いた感想としては、徹底的に人たらしな音楽を作るバンドだなあということ。キメすぎてない、人間らしさ全開だけど素直でキャッチーで、こんなの誰もが好きになっちゃうじゃない、みたいな。この点においては現在の星野源がダントツの爆走状態だと思っていたけれど、新たなるたらしが見つかりました。褒めてます。

 

個人的にはポップが大好きなのでポップに強いバンドが出てきたのはすごく嬉しいことだけど、彼らのさらに好きなところはその最大の武器に頼りすぎていないところ。

なんでもやる。なんでもできちゃう。でもやっぱり彼らの音楽。不思議だなあ。

 

 

どうかライブ当たりますように。

 

 

 

 

sumika 「Familia」
2017.07.12 Released

▪️CD
01. Answer
02. 春風
03. Lovers
04. KOKYU
05. Someday
06. アネモネ
07. ここから見える景色
08. ピカソからの宅急便(Instrumental)
09. MAGIC
10. アイデンティティ
11. Summer Vacation
12. まいった
13. 「伝言歌」
14. Door


▪️初回限定盤DVD
02/25 sumika『SALLY e.p』Release Tour Final
@Zepp DiverCity TOKYO


01. Lovers
02. ソーダ
03. カルチャーショッカー
04. MAGIC
05. 1.2.3..4.5.6
06. sara
07. まいった
08. 知らない誰か
09. リグレット
10. リフレイン
11. グライダースライダー
12. チェスターコパーポット
13. マイリッチサマーブルース
14. ふっかつのじゅもん
15. オレンジ
en1. 雨天決行
en2. 「伝言歌」

・オーディオコメンタリー収録

 

 

 

the pillows "NOOK IN THE BRAIN" SHIBUYA O-EAST公演

(遅ればせながら5月分の記事です。)

 

※この記事はthe pillowsのツアー「NOOK IN THE BRAIN」のネタバレを含みます。ライブに行かれてからか、行かないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

今年3度目のピロウズ

 

1度目は昨年から今年はじめにかけて行われた対バンツアーのファイナル公演(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/2017/01/27/214742)、2度目はUNISON SQUARE GARDENの自主企画、fun time HOLIDAY6の札幌公演(http://xxkanakoxx.hatenablog.com/entry/fth6sapporo_pillows)。

 

そして今回、同タイトルのアルバムを引っさげた「NOOK IN THE BRAIN TOUR」。ワンマンは今年初、1年半以上ぶりに足を運びました。

 

 

 

5/14、渋谷公演。

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久々のO-EAST。キャパは1300名くらいかな。AXがなくなってしまって唯一の頼り。渋谷にもZeppみたいな箱作って欲しいなあ。

フロアが横長だけどあまり雪崩が起きないのも好きなところ。コインロッカーも十分。

 

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LINE LIVEで一部生中継されたこの公演を振り返る。

 

 

18:00を少し過ぎた頃に暗転。大歓声とともにメンバー登場。さわおさんめっちゃ気合入ってたなあ。Tシャツのゆる絵とのギャップよ。peeちゃんはロンTがとても似合う。

 

 

アクトは"Envy"からスタート。エンジンかけるにはぴったりの選曲。徐々に上げていって"Hang a vulture!"が始まった途端MAXになるあの感じ、最高。挑発的なタイトルコールからの"I think I can"。フロアの熱気が上がるのを感じてか、さわおさんの雄叫びも増えていく。

 

 

山中「あー久しぶりじゃないですか!NOOKですか!NOOK!NOOKがあれば何でも出来る!はじめまして!the pillowsです!...はじめまして...なんて初めて言ったわ笑
暗転したときにわー!ってすごい歓声上がってねえ、安心したよ」

札幌でもサンシャインthe pillowsやってたしこのサービス精神はなんなんだ。
フロアを慈愛に満ちた目で語るさわおさん。好き。


山中「じゃあ最後まで仲良く楽しく。よろしくね!」

 

 

そのまま"MY FOOT"→"New Animal"のオールドラインへ。アカペラスタートの"Last Holiday"にもグッとくる。"POISON ROCK'N'ROLL"のラストではさわおさんとpeeちゃんが同時にギターを掲げてて、その風格にやられた。かっこよすぎません?

 

 

山中「えー改めまして、the pillowsです。今日は寒くもなく、暑くもなく、ちょうどいいお天気の中、ありがとうございます...(peeちゃんに向けて)なんか今の、違和感あるでしょ?笑」

peeちゃんにやけながら頷く。
山中「いや昨日さ、シュリスのイベントに行ったんだけど...若い子たちがやたらと『ありがとうございます』って言うから、その度お客さん拍手するんだよ。だからpeeちゃん、全く関係ないテレビとか今日の弁当の話でもした後にありがとうって言ってみ」

真鍋「今日のお弁当は辛かったです!ありがとうございます!」

パチパチパチパチ

山中「今日こんなにいるのに入り待ち1人でした!ありがとうございます!」
パチパチパチパチ
山中「な?日本人ってすげーな。俺なんて沈黙になるの何も怖くないからそんなこと言う必要まったくねえけどな」

かっこいい(盲目)



山中「じゃ次は"インスタント ミュージック"って曲です。ありがとうございます!」

"インスタント ミュージック"嬉しすぎる...。《くたばっちまえよ》の親指下に向けるアクションかっこよすぎた。"Ride on shooting star"は1月の田淵セッション思い出して無理ですね。Zepp DCで号泣しました。激エモってこういうこと言うんだな。"王様になれ"はアルバムの中でも好きな曲。Bメロのメロディですごく笑顔になれる。からの"Blue Drive Monster"でいい流れ。

 

 

山中「こんなにたくさん人が集まってきてくれてるのに入り待ち1人!ありがとうございます!」

結構根に持ってる

山中「いや別に入り待ちしてくれたからって
優しくするわけじゃねーけどな」

客「出待ちします!」

さわおさん「え?今出待ちするって言った?...今日はなかなか出てこねーぞ」

大歓声。笑

山中「えーっと...ここからLINE LIVEの中継始まるのかな?俺ちょっとファンデーション塗り直しに行っていいかな笑」

ファンデ塗ってたんかい。

 


山中「おし、じゃー次は新曲!」

LINE LIVE1曲目は"どこにもない世界"。バラードから入れるあたり媚びてなくて好き。
"GOOD DREAMS"→"ジェラニエ"の流れ、少しだけ予想してたので驚き。"ジェラニエ"の前はこれかな、みたいな。歌うのきつそうだったなあ。

 

さわおさんカーディガン脱ぐ→大歓声
もう1回着ようする→笑い
結局着ない→かわいい
山中「大丈夫?俺ってまだわかる?カーディガン脱いでも山中さわおってわかる?笑
俺サングラス取ってても全然気付かれないからなー...タモリさん状態だよ笑。
今回のアルバムでさ、"ジェラニエ"みんな好きだろ?ジェラニエは愛情のこもったラブソングなんだけど、次の曲はまっっっったく愛情のこもってないラブソングだから」

 

からの"Coooming Sooon"!!!ハンドマイク!!!「変なポーズ」キメまくっててひたすらにかわいい。以上。シンちゃんのドラムソロがよき。そのままハンドマイクで"パーフェクト・アイディア"。一足先に札幌で聴けたの嬉しすぎて1人で盛り上がったの鮮明に覚えてる。両手上で束ねて腰くねらせてたのエロかったね笑。

ハンドマイクのときちゃんと左右の端っこまで来てくれるさわおさんの優しさよ。

 

山中「山中さわお、1968年生まれ、ピンクレディー世代です!」

謎のダンスはUFOだったのね笑

 


ドラム台に腰かけてメンバー紹介。

 

アリエッティ
有江「NOOKのツアーにようこそ」
NOOKのツアーの語感の良さよ。
中継が入ってるから緊張していることを上手く説明できずさわおさんに助けを求める
山中「何モゴモゴ言ってんの」
バンドマンあるあるの夢の話
有江「でも今日はちゃんと知ってる曲だし、いつもの位置に立ってるし、大丈夫みたいです。今日は最後まで楽しんで帰ってください!」

 

・シンちゃん
佐藤「私の着てる衣装は...山中がベトナムから取り寄せて...」

突然の衣装紹介に場が和む。さわおさんめちゃ笑ってる。
山中「MADE IN VIETNAMね笑」
佐藤「ありがとうございます。そしてなぜか、胸ポケットがあるのにお腹のところにもあって、4つもポケットがあります。でもドラム叩きながら気付いたんですけど、さすがにライブ中にこのポケットは使わないなって。でもね、せっかくいただいたんで、これからこのポッケと共にツアー周ってきます」
山中「そこはありがとうじゃないのか笑」
佐藤「ありがとうございます」


・peeちゃん
真鍋「えー、今日はなんだか不思議な気分です。というのも、時間が経つのが早い!さっき始まったばかりなのにもう次で最終ブロックですよ。」

山中「もう16曲やってますね」

真鍋「ね。きっと今日終わって、一人になって、今日のことを思い出して余韻に浸ると思います」
山中「真鍋くん、じゃーあれやろうよ。あのさ、よく地名叫んでイェー!みたいなのあるじゃん?普段は絶対やらないけどやってみようよ」

ピロウズ大好きなベーシストを思い出すわたし


真鍋「準備はいいかー!」

イェー!
真鍋「渋谷ー!いくぞー!」

イェー!

メンバー笑ってた

 

そして"BE WILD"。コール?BE WILDのとこ、ダサいのにかっこいい。楽しい。
さわおさんが前に出てきてギターを弾き倒してゆっくりアリエッティを指さしてからの"Sleepy Head"。
"Where do I go?"→"Advice"で本編終了。

山中「サンキューベリーマッチ!ありがとう!!」
LINE LIVEもここまで。たっぷりの本編に圧倒された。



メンバー再登場。

山中「アンコールサンキュー!
客「今日、楽しかったよー!」
山中「おお、1人だけかよ笑。いつもと同じくらいの曲数やってるはずなのに時間が経つの早い!笑

...え?まだ聞きたい?気が合うじゃねーか!俺もまだやりたい!笑

このツアーは今日で...4本目かな。で、どこもとても気分良く周ってきて。今日もいい気分にさせてくれた君たちに、"プロポーズ"を」

曲フリ完璧な"プロポーズ"。最高。"Funny Bunny"のサビはみんなで大合唱。何度も言わないからこその「ありがとう」五臓六腑に染み渡る。


山中「前回のツアーはとても気分良く周れて、行った所行った所でたくさん曲を作ったのね。今回のこの『NOOK IN THE BRAIN』に入ってる曲だけじゃなくて、全部で20曲くらいかな。で今回のツアーも絶対いい気分で周れるってもう分かってるからさ、きっと前回同様たくさん曲を作れると俺は思ってる。東京よりは、各地のホテルや移動時間なんかにね。

今年でthe pillows結成28年でアルバムが21枚目なんだけど、今回のアルバムも『11か月ぶりのリリース』とかって書かれるともういい加減そんなに急いで出さなくてもって思うんだけど...新曲ももちろんいいんだけど、28年のキャリアの中で普段ライブでやれていない曲っていうのももたくさんあって。今回久しぶりに"MY FOOT"とか"GOOD DREAMS"とかやれたけどさ、そういうあまりやっていなかった曲をやるライブもこれからやって行きたいなって。(大歓声)

今俺たちはすごく自由で、いつまでにリリースしなくちゃいけないとかないからとてもいい状態なんだ。

じゃー東京はまだあと2ヶ所あるからね!また遊びに来てよ」

MC長かったので曖昧です。メンバーがステージを去る。

 

SEがピーズの曲に戻り、ダブルアンコール。ビール片手に再々登場。

山中「Theピーズは今年で30周年、6/9に武道館やります!武道館までもう1ヶ月切ったな~シンイチロウ何着るの?ピロウズでは俺が用意してあげてるけどさ」
佐藤「え?そうですね...じゃピロウズからお借りしてこのシャツを」

山中「お借りしてってなんだよ笑。黄色のカラアゲTシャツは絶対やめろよ!アラバキでハルくんは革ジャン着てカッコよかったのに後ろで黄色いカラアゲTシャツ着てるのが気になっちゃって」
佐藤「有江くんに絶望的に似合ってなかったって言われましたから笑」
山中「ああいうのは上級者じゃないとかわいく着れないんだよ。黄色って難しいじゃない?
シンイチロウは襟があった方がいい!シャツの方がいい!」
パチパチパチパチ
山中「真鍋君はVネック似合うでしょ」
パチパチパチパチ
山中「俺は何を着ても似合っちゃうんだなー」
そこかい。似合うけどさ。フロアからは口笛も。

 

山中「ピーズのチケットもう買ったって言う人?」
結構手が上がる
山中「何が何でも行かないってやつは?」
上げたらどうするつもりだったの笑

真鍋「こないだピーズの武道館の夢見たのよね。すごい楽しかった」
山中「みんなで行こうぜ~。ま、俺はみんなとは違って金は出さねーけど笑。...って言い方悪いな笑。えーとご招待されてね。

...てかオカマなの?今はオカマって言わないのか?そもそもオカマって語源なんだろうね。俺昔丸ノ内線でさ、おすぎとピーコ見たんだよね」

真鍋「どっち?両方?」
山中「え?どっちなんてわかんないよ。だって見分けられなくない?なんとかな方が...ってもういいかこの話笑」
脈絡なくて笑う

 

山中「ピロウズは何となく新曲をみんな待ち望んでるって感じになってるじゃない?でもさっき新曲の話した後に古い曲をやるライブをやろうかって話したらその5倍くらいの歓声が来たなあ」

さっきフリーズしてたのはそれか


山中「ピロウズは珍しく新曲も昔の曲もどっちも求められてるバンドってことだな!」

さわおさんはこう明るくまとめたけど、思うところあったんだろうな

 

ラストのラストは"ハイブリッド レインボウ"。有名曲かつ昔の曲。これがここに置かれている意味を、もう一度考えたい。

 


ベテランバンドに勇気をもらった。彼らの向上心には圧倒されました。

今ツアー、もう一本行こうかな。



 

セットリスト

1.Envy
2.Hang a vulture!
3.I think I can
4.MY FOOT
5.New Animal
6.Last Holiday
7.POISON ROCK’N’ROLL
8.インスタント ミュージック
9.Ride on shooting star
10.王様になれ
11.Blue Drive Monster
12.どこにもない世界
13.GOOD DREAMS
14.ジェラニ
15.Coooming sooon
16.パーフェクト・アイディア
17.BE WILD
18.Sleepy Head
19.Where do I go?
20.Advice

en1.

21.プロポーズ
22.Funny Bunny

en2.

23.ハイブリッド レインボウ

 

 

the pillows NOOK IN THE BRAIN TOUR

▪️05月05日(金)高崎 club FLEEZ
▪️05月07日(日)長野 CLUB JUNK BOX
▪️05月12日(金)水戸 LIGHT HOUSE
▪️05月14日(日)渋谷 TSUTAYA O-EAST
▪️05月18日(木)岐阜 Yanagase Ants
▪️05月20日(土)岡山 YEBISU YA PRO
▪️05月22日(月)徳島 club GRINDHOUSE
▪️05月24日(水)京都 MUSE
▪️05月26日(金)金沢 EIGHT HALL
▪️05月28日(日)新潟 LOTS
▪️06月03日(土)赤坂 BLITZ
▪️06月13日(火)浜松 窓枠
▪️06月15日(木)松江 canova
▪️06月17日(土)広島 CLUB QUATTRO
▪️06月19日(月)松山 SALON KITTY
▪️06月21日(水)鹿児島 SR HALL
▪️06月23日(金)那覇 桜坂 Central
▪️06月25日(日)福岡 DRUM LOGOS
▪️06月30日(金)宇都宮 HEAVEN’S ROCK VJ-2
▪️07月02日(日)仙台 Rensa
▪️07月04日(火)盛岡 club CHANGE WAVE
▪️07月06日(木)青森 Quarter
▪️07月08日(土)旭川 CASINO DRIVE
▪️07月09日(日)札幌 PENNY LANE24
▪️07月15日(土)大阪 なんばHatch
▪️07月17日 (月・祝) 名古屋 DIAMOND HALL
▪️07月22日(土)東京 Zepp Tokyo

 

9mm Parabellum Bullet - BABEL

(遅ればせながら5月分の記事です。)

 

 

5/11、9mm Parabellum Bulletが7枚目のアルバム「BABEL」をリリースした。

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ご存知の通り滝さんがライブ活動を休止してから初のアルバムである。

前作「Waltz on Life Line」ではメンバー全員が作詞作曲に関わったが、1年経った今作は収録された全曲を新譜で挑み、作詞は卓郎さんが、作曲は滝さんが担当した。前作よりも「アルバム1枚を通して聴く」という付加価値が深く刻み込まれた印象。統一された荘厳さとロックなシンフォニーが胸に響く。

速弾きやタッピング、ギター・シンセが巧妙に練り込まれており、各楽器が思い思いにアンサンブルを紡ぐ。そしてありえないほどクサい(褒めてる)歌詞の応酬。

 

 

わたしは「The World」で9mmを知り、当初はかなりの熱量で追っていたのだが「Movement」あたりで離れてしまった。新譜だけは追っていて、もちろん好きな曲も山ほどあるのだがそこそこくらいの感覚。なぜかもやもやがすごくて。

そして畳み掛けるように滝さんの不調・休業。相手にする病気がジストニアなら、希望も不安も持てない。

 

 

そんな中でわたしの光となったのが"インフェルノ"である。今作に収録されている訳では無いが、この曲にタッピングを入れたことが転換のきっかけになったのでは。

 

 

今作は「原点回帰」とも言われているように、初期のサウンドを強く感じるアルバムとなった。正しく言うと、「新しい9mm Parabellum Bulletが昔の9mm Parabellum Bulletを弾く」みたいなイメージ。そこはかとなく懐かしいのに、その演奏技術は昔のものではなくひたすらにえげつない。ダサいのにかっこいい、絶妙な歌謡曲感。自分の中でも久々に9mmに引っ張られている感覚がすごい。

 

 

全10曲、約36分。主観とともにさくっと追う。

 

 


1. ロング・グッドバイ

1曲目から非常に飛ばしております。いきなりタッピングとブラストビートかましまくりのパワフルで激情的なイントロ。Aメロは穏やかに、サビは哀愁漂う四つ打ちディスコティック、プラス、ブラストビート。ドラムも恐ろしい。これぞ9mmたるクールさを見せつける。

 


2. Story of Glory

すごく1stの匂いがする。

またもやブラストビートでイントロへ。荒々しくも凛としたリフやブラストビートも絡んで疾走感がすごい。2曲目にして早くもメタリックなキラーチューンを入れてきた。歌謡曲っぽさも身に沁みる。

やっぱり卓郎さん上手くなってる。昔から彼の歌声は好きだけど、さらにレベルアップした歌唱力に引き込まれる。

 


3. I.C.R.A

最初曲名ざっと見たときイクラだと思って本当にごめんなさい。読めなかった。

タイトルとは裏腹にドラムが暴れまくっていてものすごい疾走感。歌謡曲の雰囲気も顕在。途中のスラップが印象的ですごく良い。久々にシャウトもありで、ああこれぞ9mm Parabellum Bulletという一曲。

個人的には滝さんソロ→和彦ソロ(ソロではないかも)へのトランスポートが最高。



4. ガラスの街のアリス

イントロからダサくてキャッチーで心を鷲掴みにされた。キメに絡むちーちゃんのドラム、本当に圧倒される。リフめっちゃ滝さんだなあ。

Aメロステイ→サビで爆発という9mmお気に入りの流れ。

なによりもアウトロ入りのギターにときめいた。これはやばい。動けなくなる。

リード・チューンらしい正統派。

 


5. 眠り姫

このアルバムに対して一つだけ言うならば、この曲はBABELっぽくないなと思った。前作の方が雰囲気は合ってる。実際に前作の時点でワンコーラスはできてたらしい。入れちゃっても良かったなあ。寝かせた方が良かったり、早く入れて上手くいったり、アルバムというのは難しいものですね。

でもベースはかなり上位に入るくらい好き。ありがとう和彦。

 


6. 火の鳥

メタリックたるメタリック。変拍子を駆使したキメがもうまさにメタリック。

「怒涛の弾丸音が猛スピードで連射炸裂する」とはまさにその通りだなと思った。タッピングの入れ方が最高すぎるキラーチューン。

自分の中の奥の奥の方に眠っているものを呼び起こされるような楽曲に仕上がっている。生命力がすごい。

 


7. Everyone is fighting on this stage of lonely

今作9mmっぽさ全開の歌謡ロック多いなあ。とても好き。
メロディは怪しげだけど、ブラストも入ってて焦燥を煽られる。サビがエモい。絶妙な歌謡感。ギターソロもエモい。メロディアスなパンクさを怒涛のカッティングが引き立てる。

 


8. バベルのこどもたち

バベルの名の通りかなりどっしりと構えた楽曲。終焉に向かっていくこの位置で、強い存在感を放つ。

リズム隊が最高。間奏では和彦の断末魔が久々に登場。

 


9. ホワイトアウト

バラードながらもこれまた歌謡感。冬を想起させるエモーショナルなテイスト作りはさすがです。

9mmはダサいのがかっこいいと思っているんですけど(褒めてます)、ちょっとおしゃれでびっくり(褒めてます)。艶やかでジャジーなエロいサウンドが印象的。

 


10.それから

ラストにキラーチューンぶち込むお決まりの展開。リフの迫り来る感じすごい。ほんとに滝さんすごい。アップテンポ曲だけどサビでは落とすクサい曲。好き。間奏がめっちゃダサい。好き。

シャウトや"Vampire Girl"以来(たぶん)の語りパートも盛り込まれている。

変則アレンジながらも爆走して去っていった。

 

 

 

めっちゃ良かった。本当に良かった。

旧約聖書バベルの塔の神話は神に逆らう人間が天高く塔を築いて破壊されるけれど、9mm Parabellum Bulletは塔を破壊しながら誰も届かない高みへ突き進んでいる印象がある。

彼らにしか鳴らせない音楽をこれからも鳴らし続けて欲しい。

 

 

 

5/10 fun time HOLIDAY6の福岡公演、非常に行きたかった。就活で行けなかったのだけど。

LIVE HOLICでアクトを観てとても満足したのだが今回のアルバムを聴いてやっぱり滝さんが帰ってくるまで待とうと思った。武田さんはじめとしたサポートの方々がめっちゃ上手いのはすごくわかるんだよ。

 

 

でもわたしのなかで9mmは滝さんなんだ。

 

 

「方向性の違い」なんていう覚悟の欠片もない理由で脱退・解散するバンドが多い昨今だが、ライブで十分なパフォーマンスができない状況に陥っても「9mmでやりたいことはまだまだたくさんある」と語る滝さんが好きだ。オリジナルメンバーの重要性を改めて感じる。完全復活するまでワンマンは行かないでおこうと思う。

 

 

 

特典DVDは以下の通り。 

[DVD]
■「TOUR 2016 “太陽が欲しいだけ"」 16.11.05 At 豊洲PIT
太陽が欲しいだけ
Discommunication
モーニングベル
インフェルノ
ロンリーボーイ
スタンドバイミー
反逆のマーチ
Lost!!
The Revolutionary
生命のワルツ
Talking Machine

 

■特典映像「BABEL」レコーディングドキュメンタリー

 

 

これからがますます楽しみになった。

 

 

パスピエ DANDANANDDNA NHKホール(ファイナル)

(遅ればせながら5月分の記事です。)

 

 

2017年5月10日。

やおたくや(Dr.)の脱退が発表された。

書いていたライブレポートをすべて消した。

あれが5人のパスピエ最後のワンマンであったなら、汲み取るところはもっと他にあるはずだ。

自分の中でこの事実を消化するのにかなり時間がかかってしまったので、さくっと振り返りたい。 

 

 

5月7日。

パスピエが3月から行ってきたワンマンツアーDANDANANDDNANHKホールでファイナルを迎えるとのこと。迷わずチケットを取った。

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このツアーは今年1月に発売された自身4枚目のアルバム「&DNA」を引っさげている。今年は全体的にかなり豊作だが、その中でも極めて上位にランクインすると思っている。本当に傑作なので、お時間があればぜひ聴いてほしい。

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さて、ツアー最終日である。

 

セットリスト

1. ヨアケマエ
2. ギブとテイク
3. とおりゃんせ
4. 永すぎた春
5. チャイナタウン
6. やまない声
7. ああ、無情
8. DISTANCE
9. くだらないことばかり
10. ON THE AIR
11. S.S(2017 ver.)
12. おいしい関係
13. トキノワ
14. メーデー
15. マイ・フィクション
16. ラストダンス
17. ハイパーリアリスト
18. MATATABISTEP
19. スーパーカー

en1.
20. シネマ
21. 最終電車

en.2
22. フィーバー

 

 

18:10。真っ白なステージに登場したのはなっちゃん。下手に置かれた台の前に立ち、オイルアートを始める。「リキッドライティング」というものらしい。バックスクリーンにその様子が映る。はっきりとした色合いで生命を宿すようにカラフルに彩ってゆき、最後にはツアータイトルが浮かび上がる。同時にメンバーも登場。

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(ナタリーより。Photo by Yosuke Torii, Miku Nakajima)

 

"ヨアケマエ"からライブが始まる。「&DNA」のラストに収録されているシングルでありながら、このアルバムの原点ともいえる曲。

"ギブとテイク"〜"チャイナタウン"の流れも豪華。"永すぎた春"では露さん・三澤さんもアクティブに動き、楽曲の生命力の強さを見せつける。"チャイナタウン"をこんな早い位置で演奏しても後半倒れないくらい強いセットリスト。

 


大胡田「いやー、ここからの景色、すごいよ?こんないい眺めなかなかないよ。正直、超嬉しいです。『&DNA』というアルバムを作って、いま私たちがやりたいこと・表現したいことを表現できたと思っていて。今日は私たちの遺伝子を生で感じて楽しんでもらえたらいいなと思います!」

 

 

中盤には「&DNA」の楽曲が次々と披露される。"やまない声"の露さんソロ、手元はほとんど見ていないにも関わらず弾いたフレーズは繊細かつ複雑で、思わず息を呑んだ。"ああ、無情"ではなっちゃんの歌声とナリハネさんのキーボードがなぞるメロディラインが絡み合っていて耳が心地よい。その流れを纏いながらもやおさんが骨格を形成する。"DISTANCE"におけるフレーズでは三澤さんによる「タッピング奏法」がリードになっている(奏法はじめて知った)。このバンド、スーパーミュージシャンしかいない。

 

 

印象的なのは今回のツアーのためにリアレンジされていた"S.S"。そのセルフアレンジからはひとつひとつの音が生きているということを主張されているような感覚をもらった。曲の途中では突然のブレイクから全員のソロに突入。オーディエンスからもメンバーの名前がコールされる。期待以上の完成度と盛り上がり。

 


個人的にアルバムでいちばん好きな曲、"おいしい関係"。曲のテイストも歌詞も楽曲そのものもポップなのに、やっていることはかなりロックで最高。"トキノワ"、ファンにとってはすごくエモーショナルな1曲になりましたね。"メーデー"→"ハイパーリアリスト"の駆け抜け方も凛としていて、オーディエンスのボルテージも最高潮。いつも以上の音の結束力、完成度。それが違和感には結びつかなかったけれど。

 

メーデー後のMC

成田「今回ライブハウスとホールをミックスしたツアーになったんですけど、みんなの顔を見てると、どこでどうやるとか、場所とかほんと関係ないなと思って。僕らも楽しくやらせてもらってす。本当にありがとうございます!」

 

本編は"ラストダンス"、"スーパーカー"で穏やかに締めくくった。

 

 

 

アンコールMC。ツアーの感想を語り合う。

やおさん「NHKと言えば『おかあさんといっしょ』……おかあさん!!ありがとーーー!!!!」

わらった

 

人気曲"シネマ"、"最終電車"を披露。メンバーがステージから去り、会場の照明が付けられてもコールは止まず、再びステージに登場してくれた。ダブルアンコールだ。

ラストのラストは"フィーバー"でツアーの幕を閉じた。

 

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(ナタリーより。Photo by Yosuke Torii, Miku Nakajima)

 

 

ライブ中ナリハネさんが「今日はファイナルだけど発表とかはありません!笑 なんか発表できたらよかったんだけどね」とけらけらしたのが今も脳内から消えない。この時既にやおさんの脱退は決まっていた。5人はどんな気持ちだったのかな。

 

 

 

パスピエは本当にライブバンドだなあと思う。セトリにせよ、テクニックにせよ、アレンジ1つ取ってもそうだが、完成度が高くないとライブ映えしない。妥協のないステージをこれからも見せ続けて欲しい。

 

4人になっても歩みを止めないでいてくれることに最上級の感謝を込めて。

 

 

 

今回のNHKホール公演の映像を収録したライブDVD『パスピエ TOUR2017 "DANDANANDDNA" -Live at NHK HALL-』が8月23日にリリースされることが決定。終演後にフライヤーで知らされた。こちらも楽しみにしたい。

 

 

BUMP OF CHICKEN 記念撮影

7/5、0:00。

BUMP OF CHICKENが突然の配信リリースをした。

次はCDでシングルを!と思っていたので個人的には悔しさもあるが、大人の事情もあるのだろう。今のところ配信にする理由として許せたのは"You were here"のみだけど。何はともあれBUMP OF CHICKENの新譜がリリースになるというのは嬉しい。

 

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記念撮影

目的や理由のざわめきからはみ出した
名付けようのない時間の場所に
紙飛行機みたいに ふらふら飛び込んで
空の色が変わるのを見ていた

遠くに聞こえた 遠吠えとブレーキ
一本のコーラを挟んで座った
好きなだけ喋って 好きなだけ黙って
曖昧なメロディー 一緒になぞった

やりたい事がないわけじゃないはずだったと思うけど
思い出そうとしたら 笑顔とため息の事ばかり

ねぇ きっと
迷子のままでも大丈夫
僕らはどこへでもいけると思う
君は知っていた 僕も気付いていた
終わる魔法の中にいた事

昨日と似たような繰り返しの普通に
少しずつこっそり時間削られた
瞬きの向こうに いろいろいくつも
見落としたり 見落としたふりしたり

あれほど近くて だけど触れなかった
冗談と沈黙の奥の何か
ポケットには鍵と 丸めたレシートと
面倒な本音を つっこんで隠していた

固まって待ったシャッター レンズの前で並んで
とても楽しくて ずるくて あまりに眩しかった

そして今
想像じゃない未来に立って
相変わらず同じ怪我をしたよ
掌の上の 動かない景色の中から
僕らが僕を見ている

目的や理由のざわめきに囲まれて
覚えて慣れて ベストを尽くして
聞こえた気がした 遠吠えとブレーキ
曖昧なメロディー 一人でなぞった

言葉に直せない全てを
紙飛行機みたいに
あの時二人で見つめた
レンズの向こうの世界へ 投げたんだ

想像じゃない未来に立って
僕だけの昨日が積み重なっても
その昨日の下の 変わらない景色の中から
ここまで繋がっている

迷子のままでも大丈夫
僕らはどこへでもいけると思う
君は笑っていた 僕だってそうだった
終わる魔法の外に向けて

今僕がいる未来に向けて

 

 

歌詞はリリックMVより↓

 

 

6月19日からオンエアされているカップヌードル2017年新CM「HUNGRY DAYS 魔女の宅急便 篇」のために書き下ろされた楽曲。

(予告篇)

 

(魔女の宅急便篇)

 

初めてこのCMがOAされたとき、藤原基央の声がTVから聴こえてきて驚いた人は多いだろう。わたしもその1人で、藤くんの声間違えなくて良かったとほっとしています。

 

後にこれが「記念撮影」という楽曲であることが判明。CM中には黒板にニコルの絵と「BUMP参上!」という文言が書かれているという遊び心も。

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聴いてみての印象としては、今までBUMP OF CHICKENが生み出してきたどの曲よりも「藤原基央」を感じた。

もちろん彼がどんな人なのかは知らないと言った方が適切だし、自分がこのバンドを応援してきた16年、その中でもわたしたちが見える部分は限られているから、「藤原基央らしさ」が何なのか定義付けはできない。

 

それでも、今まで以上に藤くんの歌だなあという気がした。

新曲が出る度に「僕は自分が経験したことしか書けない」「同じ歌詞が何度も登場するのは意図的な部分もあるけど、大半は芸がないんです」と語る。これは彼の曲の強みであって、自身の経験を普遍性の持った歌詞にわざとらしくなく変換できるからこそ多くの人の共感を呼んできた。聴く人それぞれの風景を投影できる幅の広さがある。

 

でも今回の「記念撮影」は、もちろん今まで通り根底にあるものは変わっていないのだけれど、「僕」に対して真っ先に投影したのは藤くんだった。何度も聴く度に強く思う。

 

あんまり歌詞解釈は好きじゃない、というか人それぞれだと思うし、藤くんはきっと「どれも正解だよ」 と言って笑うと思うので特に書かないけれど、これは藤くんじゃないと書けなかったストーリーだと思う。

 

 

今回思ったことはたくさんあるけれど、書くことはあんまりないな。

迷子のままでいいし、終わる魔法の外のどこまでも行ってほしい。

 

 

ツアーがさらに楽しみになりました。

 

 

 

 

 

 

TOUR2017-2018 PATHFINDER
■2017.09.16(土)千葉県 幕張メッセ 国際展示場1〜3ホール
OPEN 16:00 / START 18:00
■2017.09.17(日)千葉県 幕張メッセ 国際展示場1〜3ホール
OPEN 16:00 / START 18:00
■2017.09.23(土)北海道 北海きたえーる
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.09.24(日)北海道 北海きたえーる
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.10.03(火)新潟県 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.10.08(日)静岡県 エコパアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.10.09(月・祝)静岡県 エコパアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.10.31(火)大阪府 大阪城ホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.11.01(水)大阪府 大阪城ホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2017.11.18(土)広島県 グリーンアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.11.19(日)広島県 グリーンアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.12.09(土)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.12.10(日)宮城県 セキスイハイムスーパーアリーナ(追加公演)
OPEN 16:00 / START 17:00
■2017.12.16(土)石川県 石川県産業展示館4号館
OPEN 17:00 / START 18:00
■2017.12.26(火)徳島県 アスティとくしま
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.10(水)愛知県 日本ガイシホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.11(木)愛知県 日本ガイシホール
OPEN 17:30 / START 18:30
■2018.01.27(土)
福岡県 マリンメッセ福岡
OPEN 17:00 / START 18:00
■2018.01.28(日)
福岡県 マリンメッセ福岡
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Suchmos F.C.L.S.

※この記事はSuchmosの2Tracks CD「F.C.L.S.」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

 

先月末Mr.Childrenのワンマンへ足を運んだのだが、そこで桜井さんがハンドマイクで歌い始めたときのことである。

普段ワンマンを観ていて他のアーティストに思いを馳せることはあまりないが、このときばかりは自分に驚いた。

 

YONCEを思い出した。

 

両者に敬意を表したいので先に言っておくが、動きや音楽が似ているわけではないし、似せてほしいわけでもない。

マイクしか持っていないという状況で、音楽を全身で表現する。簡単なようだができるボーカリストは少ない。

自分自身のYONCEに対する期待と、彼のポテンシャルの高さを噛み締める。

 

 

そんな中、新譜リリースとなった。

「F.C.L.S.」。先日ソニーミュージックエンタテインメント内に発足したばかりのレーベル「FIRST CHOICE LAST STANCE」に所属して1枚目。

 

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相変わらずシンプルさがお洒落。

 

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タワレコのポップ(渋谷店)とステッカー。

 

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TSUTAYA渋谷店。

 

 

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CDは銀盤が好き。SuchmosのCDは本当にシンプルでずっと眺めたくなる。

 

 

余談だが、このリリースに合わせて原宿・渋谷がSuchmosだらけ。

 

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公式ツイートがあった原宿。

 

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山手線渋谷駅ホーム。思わずにやける。

 

この他にもあらゆるCDショップのロゴに隠れていたり、原宿駅の広告ジャックしたりと派手なプロモーション。気合入ってるなあ。

代官山の蔦屋書店でもCD持参でTシャツかバッグにロゴをステンシルしてくれるとかなんとか。時間があればぜひ訪れたい。無地の白Tシャツとか持っていけばいいかな。UNIQLOいこ。

 

 

あまり掘り下げるつもりもないですが、早速CDの感想を少しだけ。大切なことはすべて音楽が教えてくれますからね。

 

 

1.WIPER

あれ!歌詞がYONCEらしくない!と思ったら見事にヒット。HSUさんでした。語感重視。

前回のツアー「THE KIDS」でセットリストに組まれており、VIVA LA ROCKでは大宮アルディージャ戦、新加入選手を紹介します」といって披露されたホープ

イントロからかっこいい。緊張感を纏ったロックにYONCEの艶やかなる歌声が絡み合ってディープな1曲に仕上がっている。

一聴目、YONCEの声色がいつもと違うなって思ったけどそれだけじゃない。本当に上手くなってる。ツアーを通して6人の演奏力が上がっていることは素人耳でもよくわかったが、今回も震えた。このボーカル、どこまでわたしたちを驚かせてくれるのか。

 《じゃれ合いな都会がなんだ》

根底にあるものは変わらない。

 

 

2.OVERSTAND

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こちらの作詞はYONCE。メッセージ性強い。歌詞もそうだけど、YONCEの語りかけるような、訴えかけるような歌い方も印象的。

穏やかなR&Bでありながら彼らの作り続けるブラックミュージック的なグルーヴは顕在。

泥臭いけど心にぐっと来るものがある。Suchmosには懐かしさを求める人や新規性を見出す人、関連やルーツを掘り出す人など様々だが、この曲はオールド感の醸し出し方が強いので強いて言うなら「懐かしい」なのかもしれない。

Suchmos、こっちにも振れるんだ。テイストという意味でも、演奏面でも。

 

 

 

そしてわたしは3曲目ににやけが止まりません。気になる方はぜひCDを買ってね。

 

ツアーも発表された。CDにはシリアルが封入されている。

彼らの地元がないのは正直驚いたが、キャパの問題かな。ファイナルが豊洲PITなのがとても嬉しい。チケット取れるといいな。

 

 

 

TOUR FIRST CHOICE LAST STANCE

■10月7日(土) 札幌 Zepp Sapporo

■10月13日(金) 広島BLUE LIVE 広島

■10月15日(日) 福岡DRUM LOGOS

■10月16日(月) 福岡DRUM LOGOS

■10月21日(土) 仙台GIGS

■10月28日(土) 名古屋 Zepp Nagoya

■11月4日(土) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月5日(日) 大阪Zepp Osaka Bayside

■11月10日(金) 東京 Zepp Tokyo

■11月11日(土) 東京 Zepp Tokyo

■11月19日(日) 東京 豊洲PIT

 

 

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フジフレンドパーク2017 Zepp DiverCity TOKYO(6/30)

※この記事はフジファブリックの対バンツアー「フジフレンドパーク2017」のツアーネタバレを含みます。行かれる方は念のため回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

内容に入る前に書いておきたいことがありますが、飛ばしていただいても構いません。
文章を書くことに関しては素人ですが、このブログにも一応著作権があるので盗用・丸パクリはお控えください。文章を引っ張りたい場合は引用でお願い致します。

書く形式を真似ていただくのは非常に光栄ですが、明らかなコピペはお互い恥ずかしいのでオリジナルでがんばりましょう。

わたしもブログを書く際は細心の注意を払っておりますが、お気づきの点ございましたらお知らせください。

 

 

 

 

2017年上半期最終日の6/30。昨日の東京ドームから場所を移し、Zepp DiverCity TOKYOへ向かう。

 

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フジファブリックの2マンツアー「フジフレンドパーク2017」。今年で4年目の開催。

アー写更新されてない!!って思ったけど、シングルリリースかツアー開始まではゆるす

 

先日のPerfumeは個人的に意外や意外という感じはあったものの、UNISON SQUARE GARDENは絶対来るだろうなと思っていたので嬉しい。SMAの先輩後輩での対バン。

 

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 Zepp DCは本当にいい箱。音もいいし電波も入るしどこからでもステージが見やすい。およそ2500名のキャパシティでこんなにわくわくするライブハウスもなかなかない。

開演前SEにX JAPANの"紅"がかかっていて妙な違和感すら覚えたが、温度差が心地よくてなんとも不思議な感覚だった。

 

 

 

まずはUNISON SQUARE GARDENのアクトから。

 

19:03、暗転。青色の光と共にいつものSE。

鈴木→田淵→斎藤の順で登場。田淵の白Tシャツが新鮮。袖が長めでかわいい。ギターボーカルはステージ中央で右手を高く上げて一礼。誇らしげな表情が印象的。

 

 

01.サイレンインザスパ

対バンでもキレのある幕開け。

でもなんだか「目で殺す」みたいな恐怖感よりも激しさによる楽しさの方が勝ってたな、今日は。フジファブリックのファンの方が「やばい」「すごい」って口々に言ってて思わずドヤ顔。

テンプレート的なヘイ未遂。知らなかった人と知ってて引っかかってしまった人と引っかからなくてドヤ顔してる人と無関心な人が混在してて一瞬のプチカオス。嫌いじゃない。

この曲のギター大好きだし、間奏のギター弾きながらつま先上がる宏介さんも良かった。

 


02.ワールドワイド・スーパーガール

この流れは胸が高鳴る。

Bメロ3人のまあ楽しそうなことよ。いい顔してる。宏介さんと田淵のリズムの取り方が違うから2人を交互に見るのが好き。

サビ田淵、いつも通り耳上でぴょこぴょこ左手動かしてたけど、いつもよりかっこつけてた感。もっと全力で可愛くやってくれよ!だるそうにぴょこぴょこするのもよかったけど!

貴雄の奇声がデフォになりすぎてる。初めて聴いたら絶対びっくりする。

 


03.オリオンをなぞる

イントロからもう嬉しい。

Aメロのクラップ少なかったな。クラップが悪だとは全く思わないんですけど、波及していくクラップが好きじゃないんですよね。意志のなさが露呈している気がして。周りに合わせなくたって、叩こうが地蔵になろうが好きなようにやればいいじゃない。

貴雄が自分の叩くリズムを口ずさむのが本当に好き。すごく幸せそうな表情するんだよね。

《立てないわけがないよ》の感情の入れ方最高すぎた。

いつもラストの《ココデオワルハズガナイノニ》、田淵はマイク前あたりでやや俯きながら口パクしたりしなかったりなんだけど、今日は下手側に出てきてた。ちょうど目が合ってしまってわたしも口パクしてたから田淵の口角が上がっていく様子まで見えてしまった。あんまり目が合ったとか言うのどうかなと思った時期もあったけど、勘違いして幸せな気持ちになれるならそれでいいじゃない。

音楽を通じてのみ空間を共有できるこの感じ。最高。

 

 

斎藤「こんばんは、UNISON SQUARE GARDENです!フジフレンドパーク、よろしくお願いします!」

 

 

04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと

絶対やると思っていました。何曲か予想していたけどこの曲は確実に来ると思ってた。

昨年のゴーゴーの日以来?(RSR以来でした!Aさんコメントありがとうございます!)

田淵の横跳び好き。

《きっと誰かは忘れちゃってるかもしれないな》のフレーズ終わりの仕上げ方が色気をまとっていて最高。

アラレちゃん田淵も顕在。

《フロンティアーの真実》 の所のドラムのリズム取りが好きすぎて、ライブで改めて聴くと感動する。

 


05.蒙昧termination

CITS好きにもたまらん展開が用意されているところが素敵。これで後半ポップに振り切るのが計算されているように感じる。ユニゾンのファンはすぐ深読みするからね(田淵談)。セトリのレシピはいつまでも知らないままでいたい。

2番冒頭のマイクチェック最近凝ってる。

今日の田淵に言っといてあんまり殺気なかったな。自分で書いた歌詞に自分の名字が載ってても意に介さずベースべんべんしてるベーシスト好きだなあ。

《ご勝手に》の後の気怠げな表情最高じゃないですか。最高なんですよ。

 

 

06.天国と地獄

この枠は"場違い〜"が来ると思っていたから外した。

柴さんがYouTube説を提唱していて本当にその通りだなあと思っていたけれど、シングルカットすらされていないこの曲でボルテージを上げられるのは改めてすごいなあと思った。

もうこの話何回もしていて聞き飽きたとは思いますがon the drumsのたった一音、めちゃめちゃエロくないですか。すごく好きですあの余韻。

きついスタンディングのときに来るとつらいけど、今日は快適に見れたのでひたすらに楽しかった。

 

 

斎藤「改めまして、どうもUNISON SQUARE GARDENです。僕ら結構長くバンドやってて、もう13年くらいやってるんですけど、こうやってがっつり対バンさせていただくのは初めてなんですよ。もともと事務所の先輩と後輩なんだけど、僕らステージ上のフジファブリックさんしか知らないからこの対バンを機にどうにかして仲良くなりたいなって思ってたんだけど、ステージ上の皆さんしか知らないからビビり上がってて。そんなときにフジファブリックさんのネットラジオに呼ばれたの。この対バンの前にね。これは仲良くなるチャンスだと思って。でもなかなか突破口がなくて。考え付いた策が下ネタ笑。ここ(田淵と貴雄)は小学校の同級生なんだけど、田淵の家に置いてあったちょっとエッチな本を貴雄が持って帰っちゃった話とか。で結構盛り上がって打ち解けたと思ったの。でもうちの事務所優秀で。見事にOAには載ってませんでした。綺麗に全カット笑

でもそのおかげで、フジファブリックの皆さんと仲良くなれました。なんたって魂の交換を済ませたからね!笑

今日は最後までよろしくお願いします!」

 

 

07.Silent Libre Mirage

ツアー(ftH6)以外では初披露。速さといい明るさといい本当にライブ映えする。

歌い始め直前の「タタタタン タタタ」のリズムが大好き。

2番Aメロ後半がライブだと更にカオスで(特に貴雄)本当に楽しい。やりたい放題なのにテクニカルなのがこのスリーピースバンドの強いところ。

近いうちに歌詞カード欲しいな。

 


08.アイラブニージュー(アウトロセッション)

去年のBIGMAMAとの対バン2日目以来...!およそ1年ぶりで泣ける。このタイミングでやってくれるとはなあ。

イントロの3人のドヤ顔よ。悔しいけど嬉しすぎるからゆるす

田淵が横向きでマイク拾うの可愛い。1サビ入り遅れてたけど。アンドレカンドレもファンタとコーラも可愛い。

アウトロセッションかっこよすぎた。ここからの"桜のあと〜"とか素晴らしすぎるわ。

 


09.桜のあと(all quartets lead to the?)

多幸感攻撃。ほとんどのセットリストに入っていると言っても過言ではないのに、来るとやっぱり嬉しい。

《君は自由なんだから》の田淵の表情が優しすぎて震えた。

Dr.Izzyファイナル公演からもう半年以上経つのにいまだに引きずってるからエモーショナル。

ここまでの圧倒的なポップネスとさわやかさを兼ね備えた後釜曲の誕生に期待。

 


10.シュガーソングとビターステップ

シュガー終わりってめちゃめちゃいいですよね。"Silent〜"からの超ド級無敵ポップラインがひたすらに幸せ。

ftH6のセットリストから外れたことでこの曲が更に好きになった。天邪鬼とかではなく、"シュガー"の存在の大きさを再認識したという感覚。

あともう耳にたこができるくらいお伝えしておりますがAメロのベースが本当に好き。UNISON SQUARE GARDENの楽曲の中ではダントツ。宏介さんの《超天変地異》のフリを目にする余裕もなくベースラインを追ってしまう。

 

 

 

そういえば今日バラードなかったな。

終わりたくなかった。ずっとあの幸せな空間にいたかった。

9/17まで彼らのライブが見られないなんてだいぶ耐えられない。最近ではもっとも長いブランクかも。

制作期間かなという淡い期待を寄せながら、ニューシングル"One roll, One romance"のリリースを楽しみに待ちたい。

 

 

 

 

約20分間の転換を経てフジファブリックのアクトへ。

個人的には今年2回目。前回観たのは中野サンプラザのツアーファイナル公演。

リアルタイムで聴き始めたのが5年ほど前なので志村さんのいた時代を知りません。いわば新参ですが感想をさくっと。

 

 

SEと共に3人とサポートドラマーのBOBOさんが登場。かとをさんのアンプの所に石川さんコラボの石川慎一置いてあって笑ってしまった。田淵にあれあげてよかとをさん。

 

 

01.夜明けのBEAT

志村さんの置き土産。サビの総くんキー、初めてライブで聴いたときは少し違和感もあったのだがいつの間にか慣れていたし結構お気に入りでもある。

1曲目にこれはテンション上がる。今もこの曲を歌い続けていることに感動もつのる。

 ジャジャッ ジャジャッ「イェーーーー!!」がすごく好き。

 


02.TAIFU

ライブで初めて聴きました。まさか聴けるとは思わなくてつい両手で口元を覆う。

この志村節炸裂の超ド変態曲(褒めてる)を今のフジファブリックが綺麗に踏襲したアクトだった。妙な中毒性はそのままで、総くんの色がくっきり出ていてすごく良い。

しかしこの曲も本当に変態的に天才的だな。かっこいい。ダイちゃんのキーボードのはね方は可愛い。

 


03.SUPER!!

一度聴くと耳からしばらく離れなくて本当に好き。個人的にはフジファブリックの中でも常時TOP5に入るくらい好き。

ギター金澤ダイスケのところで総くんと一緒にヘッドの上げ下げするの何回見ても可愛い。あんな可愛いおじさんいていいんかい。

一皮むけたフジファブリック流ウルトラポップに心踊る。

 


04.Sugar!!

これは嬉しい。

まだちゃんとフジファブリックのことを知らない頃、野球のハイライトで流れてきたこの曲にわくわくしたのは確かに覚えている。

ダイちゃんのキーボードのラインが印象的で高まる。

全力で走らなきゃ。

 


05.ブルー

アオハライド

フジファブリックのノスタルジーをきちんと受け継ぎながらもちゃんと地に足が着いている感じがあって泣けてくる。

Bメロが切なくて優しい...歌っている総くんの表情からも切なさがこみ上げる。

 


06.銀河

山内「今からここを地球で一番盛り上がってる場所に...いや違うな、"銀河"で一番盛り上がってる場所にしましょう!」

 

曲振りが総くんらしくて良かった。

初めて聴いたときの衝撃が今もなお消えない。こんなに少ない言葉と擬音だけでこんなにかっこいい音楽が作れるのかと。今聴いても鳥肌が立つ。

 本当に変態的なかっこよさなんだよね。フロアもめちゃめちゃ盛り上がってた。

 


07.徒然モノクローム

山内「次の曲は田淵くんがね、話の中で好きだって言ってくれてた曲で。リクエストじゃないんだけど、それを聞き逃さなかったのでやってみようと思います」

田淵は前に違う曲を挙げていた気がする(Monster?)ので意外だったけど嬉しい。

総くん、前は「ギター上手いなこの人」って思ってたけど、最近は見る度本当に歌が上手くなってる。素晴らしいギターボーカルだ。

《徒然しちゃう》のワクワク感が相変わらずすごい。

かとをさんのベースに必死に耳を傾けていたら当たり前だけど田淵のベースと全く音が違っていて、一口にベース・ベーシストと言っても様々だなあと。わたしはまだまだベースを語るに至らないな。

 


08.カンヌの休日

前回観たとき山田孝之が来てくれた回だったので総くんが1人で歌うバージョン初めて観た。贅沢。

初めて聴いた時テイストが好きすぎてiTunesで即購入した。

ダイちゃん本当に楽しそうにキーボード叩くなあ。

 


09.Surfer King

一歩ずれたらダサいだけになりそうなのに、変態的なセンスでここまでの名曲にさせている。ワードチョイスがシュール。

フフーフフーで許されるだけの力がある。本当に志村さん天才だなと思った曲のひとつ。

3人ともめちゃめちゃ楽しそうだったな。

 


10.虹

"虹"に限らないけれどダイちゃんがキーボードで拾うラインが好きすぎるんだよなあ。自分がピアノを長く続けているからというのもあるかもしれないが、痺れる。

 

 

颯爽と去っていく様も清々しい。

 


en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)

山内「ここでセッションをやってみたいと思います。えー、ユニゾンから、斎藤くんです!」
斎藤「お邪魔します!」
山内「いやいやどうもどうも。Tシャツ、お揃いですねえ」
斎藤「ほんとですね。いや、お似合いですよ
山内「いやいやお似合いですよ。あのねえ僕と斎藤くんが揃うとね、縁起がいいんですよ」
誰もわからない
山内「ギターの色がほら!赤と白で!紅白!」

2人でギター掲げる。かわいい

山内「いやあユニゾンよかったよ」
斎藤「ありがとうございます」
山内「なんでそんなよそよそしいの〜!なんか上から言ってるみたいじゃん〜!もっと『でしょ』とか言ってよ笑」
斎藤「...まあね」

頭の回転速い宏介さん最高

斎藤「いや君たちもなかなかよかったよ?」
山内「ありがとう笑」
斎藤「いや嘘ですよ笑...なんか漫談みたいですね笑」
山内「ギター漫談?」

金澤「ストラト漫談だね笑」

昨年のVIVA LA ROCKでの企画「VIVA LA ANTHEMS」で斎藤宏介がこの曲をカバーしたのは記憶に新しいが、ついにこの時が来た。

1番を歌う宏介さんはキーを少し高めにしていたが、間奏が終わったときにはあっという間に原キーに戻っており、総くんが2番を歌い出していた。転調がナチュラルすぎて驚く。あの部分だけもう一度聴きたい。

リリース時を知らないだけにあまり多くを語るのもはばかられるのだが、それを除いてもこの曲には心を鷲掴みにされる感覚がある。何年経っても色褪せない。

宏介さんの歌声でまた聴くことができて嬉しかった。彼も本当にすごいギターボーカルだ。

 


12.LIFE

イントロの本当に最初のあたりで総くんが一瞬ドヤ顔したのが良かった。この対バンの成功を確信したかのような満足げな笑み。

サビではわたしもすごくニコニコしながら手を振った。本当に楽しかった。

コーラスしながらフロア見渡していい顔するかとをさんとダイちゃんも最高。

間奏のギター聴くとやっぱり総くんギター上手いなって(原点回帰)。

穏やかなエンドロール。

 

 

タイミングが思い出せないMCの概要だけさっくりと。

 

♪フジフレンドパークの話

・バーサスじゃなくて仲良くやりましょう
・4年目だけど事務所の後輩とやるのは初

 

♪事務所の偉い人の話

・お互い中堅
・上が詰まってる(ユニコーン真心ブラザーズスカパラ)
・下も詰まってる(OKAMOTO'S、チャランポランタン)
・事務所の偉い人がたくさん見に来てるから盛り上がらないと今後活動しづらくなる

 

UNISON SQUARE GARDENとの話
・曲の毒っ気がすごくて親近感
ネットラジオの同じ話をして総くんの天然が炸裂「フジフレンドパーク、個人的に波乱の幕開けです」

 

♪ダイちゃんと貴雄ちゃんの話
・イベントで一緒になって2週間くらい毎日一緒にごはん行ってた
・ダイちゃん的には貴雄はバンドメンバーかつ推しメン
・総くんの「フレンドじゃん」というちょっとよくわからないツッコミ

 

♪かとをさんと田淵の話
・田淵に影響されていつもよりたくさん動いてたかとをさん
・総くんの視界に入ってくるかとをさん
・みんな気付いてないと思いきや意外に気付かれてたかとをさん

 

 

 

 

最高に楽しかった。満足感が尋常じゃない。

こんな素敵な対バンを観れて本当に良かった。フジファブリックもまた近いうちに観たい。最高の空間をありがとうございました。

 

 

ライブ最高、バンド万歳。

 

 

 

 

セットリスト

UNISON SQUARE GARDEN

01.サイレンインザスパ
02.ワールドワイド・スーパーガール
03.オリオンをなぞる
04.誰かが忘れているかもしれない僕らに大事な001のこと
05.蒙昧termination
06.天国と地獄
07.Silent Libre Mirage
08.アイラブニージュー(アウトロセッション)
09.桜のあと(all quartets lead to the?)
10.シュガーソングとビターステップ

 

フジファブリック

01.夜明けのBEAT
02.TAIFU
03.SUPER!!
04.Sugar!!
05.ブルー
06.銀河
07.徒然モノクローム
08.カンヌの休日
09.Surfer King
10.虹

en.
11.若者のすべて(w/斎藤宏介)
12.LIFE

 

 

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25 東京公演(6/29)

※この記事はMr.Childrenのツアー「Thanksgiving 25」のネタバレを含みます。これからライブに行かれる方は先入観なしで見てほしいので回避をおすすめします。

いつもありがとうございます。

 

 

 

 

国民的バンドが25歳になった。

25年ってすごいな。四半世紀。わたしよりも年上。

 

 

Mr.Children DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25。お祝いに足を運んだ。

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このツアービジュアル、歴代の中でもかなり好き。溢れ出るMr.Children

個人的な話ですが、なんとMr.Childrenのライブを観るのが(イベント・対バン・フェスを含めて)今回が25回目でした。あとから数えてびっくり。

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東京ドーム公演1日目。F&M(Mr.ChildrenのFC)を抜けてからの方がチケットを確保出来ているという不思議。他にも理由はあるだろうけど。

 

 

11:00スタートの物販に15分遅れで並び始めたものの、進みが早く売り切れなしで1時間後にはゲット。ミスチルの物販はいつも円滑でありがたい。

 

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警備員さん同士が過去のミスチルライブについて語り合っていて、ああやっぱり国民的なアーティストだなあ、と。

 

辺り一面ツアーグッズを持った人で溢れかえっていて、軽くお祭り状態。

客の世代も幅広い。ここまで人間を見せつけられるファン層もなかなかない。

 

 

18:00開演。ドームだから押すかと思ったけどほぼ定刻でスタート。この規模を仕切るのって本当に大変だよなあ。スタッフの皆様本当におつかれさまです。

 

 

 

 

セットリストの話

01.CENTER OF UNIVERSE
02.箒星
03.シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~
04.youthful days
MC
05.GIFT
06.君が好き
MC
07.ヒカリノアトリエ
MC
08.CROSS ROAD
09.innocent world
10.Tomorrow never knows
MC
11.車の中でかくれてキスをしよう
VTR
12.思春期の夏~君との恋が今も牧場に~(Vo.ジェン)
13.抱きしめたい
14.Any
15.Making Songs
16.名もなき詩
17.1999年、夏、沖縄
18.こんな風にひどく蒸し暑い日
19.ランニングハイ
20.掌
21.ニシエヒガシエ
MC
22.himawari
23.足音 ~Be Strong
24.Printing
25.Dance Dance Dance
26.everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~
27.fanfare
28.エソラ

en.
29.overture
30.蘇生
MC
31.終わりなき旅

 

桜井さん曰く「焦らしたり抑えたりしていない、出し惜しみは一切ない」セットリストとのこと。言わずもがな。

 

26曲目の"跳べ"が変更になっていたのと、アンコールの"Marshmallow day"がカット。東京ドームの使用条件(時間等)によるものだと思う。

 

ミスチルの楽曲を31個も並べればどんな組み方だって「やばいセトリ」にはなりえるのだが、改めて見ると本当にえげつないセットリストだなあと思う。

緩急の付け方が本当に上手い。ミスチルのライブの好きなポイントの一つでもある。"思春期の夏"→"抱きしめたい"の自然な移ろいには戸惑ったが、それも一瞬で消えた。

あらゆる時代の楽曲がみごとに織り成す3時間半。初めて行く人もずっと応援している人も楽しさを見出せる。圧巻。

 

 

 

ぴったりの歌の話

桜井さんがMC度々口にした「この曲は外せない」「これは歌おうと決めていた」というような言葉。

ほとんどのMCで曲への想いを語っていた。"GIFT"は「欠かせない」と語り、"ヒカリノアトリエ"は8人のバンド名と朝ドラの話をし、"CROSS ROAD"は「初のドラマ主題歌」の嬉しさも相俟って「バンドの分岐点」と示唆し、"車の中でかくれてキスをしよう"は「デビュー前からずっと歌っている曲」と少しはにかみながら弾き語りを始め、ラストの"終わりなき旅"は「最後の最後はこの曲、と決めていた」と決意を話してくれた。

バンドの歴史を遡るにはあまりにぴったりすぎた。今回のセットリストに入った曲はもちろん、演奏されなかった曲にも各々のヒストリーが込められているが、それらの想いも載せてピックアウトしてくれたんだなあと強く伝わってくるアクトだった。

 

 

進化論の話

今回"進化論"はやってないです。紛らわしくてすみません。

桜井さんのMCにもあったように最近までホールツアーをしていたMr.Children。いつもよりも小さな空間で、はるかに少ないキャパシティで、シンプルな舞台で、最小限の演出で、ひとりひとりのお客さんと向き合って音を共有する。このツアーを経て彼らが得た感覚や音の繊細さが、ドームの規模になってもしっかり残っていたのが印象的だった。あんなベテランにこのようなことを今更言うのも失礼だが、4人が着実に進化しているのがわかるアクトだった。桜井さんの歌、まだ進化し続けていて本当に恐ろしい。ライブへ足を運ぶたび、その進化に心が震える。

 

 

過去と未来と交信する話

桜井さんの歌い方や、お辞儀や、「どうもありがとう」一つやMCから、わたしたちはいつまでMr.Childrenの音楽を聴いていられるのだろうと考えてしまった。

 

彼らは日本の音楽シーンの最前線にいることを常に自覚しているし、桜井さんがよく口にする「このバンドは売れると思っていた」「早く売れたかった」という言葉の数々からも自信が窺える。

そんなバンドだからこそ、昔から現在までずっと応援している人や早い時期に愛想をつかしてしまった人、最近興味を持って聴き始めた人など様々いることもわかっている。

 

 

桜井「10周年のときはインタビューとかで『10周年をむかえてどうですか?』って聞かれても『それは事務所とかレコード会社が盛り上げてるだけですから』みたいなこと言ってて、本当にそう思っていて、今僕たちの音楽を聴いてくれている人もいつかは離れていくんだって思ってた。でも25年経っても、これだけの人が聴いてくれている」

 

 

25年を経て、今この瞬間東京ドームに来てくれた人々への「どうもありがとう」。

 

ファンを囲う囲わないの規模ではなくなってきたビッグバンドだからこそ、ミスチルの音楽と向き合ってくれたすべての人々を大切にしたいという想いがひしひしと伝わってきた。

 

 

これからどうなっていくんだろう。名古屋で桜井さんが歌えなくなってしまった件を経て、尚一層このことを考える。

 

音楽はずっと残っていくけれど、それらを共有できる空間は永遠じゃない。心に刻まれた。一瞬一瞬を大切にしていこう。

 

 

時代とか社会とかの話

世間一般のミスチルイメージって"シーソーゲーム〜"、"しるし"、"くるみ"などで、ラブソングという認識なのかしら。昔から知ってる人はそうでもないのかな。いずれにせよもうファンフィルターかかってるからわからないけれど。

一素人の考えるMr.Childrenの魅力は時代とか社会とか家族といった具体的なものから感情のような抽象的なものまでひっくるめて扱うことで「人間」という存在そのものを浮かび上がらせる点にあると思っている。だから結構強烈なものもある。社会批判とか、自己嫌悪とか、性とか。

その肉々しいほどのリアルさが突き刺さってくる感覚がたまらない。

そこまでディープに問い詰めながらも「夢想家」というワードが出てきたときにはこれまた楽観的なようですごく現実的だなあと思った。

 

Mr.Childrenの楽曲を聴くと必ず考える。

「わたしとは?」

 

 

himawariの話

新曲披露。

映画「君の膵臓をたべたい」の主題歌であるこの曲。

桜井さんはこう語った。

「激しいけど穏やかで、まっすぐだけどねじ曲がってて、美しいけど醜くもあって」

人間としてもこうありたいと思えるような対比。

月並みな感想だが楽曲をきちんと映画の主題歌として完璧に作り出すのが本当に上手いなあと思った。

フルを楽しみに待ちたい。

 

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水道橋駅方面へと歩いていたら向日葵が。曲と重なって思わず泣きそうになった。

 

 

泣いたり笑ったり不安定な想いの話

個人的なことだが、ここ数年Mr.Childrenのライブを観ると必ず泣く。

これは思い入れがある曲をやってくれたからだとか、過去のことを思い出してしまうからだと思っていたがどうやらそれだけではないらしい。

 

わたしは彼らの音楽に家族を重ねている。

もっというと「家族の中の自分」だ。

 

父が病気をした。今も完治はしていないがなんとか会社へも行けるようになった。

救急車で運ばれたと連絡があったとき、人がいつかは死ぬということ、生命は永遠じゃないということ、頭ではわかっていたつもりなのに急に現実として降ってきた。幸い命は救っていただいたものの、抱いた恐怖は依然癒えない。

 

その頃からすごく「家族の中の自分」を考えるようになった。家族仲はとても良い方だけれど、それを体現できる時間が限られていることも知った。

 

ミスチルの楽曲たちはそのどん底から救ってくれた。だからこそそのときの恐怖も蘇るし、これからの希望も見せてくれる。

人間たる自分を自分の中に取り戻してくれる。

 

 

Oh Rock me baby tonightの話


本編ラストの"エソラ"。POPSAURUS2012のトップバッターに君臨して会場のボルテージを120%に仕立てあげたのは記憶に新しい。個人的に「SUPERMARKET FANTASY」が好きというのもあるが、この曲の多幸感は本当にすごい。文字通り一瞬で人々を笑顔にする。
MV2サビの桜井さんのクネクネが好き。

「楽しんで、満足して帰ってほしい」という意気込みを後押しする締め方。本当に最高。

 

 

Thanksgivingの話

 

君とだから探せたよ

僕の方こそありがとう

 

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米津玄師 ピースサイン

※この記事は米津玄師さんの7枚目のシングル「ピースサイン」のネタバレを含みます。購入されてからか、購入しないと決めてからお読みください。いつもありがとうございます。

 

 

趣味には必ずきっかけがある。

わたしが音楽やスポーツ、映画を好きになったのは完全に父の影響だ。触れる機会がなかったら一生興味すら持たなかったかもしれない。

 

必ずしも趣味を持つ必要は無いし、なにかにどっぷりはまらなければいけないわけでもないけれど、様々なものに触れ合う機会は大切にしたいと思う。そこから自分の人生が大きく変わるかもしれないから。

 

しかし趣味を持つ人に対して「なんでそんなにはまるのかわからない」と攻撃する人は結構多い。

そんなのわかるわけないだろう、人によって違うのだから。自分は自分の好きなことをしていればいいし、誰かの「好き」を否定している暇なんてないはずだ。たまにそんな暇人もいるけれど。

 

 

前置きが長くなった。

6/21、米津玄師7枚目のシングル「ピースサイン」がリリースとなる。

本日フラゲしてきた。

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ピース盤。先着特典でステッカーもついてきた。

 

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ピースリング。かわいい

 

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タワーレコード渋谷店。1階のエントランス中央に展開されていて嬉しい。

 

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3階の展開がこちら。

タワレコのポップは本当に毎回愛がこもっていて素敵です。

 

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CDのデザインが好き。銀盤は本当に最高。

 

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アニメのOPクレジットが収録されたDVDはこちら。同じデザインで青地。

 

 

"ピースサイン"はテレビアニメ「僕のヒーローアカデミア」のOPに起用された。その表題曲も含めてざっくりと感想を。

 

 

01.ピースサイン

 

歌詞カードに驚いた。歌詞カードというよりもピースサイン。ひたすらにピースサイン。

疾走感のあるイントロから始まるアッパーチューン。

Aメロでの タン タン タン タン タタン タン タタン タンのクラップはライブでもやるのかしら。ライブ映えしそうな曲がまた一つ増えたという印象。

 

「子供の頃の自分と対話しながら作った」と語る米津さん。マンガ・アニメが好きだった頃の米津少年に語りかけながら、時に貶されながら書いたというこの曲には「子供」の普遍的な感情へ訴えかける要素が詰め込まれている。時代が変わろうとも、響く部分はきっと共通しているのだろう。

 

米津さんは冒頭の《いつか僕らの上をスレスレに 通り過ぎていったあの飛行機を 不思議なくらいに憶えてる 意味もないのになぜか》という部分が一番最初に思いついたという。実体験と「ヒロアカ」との共通点を探しているときのことだったそう。

インタビューでは「果たしてこの曲は『ヒーローアカデミア』に相応しいものにできているか」と考える時間が長かった」と語っているが、相応しいどころか普遍性もあり、より幅の広い楽曲になったのでは。彼の中でもきっと手応えのある作品になったことであろう。アニメのOPとしても最高の役割を果たしている。

 

さらば掲げろピースサイン 転がっていくストーリーを

 

 

02.Neighbourhood

キャスで"カントリー・ロード"を歌っているときの米津さんを彷彿とさせるような1曲。

"ピースサイン"はマンガ・アニメが好きだった自分との対話を通して作られたが、"Neighbourhood"はより生活に根差した自分と話しながら作ったとのこと。みんなが思わず目を背けたくなるようなつらかった過去の出来事やくすぶっていた感情を抽出し、現在の米津さんと対比させながら形にしていった曲。

 

自分のことしか歌えないと語る米津さん。藤原基央(BUMP OF CHICKEN)もそんなことを言っていたが、彼らにしか歌えないことを歌うからこそリスナーはその中に共感を生み出せるのだろうと思う。こちら目線になったつもりで語りかけられたって突っぱねたくなる人も多いだろう。自分のことを歌うだけで、そこに共鳴する声や心はたくさんある。本人の真っ直ぐな姿の素敵さゆえでもあるけれど。

 

 

03.ゆめくいしょうじょ

 

2010年にハチ名義で発表したボーカロイド楽曲"沙上の夢喰い少女"のセルフカバーである。

"パンダヒーロー"や"ドーナツホール"など、ボカロ曲のセルフカバーはライブで何度もやっているが、こういった形での音源リリースは初めて。

 

聴いて驚いた。ゆったりとしたアレンジ。ボカロ曲に詳しくないから偉そうなことは言えないが、ボカロ曲の原型がほとんどない。

以前はハチ曲と米津曲を分けたいと考えていた米津さん。ボカロに歌わせる曲に自分で歌う必要性をまったく感じていなかったと語っていた。それからいろいろな曲に対して試行錯誤を重ねていくうちに、少しずつ自分の声を許せるようになってきたという。

 

今回のシングルとは別に、「マジカルミライ2017」のテーマソング"砂の惑星"をハチ名義で発表した。このときの気持ちを彼はナタリーのインタビューで次のように語っている。

 

米津「初音ミクを使って楽曲を作ったのは7年ぶりだったんですが、そのときに印象深い出来事がありました。自分自身と初音ミクの声にちょっと距離ができてたんですよね。それはたぶん、自分の声に慣れ過ぎたからだと思うんですよね。さっき『自分の声が好きではなかった』と言いましたが、『自分で歌う』って決めてからは自分の声との格闘だったんです。活動を続けていく中で少しずつ自分の声が許せるようになってきたんですが、そうすると不思議なことに、ボカロの声があまりよいと思えなくなって。それはつまり、自分とボカロの間に距離ができたからだと思うんです。今回"砂の惑星"という曲を作るにあたっては、その距離感に対応する必要があったし、そのためにかなり長い時間を要したんですよ。すごく悩みましたけど、ちょうどいい落としどころを見つけられたと思ってます」

 

ハチ⇔米津玄師のシフトはすごく勇気のいることだったと思うが、彼はこの2つの曲でその壁を乗り越えたことが証明されたのではないか。

米津さんは「自分とボカロの間に距離ができたから」と表現したが(彼の中ではそれが正解なのかもしれないが)、米津玄師という1人のアーティストとして、歌い手としての成長の証でもあると思う。彼自身も間違いなく、自分の歌に手応えを掴み始めているのだろう。それに関してはリスナーの方が魅力に気付くのが早かったな。

「ハチ」と「米津玄師」という2つの人物を飼い慣らす、そのコントロールができるようになっている。自然な流れのようで、努力の末の突破。

 

 

 

 

米津玄師のシングルはカップリングも含めて収録曲すべてが異なる顔をしていて毎回驚く。今回も然りだ。引き出しの多さにたじろぐ。

 

 

 

このCDに最速先行のシリアルが封入されているが、11月からツアー「Fogbound」がスタートする。全指定席(一部公演注釈付指定席・後方立見席有)でのホール公演であることが本当に嬉しい。一番指定で見たいアーティストだった。豊洲PITももちろん大好きだけど。

20公演、どこかの公演を目撃できますように。

 

何よりも驚いたのがチケットボード経由の電子チケット制になったことだ。やっぱり転売多かったんだなあ。身分確認があるから定価でのお譲りもできなくなるのが難点だが、リセールシステムもあった気がする。もうちょっと充実させて欲しい気持ちもわかるけれどこれからに期待。

 

昨年Mr.Childrenのツアーでチケットボードを利用したが、なにしろ電子チケットの利用が初めてだったもので当初は「チケットを手元に残したいのになあ」などと文句を言っていた。しかし入場後にデザインチケットテイストの小さいリーフレットのようなものが用意されていてなるほどこういうアイデアもあるのかと思った記憶。

米津さんの絵が本当に好きだから、何かあるといいな。

 

 

音源を出す度に、ライブをする度に、彼の音楽にわくわくが止まらない。

才能が人間離れしている、人間らしさ溢れる26歳。これからも目が離せない。

 

 

 

米津玄師 2017 TOUR / Fogbound
2017年11月1日(水)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月2日(木)大阪府 フェスティバルホール
2017年11月4日(土)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月5日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2017年11月8日(水)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月9日(木)埼玉県 大宮ソニックシティ
2017年11月18日(土)徳島県 鳴門市文化会館
2017年11月19日(日)愛媛県 松山市民会館
2017年11月23日(木・祝)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月24日(金)福岡県 福岡サンパレス
2017年11月26日(日)鹿児島県 鹿児島市民文化ホール 第1ホール
2017年11月29日(水)新潟県 新潟県民会館
2017年12月1日(金)北海道 ニトリ文化ホール
2017年12月7日(木)宮城県 仙台サンプラザホール
2017年12月9日(土)福島県 郡山市民文化センター 大ホール
2017年12月14日(木)神奈川県 パシフィコ横浜 国立大ホール
2017年12月16日(土)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月17日(日)愛知県 名古屋国際会議場 センチュリーホール
2017年12月23日(土・祝)岡山県 岡山市民会館
2017年12月24日(日)広島県 上野学園ホール